[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4
83
:
『伝播のG』
:2020/06/13(土) 05:49:58
>>81
(空織)
「ええ、私からお話する事は以上です。
また何かあったら、その時はお知らせしますよ」
「『I Love Me』の放送は『十五時』からですね。
現場は『Bスタジオ』で、今日も同じです」
「ちょうど今は体が空いてますし、ご案内しますよ」
現在時刻は『午前十時』を少し回った所だ。
『I Love Me』の放送開始までは、残り『約五時間』。
『調査』に割ける時間に不足はないだろう。
「また『事故』が起こるとすれば、
『同じ番組中』の可能性も高いですから」
『第一の放送事故』は、『I Love Me』の放送中に起きている。
そして、犯人は『I Love Me』の放送枠縮小を要求してきた。
それらを考慮すると、『第二の放送事故』も、
同番組中に起こる可能性が高い。
空織がそのように考えたと思ったらしく、
くるみが同意するように言った。
ともかく、まずは現場に向かう事になる。
>>82
(林檎)
「そうね、私も林檎さんと同じ事を考えたわ。
例えばだけど、私のスタンドは『120m』の射程距離があるの。
もし同じくらいの射程を持った『スタンド』なら、
遠くからでも細工が出来る可能性はあるでしょうね」
「――と言っても、『私の』は少し意味が違うんだけど……」
射程距離の長いスタンドなら、
必ずしも本体が近くにいる必要はない。
むしろ、そういったスタンドの本領は、
『遠隔操作』にあると言える。
林檎の考えた通り、考慮に入れておくべき要素だ。
そういえば、『喫茶店』を出る時に『毛のない猫』を見かけた。
もっとも、それは今回の件とは関係なさそうだが。
「どこへ向かったかは――ちょっと分からないわね……。
もしかしたら空いている部屋に入ったのかもしれないし……」
「お役に立てなくて、ごめんね」
くるみは申し訳なさそうに言った。
『罪を被せるため』――十分に考えられる線だろう。
犯人が『アンチ』なら、それは有り得る。
>>(両者)
「あ、言い忘れてました。
今回お二人は、
『探偵事務所の所員』という事にさせて頂いてますので、
なるべく、その体裁でお願いしますね」
「それと――――最後に『もう一つ』だけ。
これは、『私のスマホ』なんですけど」
ズキュンッ
スマホを持ったくるみの肩に、一羽の『小鳥』が現れた。
マイクとスピーカーを内臓した『機械仕掛けの小鳥』だ。
二人には、それが『スタンド』だと分かる。
「――――『あなたの電話番号は?』」
《ハイ 『×××‐××××‐××××』デス。
ワタシ アナタノ『ファン』ナノデ ナンデモ オシエチャイマス》
『小鳥』のスピーカーから、『機械的な音声』が流れる。
喋っているのは、
今くるみが手にしているスマホの『電話番号』だろう。
簡単なデモンストレーションを終えると、
くるみはスタンドとスマホを収めた。
「『プラン9・チャンネル7』――
他のスマホやパソコンにも『同じ事』が出来ます。
あんまり『乱用』しちゃいけない能力ですけど、
もし必要な時は言って下さい」
「それじゃ、ご案内しますよ。
さっき言った『電話番号』は、
くれぐれも『秘密』でお願いしますね」
クスッ
軽いジョークを飛ばしつつ、くるみが階段に向かって歩き出す。
『Bスタジオ』は二階にあるようだ。
林檎から他の提案がなければ、このまま現場へ行く事になる。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板