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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

1名無しは星を見ていたい:2020/05/23(土) 19:46:51
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

70『伝播のG』:2020/06/11(木) 23:45:08
>>68(林檎)

「ありがとう。
 是非これからもご贔屓に――と言いたい所だけど、
 『宣伝』は、このくらいにしておかないとね」

『依頼者』は『美作くるみ』。
『一般人』が『アリーナ』と関わりを持つ機会は少ないだろう。
逆に言えば、『力を持つ者』なら有り得ない事ではない。

「『悩み』というか何と言うか……。
 今ちょっと『厄介な問題』を抱えていてね。
 相談に乗ってくれると、本当に助かるわ」

そう言って、くるみは苦笑いをして見せた。
以前の彼女は、至って明るい雰囲気だった。
気さくな様子は今も変わらないが、『困り事』があるせいか、
前に出会った時ほどの明るさはない。

>>69(空織)

目の前に立つ『美作くるみ』は、
どう見ても『上層部の人間』には見えなかった。
しかし、『アリーナ』と何らかの『コネ』があるのは確かだ。
彼女が『依頼者』なのは、その繋がりと無関係ではあるまい。

「これはこれは、ご丁寧に……」

「空織さん、改めてよろしくお願いします」

    スッ

空織の名刺を受け取り、
くるみが『自分の名刺』を差し出してきた。
『Electric Canary Garden:パーソナリティー美作くるみ』とある。
名刺の隅には、
『デフォルメされたカナリア』のイラストが添えられていた。

「この前、街中で『スクーター』が故障しちゃいまして。
 それを直してる時に、少しお話をさせて貰ったんですよ」

『そういう事』のようだ。
くるみの世間話は、そこで終わった。
砕けた表情だった彼女の顔に、真剣な色が混じる。

>>(両者)

「とりあえず、『事情』をお聞かせします。
 立ち話も何ですし…………『詳しい話』は向こうの方で」

くるみは奥の方を手で指し示す。
正面がガラス張りになっており、
椅子やテーブル、ソファーなどが置かれた応接スペースだ。
歩き出そうとした時、くるみが立ち止まった。

「お二人とも、これを首に掛けておいて貰えますか?」

手渡されたのは、ストラップ付の『カードホルダー』だ。
その中に『入館証』が収められている。
外部の人間が局内を動く時には、これが必要になるらしい。

71猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』:2020/06/11(木) 23:53:58
>>70

「くるみさんも、『スタンド使い』だったのね」
「今日は『スタンド使い』のお友達がいっぱい増えて、楽しいわ」

推測半分で、声に出してみる。
が、そこでくるみさんの様子が以前とは違うことに気がついた。
なんだか疲れているような感じ。本当に悩んで、困っているみたいだ。

「大丈夫よ。今日はあたしだけじゃないの、清次さんもいるんだから」
「この人も、きっと良い人よ。あたしたちで、くるみさんをきっと元気にさせてみせるから」

そう言って『入館証』を受け取って首にかける。
これも何だか、大人の仲間入りをしたみたいで嬉しい。それに、やる気が更に出てくる。
よーし、と拳を握って気合を入れて、椅子のあるスペースへと向かっていく。


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