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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4
46
:
『伝播のG』
:2020/06/09(火) 22:55:04
その日、『猫柳柚子』と『空織清次』は、
同じ喫茶店の隣り合う席に座っていた。
クラシカルなダークブラウンで統一されたウッド調の内装には、
静かで落ち着いた雰囲気が漂っている。
店の名前は『Priceless』――『価値あるもの』という意味だ。
「お待たせ致しました――――」
コトッ
コトッ
「――――どうぞ、ごゆっくり……」
流暢な日本語を話す西洋人らしい老年の主人が、
二人に『注文の品(何を頼んだかは自由)』を運んで来た。
丁寧に一礼し、彼はカウンターに戻っていく。
それを確認してから、『目の前に座る女』は話を切り出した。
「猫柳さん、空織さん――
本日はご足労頂き有り難うございます」
そう言って、女は軽く頭を下げた。
ワインレッドのパンツスーツを着た『ツリ目』の女だ。
年齢は二十台半ば程だろうか。
髪は短く整えられ、こざっぱりした印象を与える。
赤いフレームの『フォックス型』の眼鏡を掛けていた。
クレナイ ハカナ
「私は『アリーナ』の『 紅 儚 』と申します。
どうぞ、お見知りおき下さい」
『アリーナ』――その概要は、既に説明されていた。
この町の治安維持を主な目的とする、
『スタンド使いの機構』であるという話だ。
猫柳と空織は、『アリーナの募集』に応じる形で、
今日ここを訪れている。
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