[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4
434
:
『伝播のG』
:2020/08/16(日) 22:25:39
>>432
(空織)
聴くだけならまだしも、
『無線機を懐にいれたまま喋る』というのは無理がある。
無線機に顔を近付けるためには、
どうしても不自然な体勢にならざるを得なかった。
片手に持ったスマホによる偽装の意味も薄い。
「単に『ラジオ局自体に興味があって見ていただけだ』と。
侵入の動機についても同じです」
最初に捕まえた時も、橋田は同じような事を言っていた。
その時、鍋島の視線が警備室の方を向き、
空織を横目で見やる。
無線機を使うために体勢を変えた事が、
彼の注意を引いたようだ。
そのお陰で、林檎の方はまだ気付かれていない。
『不幸中の幸い』だが、それも長続きはしないだろう。
「それは『事務室』で聞いて頂かないと分かりません。
ここでは管理していないので」
「――――分かりました」
「………………もしもし?」
澤井の声が橋田の声に変わった。
空織にとっては、数時間ぶりに聞く声でもある。
捕まったためか、声の調子には不安が入り混じっていた。
>>433
(林檎)
「単に『ラジオ局自体に興味があって見ていただけだ』と。
侵入の動機についても同じです」
『この場で誤魔化し続ける』というのは、もう『限界』が近い。
鍋島の意識は、元々警備室に向いていたのだから。
入口方向に注がれていた彼の視線が、
再び『こちら側』に移ったのが視界の端に見えた。
今は空織の方に気が逸れているようだが、長くは持たない。
鍋島に知られずに無線機で警備室と交信を行える時間は、
おそらく『あと一回分』程度だろう。
「それは『事務室』で聞いて頂かないと分かりません。
ここでは管理していないので」
「――――分かりました」
「………………もしもし?」
澤井が無線機を渡したらしく、橋田の声が聞こえてきた。
その声色からは、不安げな様子が窺える。
当然だが、『表情』や『仕草』は確認できない。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板