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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

416『伝播のG』:2020/08/07(金) 22:28:05
>>414(林檎)

橋田の目的や素性は不明だ。
それを明らかに出来るかどうかは、
林檎達の『やり方』に懸かっている。
先程の反応を見る限りでは、
方法次第で口を割る可能性はあるだろう。

「さっきの男が『犯人』なら、
 これで一件落着って事になるんですがねえ。
 そうだったら有り難いんですが」

「ま、私は『素人』だ。
 調べるのは『専門家』の方々にお任せしますよ。
 一応、私も『取調べ』には立会いますがね」

「こっちとしても、色々と知っておかなきゃいけないもんで」

警備室のドアに視線を向けながら、
鍋島は気さくな口調で語る。
彼と空織の態度は、まさしく対照的だ。
心なしか鍋島の表情には、
『何かを期待している』ような色があった。

          ザッ

「――――じゃ、林檎さん。また後でお会いしましょう」

林檎に向けて片手を上げ、鍋島が歩き出した。
別の場所で空織と話をするつもりらしい。
特に止めなければ、このまま別れる事になる、

>>415(空織)

「いや、こりゃ失礼を。
 『一安心』したせいか、
 つい『余計な事』を言っちまったみたいで」

「ハハハ――――」

「まぁ、気を悪くしないで下さいよ。
 『言葉のアヤ』って奴でね。
 『歓談』が気に食わなけりゃあ、
 『会談』でも『雑談』でも『内緒話』でもいい」

「改めて場所を変えますか。
 何しろ『人に聞かれちゃあマズい話』だ」

「私も、そいつが気になってしょうがないもんでね」

           ザッ

「――――じゃ、林檎さん。また後でお会いしましょう」

鍋島が歩き出した。
『適当な場所』に案内する腹積もりのようだ。
異議がなければ、『話の続き』は、そこでする事になりそうだ。

「空織さん、『円卓』って分かりますかねえ?」

背中を向けたまま、鍋島が言う。
どうという事のない、何気ない口調だ。
しかし、どこか『有無を言わせないような響き』があった。


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