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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

180『伝播のG』:2020/06/26(金) 22:39:44
>>177-178(空織)

『橋田』の目的は不明だ。
もちろん『目的と呼べるもの』があればの話になるが。
局の外に出た空織は、
彼が立っていたと思しき場所を見渡す。
結果は、これまでと同じだった。
やはり、『何も異常はない』。

「――――あぁ、はい。
 露木さんでしたら、
 一階の『備品倉庫』にいらっしゃいますよ」

無線を受けた『高屋敷』は、至って簡潔に応答した。
職業柄、状況を手短に伝える事を重視しているのだろう。
それを聴きながら、『入口周辺』に視線を移す。
ちょうど橋田が眺めていた辺りだ。
彼は、ここで何をしていたのだろうか。

           ――――…………

――――『あった』。
『植え込み』に、枝葉を『かき分けたような跡』が残っている。
初めて局を訪れた時や、
最初に橋田を見つけて外に出た時はなかった筈だ。
客観的に見て、『異常』と呼べる程のものではない。
だが、『変化』である事は確かだ。

>>179(林檎)

「あら、そうなの?食が細いのかしら。
 ウチの局にも、
 『空腹の方が神経が冴える』って言う人がいるけど……」
 
「確かに、ちょっと心配ねぇ」

空織の個人的事情は不明だ。
ただ、彼からは何となく『不摂生さ』を感じるような気はする。
それが、どこから来るのかは分からないが。

「アハハ、ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて……」

      「――――あーん」

           パクッ

「うん、美味しい!噛めば噛むほど味が出て来るわね。
 こっちのカツサンドも結構いけるわよ。
 はい、お返しに一口どうぞ」

くるみとシェアしつつ、食事は進む。
穏やかな一時だ。
まだ事件は続いているが、
今の内に肩の力を抜いておくのも悪くないだろう。

「あの辺は放送用じゃなくて、収録用に使ってるスタジオね。
 そこでナレーションや演奏の録音なんかをやってるの」

「近くに『資料室』もあるけど、今は鍵が掛かってると思うわ」


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