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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4
142
:
『伝播のG』
:2020/06/20(土) 23:54:13
>>140
(空織)
「…………『露木ディレクター』」
「時間内に仕事をキッチリ終えるイメージだったから。
でも、最近は熱心に『何か』してたみたい。
『制作室』とか『ライブラリー』とか『スタジオ』とか、
色んな場所で」
「…………詳しくは知らないけど」
訂正を入れつつ、弥生が口を開いた。
空織の考え通り、
いわゆる『ダウナー型』の人格の持ち主らしい。
自嘲的な表情からは、その内心を読み取る事は難しい。
「『可能性』ね……」
「ん……別に……」
「ねえ、『探偵さん』――――」
――――――グ イ ィ ッ
「私なんかの番組を潰して得するような人がいるの?」
不意に、弥生が空織に顔を近付け、逆に問い掛けてくる。
まるで自分の番組を擁護して欲しいような口調だった。
その中には、
ダウナーの殻に隠れた『自己主張の強さ』が垣間見える。
「………………『どのように』?」
バ ン ッ !
「気分が良い訳ないじゃない……!」
弥生が、目の前のテーブルに手の平を叩き付ける。
彼女には感情的な側面もあるのかもしれない。
この辺りが、鍋島と『言い争い』をしていた要因なのだろうか。
>>141
(林檎)
「あー……えっと……」
これまで滑らかに喋っていた園部が口ごもった。
林檎の質問が『答えにくい内容』だったのだろう。
彼は声を潜め、林檎に囁き掛けてくる。
「実は、最近さァ……
『I Love Me』のリスナーが減ってきてるみたいなんだよねェ。
まぁ、それは一時的なものかもしれないけど。
人気っていうのは、その時によって、
『流行』っていうか『トレンド』ってのがあるし。
ずっと同じようにやってても人気が落ちていくっていう事は、
そんなに珍しい事じゃないから」
「なんていうかさ、難しいんだよねェ。色々と。
あ――この話を俺から聞いたってのは内緒にしといてよ、
林檎ちゃん」
『I Love Me』のリスナーが減っている。
それが園部から得られた情報だ。
鍋島が言っていた『機材の新調』の話は、
この辺りと関係しているのだろう。
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