したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

136『伝播のG』:2020/06/20(土) 00:13:30
>>134(林檎)

「なるほどねェ〜。いや、分かりますよ。
 俺も肩身が狭くって……」

「あ、俺の名前は知ってるんですね。ところで君の名前は?
 一応聞いときたいなァ〜。可愛い子の名前なら、尚更」

園部は調子のいい事を言っている。
林檎に見上げられ、表情は緩んでいた。
しかし、林檎の話を聞くと、彼は苦笑いを浮かべた。

「あぁ〜、『ソレ』ね……。
 いや、俺もチラッと聞いただけなんッスけど、
 ちょっとした『擦れ違い』っていうか何というか……」

「そもそも、鍋島さんが変な冗談言うからいけないんですよ。
 ここだけの話ですけどね、
 鍋島さんが『この一件を利用すればリスナーが増えるかも』
 ……なァんて言って。
 『ピンチをチャンスにする』とか何とか。
 まぁ、ピリピリしてる場を和ますための、
 軽いジョークのつもりだったんでしょうけど」

「それを聞いて、弥生さんが怒っちゃったんですよ。
 『冗談でも止めて』って。
 多分、それが口喧嘩の原因でしょうねェ〜」

>>135(空織)

「ええ、もちろん頑張りますよ。
 空織さんの空織さんの『仕事』を果たして下さい」

「――それでは、また」

    スッ

激励の言葉を送り、澤井は離れていく。
そして、空織は『セカンドコンタクト』に赴いた。
空織が声を掛けると、弥生の顔が緩慢に持ち上がっていく。

「……」

「…………あの」

「………………『どちら様』です?」

数秒間の沈黙の後、弥生が静かに口を開く。
彼女は『空織の素性』を知らないらしい。
そういえば、最初の対面時には名乗る暇がなかった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板