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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

119空織 清次『エラッタ・スティグマ』:2020/06/18(木) 10:54:16
>>116 (GM)

 冗談に潜り込ませた美作氏の決意を、無言で見送る。
 あとは彼女と林檎君の力を信じるのみだ。


 それにしてもこの警備員君……

 感情表現がここまで『あからさま』となると、
 さすがに彼を無条件で『白』に置きたくなる。

 もちろんそれが一般的な思慕の範囲に収まるうちは……だが。
 念のために釘を刺しておこう。
 彼の人物像ももうすこし引き出しておきたい。


 「先ほどは君の職責を問うようなことを言ってすまなかったな」

  澤井氏と随行中、彼だけに聞こえるボリュームで
  彼の肩越しに声をかける。

「それに美作さんを向こうに残すような誘導をしてしまった……
 君には悪いことをしたかな?」

  口調は軽いが、表情は真剣だ。
  彼の肩に手を置く。

「だが君のような人物が事件解決のために動いてくれていることに、
 美作さんも非常に勇気づけられていることだろう」

 「この問題が解決したとき、
  きっと彼女が見せてくれるだろう特別な笑顔のために、
  せいぜい我々にできることを頑張ろうじゃないか」


 同時に澤井氏に『発破』をかけておこう。

 彼がやる気にあふれ、わたしたちに協力的な仲間であってくれるなら、
 事件解決のために使える『手札』が増える。
 多少の邪念はあれど、彼が正義の『白』に立つ人間であることを願おう。


 「で…………」

  「あれが例の不審者というわけか。
   たしかにあんなところで何してんだって感じだな」

 不審人物と評された男の姿を遠巻きに認め、
 澤井氏にうなずく。


「ひとまずわたしが声をかけてみよう。
 澤井さん、君は向こうから回り込んで、
 もしも彼が逃げ出そうとするようなことがあった時に、
 背後から飛び出して捕える役をやってもらえるか?」

   「つまりハサミ討ちの形になるな……」


 澤井氏の準備が整ったのを確認したら、おもむろに
 『大学生風の男』に近づいていく。
 スマホを片手に持ち、友好的な表情をつくって声をかけよう。

「こんにちは。なにか探し物かな?」


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