したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

104『伝播のG』:2020/06/15(月) 00:29:02
>>99(林檎)

「『探偵』――あぁ、そうですか……」

『探偵』らしからぬ林檎の風貌に、
鍋島も多少の戸惑いは隠せなかったようだ。
しかし、露木と同じく立ち直りは早かった。
その辺りは『プロ』という事だろう。

「まぁ、そんな所です。こっちも色々とゴタついてましてね。
 なにせ、こんなのは初めてなもんで」

鍋島の答えを聞きながら、林檎は『副調整室』を見渡す。
室内は広くはないが、狭くもない。
『ブース』と向かい合う形で大きな机が置かれ、
その上に音響機材やマイクが載っている。
他に目に付くのは、パソコンやコピー機だ。
奥にあるドアは、『ブース』と行き来するためのものらしい。
見える範囲では『明らかにおかしなもの』は見当たらなかった。
『まだ仕込まれていない』という事だろうか。

>>100(空織)

「どうも。『脅迫』されたのは初めてですけど、
 『探偵』に会うのも生まれて初めてですよ」

一礼を返した鍋島は、冗談交じりに言った。
少なくとも、林檎よりは探偵らしい風貌の空織がいる事で、
安心したのかもしれない。

「あー……そうですね。まぁ、大体は『普段通り』でした。
 『例の事』以外はって話ですがね」

「あの時は、急にマイクの調子が悪くなって……。
 いや、『調子が悪くなったと思った』って言った方がいいのかな。
 後から試してみたら、ちゃんと使えましたんで」

「とにかく、『事故が起きた』って事ですよ。
 正直、マイクの不調程度のトラブルだったら、
 別にどうって事もないんですがね。
 ただ…………『メールの件』があるもんでねえ」

「私から言えるのは、それくらいですよ」

室内の調査を林檎に任せ、『音』に注意を傾ける。
結論から言うと、『異音』は聞こえない。
まだ『異変』は起きていないのだろうか。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板