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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』

716『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/08(金) 03:12:56
>>714(小石川)

『テルヤ』のスタンドに、かつての仲間の面影を見る。
『経験』は力――――『活かす』ことが出来るならば。
『小石川』は、『スタンド使い』として多くの経験を積んできた。
だからといって、常に『予想』が出来る敵とは限らない。
スタンドは無限の可能性を持つ。『結果』から探る事すら難しい。

だが……『己』を知る事は出来る。『戦い方』は、『経験』として積み上がる。

           ヒュ
                ウ
               ウ

      『ガシッ』


『テルヤ』:
「なッ 、う ……うわあァァッ!」

                      バシッ

              「手を……こ、こいつ『イズ』と似たタイプッ!?」

予想通り、『手』は簡単に振り払われる。予想外は、『想像以上に簡単だった』。
これには理由がある。『位置』は分かったが『脚の状態』は分からないこと。
『立ち止まっている』訳では無い以上、『触れられ』はしても『掴む』のは簡単ではない。
完全につかみ切ったならば『動きを止める』働きも出来ただろうが、
これはほとんど、『脚の動きに巻き込まれて弾かれた』に近い。

また――――『イズ』という『似た能力』を知っている事、
そしてそれが『小石川以上に攻撃的な能力』である事から、
『必要以上の警戒』を生んだ事も、あるのかもしれない。

>>715(黒峰)

動くと痛みが走る――――が、『動ける』。

            『ボフッ』

『オールナイト・トレイン』は『本体』を受け入れる。
眠るために最適な、特異な『スタンド』――――
その本領は、『寝るための道具』を発現出来る事。

       ファ
           サッ

『タオルケット』を一枚発現し、様子をうかがう。

>両者

        ザザッ

     「う」     『キラ …』

                「動きを抑えるだと……」

     ガサガサッ

姿は、既に完全に消えている。『見えない』敵をどう捉える?

                                    ガサッ 

               「俺の『マイ・ソロ・ホロウウォーク』の」


                         タッ

   「『見えない動き』を」
 
                      タッ

                         「抑えられるとでも……」

足元の草で、やはり『位置』は分かる。
走って近付く小石川から、距離を取ろうとしている。
だが『どういう状態なのか』は分かりづらい。

                              ―――まだ、あと『6m』。

『出雲』:
「……ナイフ!? すみません、おれを庇ってッ」

          「くっそッ……!」

                               『ギュリンッ』

『出雲』は苦虫を?み潰したように唸り、『腕だけのスタンド』に再び『針』を発現する。
だが、彼のスタンドに『小回り』の利く印象は無い。『見えない敵』に対する有効手が無いのは同じだろう。

――――『小石川』の立てる策、あるいは『黒峰』の機転が唯一の『打開』だ。

『テルヤ』は今こそ動転しているが、まだ『飛び道具』を持っている可能性もあり、
またイズが触れていたように彼以外の『第二第三の矢』が動き出していないとも限らない。

                あまり時間は掛けられない、かもしれない――――ここから、『どう動く』か。

717小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/08(金) 20:23:32
>>716

  「――……」

走り続けながら状況を確認する。
残り『6m』――『十分』だ。
『手』は動かさず、その場に残しておく。
テルヤから『2m離れる』まで。
彼は動いているのだから、こちらが動かさなければ、
勝手に距離は開いていくだろう。

まず、物陰の『指』(>>670)を使って『物音』を立て、
『僅かな時間』を作りたい。
先程は反応を得られなかったが、
逆に言えば『もう一度使える』。
もっとも、使い回しである以上、そこまでの期待はしていない。
この場にあるものは全て使い切る。
ただ、『それだけ』。

平行して、ポケットに入れておいた『指』(>>708)を、
テルヤがいると思われる方向に向けて、
『射出』(>>714)する(パス精DCC)。
自身の能力を語る『テルヤの声』を頼りに、
顔の辺りを狙って飛ばす。
完全に『予備動作ゼロ』で放たれる『飛び道具』。
それを『本体』から『2m』――
すなわち『テルヤまで4m』の地点で停止させる。
これの狙いは、テルヤの気を散らすことと、
『中継点』を設置するため。

『指弾』の『射出』から続けざまに、駆けてきた勢いを加えて、
左手の『スーサイド・ライフ』を投げ放つ(パス精CBB)。
テルヤは知る由もないことだが、
『スーサイド・ライフ』の射程距離は『2m』。
本来なら、投げたとしても『2m』までしか届かない。

                        パーツ
しかし、正確には『本体』か『いずれかの部位』から『2m』だ。

                    パーツ
つまり、『本体』と『目標』の間に『部位』を挟むことによって、
『射程距離の上乗せ』が可能になる。

『本体から指まで』で『2m』。
『指から手まで』で『4m』。
『手からテルヤまで』で『6m』。
『指』と『手』を『中継点』として、
『投げナイフ』(>>714)をテルヤまで届かせる。
先程テルヤも使った攻撃だが――
『ナイフの扱い』において、
『スーサイド・ライフ』は『プロフェッショナル』。

狙いは、テルヤの『脚』。
当てるのが難しいと判断した場合、気は進まないが、
より命中しやすいであろう『胴体』を狙う。
仮に外れたとしても『無視』は出来ないはず。
そこに隙が生じれば、黒峰のサポートにも繋げられる。
『武器を手放す』という『大きなリスク』は避けられないが、
『仲間』がいるからこそ、この『技』を使うことが出来る。

718小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/09(土) 15:16:31
>>717

『指』を放つ前、意図的に走るペースを落とし、
『指』を先行させる形とする。
こちらの速度が落ちることで距離が広がるだろうが、
それ以前に幾らかでも距離を縮めておけば、
実質的な差は軽微なものにできると判断する。

719黒峰 唯『オールナイト・トレイン』:2020/05/09(土) 22:41:02
>>716
小石川に合わせて『オールナイト・トレイン』でテルヤに向かって走り出す。
(小石川の攻撃の邪魔になりそうなら少し迂回する感じで)
声や足元の草を目安にして十分に接近したらすれ違いざまにタオルケットを被せる。
タオルケットの大きさがあれば多少大雑把でも引っかかりやすいだろう。
これでテルヤの動きや視界を制限し、同時に透明なテルヤを視認するための目印になる。
もちろんもたもたすればすぐ剥ぎ取られるので、すれ違ったあと即座に反転、位置的に小石川との挟み撃ちの形にしつつ『オールナイト・トレイン』の前足で押さえつける。

720『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/10(日) 23:46:45
>>717-718(小石川)
>>719(黒峰)

『小石川』の目論見は正しい。
『先ほどは反応されなかった』仕込みだが、
それは『黒峰の行動に隠れたから』だ。

『テルヤ』:
「う、ッ ・ ・ ・」

(――――違う、コイツのスタンドは『イズ』に似てるんだ)

        (物音はブラフで立てられる……!) 

つまり、『注意を惹く余地』が、まだ残っている。『一拍』。

          ヒュッ

                 「!? こ、このッ」

   『ピタッ』

     (――――!? フェイン、ト ・・・ナイフを無駄にするとこだったッ)
 
 (今攻撃を仕掛けるべきなのは『ベットのヤツ』の方だ、ウン!)

放った『指』は、さらに彼の注意を惹く。 ――――『二拍』。
『彼が何をしようとしたか』は見えないが、
『何かをしようとして、フェイントだと気づき、止めた』。 ――――『三拍』。

そして『発進』した『オールナイト・トレイン』の動きに反応せざるを得ない。『四拍』。
その『巨体』に見合わぬ速度に応じ、敵の『反撃』を掛けようと動いた、のだろう。

                     ば   さっ
                                     シュッ!

速度に乗せ、すれ違いざまに『タオルケット』を掛ける『黒峰』――
そのために伸ばした『手』に、一筋の切り傷が走る。
恐らく、刃物をまだ持っていたのだろう。痛みが遅れて来る。
とはいえ『深く斬り付ける』ほどには即応出来なかった。
小石川の放った指がゆえに、反応が遅れたのだろう。

その、反撃のために用いた、時間―――――『五拍』『六拍』『七拍』。

            ド
『テルヤ』:
「―――――――あッ?」

                        シュッ

それだけ『反応』が遅れたならば――――『速度の等しい一撃』を、回避は出来ない。
『指』を、『手』を、『中継点』とすることで『スーサイド・ライフ』の射程は『6m』に達する。
もっとも、精度が高くとも『動き回る』『透明な』的に正確に『直撃』させるのは困難な事だが、
しかしその点を、『黒峰』が被せ、抑えつけ、固定した『タオルケット』による『位置』の特定が埋める。

投じられた『スーサイド・ライフ』は、『テルヤ』の脚を深く切り裂き――――後方の地面に突き立てられた。 
射程はぎりぎり、手から『2m』範囲内。『強制解除』には至らないが、『小石川』は一時的に武器を失う。   

                         ボトッ …
                                      ボトッ … 

「う ……ぐ、なんだ……『布』……斬られたッ……」


だが。引き換えに得たものは大きい。脚を切り裂き、タオルケットをかぶせ、そして位置取りとして『挟みこんだ』。

721小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/11(月) 19:03:42
>>720

『スーサイド・ライフ』にとって、
『ヴィジョン』である『ナイフ』は『能力の核』だ。
それを手放してしまった時点で、戦力の大部分は失われる。
しかし、『何も出来ない』訳ではない。

  「『出雲さん』――お願いします……!」

『針』を構える出雲に向かって呼び掛ける。
『タオルケット』によって位置が特定された今なら、
命中させられるかもしれない。
それが不可能だったとしても問題はない。
この行動の一番の目的は、
『テルヤに出雲の存在を意識させること』なのだから。
『攻撃が来る』と思わせることで、
注意を散漫にさせる効果を狙う。

もし『投げナイフ』がテルヤに突き刺さっていた場合、
『手』で『スーサイド・ライフ』を掴んで(>>717)、
そのまま追撃を行うつもりだった。
だが、『スーサイド・ライフ』は地面に突き立っている。
すぐに回収することも考えたが、
今は攻める方を優先しなくてはいけない。

 パーツ
『部位』の射程は最大『10m』。
本体からテルヤまでは『6m』だから、『射程圏内』だ。
テルヤから『2m』の位置にある『手』を操作し、
『負傷している方の足』を掴んで『引っ張る』(パス精DCC)。
もし『出血』が見えるのであれば、簡単に見分けはつく。
先程は容易く振り払われてしまったが、
ダメージを負った分だけ力は落ちているはず。
僅かな時間稼ぎにしかならないかもしれない。
それでも、既に接近している黒峰の援護には十分だろう。

余裕があれば、『物陰』に設置してある『指』を引き戻す。
音で注意を引く手は使ってしまった以上、
もう残していても意味はない。
                  パーツ
『ナイフ』を捨てた今、使える『部位』は一つでも多くする。
足を掴むのが最優先なので、
そちらに支障を来たすようであれば止めておく。
また、『外』に置いてきた『耳』で、
『タクシーの音』が聞こえないかどうかを確認したい。

722黒峰 唯『オールナイト・トレイン』:2020/05/12(火) 23:23:31
>>720
「ぐ、……刃物……っ!」

(武器を手元に残すのは、当然といえば……当然……!
 ……幸い、まだ致命的な攻撃は受けていませんが……見えない刃は厄介ですね……)

『オールナイト・トレイン』から降りつつ、ふかふかの羽毛布団を発現して『オールナイト・トレイン』の両手で持たせておく。
タオルケットを被ったままでも刃物をやたらめったらに振り回すことは可能だろうが、しかしそれはせいぜい腰くらいの高さまでで足元にまで下げることはないだろう。
あるいはタオルケットを払ったり『タオルケットを透明化する』可能性もあるが、その場合でも黒峰はテルヤの背後側にいるので反応は遅れることになる。
いずれにせよ『屈んで足払い』すれば、まず間違いなく反撃を受けずに転ばせることができるはず。

723『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/14(木) 21:15:36
>>721(小石川)

『出雲』:
「………………了解、ッス!」

                ダ   ダッ

出雲は――――小石川の言葉に、『敵』へと『針』を投じる!

『テルヤ』:
「――――!? ああぁッ!?」

               『ザスッ』

『出雲』:
「……っ、『タオル』だけ」

――――が、これは『命中』しなかった。
厳密に言えば、命中はした。だが突き立てられたのは『タオルケット』に、だ。
出雲の表情を見るに、それは『望ましい』結果ではなかったらしく、
実際『レイト』がそうなったような『動きの繰り返し』も見られない。

『出雲』:
「―――――――――『直撃』させられなかった、ッスかッ!」

          『シュン』

針は即座に『解除』される。自動ではなく、出雲の意志らしい。
いずれにせよ、出血は『見えない』が、足元の草が『血に濡れる』のは見える。

                『ガシッ』

『テルヤ』:
「うっ……!?」

             ドッ

ゆえに、『足を引っ張る』のはさほど難しい事ではない。
出雲の投擲で、気を『足元』から彼の方へ引かれていたのも関係したか、
ほとんど抵抗らしい抵抗も出来ないままに、血濡れの足は姿勢を崩す。

そこに『黒峰』の放った『足払い』が合わされば――――テルヤは、あっけなく転倒する!

>>722(黒峰)

スタンドから降り、『羽毛布団』を発現し――――ここで問題が起きる。

『オールナイト・トレイン』は『四足獣』のスタンド。
両の前足で『抑えておく』事は出来ても、『保持』は困難だ。
とはいえ、発現自体は出来た。また『黒峰』が今背後に回っていて、
足払いを掛ければ『転ばせる』ことが出来るのは――――

『テルヤ』:
「うッ……!?」

                ドッ 

『事実』だ。

加えて『小石川』が『手』によって足を引っ張った事も重なる。敵は完全に転倒する!

>両者

そう、転倒したのだ――――それは『タオルケット』抜きでも分かる。
足元の草や、血痕などを見るまでも無い。

             『キラ』

                   『キラ』


『テルヤ』:
「し、しまッ…………」


地面に尻餅をつかされた状態で、『ギリースーツ』を纏った男が再び現れた。
右手には『ナイフ』――――特別なつくりなどには見えない。普通の市販品。
彼のヴィジョンからは急速に『きらめき』が失われていくのも、また見える。

          ダッ

『出雲』:
「……流石! もう『かくれんぼ』は終わりッス、ここで『動きを止める』ッ!!」

                    ダッ

『テルヤ』:
「ま、待…………ぐ、くッ、こんな…………!」

それを見た出雲は、針を投じ終えた腕を追随させ、敵へと駆けよる―――――!

724小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/14(木) 23:27:13
>>723

  「――『テルヤさん』」

おそらく、『決着』は近い――と思う。
今までの様子を見ると、ここから逆転するような手段を、
テルヤが隠し持っているとは考えにくい。
そんな策があるなら、とっくに使っているだろう。

  「……ごめんなさい」

ただ、最後まで『油断』は出来ない。
出雲が接近する前に、『本体』でテルヤに『1m』近付き、
『手』を浮遊させる。
そして――『脚の傷』に『爪を立てる』(パス精DCC)。
これで、『出雲の攻撃』が完了するまでの時間を稼ぐ。
もう不要かもしれないが、『指』を引き戻せたなら、
両方とも本体の傍らに待機させておく。

  「『出雲さん』――お任せします」

念のため、『目』で周囲を再確認する。
イズの言い残した『別の新手』が来ていないかどうか。
それを確かめる。

725黒峰 唯『オールナイト・トレイン』:2020/05/16(土) 23:23:25
>>723
「抵抗は……させません……!」

羽毛布団に『オールナイト・トレイン』の爪を引っ掛けて、テルヤの右手のナイフに突き刺さるように被せて押さえつける。
これで布団に刺さったナイフは振り回せず、手放さない限り右手も自由に動かせない。
(小石川や出雲の邪魔にならないよう右手のみを拘束)

726『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/17(日) 23:25:08
>>725(黒峰)
>両者

『テルヤ』:
「あ……謝るくらいなら、止めッ……こ、こんな……!」

             「ぐ」

               「ああッ!?」

足に立てた『爪』が、『集中力』を奪う。
そして『オールナイト・トレイン』の『羽毛布団』が、
柔らかく、静かに、破壊一つ伴わず『武器』を奪う。

「こんな、よ……よせよッ! おれを殺したら『あの人』が黙っ――――」

――――『スタンド使い』にとっては、両翼を?がれたようなもの。

『見えざる難敵』……その衣は、もはや完全に剥がれた。
習熟した『スーサイド・ライフ』の超絶技巧と、
『オールナイト・トレイン』の破壊力と多様な手札。
この終幕に居合わせた二人が、『無力化』に成功した。

『出雲』:
「――――――――――ッラァァァァッ!!!!!」

                   ド

                       ご
                         ォッ!!!

『テルヤ』:
「あがッ ……」

                      ――――― ドサ

                              『シュゥゥゥーーー ・・・』

そして出雲のスタンドの『掌底』が、
『難敵』の顎を打ち抜き――――仰向けに、『気絶』せしめた。

『出雲』:
「……殺しちゃいないッス。『イレテ・ユンヌ・ファワ』……『精度』は、中々のもんッスから」

           オ

                  オ
                          オ
                                 ォォォ
                                        ォ  ・・・・

「……おれ一人じゃ、こいつ一人でも『危なかった』」

「上手く言えないんで……シンプルに言うッス。……『ありがとう』」

風が静かに、しかし確かに唸る。『紅鏡町』の――――そして一同の危機は、ひとまず『排除』した。

>>724(小石川)

今の所『新手』がやってくる気配はない。
注意喚起の言葉は、慎重すぎる彼ゆえの杞憂だろうか?
それとも……いずれにせよ、『長居』をするほど『その危険』は増す。

そして。

                         ―――― ブロロロ

『耳』の方は、目当ての『音』を拾った。車が来る。『タクシー』で間違いあるまい。

727小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/18(月) 15:45:02
>>726

  「――……『終わった』ようですね」

張り詰めていた緊張が、緩やかに治まっていく。
イズ達は去り、テルヤは倒れた。
『目に見える脅威は消えた』と考えていいだろう。
しかし、まだ問題は残っている。
『これからどうするか』ということだ。

         スッ

『手』を使って『スーサイド・ライフ』を地面から引き抜く。
続けて『手』と『指』を『接合』。
『目』と『耳』は残しておく。
テルヤを送り込んだのは『狡猾』な人物。
最後まで油断は出来ない。

  「黒峰さん――傷の手当てを……」

バッグの中には持参した『包帯』が入っている。
本来は、自傷した際に使うために常備しているものだ。
それを使って、黒峰の脇腹を止血したい。
使い慣れているので、もたつくことはないと思う。
『スーサイド・ライフ』が邪魔になるなら、脚に刺しておく。

  「……『外』に『タクシー』が到着したようです」

そして、テルヤの脚にも同じように『包帯』を巻く。
きっと、彼が傷付くことで悲しむ人間もいるだろう。
出来る限り、もう誰も傷付かないようにしたい。
彼を傷付けてしまった自分に、
そんなことを思う資格はないのかもしれない。
それでも、このまま放っておくことは出来なかった。

  「出雲さん――あなたの助けがあったからこそです……」

  「……『お願い』があります。
   彼の――笹暮さんの話を聞いて頂けませんか?」

笹暮に近付き、口元を覆っている布を、
『スーサイド・ライフ』で切除する。
それから、出雲の方に向き直る。
出雲の同意が得られるならば、脅威が去った今、
笹暮も『当初の目的』を遂げることが出来るはず。

728黒峰 唯『オールナイト・トレイン』:2020/05/19(火) 20:30:01
>>726-727
「……ありがとうございます、小石川さん……」

ありがたく手当を受けておく。
ほぼ自分の仕事は終えた。
到着した天雨達に説明する必要があるし、ついでにスマホを回収する必要もある。

「私は外へ出ようと思いますが……彼はどうしましょう……?」

テルヤを指す。

729『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/20(水) 21:18:01
>>727(小石川)
>>728(黒峰)

そう、『終わった』……小石川はその言葉に、『実感』を覚える。
紅鏡町と出雲、或いは『鞘と刃』の全てが終わったわけではあるまい。
第二・第三の危機が『いつか』『どこかで』あるかもしれない。
だが今日巻き込まれた者としての戦い、『イズ』一味との戦いは幕引きだ。

小石川の『目』にタクシーが見えた。『帰りの足』もアレで不足は無いだろう。
その気になれば、もういつでも『紅鏡町』を離れる事は出来る…………
(※以降、希望する時点で『離脱』可能。ただし表明後にも1〜2レスは続く場合も有)

そして小石川は黒峰に、そして…………『テルヤ』にさえ包帯を巻く。
どちらも重傷という程ではない。しばらくは痛むかもしれないが、『無事』だ。
敵さえ『労わる』その行為に、出雲は意外そうな顔こそするが止めはしない。

『出雲』:
「コイツは……気に掛かる存在では、あるッス。
 でもおれがここで『尋問』したってどうなるわけでもない」

「それに――――『その筋の人間』が、やる気みたいッスから」

ずれた飛行帽を手で直しながら、出雲は『笹暮』を見やる。
その口を覆う布を、『スーサイド・ライフ』が切り裂いた。

『笹暮』:
「ゲホッ………………ああ……まずは、『感謝』を。しなくてはならない。
 俺の任務が……果たせるのは、お前達のおかげだ……間違いなく」

「いや……それ以前に、こうして生きて話が出来ているのも、だ。……礼を言いたい」

笹暮は、深く頭を下げる……『小石川』への恩義は殊更に強いだろう。
そして、タイミングは偶然の一致……彼の『組み替えられて』いた部分が、
元通りに『戻って』いく。『デストルドー』の能力射程か、持続時間の経過か。

『笹暮』:
「……その男の身柄は、『アリーナ』で確保させていただきたい。
 根本的な疑問が残ってる……『なぜ俺がここに来る事がバレていた』?
 いや……そもそも何故『ここ』の存在を知って動けていたのか。
 ……『イズ』の背後にいる者が『情報系』というだけなら話は早いが」
 
「その『協力者』について……『アリーナ』は、知る『責任』がある。
 簡単に口を割るか……『こいつ自身ちゃんと知っているのか』も、分からないが」

立ち上がる事は叶わないようだが、
笹暮は緩慢な動作で身を起こす。

『笹暮』:
「だが……今はそれより、『任務』を果たさねばならない」

「……この空間を『維持』するスタンド使い。
 その風貌……お前で、間違いないようだが」

彼の任務は、紅鏡町を維持するスタンド使いとの接触だった。
……『出雲』を探していた。それが今、この場で叶っていた。

『出雲』:
「…………だったら? 外に迷惑は、掛けてないつもりッス。
 迷い込んだ人間が出たのも……『外から穴を開けられた』から」

「まあそりゃ……話すくらいはしても良い、ッスけど」

出雲は、複雑な表情でそれに応える。
攻撃的な拒絶ではなかったが、『愉快』そうには見ていない。
穴を開けたのが笹暮であるとハッキリ理解していれば尚更だったろう。

『笹暮』:
「………………余裕もない。単刀直入に言おう。
 大まかな人物像と、『能力』についてだけで
 『詳しい事』こそ聞かされていなかった……
 だが、俺がここに来た理由は『お前』にある。
 お前という存在について……『推薦』を受けた」

笹暮はその様子に何事かを思案する風だったが、
やがて重い口を開く。『剣呑さ』は、見られない。

「この『町』を出て、『アリーナ』に来て欲しい…………俺は、『スカウト』だ」

730小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/20(水) 23:11:20
>>728-729

  「……分かりました」

笹暮に対して、小さく首を縦に振る。
テルヤの身柄を『アリーナ』が確保する。
それが最も現実的な方法だろう。
テルヤの行く末は気掛かりだったが、
『見逃す』ことは新たな災いを招きかねない。
そうしたとして、『情報源』であるテルヤ自身も、
無事でいられる保障はないのだから。

ただ、テルヤから情報を引き出すのが簡単とは思えない。
抜け目のない人物なら、
自分の部下が捕まった場合のことも考慮しているはず。
口の堅い人間を送るか、あるいは重要な情報は教えないか。
いずれにしても、対策はしていると考えるのが自然だ。
しかし、そのことについて自分が考えたとしても仕方がない。

  「黒峰さん――『外』の方は、お任せします」

天雨達への状況説明は黒峰に一任し、この場に残る。
笹暮の話には、まだ続きがありそうだ。
普通、何の見返りもなしに、
『スカウト』が成功するとは考えにくい。
『アリーナ』側も、そのことは理解しているはず。
何らかの『交渉材料』がある――と思える。

だが、出雲の『紅鏡町』に対する執着心は、
並大抵のものではない。
余程のことがない限り、承知することは有り得ないだろう。
もし自分が彼の立場だったとしても、そうするからだ。
『死に別れた愛する人』と再び出会えるのなら、
そのために全てを捧げられる。
私も――そう思う。

731小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/21(木) 01:12:15
>>730

  「――彼は『外』へ連れて行きましょう」

  「黒峰さん……お願い出来ますか?」

倒れているテルヤに肩を貸して、その身体を起こす。
黒峰が承諾してくれるなら、『オールナイト・トレイン』の上に、
テルヤを寝かせておきたい。
彼が持っていたナイフは取り上げて、バッグの中に収めておく。

732黒峰 唯『オールナイト・トレイン』:2020/05/21(木) 21:23:35
>>729
「了解です……」

テルヤを『オールナイト・トレイン』に乗せて外へ出る。
スマホを回収し、天雨達に状況を説明。

733『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/22(金) 02:05:46
>>730-731(小石川)

『黒峰』に外を任せる――――『タクシー』は帰りの足でもある。
場合によっては、彼女はそのままそれに乗り込む事になるだろう。
『幕』は既に引きつつある。今『紅鏡町』で紡がれるのは、『その先』だ。
運び出されるテルヤを一瞥する笹暮に、出雲は言葉を返す。

『出雲』:
「…………言っちゃなんスけど、
 ここにいれば、なにも困らないんスよ。
 出る理由も、あんたらに付く理由も無い。
 おれは『今に満足して』……」

出雲の『紅鏡町』への執着は、小石川にとっては重なるものだ。
笹暮とて、『何も知らない』で臨んでいるはずはない。

『笹暮』:
「………………『お前を推薦した者』は。そうは考えていない」

その声色は、自信とまでは言えないが裏付けが感じられる。

『出雲』:
「……おれの考えの、何が分かると?」

『笹暮』:
「さあ、な。俺には分からん…………
 だが……浅い読みではあるが、
 『能力』に限度があるのは推測できる。
 空間の方も……維持をするお前の方も」

『出雲』:
「ハッ! おれの『イレテ・ユンヌ・フォワ』にッ、限度なんて……」

対する出雲の声には、徐々に不信が滲んでいた。
負傷者である笹暮に対してだからこそ、
あるいは小石川が立ち会っているからこそ、
己を抑えている部分もあるのだろう、と思わせる。

『笹暮』:
「それに」

「『お前の会いたがっている人間』には……
 もっと深い所で、分かるのかもしれない」

『出雲』:
「……は……ッ!?」

その『熱』が、笹暮の言葉を聴いて漏れた『疑問符』の中で、霧散したようだった。

>>732(黒峰)

スマートフォンは無事に回収できた。
テルヤを乗せた『オールナイト・トレイン』を連れて、
黒峰は『外』……天雨と緑里に、合流する。

『緑里』:
「なるほど……ひとまずは『解決』、って事ですね〜」

           「『大元』の黒幕は、ともかく」

『天雨』:
「ええ……そのようですわね。
 つまり、『安全が確保された』とは言えない。
 この場からは、一刻も早く離れるべきですわ。
 少なくとも……『残る理由がない』者は」

            ス…

天雨は『タクシー』の後部座席を指さす。
彼女自身、会話のために降車はしているが、
増援が不要となった今『長居』のつもりは無いらしく、
手荷物などは車内に残しているのが見えた。

「黒峰さん。小石川さんは……やっぱり、
 ここからすぐに離れるつもりは、無いようだったかしら?」

『緑里』:
「『多少』なら待つべきでしょ〜けどね、そこは『話通り』なんでしょ?」

           「『帰りの手段は自分で考える』って。……薄情ですけど〜。
              待ってる内に『敵の増援が来た』じゃ、お話にならないですよ」

『天雨』:
「……ええ、残ると言っていたのは彼女自身の意志。
 『リスク』を度外視してまで、そのフォローに回るのは『合理』を欠く……けれど」

「…………気が変わった可能性もありますわ。待てる範囲では、待ちましょう」

車に乗り込めば、後は小石川を待つ事になる。積極的に動く理由は終わる。
何かやり残した事……あるいは気がかりなどがなければ、『乗り込む』事を選ぶべきと感じた。

(※車に乗り込む場合は、当ミッションでの『黒峰』PCのレスは『何もなければ』それが最終になります)

734小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/22(金) 13:33:11
>>733

『推薦者』――
その人物が笹暮を動かした存在だと考えていい。
テルヤの上司と同じく『指示する者』。
全く気にならないと言えば嘘になる。
しかし、それについて尋ねることはしない。
不用意に話を拗れさせる要因に成り得る。
笹暮が答えるとは限らないし、
全てを知っている訳ではないかもしれない。
いずれにせよ、出雲も言及していない以上、
こちらから聞く必要は感じない。

  「――出雲さん」

  「『なぜ応答が無いのか』……ご存知ですか?」

出雲に動揺が生じた隙に口を挟む。
『小角』の協力で得た『情報』。
この瞬間、それを活かせる。

  「『あなたのため』です」

  「『紅鏡町』が在る限り、今回のように、
   あなたに危険が及ぶ可能性が残り続ける」
   
  「だから――呼び掛けても『応答しない』」

  「一度でも会えば、また会いたくなってしまうから……」

  「あなたを思うからこそ……『会いたくても会わない』のです」

笹暮の説得を援護するという理由もある。
ただ、それ以上に強いのは、
『事実』を伝えておきたいという気持ちだ。
このままでは、お互いの思いが分からないまま、
ずっと擦れ違い続けてしまうだろう。
出雲は『呼び掛け』を続け、相手は拒否し続ける。
その時間を永遠に『繰り返す』というのは、
あまりにも『残酷』すぎる。

735黒峰 唯『オールナイト・トレイン』:2020/05/22(金) 22:44:09
>>733
「中で話がどうなるかわかりませんが……私が別れた時点では、『すぐに戻る』というふうでは無かったように思います……」

車に乗り込む。

736『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/24(日) 03:20:47
>>734(小石川)

踏み込めば『聞ける』可能性はあるにせよ、
小石川は『聞かない』事に意味を見出す。
最良かは分からないが、『正しい』考えだろう。
説得が重なったからか、笹暮も言及はしない。

そして、その『説得』もまた――――――

『出雲』:
「……………………………そう、なんスね」

出雲に、それを信ずるにたる『根拠』は無い。
『小角』の『イル・ソン・パティ』の能力は、
彼女の能力が『事実』と知り、また信じる事でこそ、
情報の『確度』を保証するもの……『信じさせる』効果は無い。

だが、『小石川』の言葉には『実感』があった。
『聴こえのいい言葉』ではない、『熱』があった。
あるいは、小石川という人間への信頼からかもしれない。
あるいは、『出雲』の中に、『その可能性』は埋火として燻り、
真に迫った言葉がそれを燃やしたのかもしれない――――

彼はしばらく、地面を見ていた。あるいは、己が立つ『紅鏡町』を。

『笹暮』:
「『会いたい人間』に会う方法は、待つだけとは限らない」

そして笹暮が、示唆的に言葉を続ける。

「……『なぜ、この場所を俺が知っているのか』。
 俺には……単に『ここを教えられた』というだけの事。
 『上はなぜ知っているのか』……それは詳しくないし、
 大きな意味があるとも、考えてはいなかったが………」
 
黙する出雲に、言葉を続ける。
『この町を作った人間以外、この町』

「お前にとっては……それは、大きな『意味』があるはず」

彼がそれをどう受け取っているのかは、分からない。
だが、『小石川』の説得を受けた時点で――――彼の揺らぎは、既に。

『出雲』:
「……………ここには。『おれの記憶』と『あいつの存在』だけはあった」

             「悲しくっても」

                   「ホンモノじゃなくても」

「記憶の中の『あの町』があった。……『仲間』たちが、いたんス。
 それを形作ってる……あいつの『能力』も、間違いなくあった。
 あいつの能力なら……ここでなら、また会えると思ってた。
 残し続けてれば、会いたい時に会えはしなくても、『いつか』……」

「来てくれると……思ってたんス」            

  「……だから繰り返し続けた。何度も、何度も、何度も、何度も、この町を」 
  
                          「…………」
               クルッ

彼は、『歩き出す』――――『出口』ではなく、『紅鏡町』の中へ。

「…………」

「お別れを、してきます。『長居は危険』――――分かってる。                                            
                     それでも、この町に……おれの『挽歌』に」            

                                        「さよならを」

737『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/24(日) 03:21:15
>>735(黒峰)

『緑里』:
「ま〜〜〜………俺らに出来るのは、『待つ』か『行く』か」

      「とりあえず……もうちょっとは、待ちますか〜〜〜」

                       ・ ・ ・  バタン

車のドアが閉まる。
カーシートに背を預けると、
疲労と、負傷による倦怠感が黒峰にのしかかる。

『天雨』:
「…………少なくとも一般人が無事に帰れたのは、きっと、
 貴女という『抑止力』がこちらにいると、相手が知っていたのも大きい。
 やれることは、全てやりましたわ。貴女は……『責務』を果たした。
 それだけは、間違いない事……あとは、彼女もそうある事を信じましょう」

小石川は町の中で、『何か』を成し遂げるのだろうか――――
あえて介入する事を選ばないなら、『待つ』事が最大の貢献にもなり得る。
落ちていく意識は、黒峰を、久方ぶりに感じる『眠り』へと誘う ・・・

つまり――――この『不思議な町』で起きたことは、起きて見ていた『現実』だ。
次に目を覚ましても消えない『記憶』として、それを持ち帰る事が、出来るだろう。

             黒峰 唯『オールナイト・トレイン』  →  『紅鏡町』から脱する。

(★報酬、負傷などの『リザルト』は全体の終了をもう少々お待ちください)

738小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/24(日) 11:29:40
>>736

根拠を示せない以上、否定されることは覚悟の上だった。
だが、そんなことは関係ない。
やれるだけのことをしておきたかったという、それだけのこと。

  「笹暮さん、少しだけ待っていて下さい」

笹暮の言葉からは、複雑な背景の存在が窺い知れる。
しかし、それを自分が知らなければならない理由は薄いだろう。
心に引っ掛かったのは、そこではない。

  ――『治生さん』……。

『会いたい人間に会う方法』――
その一言が心の中で強く響いた。
『この命を絶てば会える』という甘美な誘惑が、
胸の奥に生じる。
無意識にバッグを探り、『自傷用』の『果物ナイフ』を取り出す。
それを手にしたまま、両目を深く閉じる。
まもなく、静かに『ナイフ』をバッグの中に戻した。

  「……近くまで、ご一緒します」

出雲は、これから『別れの挨拶』に向かおうとしている。
そんな時に『血』を見せてしまっては、
最後の場面に水を差すことになる。
『目』と『耳』を『接合』し、『スーサイド・ライフ』を『完全解除』。
帽子のつばに両手を添えて角度を水平に戻し、
居住まいを正して出雲の後に続く。
『紅鏡町』の終焉を見届けるために。

739『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/24(日) 23:09:44
>>738(小石川)

複雑に入り組んだ背景を知らなくとも、人は『本質』に近づける。
笹暮の『示唆』するような話し振りには『意味』があるのだろうが、
考え尽くした言葉より、小石川の『共感』が、より彼に近かった。

        『シュ ン ・・・』

この『戦い』の中で活用し尽くした『スーサイド・ライフ』が、消えた。
超長期の発現となったが、その刃には不思議な程に『活力』を感じた。

              ザッ …

                   ザッ…

『笹暮』:
「ああ……仕事柄、待つのは得意だ。
 ……そいつを『外に出そうとした』以上、そうする『責任』もある」

「ここで待つ……どうせ、動き回れる身体でもないからな」


笹暮を背に、出雲は…………小石川は、『紅鏡町』の中へと歩いていく。
彼は小石川の同行に礼は言わない。が、止める事もない。最後の巡礼へと、歩くだけ。

          ザッ…

『出雲』:
「………………………」


風景は移り変わる。森を抜け、遊園地が見える。遠景には赤い屋根の群れ。
出雲は、無言でカメラのシャッターを切りながら、歩いていく。
 
               ザッ…

この歩程は、彼にとっては無限に等しい時間かもしれないが……小石川にも十分な時間ではある。

                   ザッ

出雲は、遊園地の敷地から覗く観覧車を見上げ、歩く。
特別な想いは、この町の全てに対してあるのだろう。
その全てに時間を割けない事も、彼は理解していた。

彼に何か……あるいはそれ以外でも、『何か』到着までにする事があれば、今のうちかもしれない。

740小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/25(月) 20:24:58
>>739

  ザッ……

『赤』に彩られた奇妙な世界――『紅鏡町』を歩く。
誰も知らない町。
本来ならば存在しない町。
『維持者』である出雲の力が働かなくなれば、
一時の幻のように消えてしまうのだろう。
これから訪れるであろう『結末』を思うと、
この町の儚さが一際強いものに感じられた。

          スゥ……

出雲の背中から、『右手の指輪』に視線を移す。
『左手の指輪』と対になった『形見の指輪』。
しばらくの間、目線を落として指輪を見つめていた。
有り得ないと思いながらも、『彼の声』が聞こえることを、
心の何処かで期待していたのかもしれない。
この耳を打つのは、どこまでも続く『静寂』だけ。

私は『彼』に会うことは出来ない。
会いたいと思ったことは何度もある。
いっそ一思いに自分の喉を掻き切り、
命を断ち切りたい衝動に駆られたことは数え切れない。
しかし、その度に辛うじて踏み止まった。
『生きなければならない理由』があるから。

この胸には『約束』がある。
『彼の命の分まで生きる』という誓い。
顔を合わせることも、声を聞くことも叶わない。
それでも――約束がある限り、この『想い』を貫くことが出来る。
『真の愛』とは『死を超越する愛』だと、私は信じている。

出雲の考えは分からない。
彼も、私の考えは分からないのだから。
ただ、この瞬間――私は彼に自分自身を重ねて見ていた。
だからこそ、出雲の心が救われることを心から願った。
私が彼に同行したのは、そのためだったのかもしれない。

                     ザッ……

741『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/26(火) 03:56:19
>>740

赤い空。赤い建物。その中で生きる人々も、夢幻。
紅鏡町の風景は――――『偽り』だとしても、
生きた町として小石川の視界の中を流れていく。
町は、その終わりを悟る事なくただそこにある。

            ザッ

                ザッ


『出雲』:
「…………『なくなった』ものは、二度と見る事が出来ない」

           ザッ

「でも、『また見たい』って気持ちは『あっていい』と思うんス」

小石川に、話しているのか。独り言なのかは、読み取りづらい。

                   ザッ

「そして……『それが叶うことがあっても良い』……」

「この世界には『スタンド』がある……先に進んで、
 進んで、進み続ければ……いつか『奇跡』もあるかもしれない」

                     「でも」

        ザッ

                ――――  ザッ

「もし『叶わない』としても……時間はきっと、先に進めなきゃ、いけないんスよね」

―――― ・・・ やがて、出雲が足を止めたのは『日時計広場』だった。

「今から、この町を『終わらせ』ます……『イレテ・ユンヌ・フォア』。
 時計の針で『時間を繰り返す』能力……創り出せるのは、『秒針』『長針』『短針』」

                          『ズギュン!』              

「そして『日時計』の『指針』――――この町は『1日』を繰り返してた。
 『もう存在できない』現実にたどり着かずに……ずっと同じ夢を繰り返して、
 ずっと続けて来た。おれのスタンドには、そうする事が出来たし、
 おれはそうする事しか、出来なかった。『終わらせたくなかった』」
 
「町も……そこにいる仲間も、町を作るあいつの力が、ここに残り続ける事も」

出雲は、日時計の『指針』の前に立ち、『イレテ・ユンヌ・フォア』の腕を発現する。
 
「……おれの『日時計』を消せば、『繰り返す時』は終わる」

      ザッ

「つまり、『維持できなくなった』世界は『解除』されます。……ここは本当は、『もう存在しない町』」

                 「おれの記憶の中にだけ、ずっと残す町だから」

螺旋状に構成された赤い外骨格を纏う、漆黒の豪腕が、その『指針』へと、ゆっくりと伸びる。

742小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/26(火) 18:13:32
>>741

出雲の『イレテ・ユンヌ・フォア』と、自身の『スーサイド・ライフ』。
似通っている部分があったとしても、
彼と自分は同じ人間ではない。
辿って来た『道筋』や、その先に得た『結論』が違うのは当然だ。
互いに宿る『精神の象徴』の差異が、
それを浮き彫りにしているように感じた。
しかし、『共感』する事は出来る。
この町を残したかったという気持ちも、
また会いたいと願う気持ちも、痛い程に分かる。
その彼に対して、自分が出来ることは何か。

  「『ここ』に『私』がいます」

  「『あなたの選択』を『ここ』で見届けます」

『命』は永遠ではない。
あらゆる要因によって、いつの日か『終わり』を迎える。
だが、そこで全てが終わりではない。
残された者が『記憶』として引き継ぎ、
『未来』に繋げていくことが出来る。
『彼』が、私の心に思い出を残してくれたように。
『紅鏡町』の根源が、出雲の心に深く根ざしているように。
そして、『出雲の選択』を、自分が見届けることが出来るように。
連綿と続く一本の絹糸のように、
果てしなく紡いでいくことが出来る。
その一端は、『ここ』にある。

  「『私』は――『それ』を決して忘れません」

この町の存在、この町の人々、この町で起きた出来事。
それらの全てを、生きている限り記憶し続ける。
それが――『私に出来ること』なのだろう。

  「……『あなた』は、どう思っているのですか?」

呟くように発した言葉は、
まだ見ぬ『紅鏡町の本体』に向けられたものだった。
このまま何も告げることなく、
全ての思いを胸の奥に閉じ込めたまま、
出雲と別れるつもりなのか。
私には『約束』があった。
それがあったからこそ、今日まで生きてこられた。
もし、それがなかったとすれば、既に命を絶っていただろう。

  「『そうする』のが心からの本心なら……私は止めません」

  「『そうでない』のなら……」

だから、私は『そう言った』のかもしれない。
本当に『これでいいのか』どうか。
それが、『二人』にとっての『救い』になるのだろうか。
『出雲が救われること』を願う。
同時に、『出雲が想う相手が救われること』を願っている。

743『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/27(水) 23:53:16
>>742(小石川)


小石川が発したつぶやきに、『答え』は帰ってこない。
だが、いつの間にか遠くに――――視界の端に『少女』が立っていた。
訪れた『遊園地』の、パレードの隊服のような衣装を着た、年若い少女。
小石川に、小さく頷く。

                   スッ ――――

『出雲』:
「…………小石川さん、貴女は『強い』ッス。
 『優しい』から……あなたの強さは人にも伝播する。
 周りの人間の背を支える、その『優しさ』が『強い』」

「もう一度言わせてください。 ……『ありがとう』」

       『カチッ』


             「―――――――――――『さよなら』」

二つ目の言葉は、小石川に向けられたものでは無いのだろう。
『イレテ・ユンヌ・フォア』の手が『指針』に触れ、それらが共に『消えた』。

                       
                   ジジッ 
                               ジジジ ・・・


『赤い空』が、ほころびを見せ始める。
急速にではないが、ごく緩やかに、本来の『終わり』を思い出していた。

                   ジジ 

『???』:
「ええ―――――――――――『さよなら』」

        「この夢は醒めなきゃいけないの。
         あなたのために。全ての人のために」

            「でも、『夢』は何度だって見られるもの。
             覚えててくれるなら。いつか幸せな夢で」

少女の声が、世界に響く――――その姿は、ふと、消えていた。


        「――――――『またね』」


彼女が『何』だったのかは、『出雲』にしか分からないのだろう。


『出雲』:
「………………………っ」


彼は一度だけ振り返り、そして『今』へと歩き出す。
『小石川』も、何かすることが無いのであれば、それに着いて出ていくのが良さそうだ。
 
                ――――そしてそれは、この町の『幕引き』を意味する。
                       だが幕が閉じても、物語は『演者』の記憶に残るものだ。

744小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/28(木) 05:05:38
>>743

『幻の町』を繋ぎ止めていた『力』が消え、『終わりが始まる』。
世界が静かな終焉を迎える中、無言のまま、ただ佇んでいた。
全ての発端となった『二人の別れ』を見守るために。
自分に出来ることは、言葉を掛けることでも、
他の何かをすることでもない。
『全てを見届けること』――この瞬間、
それが自分の成すべきことなのだから。

  「今すぐでなくとも――」

『少女』が消えた後、半ば無意識の内に口を開く。
それは出雲に向けたものだったのか。
それとも自分自身に向けたものだったのだろうか。
あるいは、両方だったのかもしれない。
いずれにしても、言葉を紡いでいたのは確かだった。

  「いつか、きっと――」

『先』に歩き出す出雲の背中を見つめる。
それから、『少女が立っていた場所』に視線を移す。
何もない『空白』に向けて、私は言葉を送る。

  「だから――『待っていて下さい』」

おそらく、何十年も後のことになるだろう。
『五十年後』かもしれないし、『六十年後』かもしれない。
その間、耳元で囁く『誘惑』に耐えて生き続け、
長い時間を待たなければならない。
それでも、いつか『会える時』が来る。
『約束』を果たし、この命を全うした時、きっと『彼』に会える。

  「――『治生さん』」

精一杯の微笑を湛えて、私は『彼』の名前を口にした。
視線の先には、誰の姿も見えていない。
それでも、たとえ見えなくとも、そこにいてくれると信じている。
だから、私は『未来』に歩き出すことが出来る。
いつの日か、胸を張って『彼』と『再会』するために。

745『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/29(金) 01:53:45
>>744(小石川)


小石川の言葉に、答える者は無い。
『過去』が幻として現れるような、甘美な奇跡もない。
あるのは『今』――――そして、その先に待つ『未来』。
いつか、また、会える。『未来』には『希望』がある。
それが傍目には幻想に喩えられるようなものでも、
『心』に希望を抱く事が、絶望の過去を超克する術となる。

                              ジジッ

                   ジジジ ・・・


消えゆく『幻』の町は、消えない記憶として残る。
『過ぎ去る』べき時を縫い留め続けてさえ、
『スタンド能力』は、いずれ解けてしまう魔法だ。
だがそれを織り成す『心』は、保ち続ける事も出来る。

――――『小石川』にとっての『人生』も、また続く。

         ジジ


                  ――  ザッ

いつしか、小石川と出雲は『外』にいた。
終わりかける世界が綻びを広げたのか、
あるいは、沈思の中、復路を歩き切ったのか。

広がる森に『赤』は無い――――『紅鏡町』は、痕跡さえない。
振り返れば広がる『空間のほころび』も、今では閉じつつあった。

――――続く人生の中、過ぎ去った時間は『過去』となる。

『笹暮』:
「俺の『任務』は……完了だ。
 ……お前達も『為すべきこと』を、為したのだろう」

「『そういう顔』を……している。
 『全て』が解決したわけではなくとも、
 『今』を生きる事が出来ている顔を」

        「いずれにせよ…………『星見町』までの足は、俺が用意する。
           『アリーナ』に連絡を取れば……そう時間はいらないだろうさ」

外には『笹暮』が待っていた。ある程度回復したのか、樹に凭れるように立っていた。
――――『何か』出雲や彼と話しておく事がなければ、『帰りの足』に乗り、『長い一日』は終わるだろう。

746小石川文子『スーサイド・ライフ』:2020/05/29(金) 18:00:34
>>745

長い道程を経て、『今日』という日を振り返る。
多くの人々と関わり、多くの出来事が起こった。
全てが終わった今、それらは既に『過去』のものとなっている。
しかし、『繋がり』が途切れることはない。
『今の自分』が立っている場所は、
過ぎ去った『過去の先』なのだから。
私は歩き続ける。
『今』の先に待つ『未来』へ辿り着くために。

  「……お待たせしました」

笹暮に向けて会釈し、それから出雲を見る。
彼らの身を案じる者は、きっと胸を撫で下ろすだろう。
誰も悲しまずに済んだことが、何よりの報酬だった。

  「お二人とも――」

  「ご無事でいらっしゃることを嬉しく思います……」

  「本当に……」

信頼できる仲間として行動を共にした『黒峰』。
天雨や小角を始めとした『スタンド使い』。
『乗客達』およびガイドの『矢田』と『運転手』。
そして――『イズ達』と『テルヤ』。
一日の間に関わった全ての人々の顔が、次々に浮かぶ。
彼らが無事であれば、彼らを想う者も、傷付かずに済む。
たとえ頼りない『理想』であろうとも、それを叶えることが、
私の『願い』。

  「長い……『長い一日』でした」

そう感じるだけで、実際は短い時間に過ぎない。
だが、その中で得たのは決して小さいものではなかった。
この事件によって、『決意』を新たにすることが出来たのだ。
それが、私を支える『力』になってくれる。
その『力』が、私を『未来』へ導いてくれると信じている。

  「――『行きましょう』」

『約束』を果たすため、『居場所』に戻る。
『星見町』――『今の自分』がいるべき場所。
そして、『希望』が待つ『未来』へ繋がる場所。

747『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:04:30
>>746(小石川)

『笹暮』:
「少なくとも……俺が無事なのは、お前のお陰だ。
 『気持ち』だけじゃあなく……お前の『力』があったからだ」

「――――迷い込んだ、他の人間達も。
 お前たち巻き込まれたスタンド使いの尽力が、
 『犠牲』を一人も出さずに事態を収めたんだ。
 ……『アリーナ』は、お前たちへの賞賛と感謝を惜しまない」

ここにいる者だけではない――――
『バス』に乗って先に立ち去った者たちも含めて、
誰もが『無事』のまま、この長い一日は終わった。
目立った負傷のある黒峰も、長く残る傷ではない。
敵であった一味でさえ、『テルヤ』以外は負傷は無い。

戦いにおいて、多くの者は敵を倒す事に力を尽くす。
だが、『傷付け合わない』ために願い、尽力する事が出来る。
小石川の強さは、そこにあるのだろう―――――

『出雲』:
「ええ―――――行きましょう。『星見町』へ」

                       「……『今』の、続きへ」


やがて……笹暮が呼んだ『アリーナ』の者が、
帰りの足、『車』に乗って一同を迎えに訪れる。

どこにも存在しない、夢幻の町。
そこに鎮座した『流星刀』……『鞘と刃』。
それを狙う一味と、その背後に立つ謎めいた『協力者』。
いずれも、『夢幻』ではない。

そして、町で出会った人々。
積んだ経験。願い、叶えた『理想』。
多くの人間と織り成した、『未来』への道筋。
それもまた『現実』だ。
 
今日、紅鏡町の物語は終わる――――――そして、『星見町へと続いていく』。                                  

――――――――――――――――――――――――――――――――――

小石川文子『スーサイド・ライフ』 →『無傷』 
                       『ツアー会社』より『10万円』
                       『アリーナ』より『70万円』 計『80万円』

黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 →『左手切り傷』『右脇腹刺し傷』『全治2週間』
                       『ツアー会社』より『10万円』
                       『アリーナ』より『70万円』  計『80万円』

宗海『エトセトラ』           
ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』      
城井 達己『サクリファイス・セオリー』 →『無傷』 『ツアー会社』より『10万円』


――――――――――――――――――――――――――――――――――

                          『サヨナラ_エレジィ・タウン』→おしまい。

748『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:15:59

【紅鏡町の住民】『出雲 明』のスタンド。
屈強な体躯を誇るヴィジョン。
螺旋状に巻き付く『真紅の外骨格』を身にまとう。

能力は――――『時を繰り返す』事。
スタンドの手から『歪んだ時計の針』のような物体を作り出し、
それを突き刺すことで、対象とその周囲の時間を『ループ』させる。

出せる針は『秒針』『長針』『短針』に加えて、
いわゆる『日時計』に用いられる『指針』が存在し、
先に挙げた三本はそれぞれ『秒・分・時間』単位のループを、
そして『指針』は『1日』単位のループを引き起こし続ける。

一同が見た際は『腕だけ』の様子だったが、
本来は通常通り、『全身』がある人型スタンドらしい。
超長期の『指針』の発現は、まるで『砂時計』のように、
彼の精神と体力を徐々に消耗させ、ヴィジョンを喪わせていった。

なお、紅鏡町の『空間的隔絶』は彼の能力とは無関係。
彼の能力は、作り出された『空間』の本来の解除を踏み倒し、
半永久的に『維持』するためだけに振るわれていたと思われる。

『イレテ・ユンヌ・フォワ』Il etait une fois
破壊力:? スピード:? 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:? 成長性:E

749『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:18:48

【協力者】『草間 輝矢(テルヤ)』のスタンド。
ギリースーツのようなデザインの纏うタイプ。

通常の『迷彩効果』とは逆に、
彼は『動き回っていると見えなくなる』。
発現時には『きらめき』で覆われていて、
動き始めるとそれは少しずつ散っていく。
十分に動けば、きらめきの消失と共に、
彼の姿は『視認』する事が不可能になる。

手に持っている物も能力は反映され、
手放しても『動いている限り』は反映が続く。
投擲による『目に見えない狙撃』は、凶悪。

『マイ・ソロ・ホロウウォーク』My Solo Hollow Walks
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:B

750『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:24:53

【侵入者のリーダー】『イズ』のスタンド。
人型で、各部に無数の『線』が入っている。
どこか継接ぎのようだが、よく見れば規則的。

自身のヴィジョンを『バラバラ』に分解し、操る。
ヴィジョンに触れたものも、『バラバラ』になる。
バラバラになったものは『ブロック玩具』状になり、
このスタンドの手によって自由に組み替えられる。

それ以上の詳細は不明。

『デストルドー』Destrudo
破壊力:? スピード:? 射程距離:B
持続力:C 精密動作性:? 成長性:D

751『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:27:45

【侵入者】『ゴウ』のスタンド。
『オモチャの水鉄砲』のようなヴィジョン。
銃身の後部に鎖状のパーツを有しており、
これの先端が本体の『腕』などに繋がる。

戦闘時には『血液』を『弾丸』にし、乱射する。
また『血の契り』を交わせば、その相手の手にも、
性能はやや劣るが同質の銃を発現させられる。

それ以上の詳細は不明。

『フレッシュ&ブラッド』Flesh and Blood
破壊力:B スピード:B 射程距離:?
持続力:? 精密動作性:? 成長性:B

752『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:30:23

【侵入者の下っ端】『トウゲ』のスタンド。

両肩に『温度計』が付いた人型のヴィジョン。
肩から中指の先まで、紫色の『管』が通っている。

本体の『感情状態』に応じて、
『温度』の上下を発生させてしまう。
能力対象に出来るのは『自身の肉体』のみ。
ただし、体液などもその範疇に含まれる。

威嚇程度にしか使われず、詳細はほぼ不明。

『コールドヘイト・ウォームブラッド』Cold Hate, Warm Blood
破壊力:? スピード:? 射程距離:?
持続力:? 精密動作性:? 成長性:B

753『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2020/05/31(日) 02:34:52

【侵入者の紅一点】『レイト』のスタンド。

『異性』の『好感度』を情報化して、把握する能力。
その上で特定の条件を満たせば、相手を『宝石』に変える。

詳細の大部分は不明。
戦闘には不向きな能力と見られる。

『ソーシャル・ノウ・ハウ』
破壊力:? スピード:?  射程距離:?
持続力:? 精密動作性:? 成長性:?


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