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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』
713
:
『サヨナラ_エレジィ・タウン』
:2020/05/04(月) 23:04:55
―――――――――『草間 照也』は、『彼』からの『指令』を思い出す。
まず、『イズ』率いるチームに『戦力』として協力して動く事。
それが最優先。『鞘と刃』を手に入れる……『手中に収める』。
あの『レイト』の能力なら、それが出来る可能性が高いと聞いていた。
『彼』にとって、夢幻の『鞘と刃』がいかほどの価値を持つかは分からない。
が、『彼』の求めるがままに動くのが、配下に求められる事と理解していた。
……また、万一の『背信行為』に対して『ストッパー』になる事。
言葉で『誘導する』……事は期待されていないようだったが、
とにかく、『イズ』やその血気盛んな『手下』が暴走しそうならば、
路線を修正する事……或いはただいるだけでも、『一応の牽制』にはなる。
そして――――『何もかも失敗した時』のための、第三の指令。
何らかのイレギュラーが発生し、鞘と刃を手に入れられない場合。
本来であれば『イズ』らを『そう誘導する』ように指示されていた。
テルヤの『話術』『調略』は決して優れた物ではないが、
状況は恐らく誘導を容易くする、と彼は考えているようだった。
あるいは、『イズらの注意を掻い潜る』形で……『遂行する』ように。
状況は『想像を超えて悪かった』。
彼ですら、この偶然までは予想できまい。
だが、やることは変わらない……と、『テルヤ』は考える。
(まさか……こうも『してやられる』なんて。
『イズ』のヤツ……『慎重』だなんて言ってたけど、
『彼』に比べたらとんだ『節穴』……『彼の部下で正しかった』!)
(彼も『全知』じゃあない……でも彼の指示は『この状況でも正しい』)
( …… ウン、そうだ。……正しい。 これで良い……! )
( 『彼』の指令通り……『遂行する』ッ )
ヒュッ
―――――『彼』や『イズ』の駒になる事が、『向いている』と自認する人間だった。
自認は正しく、この男は『有能』ではない。だから『愚直に』『何も考えずに』『遂行する』。
>>711
(小石川)
>>712
(黒峰)
黒峰は、盾のように『オールナイト・トレイン』をカバーに入らせる。
小石川の『指』で物音を立て注意を惹く策は、その『巨体』の出現で、
インパクトを『持っていかれ』……『反応』を得られなかったかもしれない。
だが、それを差し引いても――――――――――『功を奏した』。
シュ
ドッ
『キラ』
『キラ』
ベッドフレームの側面に、いつの間にか――――『ナイフ』が、突き刺さっている。
実体化したスタンドである『オールナイト・トレイン』には通常の刃物も『効いてしまう』。
突き立てられ動かないそれは、突如、『きらめき』ながら『現れた』ように見えた。
『???』:
「 なッ ………… !! 」
そして――――『足音の位置』に、『ほんの一瞬』だけだが、『若者』の姿が現れる。
ギリースーツのような纏うヴィジョン、リムレスの眼鏡……間違いない。見張りをしていた『テルヤ』だ。
ジワ ・・・
黒峰の脇腹から『血の赤』が滲み、『鋭い痛み』が走る。
だが、もし『オールナイト・トレイン』がいなければ……『出雲』に直撃していた軌道だ。
黒峰の傷は、致命ではない。『軽くは無い』が、『動ける程度』の傷。
テルヤの狙いは不明。だが間違いなく、『遂行』は出来ていない――――!
ダンッ
『キラ』
「う、うわッ……! !?」 「『手』ッ ・・・!?」
見えたのは、『ほんの一瞬』――――次の瞬間には地を蹴り、大きく『小石川の手』を避けるように動く。
とっさの事ゆえか、当たらない軌道だ、という事を判断できなかったのだろう。
・・・と同時に、彼の『姿が消えていく』! だが。
ガサッ
ガサッ
―――― 『足元』の草は。
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