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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』
694
:
『サヨナラ_エレジィ・タウン』
:2020/04/15(水) 17:30:28
>>692
(小石川)
『イズ』:
「……『余計な事』は……考えない事だ。
だが……『問題』は……特に思いつかない」
「好きにすればいい……
いずれにせよこの町に入る『機』は逃した」
ザッ
ザッ
黒峰を連れ、イズは町の外へと歩いて行った。
笹暮に近付く動きは、『不都合ではない』という事だろう。
『笹暮』:
「………………」
笹暮は生きている。無事だ。『人数』に数えるのは困難だろうが。
ザッ
相手は『2人』――――こちらは、『3人』。
出雲に『撤退』し行く敵を追撃する気は無いようで、
彼はイズの動向を監視する。口を挟む事はない。
相手は、『2人』。
イズの動向は『目』で見ていても違和感はない。
外に出てすぐ電話を手に取ったのが見え、『通話』を始めるようだ。
小石川や笹暮の動向に、何らかの干渉をしてくる様子は無い。
また、スマホが発見される様子もない。『通話』状態は、不明だ。
――――――『2人』。『テルヤ』は、今どこにいるのだろうか?
>>693
(黒峰)
ザッ
ザッ
イズは『黒峰』がついて来る事に異論を唱える事は無い。
彼は途中何をする様子もなく、『紅鏡町の外』に出ていく。
『イズ』:
「『ベッドのスタンド使い』……一応聞いておく」
「お前や、乗客は……『アリーナ』とは無関係」
「『コイシカワ』に『頼まれた』だけ……そうだな?」
『スマホ』や『小石川の耳』が隠された茂みを漁るような事もしない。
『存在自体分からない』モノである以上、探れる余地は無い。
「それならば…………『電話』の内容を、『他言』する事は勧めない。
『コイシカワ』にも……あの女を『仲間』と思うなら、知らせるべきではないだろう」
スゥ ―― ・・・
「……もっとも、そのようなつもりは無いかもしれないが。『慎重』にならなければならない」
彼自身のスマートフォンを取り出し、画面を短く操作した後、耳元に運ぶ。
『デストルドー』は全身が健在だ。『分離』せず、『黒峰』にその両目を向けている。
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