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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』

282『サヨナラ_エレジィ・タウン』:2019/07/17(水) 14:11:00
>>280(小石川)

手を止める。疲労を感じる。肉体にも、精神にもだ。
かなり長期間の連続発現を行っているせいもあるだろう。

「……………俺は……これくらいじゃ、死なない」

        「ゲホッ」

「時間はかかるだろうが……俺が戻らなければ、
 いずれ救援も、ハァ……来るだろう。
 あまり気にするな……お前に『責任』は無いんだ」

「『責任』がない事に全力になる必要なんかない……」

彼が『連絡手段』を奪われている以上、
アリーナの増援が今すぐに来ることはないはずだ。
事件の早期解決は・・・解決するなら、自分達の手が必要となる。

「『隕石』……いずれにせよ、『狙う物』のために、
 スタンド使い相手とはいえ……『こういう事』をできる連中だ」

       「……何をしでかしても、おかしくは……ない」

隕石――――それそのものに対処する必要があるのかは不明だが、
それを狙う人間が『危険人物』であることを把握できたのは、意味がある。

「さあ、な……俺の動きに勘づいていた、可能性は……無くはない。
 し知っていたとしても、忘れているかもしれない……これも可能性の話だが。
 いずれにせよ、『紅鏡町』……は、俺が知る限り『現実逃避』の世界……だ」

「……『誰も知らない町』」  「本当なら……『こんな町は存在しない』んだからな」

『能力』により維持される謎めいた町――――

恐らくはその成り立ち自体はこの事件には無関係なのだろうし、
あるいは『笹暮』ないし『アリーナ』も明確には理解していないのかもしれない。
言葉ぶりは何かを隠しており、全く知らないという様子ではないが、
『事件の解決に寄与できるような知識』を今、伏せる理由もないだろう。

           「それと……『三人組』のことは、知らないはずだ。
            …………『隕石』が狙いだというのなら、
            以前からアイツを追っていたとは考えられない……」

>>281(黒峰)

「友達、の通ってた学校がめっちゃ治安悪くて、
 屋上の鍵壊して勝手に入ってたとか聞いた事あるわ」

「ここはそういう感じじゃないけど――――
 逆に治安いいから開放してんのかもね。
 ホラ、頭いい学校のほうが『私服登校』多かったりするじゃん」

              「するでしょ?」

謎の持論に同意を求めつつ、屋上のドアを開ける笹井。
安全対策と見える金網が張り巡らされてこそいるが、
開放的な空間だ。整備も行き届いているようで、花壇さえある。

「森……あっちかな」

はたして、『森』とは何なのか――――マンモス校の最高層から見る景色は、
赤い空に近く、そして一面に赤い屋根が広がる『非現実的』な世界だ。

その一角に、満ちる緑――――『観覧車』等も見える『遊園地』の方角に、森があり。

                    オ

                         オ
                             オ
                                   ォ

そこに――――『空間のひずみ』のようなものが、見える。この町の現実を穿つかのように。

笹井は同じところを見ているのに、何もコメントをしていない。
あれも『空』や『花』と同じ、普通の人間には見えない光景なのか?

・・・ひずみの中心に何があるのかはさすがに遠すぎて視認できなかったが、『何かある』のは間違いない。


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