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【ミ】『星屑のサラウンド』

1『朝山』:2019/02/11(月) 18:55:27
―――私としては確かなことは何も知らないが
星の光景は私を夢見させてくれる。
                       『ゴッホ』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

333黒羽 灯世『インク』:2019/10/26(土) 02:44:38
>>328(成田)
>>329-331(GM)
>>332(斑鳩)

「小林先輩もぜひ吉報を。虫のいい話だけど、出来れば、お元気で。
 『全員が鉄砲玉になって、誰かが着弾すればいい』
 けど、『出来る事なら全員無事でいるのが一番いい』。欲張る事は罪じゃない」

「それと――――――私は『頼まれる』ほど弱くはないのだわ!」

小林、ヤジ、芦田らにそう言い残し、斑鳩の車に乗る。

「………………」

(………………まともで優しい人は、
 まともじゃない何かに『後手に回るしかない』。
 まともじゃない何かには『上を取られてしまう』)

           (…………)

『俺』の言葉には、何も返さない。
彼は返答を望んでなどいないように思えた。

「ああ、ええ――――――良いのだわ。
 あなたが全部合ってるとは言わないけど、
 あなたのほうが『より正しかった』のは、
 私のも……まごうことなき『本音』だったから」

(やっぱり『強い』スタンド……いえ、『強い使い手』。
 私のスタンドも別の強さがあるけれど……
 この局面で、彼に単独行をさせる事にならなくてよかった)

そして、『僕』の謝罪には、そのように返した。

「あらあら。私を知っているのね、上等だわ。
 その通り、私が『黒羽 灯世(くろばね ともよ)』。
 ご存知の通り新聞部に入っていて――――『優秀』よ」

そう言い終え、小さく鼻を鳴らしてから。

「あなたのことも噂に聞いたことがあるのだわ。
 情報源は言えないけど――――『鎖の男』のことはね」

一方的に知られているのは負けた気がして、付け加える。
彼が実際に以前聞いたその男かは知らないが、『可能性』は高いだろう。

「死んだ? ……いえ、深入りはしないのだわ。
 準備は問題ないけど、成田君。
 あなたの『スタンド』は『人間より速かったり強かったりする』?」

「もしそうなら、余裕がある時『動きを見せてほしい』のだわ。
 『インク』は『スタンド能力の影響』を再現は出来ないけど、
 『人型スタンドの動作を再現する』事は、出来るらしいから・・・」

334成田 静也『モノディ』:2019/10/26(土) 11:51:05
>>331-333

「すみません、忘れたいたわけでは無いのですが芦田さんもどうかご無事で。」

「基本は逃げていればやられはしない・・・はずです。」

芦田さんと「ウィゴーさん」にも挨拶をする。

>斑鳩&黒羽

また変わった。こちらは最初にあった方だ。
さしずめ冷静で合理的な『僕』と粗暴で直情的なのが『俺』と言った所か。

「わかりました斑鳩さん、とりあえずはよろしく。」

名乗られ、きちんと対応されたならそれ相応の態度で返さなければいけないものだろう。

「逆にオレが感染した場合の時のために『モノディ』・・・オレのスタンドのスペックも伝えておきます。」
「黒羽さんも聞いておいてください。そちらのスタンドにとっても役に立つと思いますから。」

「スタンド能力は単純なもので『相手に触れることで任意の音の元になる音核という球体を抜き取る能力』です。」
「その音核はモノディしか触れることができず、用途も二つしかない。」

「1つは音核を破壊することでその音を4分間消す能力。」
「もう一つはモノディが音核を飲み込みその音を1分間だけモノディの声とする能力。」

「しかし問題なのはスペックでパワーは人と大して変わらないのですがスピードは誰よりも早いと自負しています。(パス精CAC)」
「それでいて射程距離も『4m』なのと音核を最大4つまで飲み込むことで奥の手の音響兵器があるのでマトモに戦うのはお勧めできないです。」

「ただしこのスタンドは並外れた聴覚をもっていてそれをレーダーに使ったりしているのですが、逆にそれが弱点で破裂音などの大きな音で動きを止めることができるはず。」

とりあえずのスペックを二人に伝えておく。

335『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/26(土) 22:34:07
>>332-334(ALL)

 The show must go on〜♪

永遠に残り続けるであろう魂の曲が流れながら、スポーツカーに乗る
三人は冷たい風に晒されつつ星見町の駅前に辿り着く。
クリスマスシーズンである事も踏まえ、駅周辺は一通りが多い。
季節の曲の響きと共に笑い声もあちこちで聞こえる。その環境音と共に
紛れる『笑い声』がラフィングのものかどうかは不明だ。成田の備える
超聴覚でも、その音が正常な人間の発するものか怪物の発する音波なのかは……。

互いに詳細な自己紹介と能力に関しても把握しつつ、一行は駅前ホテルに辿り着く。
道中で奴等の集団に囲まれるような事は無い……。
思えば、貴方達が襲われた時の状況は人気が殆ど無い、彼等の犯行が目撃される
可能性が低い場所が共通している。ならば、増殖はされていても人通りが多い
場所であれば容易に襲われる危惧も少ないのか?

この駅前の星見ホテルは五階建て。万が一火災など起きた時のため非常階段も
外側に取り付けられている。内側から開けられる造りの為、外から侵入するのは
少々難しいと思われる。
 とは言え、此処から穏便に『ハガネ』と呼ばれていた男と話し合うのなら
受付ロビーでアポイントを取るのが手っ取り早いだろうし。ラフィングが忍んでる
懸念をするなら実力行使で乗り込むのも一つの手段ではある。

入口のフロアでは数名の妙齢の男女が雑談しているようで
受付には2名が立っているのが見て取れた……。

336成田 静也『モノディ』:2019/10/26(土) 23:22:28
>>335

「このホテルに情報を持っている人が?」

ホテルか・・・遮蔽物が多い上に出入り口が限られている。
もし「ラフティング」の巣になっていたら奇襲は確実だな。

「どうします?真正面から正式に行きますか?それとも非常階段から強行突破します?」

斑鳩に方針を聞く。あの受付や談笑をする男女が「ラフティング」もしくは敵本体の仲間である可能性も十分にあるのだ。

それとモノディはクリスマスゆえに通常の歓声との区別がつかないので笑い声ではなく、
あからさまにこちらへ向かってくる足音に警戒する。

「ラフティング」は襲う直前まで一般人に紛れることができるのは体験済み。

ならば声よりも足音とか、こちらを見ている人間を警戒する。

337黒羽 灯世『インク』:2019/10/27(日) 01:45:45
>>335(GM)
>>334 >>336(成田)

成田の能力についてを咀嚼しつつ、車を降りる。
そこで『サッカー部がボールを蹴った』と空間に描き、
筆を持っていない側の手の、袖の中で保持しておく。
手に触れてさえいれば持ち運べるので、手指はフリーだ。

「どうかしら……非常階段から入るには、警備が甘いって前提が必要よ?
 普通内鍵がかかってるでしょうし、たぶん警報とかも鳴ってしまうのだわ!
 そうなると笑い……『ラフィング』たち以外から余計な足止めを食らいかねないし、
 そこに『笑いに来られ』でもしたら最悪……狭い階段や通路で、敵が一気に増える」

強行突破案も悪くないが、『入口だけに敵がいる』とは限らない。
非常階段から入ろうとして足止めを食らえば、『逃げ場』は極めて狭い。
『ラフィング』も怖いが、不法侵入がばれて拘束されてしまい、時間を失うのも怖い。
受付ロビーならまだ、何かあっても逃げられる方向も多く、万一に対応しやすいように思う。

「あっ……正面から行くなら、いっそもっと『真っ正面』から切り込めないかしら!?
 そう、つまりロビーで何か交渉をするとかでなく……このホテルに『チェックイン』出来れば……?
 ……もっとも、ロビーがすでに敵の手に落ちてるなら、意味のない策謀でしかないけれど」

「私はそういう考えだけど……斑鳩先輩は何か、『策』があるのかしら?」

言葉に併せてスマホアプリを立ち上げ、このホテルの『宿泊予約』を取れないかを検索しはじめる。
クリスマスや忘年会のシーズンとはいえ、『一部屋』くらいは空いてないだろうか? 割高でも良い。

なお、斑鳩なら時を惜しんで強行突破もありえる……という印象なので、動き出すようなら着いて行く心構えはする。

338斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/10/27(日) 13:24:18
>>335-337(ALL)

ナイフとライターをそれぞれ両手首の鎖の中に仕込み
路上駐車した車のキーを抜くと、スマホを止めて懐に戻し、アスファルトの上に降り立つ

目的地のホテルは5階建て、入り口は非常階段とほぼ二つに限定されているようだ
周囲には見当たらないが……一番の懸念は、やはり『ラフィング』か。

(そこが、妙ではあるんだよな、人が集まる個所は『ラフィング』には絶好の狩場だと思ったが
襲撃は『人気のない場所』で始まった、最初は数の少なさ故だと思ったが、2人の生還を見るに……まだ僕の知らない『別の理由』があるのか?)

「もう言ったが、妙な期待はするな、相手は敵か味方かすら解らず、この事態に関りが有るかも怪しい相手。
ただ、早朝にはここを離れるとは言っていた……随分と鍛え上げて、銃にも精通してそうではあったが。」

(さて、策ね……)

二つの脳を回し、考える振りを一つ。

(聞いて、見た限りでは、『ラフィング』の性質である人数の多さと射程の長い『声』の攻撃に
1人は殺傷能力の低さ、もう1人は射程の短さ故、2人は対処しづらい。)

「シンプルに行こう、今の目的はハガネと名乗る男との接触
それに必要なのは、彼の泊る部屋を知り、ホテルの内線でコールすればいい。」

(周囲にホテルの屋上から15m以内の構造物が有れば、『綱渡り』も考えたが
それでは二人を置いてくだけだ……何より、目的とそぐわない、それは非常階段の使用も同じ事だ)

「『正面から行く』、受付のパソコンから部屋番号を割り出し、内線を使ってコールする
目に見えるどの人間であっても、『ラフィング』で無いなら穏便にいけばいい、そうでなくても」

実際には6mの鎖を収納した、直径5cm程の『鉄球』を、二人の目の前で放って見せる
両手の中の鉄球が、鎖の伸縮で、僅かに悲鳴のような音を上げた

「……何か、問題が?」

339『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/27(日) 22:50:13
>>336-338(ALL)

まず、貴方達が相談した上で正面から入ってアポを取り付けようとした
行動の結果のみ伝えれば……拍子抜けする程簡単に、事は成った。

「ハガネ様、ですか? ……あぁっ! お連れのアリゼ様と宿泊されてる
ジョン・エイデン様の事ですね」

受付嬢に対し『ハガネ』と言う男性への接触を取り付ける。そうすると
少し悩んだ表情の後に外国名の有り触れた氏名を答えられた。
恐らくは偽名であろう名前の主に内線を入れる。面会の旨を受付が伝え
小声でのやりとりを終えた後、愛想笑いと共に返された。

「今から一階のロビーに来られるとの事です。少々お待ち下さい」

言われた通りに2、3分過ぎた後。エレベーターが点灯され
迷彩柄のズボンに黒いジャケットらしきものを身に着けた浅黒い色の
細身で筋肉質な男と、装飾が中々派手なブランドのドレスを身に着け
少し大きめの鞄から林檎らしきものを少し咀嚼しつつ男女が接近してきた。
どちらも、貴方達のスタンドを一瞥する動作が見て取れる。

「……俺が狙いの襲撃、と言う雰囲気では無いな」

「ハガネ、言葉が足りなすぎ。まぁ私もあんたも敵が多いから仕方がないけど。
学生さんが三人……うーん、以前こっちの学生二人と面識はあるけど殆ど
言葉は交わしてないし……あんた達、何用があって私とハガネに会いに来たの?」

貴方たちが想像するよりも、とても穏やかに交流はなされる。流れから当然だが
今日起きた異常な体験を各自告白する事になる。男は寡黙に聞き入り、女のほうは
相槌打ちつつ、聞き終えた時は無作法に背中を掻きながら声を上げた。
尚、真実かどうかは定かでは無いが男は『傭兵』であり女のほうは
『トレジャーハンター』だと自身の事を説明した。

アリゼ「変な事が起きてるようだねー。けど、生憎私もハガネも世界各地飛び回っててさ。
そう言った笑う奴等が誰かを襲ったって言うのには正直心当たり無いね」

お転婆気質な感じが見え隠れる女性と対極で、男性は「……確か」と小さく呟きつつ口開いた。

ハガネ「ベネズエラが数週間前から犯罪件数が普段の40%弱減ったと言う
情報を聞いて少々頭に引っかかっていたんだ。ジャマイカ、レソト
ホンジュラスなども同様に凡そ20〜30%がな……」

アリゼ「そう言えば、ハガネの依頼主がそんな事世間話で言ってたっけ」

ハガネ「……偶然、とも考えられるが。アレ等の国が容易に殺人の件数が
減るのは、はっきり言って異常だ。ただ、客観的にその情報を真に受けても
吉報と捉える人間が多いのも事実だからな」

世界各地で殺人などの事件が目に目に減少している……ネットのニュース等で
その情報は公開されてない。現地に直接赴く事が出来るからこその間違いない
真実なのだろう。鉄のような雰囲気の男は貴方達の視線を受け止めつつ質問する。

ハガネ「……ソレ等の存在が、世界各地に暗躍していると仮定してだ。
俺も今までの伝手に警報は伝えるが。それ以外に、お前達は何を望むんだ?
正体を突き止めたい事は仄めかしてたが、俺の能力は単純な戦闘と破壊以外は
何も出来ないと覚えておいていい。アリゼのほうも色々器用な扱いは出来るが
能力者の正体を暴くと言う力は無い」

そもそも、そう言う使い手は大きな組織に仕えるか普段は存在を隠匿してる
だろうからな、とハガネはそこで言葉を閉じた。

この男女は戦闘に自信はあるようだが、貴方たちが期待するような
ラフィングに対する有益な情報は持っていない。
連絡先を交換するなどして、緊急時に救助を願うなどの安全策の為に
協力して貰う事などは出来るだろうが……。

超聴覚や、周囲に視線を配っても異常な笑い声。こちらに対し
不気味に眼光を光らせる怪しい人影等は見受けられない。

奴等(ラフィング)が何を今も思い、どう行動してるのだろうか・・・

340斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/10/28(月) 00:46:32
>>339

「――まずは、対話に感謝を」

(……何事もなく協力を得られるのは大きな進歩だ
同時に、何一つ情報が無いというのが困る。)

戦闘が得手だと言うなら、『護衛』が適任だ
彼らならあの3人も同行を断らないだろう、ただし……

(問題は、この能力の規模が大きすぎる、と言う点か)

こうなると星見町が起点とは必ずしも言えなくなる上に
水面下で事態が起こり続けていた事になる、この状態で本体を探すのは砂漠の中で砂金粒を見つけるに等しい

(参るな)
(やはり『アリーナ』への突入が必要になるか……ラフィングと化したスタンド集団なぞ、ぞっとしないが。)

だが、他に手掛かりが有りそうな箇所の心当たりも無い
……まだ、敵の思惑の外に出ていない、こんな速度では間に合わない。

呼吸を一つ。

「……連絡先の交換と、出来ればだが、こちらの言う人物の護衛をお願いしたい
此方は何処まで収穫が有るか解らないが、『アリーナ』での情報収集をしようと思う。」

「組織に囲われているとして、こんな事態を起こした組織側の思惑も知れないが、
そういう組織の情報自体も、他にアテが無い。」


(……冷静になればなるほど、詰みに近いな、諦める事だけはしてこなかったが。)

341成田 静也『モノディ』:2019/10/28(月) 02:12:26
>>339

「話を聞いてくれてありがとうございます。」

「さっきの国々って治安があんまりよくないところばかりですね。」

「敵はこの町でもそうですがまず警察や軍隊、犯罪組織なんかを最初に狙っている・・・?」

まだ確定かはわからないにしろ世界クラスの射程距離となると本体の位置の特定は時間がかかりそうだ。

・・・時間がかかればかかるほど敵の戦力は増えていく。とにかくこの二人からの情報と今の情報から何かをつかまなくては・・・

そういえば不思議なのは自然公園で遭遇した警官の「ラフティング」だ。
銃まで撃ってきて、やろうと思えばオレを殺すなり感染させるなり好きにできたはずなのに
少し森へ逃げ込んだら感染もさせずあっさり引き揚げていった。

その音を消し、隠れていたのにこちらを認識していたらしき行動と妙な手の緩さが
黒羽さんや斑鳩さんから聞いた情報の「ラフティング」と食い違って思える。

彼らが遭遇したのは映画やドラマでよく見る『ゾンビ』のような奴等だった。痛みも熱さも酸欠も無視して
ただひたすらにこちらへ突っ込んでくるまさに『生ける屍』といった行動だ。

それに対してオレが遭遇したのは「某ホラーゲームに出てきた怪物化した人間」のようであった。
ある程度の技術を残したまま襲ってくるタチの悪さと妙な切り上げの早さ。

やはり警察と不良たちとでは同じ1週間で差が開きすぎている。

その事からある程度自由に動かすのに制限がかかっているものと見た。

「とにかく今は『アリーナ』へ急ぎましょう。」

「仮にスタンド使いの「ラフティング」がいたとして全員を完全に操作できるのは流石に難しい・・・はず。」
「基本スタンド能力は射程距離が延びるほど精密さは失われるのがルールなのですから。」
「それにそういう状況に追い込めば相手も何かヘマをしでかしてくれるかもしれないですし。」

全て憶測だが、足を動かさなければ状況は良くならない。斑鳩に決断を促す。

342黒羽 灯世『インク』:2019/10/28(月) 02:25:08
>>339(GM)
>>338 >>340(斑鳩)

(す、すんなり行ったのだわ。…………すんなり行きすぎな気もするわね。
 私が知らないだけで、こういうホテルだと、こういうものなのかしら……?
 ハガネ、という明らかな偽名で気付いたのは、彼らの会話を聞いていたから?
 私達に簡単に繋いでくれたのは…………あくまで親切心とも取れるし…………)

「……私からも。アポなし訪問への対応、どうもありがとう。
 お願いしたい事は……彼が言ってくれたから、私からは特に何も」

斑鳩より一歩後ろで待機し、男らの話を聞く。
何より数週間前からの犯罪率の低下――明らかな異常だ。

「レソト …………ええとホンジュラスと言えば、言わずと知れた『犯罪天国』ね。
 それと今回の件とが、つながりがあるとは限らないけれど……
 『笑い』で『犯罪が減る』なんて、いかにもありそうな話ではあるのだわ」

「『目的もなくやってる』よりは、わかりやすいし」

情報弱者のつもりはなかったが、生の情報には勝てない。
デタラメだ、とも言えない『真実味』を感じる。

「でも、犯罪抑止がラフィングの目的……としては、全体的な挙動が危険すぎる。
 むしろ私が遭遇した『発症の瞬間』を考えれば……『ドラッグ』がそうであるように、
 『治安の良くない』『荒れた』場所から蔓延が始まるから、結果的に犯罪者が無力化されやすい?
 あるいは単に、どの国でも犯罪率が下がってて、それらの国だと特に目立つだけ、かしら…………?」

成田や斑鳩のもとに現れたそれらは『既に発症済』だったように思える。
が、自分は、『それ』が『笑ってはいなかった』時を知っている。
バーの中で起きていた『暴力沙汰』か何か……あの時、笑ってはいなかったはずだ。

「いずれにせよ、国をまたいでいる以上……星見町だけで解決するとは限らない。
 ただ、私の考え通りじゃないにせよ、なにかの意図を持って誰かが感染させているなら……
 例のバーで感染を引き起こした人間がいるなら、まだ町にいてもおかしくはないけど……手がかりが少なすぎる」

唯一、あのバーで視線があった女だけは、『何かあってもおかしくはない』か。
だが、20代前半のギャルファッションの女など、星見横丁だけでも無数に存在する。

・・・何か見た目の大きな特徴などは無かったか。無いような気はするが、思い出す。

343黒羽 灯世『インク』:2019/10/28(月) 03:43:15
>>342(追記)

次の動きである『アリーナ行き』に、黒羽からも異論はない。

344『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/28(月) 11:07:32
>>340-343(ALL)

>組織に囲われているとして、こんな事態を起こした組織側の思惑も知れないが、
>そういう組織の情報自体も、他にアテが無い

アリゼ「『エクリプス』、だっけ? この町の大規模な犯罪組織。
今は壊滅してるって風の噂で耳にしてるけど、瓦解した連中の中にも探知系の
スタンド使いは恐らく居るだろうけど、今から見つけるのは難しいっしょ」

ハガネ「……勘、だが。これが世界規模として組織的な行動である事は、まず 無い。
大多数の笑う軍団を世界全土で作る事が出来る能力……目的が世界を掌握するにしても
発覚すれば、それこそ凶悪な能力なんだ。世界にも俺が知るだけで両手の指以上に
スタンド使いで結集された組織が存在する。誇張でも何でもなく世界を敵に回すんだ……」

リターンは確かに大きいが、見合うリスクでは絶対無い。行動してる奴がいるとして
単独犯であるだろうとハガネは長年のスタンド使いとしての経験を踏まえて意見した。

アリゼ「……それにしてもピンと来ない能力ね。
ゾンビ見たいに集団で特攻したかと思いきや、拳銃で牽制し再起不能が失敗して
森に逃げ込んだのを視認したら直ぐに見逃して別行動に移ったり。
行動がチグハグで、何が望みで動いてんだが私としては意味不明」

ハガネ「自動操縦型、なんだろうが……昔、やり合った何人かのスタンドの中には
段階を踏まえると行動が変わる能力もあった。学習すれば行動を変えてくる
ようなスタンド能力も存在するしな」

現段階では推察しか出来ないと締めくくる。連絡先は交換し終えた
『護衛』に関しては小林達を守る事などに対し、相応の金銭を支払うならば
依頼は受け持つが。まず護衛対象にも、その連絡をしてくれとハガネから言われる。

一先ず、この二人から齎される情報はこれ位だろう。アリーナに行くにしていも
正確な行き方を把握してるとすれば、今頃は学生寮に戻っているだろう
彼等のほうなのだが……。

345斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/10/28(月) 20:24:25
>>344

「…アリーナにしてもエクリプスにしても、その一点だけは協力できると思ってたが」
「片方はそもそも組織として瓦解しているものな……」

『ラフィング』のちぐはぐな行動は、理性を残した行動と本能的に突っ込むしかない動き
双方ともに違和感を生じさせる行いでしかない。

「感染からの時間経過で知性を得るのか? 襲撃時刻はほぼズレていない筈
僕の方はチラシを配っていた時には、まだ通常の人間だった
警察のほうは、既に数日前に感染していて、逃げ出した彼を追っていた。」

敵本体がこの町から出ているなら勝ち目がない、増やすだけなら逃げ隠れすればいいのだから
しかし逆にこの町に今もいるというなら、何が目的なのだ?

(手を増やして、この町にある『何か』を探しているのか、有るとすればそれは『スタンド関連』だろうな
 敵は世界を敵に回している、自分の能力だけで勝てると思っていないなら、能力を強めればいい。
 そんな都合のいいものがあるかは知らないが……。」

「或いはスタンドのルールに基づいての射程距離か、警察官の近くに本体がいたのか……だが」

「やっぱり、推測にしかならないな。」

正確な行動には正確な判断が、正確な判断には正確な情報が、それぞれ必要不可欠だ
正確でない情報しかない今は、例え当てずっぽうでも虱潰しに行動しなければならない。

(……そして虱潰しでは後手に回る、仕方のない事だが。)

「あー……連絡は無理だな、仕方ない
金の方は闇金数軒回るかで如何にかしようと思ったが。」

「汗をかきつづけるしかないらしい。」

346成田 静也『モノディ』:2019/10/28(月) 21:30:16
>>344

やはり…自然公園に何かあるのだろうか?
思えば通報してから警官が来るのが異様に早かった気がしたし、何より山岡さんは感染した状態であの場を死に場所としたのか。

「どうします?一度学寮へ戻りますか?
オレとしてはもう一度、自然公園の山岡さんを
見つけた付近を改めて調べたいのですが…」

山岡さんに関する痕跡はあの「ラフティング」警官に消されてしまったが、それ以外にも何か痕跡が残っているかもしれない。

斑鳩さんに意見してみるのも

347黒羽 灯世『インク』:2019/10/28(月) 23:28:57
>>344(GM)
>>345(斑鳩)
>>346(成田)

「……待って。私は彼らの連絡先を知ってるのだわ。
 お金の方は……即金でなくてもいいのなら、
 払えるアテもある。……常識的な金額なら、だけど!」

斑鳩の発言に重ねる形で、依頼についての話を続ける。
連絡先は把握済みだ。それを根拠に話を切る理由はない。

とはいえ、そっちは『無し』でもいい。
小林らが受け入れるかの問題もあるし、
降って湧いた『助力』であって自分達の行動とは違う。

「私も、今気にしてるのは……襲撃時刻がほとんどズレていないということ。
 笑いたちが、少なくとも私と斑鳩さんの遭遇した知性の低い笑いが、
 その時だけ足並みを揃えて感染を引き起こした……というのは妙なのだわ。
 敵は無差別な笑いの拡散に能力の全てを任せているというよりは……
 笑いの種を撒くのが無差別で、本体はそれを好きに発芽させられる……?」
 
「それとそれと、あの後もあの前も……町が荒れてないのも気になるわ。
 一人笑い出せばそこから集団感染して、しかも感染拡大それ自体が狙いなら、
 人間がもっと多い大通りやこの駅前は壊滅しててもおかしくないし、
 つまりこんなに『治安』が保たれてるのは、なんというか……違和感がある」

現状では推察しかできないからこそ、推察だけは絶えず行っておく。
口にした言葉が新しい気づきを、あるいは既存情報との繋がりを産むかもしれない。

「公園も、私が見た、その例のバーも…
 きっかけになる所は全部回った方が良いかもしれない。
 まさに『汗をかいて』『足で稼ぐ』しかないのだわ。
 私達は明日の朝に備える予定もないから、寮に戻る必要もないし」

「そこに、人から人につたう『笑い』が、なぜ同時に多発したのか……
 なぜ人通りの半端な場所ばかりなのか、ヒントが残っているかも」

行き方のわからないアリーナ行きに右往左往するより、
事件の起きた現場そのものを確認する方が早いだろう。
危険を伴うだろう。よって強行しようとは考えない。提案だけだ。

348成田 静也『モノディ』:2019/10/29(火) 00:04:24
>>346

(ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。最後のひと文を掲載し直します。)

斑鳩さんに提案してみる。

349『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/29(火) 11:09:16
>>345-348(ALL)

『手詰まり』な感覚が三者に蔓延している。致し方がない事ではあるが
ラフィングの動向や目的の真相が現段階では解明出来ない。
 黒羽は瞳がかちあった笑い顔の女の容貌を思い出すが、これと言って面識も
何も無い女であっただろうし。視線の交差は極偶発的なものだった
 現場に赴き、新たな証拠が無いかしらみ潰しに探す。拠点になり得る
学生寮に戻ろうとする。三者三葉の考え方や行動を提示するものの
今一つソレが件の騒動を収束するのに本当に必要なのかと言う思いも何処かにある。

停滞する貴方達を見遣り、ハガネは重い口を開いた。

ハガネ「……そいつ等は、普段通りの人間の行動を擬態出来るとして。
今もこの町の治安が保たれてると言う事は、だ……。
恐らく『今は未だ』人として擬態する必要があるんだろうな」

原理や意図は解らんがな……と言う呟きを交えてハガネは告げた。

ハガネ「……行動する時は、決して個人で動こうとするな。
この能力。比較的攻撃し易い弱者をターゲットにしている節がある。
逆を言えば、団体行動していれば容易に狙われないだろうから」

アリゼ「依頼は即現金払い! ……なーんて、んなボったくるような
真似しないし安心してよ。なんなら、あんた達の町のアリーナに
この危機を報告して正式に討伐任務とか請け負ったら目が飛び出る程の
大金が各自貰えるでしょうに」

そうそう、アリーナと言えばさ……と、アリゼは少し嫌そうな顔に変わりつつ
貴方たちにコソッと言う調子で小声で告げた。

アリゼ「……ベリルって言ういけ好かない女がアリーナの闘技者で護衛任務に
就いてるんだ。まっ 私は正直大嫌いだし、好き好んで会いたくねーし。
そいつと一番最初に喧嘩になったのは『ビッグ・クランチ』って言う飲食店なんだけどさ」

アリーナに行くって言うんなら、そいつ頼るのも手だね。とアリゼは伝えた。

『ビッグ・クランチ』……大型の飲食店だ。この駅周辺からだと約20分程
車で走らせれば到着出来るだろう。『ベリル・ストック』と言う人物の
耳に幾つかのイアリングを身に着けた赤いコートを普段着こなす特徴も聞いたので
探すにしても難しくは無い。

アリゼ「あと、老婆心って奴じゃないけど。子供は早めに寝な
訳わからん奴等が町中を覆い尽くすって事態でもさ。ちょっとは休まないと
スタンド使いでも何でも、いざって言う時満足に動けないんだから」

そんな忠告も交えて二人は話を終えた・・・。

350斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/10/29(火) 21:42:58
>>349

「じゃあ、その僕の分の皮算用『全部』でいいかな、お願いしますね。」
「連絡は……こっちのスマートフォンの番号でいいかな、(春先の毛虫の如く嫌われてるだろうけど)。」

(……感染済みなのも含めて何処まで役に立つかは解らないが、今は戦力より手数が欲しいからな。)


背筋を伸ばして欠伸を一つ。
2つの脳を回す弊害なのか、それとも運動のせいなのかは解らないが、脳に酸素が回ってないのは確かだ。


「これが終わったら1週間は爆睡してやるんだけどなぁ。」

(……子供がこんな事しなきゃならない、ってのも『笑えない』な。)

「それじゃ、ハガネさんとアリゼさんにありがとうとサヨナラを」
「次に合う時には報酬を渡せたらいいんですけど。」

去り際に手を振り、車に戻るとエンジンをかける
寝るのは車上でいいかと思っていたが、オープンカーでは凍死しかねない

「さてと……現場100回より先に精神と肉体の限界かもな、事態は致命的だが同時に緩慢でもある」
「笑い死ぬより先に餓死&凍死とか笑えないし、『ビッグ・クランチ』……か、腹ごしらえついでに行ってみるかな。」

(……なにより、僕達が持つとも思えないな、3つの精神、3つの能力と言えば聞こえはいいが、実際は三分割された煉瓦だ。
 ヒビの入っていない煉瓦と何方が頑丈か等と、考えるまでもない。)

「その後学寮に戻って、限界ならそれで今日は終わりだ ……現場に行くにしても、下手すりゃ放火と自殺現場。
警官の銃相手に、僕一人で手に負える……とは思わないんだよなあ、いたらだけど。」

351成田 静也『モノディ』:2019/10/30(水) 02:36:31
(昨日は誤字などすみませんでした)

>>349

ハガネさんに言われて初めて気づく。腕時計を見てみると大分時間が経ってしまい。
ラフティングではない警官に補導されてしまう可能性が出てきてしまう。
そうなれば厄介だ。

「・・・確かに腹ごしらえも睡眠も大事ですね。」

それとまだ夕食もとっていないことを思い出す。

「正直、オレも寝る間も惜しい状況だと思いますがそれによってパフォーマンスが落ちてしまうのは問題ですので、
いざとなったらセーフハウスとして学生寮に向かうのもアリですね。」

オレは寮ではなく親と一緒にマンションで暮らしている。母の安否も心配だがバラバラになる危険性とマンションが既に陥落していた場合の危険度を考え、
今は忘れ、一つの場所で交代しながら休むのがベストだろう。

「ハガネさんの推理通りなら相手は事をまだ水面下で起こしたいはず。ならば学生寮のような目立つ場所はまだ狙わないはず。」

「とりあえずは『ビック・クランチ』で食事とそこの『ベリル』さんからの情報収集すべきかと。」

「それとそれぞれの現場なんですがもしかしたら既に情報規制がされていて公にはなっていないかも。」

「それに自然公園なら警官ラフティングが徘徊していたとしても遮蔽物が多いのでそれを盾にしたり、
最悪はモノディでガードできるのでそこまでの心配は無いかと。」

実際、今日のように自分一人で複数相手ならばともかく、タイマンで真正面からなら
拳銃の弾丸を横から拳を叩き込み射線をずらすことはモノディの超スピ-ドならば可能なはず。(パス精CAC)

無論、弾けたとしても拳には多少のダメージを受けることになるだろう。

352黒羽 灯世『インク』:2019/10/30(水) 03:25:48
>>349(GM)
>>350(斑鳩)
>>351(成田)

「『今は、まだ』…………
 ありがとう、あなたたちの話は有益だったのだわ。
 私も、有益さを示したい所ね! もちろん、この件の解決って形で」

ハガネの言葉を復唱し、忠告と助言に頷く。

そして車内に戻れば、袖に両手を引っ込める。
寒さで手がかじかまないようにするためだ。
というか、寒いからだ。

「そうね、あなたたちもお腹が空いたみたいだし!
 私もそろそろご飯の時間……『ビッグ・クランチ』。
 腹ごしらえと情報収集で『一石二鳥』なのだわ」

その後のことは、そこで起きる事によって考えればいい。
危急の事態になれば動かざるを得ないし、
学生寮に帰って寝るのも悪い手ではない。
自覚はないが……一日中動いている。疲労は溜まっているだろう。

「現場は……そうね、今日はもう暗いのもあるし……明日でもいいのかも。
 朝は開いてなさそうなバーはともかく、公園は明るい方が調べやすいでしょうし」

「情報の鮮度という意味でも……どちらにせよもう時間がそこそこ経ってる。
 成田君が言う通り、『情報統制』やら『自然消滅』やら、するには十分なくらいに。
 それなら寮で朝まで寝て……それから動くのでも、遅くない気がしてきたのだわ」

車に乗ればシートベルトは締め、スタンドを解除してシートに背を預ける。

「『ベリル・ストック』――いけ好かない女、ですって。どんな人なのかしら?」

あとは『ビッグ・クランチ』に到着するまで、斑鳩の運転を固唾をのんで見守っておく。

353『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/30(水) 19:09:12
>>350-352(ALL)

今の時刻は大体9時を過ぎた頃合い・・・八時頃に全員偶然ではあるが
ほぼ同時にラフィング達の襲撃を受けたのだ。普段ならとっくに帰路に
向かい夕食にありつけていたであろうが、疲労も蓄積してるだろうし
寒さや空腹は見えない間に体力を削っていく。
 貴方(斑鳩)の運転は無免許だが、スポーツカーの性能も良いのか
特に事故や警官の目に付く事はなく大き目の食堂店に辿り着く。

夕食時なだけあって、開放的な空間は家族連れやカップルに旅行客
らしき顔ぶれがごった返しだ。『笑い声』も確かに幾つか昇ってはいる……。
だが、やはり薄気味悪いあの声では無さそうだ。ハガネ達の言う通り
このような集団で固まっている事は、一つの予防策なのかも。

       ワー!

アリゼから目的の人物を探していると、一つのテーブルを取り囲む人垣から
歓声が聞こえてくる。貴方達の内の一人が備える超聴覚に頼らずとも
周りの人達の呟きが三人には聞こえる。

「凄いな、おいっ。これで六連勝だぜ、あの女」

「あの兄さんに、褐色髪の姉さん ご愁傷様だぜ
もう素寒貧なんて通り越してる」

 人垣の間から褐色の髪、耳に複数の付けピアス
朱色のコートの女性が見える。『ベリル・ストック』だ、間違いない

然し顔色は余り良くなく、鋭い目で丸テーブルの向かい側の誰かを
睨んでいる。何かしらのギャンブルでもしてるのだろうか……?

354成田 静也『モノディ』:2019/10/31(木) 02:25:54
>>353

とりあえず話しかけなければ何も始まらないだろう。

「すみません、あなたが『ベリル・ストック』さんですよね?ある人の紹介できたのですが話を聞いてもらえませんか?」

テーブルに近寄り話しかける。

まあいくら何でも「ラフティング」はいないだろうが一応、あの笑い声にだけは聞き逃さないよう警戒しておく。

355黒羽 灯世『インク』:2019/10/31(木) 09:07:37
>>353(GM)
>>354(成田)

「? なにかしら……随分うるさいわね。
 『そういう店』なのかしら、家族連れもいるけど……」

この店に来るのは初めてだ。
アリゼは『喧嘩をした』と言っていた。
そして今、目の前でも何か『戦い』が起きている。
あまり治安の良い店ではないのだろうか・・・それとも?

「…………って。あの『負けてる方』!
 あの見た目の特徴……あれが『ベリル・ストック』?」

(……どうする? 勝負事の最中、しかも負けている。
 何か提案しても八つ当たりで突っぱねられるかも……
 そうじゃなくても、邪魔だと思われて機嫌を損なえば)

「あっ」

状況への対応に思案するより早く、成田が動いていた。

(そうなのだわ、今は仮に突っぱねられてでも、
 話しかけないまま『帰られる』よりは良い。
 事態は緩慢……だけど致命的で、進行中。
 『休む』手はあっても、『動かない』手はない。
 ………でも考えるのも『下策』ではない、それもそう)

「あなたも、なかなか『上等』なようね……」

ひっそりと褒めつつ、成田の後ろに着いて動く。
彼は耳がいいので、『聞く』のは任せておこう。

自分は周囲、特に対戦相手の女や、『あの兄さん』とやらの様子を見る。
そもそもこれはいったいなんの勝負をしていて、今どういう状況なのか?
家族連れも出入りする明らかに『表』の店だ。賭博とかではないと思うが。

356斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/10/31(木) 13:53:27
>>353

腕時計を見やる、9時を過ぎた大き目の食堂店は、家族連れも相まって
結構騒がしい、ただ、それとは毛色の違う騒がしさが有り、その渦中に女はいた

「……イヤリングに赤いコート、彼女がベリルか。」

野次馬の歓声と喧騒が嫌でも耳に入る
どうもギャンブルらしき物をしているらしい、飲食店で出来るなら『ポーカー』か?
だが、それよりも別の事が気になり出した。

(6連勝……?)

昔、祖父が言っていた
2連までなら運が良ければ有る、しかし、それ以上ならイカサマを疑え。と

(ベリル・ストックね……『スタンド使い』だものな)

相手にしているのがそういう『スタンド使い』だったとしても、別におかしくはないだろう
例えば、『嘘を見抜く』だとか、『カードを透視する』とか……

「ま、勝負だっていうなら……終わるまでに、何を腹に入れるか決めとこうかな。」

鉄球をジャケットに入れ、適当な空きテーブルからメニューを取って開く
勝負に横槍を入れるのは無粋な事だ、それが『正当』ならの話だが。

357『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/31(木) 22:44:25
>>354-355(成田PC・黒羽PC)

The other day I met a bear
Up in the woods A way up there……♪

鼻歌交じりの『森のくまさん』が成田の耳に届く。
ベリルでも、その隣にいる深刻そうな顔をしている男でもない。
向かい側にいるゴスロリ風ファッションの年齢が不確かな女だ。

テーブルには黒い太陽をモチーフとしたトランプのような札が
裏返しで並べられている。

?「これで『小指の爪』『ネクタイ』『家の鍵』『視力の半分』『痛覚』
全部私が貰っちゃったわね。
 ほらほら、さっさと捲って?」

ベリル「……勝美、今度は私が引く」

勝美「駄目だっ、俺が……俺が負債を受けるっ!」

ベリル「最初から決めただろう。私が盾の役目だとな
それに、平気そうな面してるが目の焦点を合わすのに苦労してる。
ガッツだけは認めてやるがな……」

尋常では無い会話が成田達の前で繰り広げられている。
 成田が話しかけると、苛立った口調で返された。
目すら合わせる事なく、射殺す視線をゴスロリの女に向けてる。

ベリル「悪いが後にしてくれ。目の前のこいつを
何としてでも再起不能に陥れないと……」

 ――エクリプスの数字付き 逃してたまるものか

これは、とても小声であったが成田には聞き取れた。

後から続く黒羽は、傍観する群衆の雑談から
ベリルと勝美と言う二人組が、此処で先に優雅にケーキに
舌鼓をうっていた女性と何やら短く口論をした後。会話から
『オペラ』と言う名前が判明した、ゴスロリ女性が自分との
どのようなゲームでも勝利する事が出来たら身柄を差し出すと
言う風な事を告げていたと言う事。

「俺は途中からしか見てないが、ポーカーなりチンチロリンなり
色んな賭博で挑んでるが、ゴスロリの全戦全勝さ。
あの二人組も結構勝負運が強い筈なのに全然あの女に勝てやしねぇ。
まるで勝利の女神が人の形をしてるようだぜ……あの女」

「水差すようで悪いけど、博打って大抵の場所だと禁止じゃないの?」

「まぁ、そりゃ何か賭けてたらな。けど、見た限りだと何か書かれた
札を捲って二人に渡してるだけだしな。しかも何か只事じゃない気配も
あるし、おいそれと口を挟みたくないね」

周囲の群衆には、これが何かしらの大事なゲームのようだが賭博であると
認識出来ていないようだ。だが黒羽と成田には……
これは只の『ゲーム』ではないと感じる事が出来る。

ベリルは、ゆっくりと慎重に散らばっている黒い太陽マークのカードに
手を彷徨い、意を決して一つの札に手をかけるのが見て取れた……。

358『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/10/31(木) 23:01:32
>>358(斑鳩PC)

この『ビッグ・クランチ』のメニューは豊富だ。
ワインやビールも良い味を醸し出しているが、残念ながら貴方の
年齢や外見では店員も注文を受け付けてはくれないだろう。
だがアルコール以外でも、星見町の郷土料理であるうなぎ飯を始めとした
うなぎのスパゲッティなり料理の種類は豊富。ベリル達の賭博が観衆の
興味を惹いて、丁度横の四人席のテーブルが空いていた。
軽食を頼む、他の二人の分も良かったら頼んであげた方が良いだろう。

?「よぉ、御両人! どうだい最高の一夜を過ごしているかいっ」

               トスッ!!

メニューを開き、料理の写真を眺めてる時だろうか。馴れ馴れしい男の声と
共に空いている席に図々しく座って来る人物が一人、勿論貴方は知らない。

?「何でぇ何でぇ! んな辛気臭い顔してよぉ! ヘヘへッッ゛
――もうすぐ世界が終わるんだぜ! パーッとやろうぜ、まっ! パーッと!」

!? ……聞き捨てならない事を発する男性。歳は二十代……だろうか。
赤ら顔の鳥の巣のような髪型をした男は瓶ビールを片手に行儀悪く
足を組みつつ酒を飲んでいる。

?「おいっ、ウェイター! もう一丁ビール! そっちの若いのにも一杯!」

店員「未成年に出せませんって……すいませんね、お客さん。さっきから
この人ってば酔って他の人にもこんな感じて絡んでて……」

?「へへへへっっ! うっせー うっせーっ! いいから酒だよ酒!
あと明日か明後日にゃ、もうこんな風に酒も飲めねぇんだ! 飲み納めよ!
今日は吐いても吐き続けても浴びる程に飲むぜぇー!」

正体不明の酔っ払いな男は、そう酒を飲んでいる。

只の泥酔している男の戯言か、もしかすれば何かを知っているのか。
 ……次に貴方が発する言葉か行動で男の行動も変わるだろう。

359斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/01(金) 01:31:16
>>358

メニューを開くと、でかでかとゴシック体のフォントで書かれている……うなぎスパゲッティ?
あー……眼を疑えばいいのか僕は、それともどこぞのお山の親戚なんだろうか。

あるいは、この酔っぱらいのヤマダ(仮称)の親戚かもしれない。
其方の方が現実味が有りそうだな、とはいえ可愛そうなので困り顔の店員に声をかける。

「ああ、いいんだ店員さん、貴方にも迷惑なのは解ってるが、酔っぱらいは仕方ない。」

「それより軽い物が欲しい…クラブハウスサンドとかは?4人分。
うん、アレルギーの類は抜いてくれ。」


そう言うと先に代金を支払う、5秒後に僕が支払えない可能性も無いとは言えないから
ただ、酔っぱらいとはいえ、彼の台詞には5秒後も興味がある。

酔っぱらいのたわごととしては、今の状況に奇妙に合致するからだ
向こうは2人に任せておけばいいだろう、僕は保母さんでは無いのだし、困ったら向こうが呼ぶだろう。


「――酒飲みと言うのは二回死ぬそうだね、一度目は酔っ払って天国に、二度目は酔いがさめて現実に。」


「で、だ」


「貴方のそれは『単なる酔っぱらいのたわごと』なのか?それとも」
「もうじき『心の底から笑う事も出来なくなる恐怖』で、そんな事を言ってるのか?」

氷のような声は変わらない、笑顔の化粧で隠す必要もなくなってしまった
5年前と変わらない、興味が湧く程に冷たさを増す声。

「……僕は結構興味あるかな、そういうの」
「聞かせてくれないか、酔いながらでもいいから……頼むよ。」

そうして微笑む僕の顔が、彼にどう見えたかは解らない
僕は手鏡を持っていないからね。

360成田 静也『モノディ』:2019/11/01(金) 02:32:09
>>357

「なるほど、そちらの事情は大体わかりました。」

アリーナとかというスタンド使い同士の戦いがあるということはそれに対する博打もあると踏んでたがゆえに
非合法の賭博もそこまで驚くことではない。

『エクリプス』・・・確かさっきのアリゼさんの会話に出ていた壊滅した犯罪組織だったか?
さしずめ目の前の『オペラ』という女はその残党それも幹部格でスタンド使いと言った所だろう。

さっき小耳に挟んだ情報だと『6連勝』?流石に強運だけとは思えない爆ツキだ。まずイカサマだろう。
『モノディ』を少し出して『オペラ』本人及びディーラーが何かおかしな行動をとっていないかをチェックする。
カードのカットと配る時の音、周りの外野の音、『オペラ』の手回りの音を探る。

外野からイカサマを糾弾したところで相手の有利は覆せず、こちらもゲームから排除されるだろう。
だが逆に言えば暴いた相手のトリックを「ベリル」にガヤとしてアドバイスすることで相手の有利を消すことはできる。
何か難癖をつけてきても『外野のガヤに過ぎない』で押し通せるのだから。

「オレ等ならもしかしたら何か助けになるかもしれませんよ?どうです?オレらに賭けてみませんか?」

黒羽さんにもアイコンタクトを送り、相手のトリックを暴くのを手伝ってもらう。
オレができるのは音に関することだけでそれ以外の探知は専門外だ。彼女の『インク』の助けが必要になる。

ここでむざむざと「ベリル」を、人を殺させてたまるものか。必ずトリックを暴いて見せる。

361黒羽 灯世『インク』:2019/11/01(金) 03:39:15
>>357(GM)
>>360(成田)

成田のアイコンタクトには視線だけ返す。
それで十分だ。前提としての協力関係がある。

(『法で許されるとしても大衆向けの店でやるの?』
 …………というのはあるわ。観客の数が発動条件?
 単に場所を変える余裕までは無かった、というだけ?
 それとも私の能力が空に文字を書いて発動するように、
 賭博の能力なら、表向きの公正さが条件なのかしら?
 運命の女神というのは比喩か、それとも能力?
 でも…………あの『負債』とやらもどう考えても能力。
 イカサマの方は、純粋に腕? ……確かめる価値はある)

この疑念のポイントは『水差しがありえる』こと。
賭博中は無敵とかの法外な能力があるならともかく、
現に黒羽達のように『乱入が生じる』リスクがある。

ほかに野次や、人垣の邪魔さ、店への迷惑もあるだろう。
そこにこそイカサマを仕込んでなければ・・・だ。

(それと……『この戦いはどれだけ重要なのか』。
 ゴスロリ女が事件の主犯とは、とても思えない。
 何も知らない可能性すらある……すくなくとも、
 このベリルさんは多分『ラフィング』を知らない。
 知っててこの女を優先してる可能性もあるけど……
 最悪、アリーナ自体がまだ状況を掴めていない?
 相手の女も何も知らないなら……寄り道になるわね)

ベリルの対戦相手が『何者か』は知らない。
が、アリーナの戦ってる相手なら高確率で『敵』だ。
しかしそれは『ラフィング』より優先すべき敵なのか?

・・・なんとも言えない。

「『田中君』……さっきも話したけど調子が悪いの。
 少し…………お花摘みに行ってくるのだわ。
 その勝負が気になるなら、そこで見て待ってて」

成田に呼びかけ、名前は『偽名』を使う。
勝負に乗った人間しかいなくなるのは嫌な予感がする。

名前を握られるのが危険という可能性もゼロではないし、
『意味なく離れるわけじゃない』事の意思表示でもある。
それに……犯罪組織の残党に、本名を教える理由も薄い。

「あとで戻ってきたとき、どうなったかを教えてね」

強く引き止められでもしないなら化粧室に向かう。
……『インク』で、今見ている光景の事実確認をする為だ。

一応、潜んでいる『ゴスロリ女の仲間』などがいないかは気を付けておく。
客も多い店内、一つの席を多人数が囲んでいる状況さえイレギュラーだ。
流石に怪しい動きをしただけの黒羽に、暴行を加えるような策は打たないだろうが……

362『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/01(金) 22:31:50
>>359(斑鳩PC)

世の中にはうなぎの蒲焼パスタもあるのだ。それの類似したものか
ウナギの肉を麺に練り込んだ斬新な料理かも知れない。まぁどうでもいい
肝心なのは『目の前の男』だ。ニヤニヤと貴方に対し酒臭い息を昇らせつつ
正気か狂気に入り浸っているのか怪しい男との対峙が今の貴方にとっての。
 サンドイッチなりの軽食に店員は場から離れる。他の観衆はベリル達の
ほうに関心が向かっており、貴方と男の会話を邪魔するものはいない。

?「とりあえず、俺の事はヘルマンって呼んでくれよ。いや、ちょい待った!
フェルデンって言うのも中々良いネーミングだと思わないか?
へへへへ! 名前なんてどうだって良いのさっ。どうせ、残り数日で誰も彼も
名前なんぞ呼び合う手間も何も無くなっちまうんだからな」

男は再度酒を口に含む。ヒヒと言う笑い声は余り愉快では無いが
貴方の体調に異変を起こすような力は今の所感じられない。

?「んな凄んでも意味ねぇぜ。俺を今ここで殺したって先に地獄へ行くだけ。
お前さんも早めに死んでおけよ。あいつ等に取り込まれるとよ、どうも
『何処にも行けなくなる』って話だぜ? ゾッとするよな、えぇ おい。
それならよ、俺は自殺は信条としてしない主義だが。もう少しして世界が
終わる時を満足するまで見物したら、さっさとくたばる事に決めてんだ。
お前って、アリーナの奴かフリーランスの使い手なのか知らんけど。
あー、どうしてお前が使い手か解るかって? あっちで猟犬達を物理的に
搾取している支配人様が、そう言うの解るのよ。
 お前さん方はよ、アレ等喰いとめてぇって思ってんだろ?
諦めろって。上のもんは全員、今回の事に関しちゃ半ば収束を放棄してる。
幹部級が全員揃って、対岸に向かおうって決めてんだぜ。
だからよ、お前さんも最後の日まで恋人とか家族とか大切な人達と
一緒に過ごしてやるんだな」

 瓶ビールをグイッと飲み干す酔っ払い。
こいつは何者で、何処まで今回の事を把握してるのだろうか……?

363『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/01(金) 23:01:42
>>360-361(成田PC・黒羽PC)

And so I ran Away from there
And right behind Me was that bear…♫

森のくまさんの歌詞が貴方の頭の中に響く。今、オペラと呼ばれる
年齢不詳の若くは見える女はカードをカットしたりなどしてない。
小さな微笑を模り、童謡口ずさみしつつ首を軽く左右に揺らしている。
勝美と呼ばれる男が不規則に緊張交えた呼吸をする音、そしてベリルが
カードを捲る音が超聴覚でクリアに聞こえる。

ベリル「……ぐ」

            ――『目的』

裏返し、表にしたカードには そう文字が描かれていた。

                 ――ズギュン

それと同時に、一瞬だけであるが成田の目にはベリルの体に重なるようにして
黒く覆うようなヴィジョンが見えた。カクンッとベリルが体を前に倒し
重心が傾き上半身が少し重めにテーブルの縁に叩きつけられる音と
勝美が彼女の名を鋭く呼ぶ声が響く。

ベリル「…………? ――私は何を此処でしているんだ?」

数秒硬直していただろう彼女は、背筋を元に戻すと呆然とした表情で
記憶喪失になったかのように呆然自失の表情へと顔つきを変えた。

>オレ等ならもしかしたら何か助けになるかもしれませんよ

勝美「っ……! 君は 君はスタンド使いかいっ!?
頼む、彼女は俺のフィアンセの大切な物を取り返す為に戦ってくれてたんだ!
けど、俺一人じゃ太刀打ちできない……力を貸してくれ!」

ベリルが『再起不能』の状態に至ったのを視認し、勝美と言う男は
年少であろう貴方に頭を下げて頼み込む。

オペラ「あらあら 可愛い野鼠さん 貴方が猟犬の代わりに
私の相手をしてくれて?」  クスクス

悠然と優雅に、何を考えてるか知れない微笑を浮かべオペラは貴方(成田)を
見据える……貴方の背筋に冷たい感触が走る気がした。

 

貴方(黒羽)は何事もなく化粧室に辿り着いた。警戒するのは当然だ
誰かしらがラフィングかも知れないし、エクリプスの配下かも不明な
水面下では不穏な動きが見え隠れしている。念には念を入れるべきだろう

化粧室は不幸か幸運が誰も今は入っていない。『インク』で
一組の男女がオペラと言う女とギャンブルをしていた。と言う感じの文を
走らせるとした場合……それは『再現』が出来ない。

恐らくながら『ギャンブル』自体は何かの能力か形成している。

そして、このアリーナとエクリプスのぶつかり合いがラフィングの事件に
絡むのか、そして影響や重要性についても不明瞭だ。
 幾つか方法はある。ハガネ達の時のように直接聞き出そうとしたり
周囲に仲間がいるだろう事を推測して、そこから情報を得ると言う手も。

冷静な君の判断と行動が鍵となるかも。

364斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/01(金) 23:09:23
>>362

メニューを閉じて、テーブルの脇に立てかけ
おしぼりの袋を破って手を拭く、いつも通りに。

 「そうか、ヘルマン 君の親切には感謝する、でもその上で言うよ」


 『嫌だ、最後まで諦めない。』


 「……僕が子供だっていうのもあるんだろう、僕の家族が既にそうなってるのもあるんだろう」

 「ただ……貴方が言う、『大切な人達の為に』」

氷のような瞳の中に、暗い炎を湛えて
柔らかな声が海の中からの声のように静かに告げる

 「僕は5年前からずっと、諦めた事だけは無いんだ。」

そう言ってグラスの一つを取ると
喉を鳴らして空のグラスを置いた、氷が小さく音を立てる

 「……ま、貴方の言うとおりに、僕も手詰まりなんだけどね」

肩を竦め、冷えた息を吐く
彼は凄むつもりなど毛頭ないのだ、ただそれが『前』は普通だったというだけで。

 「でも、何故諦めたんだ?その……『彼ら』は、使い手は幾らでもいるだろうに
 他と手を組む選択肢だってあった筈だ。」

365黒羽 灯世『インク』:2019/11/02(土) 00:09:00
>>363(GM)

(再現できない。これは『当たり前』……?
 『ギャンブル自体がスタンドで作られている』という事?)

           サラサラ

(……『ギャンブルをしていなかった』はあり得ない可能性よ。
 そう考えると、『勝てば何でも奪えるギャンブル』が彼女の能力。
 確率的にほとんどありえない『6連勝』は、一体どうなのかしら)

『オペラは〝笑い〟のことは知らずに、ビッグ・クランチにいた』

――――黒羽が抱いた『第一印象』だ。
少なくとも現時点では『事実』であると考えている光景。

後からきてアリーナに因縁をふっかけていたのではなく、
元テロ組織とはいえ優雅に『スイーツ』に耽っていた。
そして今も、ある意味悠々と構え『敵』を迎え撃っている。
それはあの『狂気』を知ったうえで選ぶ行動とは思えない。

書き、再現する。

「…………」

(気になるのは……ポーカーにチンチロ?
 どれもこれも『運勝負』……『勝利の女神』。
 この二つに共通するのは『運がいい』か、
 もしくは『カードの裏』『お椀の中が見える透視』?)

             サラサラ

(そもそも…………そこじゃない。
 勝負を提案したのは……どっち?)

>「俺は途中からしか見てないが、ポーカーなりチンチロリンなり
>色んな賭博で挑んでるが、ゴスロリの全戦全勝さ。

(それが分からない限り前提がそろわないのだわ……ここはまず、そっち!)

『客たちが、ベリル達は、オペラが提案した種類の賭博に挑んだと言っていた』

そのように無意識で脳内変換していた。だが、これは事実か?
ベリルたちがルールを次々変えながら挑んだ、と取れなくもない。
その場合、六連勝の種はゲームルールを問わないものになる。
オペラが選んだのだとすれば、ゲームの内容の共通点を探れるが・・・?

この二つの再現を終えるまで次の行動はしない。鏡の前の位置で、とにかくそれらを終える。

366成田 静也『モノディ』:2019/11/02(土) 02:23:00
>>363

黒羽さんが向かった方向を見る。・・・まだ来ていないということは正体は掴めていないということだ。

文字通り危険な賭けになるが・・・

「・・・わかりました。しかしその前に今の状況に至るまでの説明をお願いできませんか?」

『斑鳩』さんなら、見捨てていたかもしれない。『黒羽』さんも冷静に損得を考えられる人だ。
だがオレは・・・『成田静也』は目の前でむざむざやられるのを見逃す・・・そんな『納得できない』事はできない。
助けられる可能性が残っているのに助けないということは自分の中に『後味の悪さ』を残す。
そんな生き方はオレは嫌だね!

「今、オレとオレの仲間がヤツの秘密を暴こうとしている最中なんです。時間と情報が欲しい。」
「ヤツについてのこれまでを良ければ教えてくれませんか?」

「あの影がヤツ・・・『オペラ』のスタンドですか?そもそも今のゲームは何のゲームなんです?」
「今まではポーカーやチンチロだったらしいですが、ブラックジャック?神経衰弱?どちらとも思えない奇妙なゲームでしたが。」

無論答えられないという可能性もある。相手のスタンドの誓約とでも言おうか、そういった強制力のある能力もあり得る。

『モノディ』の聴覚センサーは開いたままにしておく。今はこの・・・曲調からして『森のくまさん』か?
それ以外は特に怪しいものは・・・無いはず。精々メトロノームのように首を揺らしているくらいだ。
だがどこにヤツのトリックにカラクリがあるかわからない以上周辺も含め一つの挙動も逃すことはできない。

367『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/02(土) 10:59:59
>>364(斑鳩PC)

自称ヘルマンは憐れみの表情を含んだ苦笑を浮かべ、貴方の疑問に答えた。

「『治療系能力が全て通じなかったんだ』よ。
俺らの上は、自慢じゃねぇけど奴等の異常さは早めに察知出来た。襲撃された
誰かの一人は、囲まれて取り込まれる前にソレの一人を引っ掴んで逃げおおせて
とりあえず呼び寄せられる連中で全部治せるか試して見た。
――結果は全滅。誰一人として声帯潰しつつ顔に頭巾被ったソイツを真っ当な
元の人間に戻せなかった。だから上は結論付けた
こんな化け物にしちまう奴等を、まともに相手する位なら。とりあえず健常で
幾らかポテンシャル満ち溢れた仲間内だけでセーフティーゾーンに避難して
一先ず最良の有効策を編み出すまでは静観しようって感じにな。

他と手を組む? 散々殺し合って騙し合いしてばっかなアリーナや別の派閥とも?
冗談にもならないぜ御両人。俺達は俺達の信頼の無さやエゴイストさも自慢じゃないか
他人以上に自認している。協力する行程のどっかで亀裂走って共食いが目に見えてるだろうに。

そう考えるとよ、奴等ってのは人類切っての最悪の戦略兵器ではある。
誰かにとっちゃ目に見えない脅威で、目に見えても何処まで脅威か把握出来ないし
把握出来ても対処する当てがほぼ無いに等しいと来たもんだ。シロアリなんぞ目じゃねぇ

だからよ御両人。俺は『船』に乗り込むのは諦めてる口だ
誰もが箱舟に乗りたいと躍起になっても定員ってのが存在する。俺の死んだら
殺した相手に憑りついて行動阻害するらしいクソ役立たずな力なんぞ誰も
欲しないし口で言わずともお払い箱さ。支配人の嬢ちゃんは、そもそも舟に
乗らず、残った数日で遊び回る予定らしいぜ? まぁ、支配人様の力なら
もしかすれば生き地獄の中でも一人っきりで生き延びれるのかも知れねぇがな……」

丁度男が話を区切り良い所まで話し終えた頃、クラブハウスサンドが運ばれてきた。
あんがとよーと男は手掴みで喰い始める。

貴方も食事を摂るほうが良い。腹が減っては何とやらだ……。

368『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/02(土) 11:11:34
>>365(黒羽PC)


>『オペラは〝笑い〟のことは知らずに、ビッグ・クランチにいた』


まずこの文章の再現についてだが。貴方の『インク』の能力は
目撃した事実を再現する能力である。オペラはビッグ・クランチにいた
等の文章なら問題なくインクはその行動を再現するだろうが。
笑い〟のことは知らず は現段階で検証不可能な情報の筈。
よって、この文章の再現は難しいものだろう。

>『客たちが、ベリル達は、オペラが提案した種類の賭博に挑んだと言っていた』


これに関しては貴方が回想すれば事足りる。
観衆の彼等は雑談で、ベリル達がギャンブルの方法を決めた上で
ディーラーのオペラに挑んでいたと話していた。(GMの描写抜け)

勿論、彼等の中には途中観戦者もいるだろうし、ベリルや勝美が
何連敗かした後に勝負方法を自分達で決めるように提案した可能性もあるが
情報を総合すればベリル側に有利な条件でギャンブルが始まったようだ。

勝負の内容に共通点はない……ただ、オペラの勝利と言う『事実』のみが
あの場には聳え立っている。

369『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/02(土) 11:41:04
>>366(成田PC)

勝美は説明を始めた。

「まず、切っ掛けとしては俺がフィアンセに婚約指輪を買ってだ。
その時アクセサリーショップに偶然居合わせた、その女が私もそれが
気に入ってたから、ちょっとした勝負で譲って下さらない? 
と言ってきたんだ。何の冗談だと思ったし、俺は真剣に受け取らなかった。
雰囲気や声の調子から、きっと他愛のないジョークと思っちまったんだ。
今となっては大間違いだったがなっ。
 ジャンケンなりやった後、俺は負けた。そして、どう言う訳か
その瞬間『取り戻せない』ってのか感覚としてわかった。幸いにも
俺はそう言う能力者が知り合いにいるからこそ、伝手を使ってアリーナの
ベリルさんに協力して貰い……そんで、この様だ!
 ああっ チンチロ・神経衰弱・ポーカー・ブラックジャック
何でも挑んだよ。ベリルさんは念押しするように、このゲームは
真剣勝負でイカサマ抜きの公平なゲームか? と戦う前に質問していた。
彼女も頷いてたし、ベリルさんも聞いて暫く考えてから了承したんだ。
 けど……勝てない。勝てないんだ! 見た所、イカサマしてるようには
思えない! ベリルさんも能力が何か見抜けない!
 そして、ペナルティとして この『煉獄タロット』を受けている……
軽いものから、心身に障害が陥るようなものまで搾取される可能性がある
悪魔みたいなゲームになっ!」

オペラ「ねぇ、ゲームするのなら早く始めてくれないかしら?
いまツキが私に降りているんですもの」

ツキが隠れない内に、楽しい愉しいゲームをしたいわ。と子供のように
オペラは微笑む……。

貴方(成田)は、この恐ろしい死亡遊戯になりかねないギャンブルを
内容を聞いた上で挑むか。それとも本来の目的の為 あえて撤退を
選ぶかも自由だ。

勝美「それと、不用意に攻撃しないほうがいい。
ベリルさんは勝負前にスタンドを出しつつ聞いたようなんだ。
『お前に攻撃すると我々は生命に影響及ぼしかねない危険が降りかかるか?』って
返答はYESだった。多分、このギャンブル以外に何かしらカウンター系の
能力を持ってるらしい事は間違いないっ」

自衛能力も備え付けているようだ・・・。

370斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/02(土) 12:47:02
>>367

 「この異常で、協力すらせず」
 「……解決手段が見つかるまでは、船に逃げ込もう、か。」

 「酷いジョークだ、特に現実だって部分が。」

サンドイッチにかぶりつく。

僕は最初、これがスタンド使いの攻撃だと思っていた
『そうでなければ対処手段が無い』からだ、『本体』さえ殺せればこの事態が終わると。

だが、違うのかもしれない

スタンド使いは『1人一能力』、世界の各地に『ラフィング』をばらまいている以上
射程距離は『ほぼ無限』そんなスタンド使いが存在するのだろうか?

『スタンド使い』で治癒も出来ない
その中には僕が心の底から求める『精神を治療する』存在もいた筈だ

……だがお手上げだったと彼は言う。

スタンドですら解決できない『能力』
僕の知らない事象……。

 (解決不可能なら、僕にとって一番良いのは、感染者でない家族を連れて『船』まで逃げる事になる)

だが、恐らくその船に椅子は有るまい
狂ってしまった寝たきりの夫婦と、感染した祖父母 連れて行けるわけもない。

(最短の道を歩いて来た筈だった、だがこの事態がスタンド能力ですらないというなら
僕の行動が根本から覆るだけだ、全てを悪化させてきた道に……。)


……戦う理由が無くなる、生きる意味無くして、ただ息をするのは死んでいるのと何が違うというのか。


 「――『本体』を殺すしかない、それ以外では単なる手遅れだ。」

 「『船』が安全だという保証が何処にある?」


そんな存在はいなかったとしても、僕が生きるための選択肢は他に無いのだ、ただ……

 「彼らは『本体』を探そうとはしなかったのか、それとも見つけられなかったのか……
 他には悪いニュースが、まだあるのかい?」

あの2人にどう言ったものか、今すぐ家族を連れて、船に逃げろと言うべきなのか
僕の戦う理由は無くなりかけているというのに。

371黒羽 灯世『インク』:2019/11/02(土) 16:30:23
>>368(GM)

(……あら、不発……これは『事実ではない』から?
 それとも、『笑いを知ってるかは見てないから』?
 再現できなかった以上、どちらにしても『保留』ね)

『インク』の用は一旦済んだ。
思い返せば聴いていた『勝負の条件』を考える。
元々は何一つ共通点がない様々な勝負……
ベリル達が偶然、ここ数回は運の絡む物を選んだだけ。
つまり、仕込みでなんとか出来る範囲ではないだろう。

あのオペラという女は『イカサマの天才』で、
どんなルールでもイカサマを即興で思い付くのか?
しかしチンチロリンにイカサマなど存在しないだろうし、
もし仮にするとしても道具を変えられれば即、破綻する。

それとも『賭けに勝てば何かを奪える』ような能力と、
発動条件の『賭けに勝つことを』を確定させる能力を、
同時に持っているとでも言うのか? 一人の人間が?
『インク』に『千里眼』が備わっているような話だ。

自然な結論は、何だ?

(…………『協力者がいる』?)

ベリルと勝美は……当たり前だが敵に集中していた。
イカサマを見破るための努力もしていたはずだ。

では……集中の外に敵がいたら?
先ほども考えていた。なぜこの店で戦い続けるのか?
なぜ『判官贔屓』の状況では不利にもなりえる人垣を、
実際成田と自分を呼び寄せる理由にもなったアレを、
人払いする事もなく、あえて残したままにしているのか。
屈辱を与えるため? 必勝だから? 次の獲物を探すため?
なるほど、いくつか理由が用意できなくはなさそうだ。

(用意している『協力者』を……あの人垣の中に、紛れさせれば……?
 人の少ない場所でやるなら、近くに第三者が立てば怪しまれる。
 でも、レストランで観客が集まって来るシチュエーションは……ありえる。
 ……これなら場所を移さず、人の多い店で迎え撃つのも納得がいくのだわ)

……別の疑問もある。

安いファミレスでも一つの席を囲んで大騒ぎしていれば、
普通店員が止めに入る……多少ランクの高そうなこの店で、
なぜグレーゾーンに思える行為が長く続けられるのか。
わざわざ『挑戦を受けている』のだから、注意されたり、
退去させられたりは……オペラにも都合が良くないはずだ。
これも……そういう店だから、と言われればそこまで。

(そういう店を下調べしていた? ……それとも袖の下で騙されている?
 いえ、あるいは…………『店員に言うことを聞かせることができる』……?)

そして、二つを合わせてさらに芽生える疑問。
観ている側に主旨を伝えているわけでもないうえに、
ゲームの内容は見た目には地味なポーカーやチンチロ。
なぜ、これであんなに『人が集まっているのか』だ。
途中からは分かる。人は人の集団に惹かれるものだ。
では、『最初の誰か』はなぜあの勝負を身始めたのか。
なんとなく、偶然目にして? なるほど有り得る話だ。

(…………偶然の可能性、低い確率の推測はある。
 でも…………この疑問全てに共通の解答が思いつく)

「…………まさか…………」

(『オペラは最初っからこの店の関係者か要人で』
 『サクラを使って人垣を作るのは容易な立場で』
 『人垣の中か、それで隠したどこかに必勝の担い手がいる』)

こんなのは推測に推測を重ねただけの考察だし、
完全に的外れで全てオペラ個人の能力かもしれない。
重いリスク込みの凶悪な能力、という可能性はある。

(つまり…………ここは、彼女の『狩場』だとしたら? 全ての正解になるのだわ!)

正解だったからと、それで勝てるわけでもない。
前提として、ここで勝ってどうする?という話もある。
ベリルが偶然全てを知っているとかなら話は別だが……
ただ、『負けたままで終わるのはどうかと思うのだ』。

ホールに戻り、店内を歩きつつ、あの人垣の周辺遠巻きに観察する。
ウエイターなど、店員達はあの集まりに何か反応をしているのか?
また、露骨な監視カメラとかは無いか? 不審な動きをしている客はいないか?

「………『田中君』……『田中君』、『聞こえる』なら自分の頭を触って」

また、口元に手を当てながら、かつ『スタンド会話』で小声で呟く。
成田の耳なら……『カクテルパーティー効果』というヤツも考えれば、
聞こえる可能性は十分ある。どの程度の声で話せば聞こえるのかは知っておきたい。

372成田 静也『モノディ』:2019/11/02(土) 21:12:06
>>369

「・・・なるほど、貴方とベリルさんは直接の関係があるわけでもないし、それを助けようとした彼女がどんどん奪われていった、と。」

なるほど少しキナ臭くなってきた。

「わかりました、が疑問があります。彼女がさっき言っていた『エクリプスの数字付き』とは?」
「貴方はそのことを知らなかったんですか?貴方だってアリーナのメンバーなのに?」

>>371

実にいいタイミングだ。話を聞いて混乱している風に『頭を掻く』動作を行う。

彼女の検証次第だが、十中八九この中に・・・もしくは『ベリルさんとオレたち以外』は全員敵の可能性も出てきた。

つまり最初から全て仕組まれた罠、獲物を仕留める狩場である可能性だ。

しかし逃げる選択肢はない。少なくともベリルさんの奪われたものは取り返す。

373『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/04(月) 22:35:30
(皆さまレス遅れ大変失礼しました)
>>370(斑鳩PC)

>『船』が安全だという保証が何処にある?

ヘルマンは、その問いに力なく首を振る動作と共に告げた。

「無いよ 保証なんぞ誰も持ってやしねぇ。
ただし何時も閉じこもってたり、極力人付き合い避けてるような
幹部級の奴等は感染のリスクも少ないのは当たり前だろ?
 そいつ達を始めとして、あの奇天烈笑いの連中と直接遭遇してない
面子だけ集合して舟に乗り込んでる。……ああ、因みに俺も直には
見てなくて映像だけだが、それをどう証明しろって言われてもな。
この俺の目が嘘をついてるように見えるか? なんて台詞述べたら
ぶん殴りたくなるだろうぜ へへへ」 ゴキュゴキュ

>彼らは『本体』を探そうとはしなかったのか、それとも見つけられなかったのか……

「そんなあんたに朗報だ。『本体は既に把握してる』ぜ
おっと! 言っておくが俺の口から強引に吐き出せるもんなんぞ
ついさっき口にしたクラブサンドとビールの混ざったゲロだけよ。
『オペラ』に聞くんだな。もっとも、支配人様の気分次第だがね……」

『本体』をエクリプスのメンバーは知っている、と言うらしい。
 何処まで真偽と信用を置ける情報か不明だが……。

374斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/04(月) 22:55:10
>>373

「貴方はかってに言えない、『上司』の『掛け金』だから……か。」

胸中で呆れと嘆きがないまぜになる
何一つ、うまく言葉が纏まらない僕の心中だが、それでも情報の一つは掴んだ。

「支配人……つまり、向こうの女性か、眉唾物の情報だけど
まあ、貴方の言う通り『保証は誰も持ってない』んだから」


(そして、阻止しに行かない辺り、この事態を甘く見て、利用しようとしているのか
あるいは本体が殺害不可能な場所にいるか……。)


「恐らくだが、こんな時に『ギャンブル』で勝つしかないらしい。」


歯がゆい、かつていた天才ならば、直ぐに解が解るか、或いは不可能だと判断しているのだろう
だが彼は死んだ、僕では力が足りない……アレは能力の筈だ、では解決方法は?

(…………。)

何も思いつかない。

「情報、ありがとう。」

サンドイッチを二皿持つと
席を立って賭けの様子を見に行く、向こうはまだテーブルに釘付けらしい
こうして食べるのも忘れているのだから。

375『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/04(月) 23:01:07
(皆さまレス遅れ大変失礼しました)
>>371-372(成田PC・黒羽PC)

貴方の『観察眼』と『読み』 記者として鍛えられてきた
スタンドには無いセンス。――多分 当たりだ。
ウェイターは開放とした、このレストランで一つのテーブルを
囲むような人垣に対し近寄って注意や言及するような事はなく
彼、彼女等のマナー違反を無視している。
 監視カメラなどは出入口に備え付けられており、客たちは各自
バラバラな行動をとってるように思えるが、何人かは窓辺に寄り添って
建物の外側に対し規則的に目を走らせてるように思えた。


勝美「いや、俺はアリーナの人間じゃない。結社と言う…………いや
とりあえず俺はスタンド使いじゃないが、上司と言うか師に値する人が
スタンド能力を持っていて、幾らかそう言った輩に耐性あるだけだ」

何か興味ある単語も出したが、彼は手を振って自分の話題は遮り
エクリプスの数字付きに対して情報を提供する。

勝美「ベリルさんの言うには、エクリプスと言う組織が壊滅前から
要注意でマークされていた人間達の事を数字付きと称してるらしい。
今、目の前のその女性も。……だから油断はしないほうがいい」

オペラ「可愛らしくも品もない呼び方ね。だからアリーナって嫌いだわ」

ファーと緊張感は全くない感じの欠伸と共に口に手を当てて。オペラは
退屈そうな顔を少し浮かべ、何やら思い付いたとばかりの笑みに変わる。

オペラ「ああ、そうだわ! ねぇ、そっちの野鼠ちゃん(※成田)
私と『ゲーム』しましょうよ。そうね、『ウミガメのスープ』でどう?
お題は『どうして、私はこんなにゲームで負けないのかしら』
5回質問して、それで当てられたら猟犬達の負債も全部返してあげる!

野鼠ちゃん。他にも御仲間いるなら、連れてきなさい
もしも一門目で正解出来るようなら。
――『チケット』を上げる。箱舟のチケットよ
ねぇ、どうかしら?」

            ――ドドドドドドド

『チケット』……恐らく、ラフィング達が渦巻く空間から逃れるのに
光明となるキーアイテムっ! 
 そんな貴重な物を彼女は平然とゲームで勝てば渡す、と言う……。
超聴覚でも、その声色は平然としていて虚偽と思える音は感じられない。
もっとも、常日頃息するように嘘をついていれば感知するのも難しいと
言う可能性もあるのだが。

オペラ「言っておくけど、外れたら貴方たちの大切な物を
『煉獄タロット』で搾取するわよ。 
YES or No?」

 ゴスロリ女性は、足を揺らし返事を待っている……。

376成田 静也『モノディ』:2019/11/05(火) 02:05:42
>>375

この人(勝美さん)まで疑ったのは早合点だったが、それ以外はかねがね黒羽さんの読み通りだったな。

これはバーベットゲーム、それも悪質で不平等なゲームだ。今度はモノディで周りの店員、客たちから音を拾うように探査する。
そうすればどいつがどのゲームでどの時にインチキするか、その役割などがわかるはずだ。

「『ウミガメのスープ』か・・・初心者にいきなり難しいゲームを吹っ掛けてくるな、アンタ。」

ウミガメのスープとはある一つの物語を元に語り部の出した謎をいくつかの質問を交えつつ解くゲームだ。

だが今の場合だと答えが解釈次第でどうとでもなるゲームを出されてしまうかもしれない。
そうなればイカサマも何もなく。こちらを潰すことができるが、同時にイカサマを仕掛けにくいゲームでもあるのだ。

なぜなら『相手に話を聞かせ、質問に答え、謎の答えを問う』
この工程の中に他者の介在する余地はないはずだからだ。

つまりこちらをずぶの素人とふんででイカサマなしでふんだくれると仕掛けてきたのだろうか?

そして『チケット』?何のことだ?映画か舞台のチケットだろうか?そんなものよりベリルさんから『奪ったモノ』と
勝美さんから『奪ったもの』を取り返したいのだが・・・

黒羽さんの方を見ず、『オペラの方を見ながら』確認をとる。

「『佐藤さん』どうしましょう?オレとしてはチケットよりもさっきの『お姉さん』とこの『お兄さん』の奪われたものの方がキョーミあるんだけどなぁ・・・」
「まあもらえるものはビョーキ以外なら貰ってもいいかもですがねぇ〜。」
「とりあえずこちらが勝ったらそれをチップに『二人から奪ったモノ』をかけてくれるってなら乗らないことも無いですがねぇ・・・」

わざとらしいくらいに大きめの声で話す。これでこちらの意思は黒羽さんに伝わるはず。
後は黒羽さんがこちらに同調してくれるかだ。もし同調してくれなければこの勝負を降りねばならない。

オレ個人としてはコイツを完膚なきまでにぶっ潰して奪われたものを取り返してあげたいが、
他の二人がそうでないと判断した時は、オレ一人の判断で無為に全員を危険にさらす真似をする訳にはいかないだろう。

377黒羽 灯世『インク』:2019/11/05(火) 23:28:51
>>375(GM)
>>376(成田)

「…………」

「ゲームの『ルール』は『子』じゃなく『親』が決めるもの。
 胴元、情報源。『上』が親の側である限り、それは当然なのだわ。
 ……とはいえそのルールに乗るかどうか、それは『子』が決めること」

「ねえねえ田中君。彼女は『猟犬たち』の分も返すと言っているのだわ。
 私は今来たところだから……間違ってたら悪いけど、猟犬って彼らの事でしょ?
 それなら、遊びを受けない理由は消えた……『田中君の分はだけど』」

この状況で『隠れる』必要は、もはや無くなった。
店全体がグルでなくとも自分が成田と共に入店したのも、
ほんのついさっきまで一緒にいて会話もしていたのも、
客などもグルなら『探っていること』もバレている。
その意味がわからない相手なら、ベリル達は負けまい。

「『ウミガメのスープ』……上等な知的遊戯なのだわ。
 でも、でもね。それは答えの存在が保証されてる場合に限る。
 何を答えても『それは間違い』と言い続ければ、
 絶対に子が勝つことのできない反則遊戯になるのよ」

つらつらと語りつつ、周囲に視線を巡らせる。
外? 窓辺の客たちは外を見ているのだろうか?
外に何か目立つ建物は? あるいは『不自然な光景』などは見えるか?

「つまり、答えがちゃんと『決まってる』のを保証するべきよ。
 たとえばだけど、誰かにだけあらかじめ教えておくのでも……
 あるいは、そうね、私のメモ帳に書いて裏返すのでもいいわ……
 そういう保証を求めるのは……イエスと言うためには、当然のことでしょう?」

妥当な交渉により、会話を長引かせる。
ただ動き回っても限界はある。黒羽がここに合流したとき妙な動きはなかったか?
こちらの行動の結果に対する『対応』を見る事こそ、能力の謎を切り開く。

378『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/07(木) 00:37:41
(レス遅れ失礼しました)
>>374 >>376 >>377(ALL)

オペラ「ふぅん、三匹の野鼠ちゃんが相手って事でいいのね?
そっちのワンちゃんは赤いおべべの猟犬ちゃんのグループだものね。
あ、サンドイッチは御勝手に召し上がれ。ギャンブルにサンドイッチって
欠かせないものよね」

斑鳩、成田、黒羽は同時に集結する事になる。鋭い感性から
この『ビッグ・クランチ』の店内にいる大半がオペラの陣営に属する
者達であると睨んでるからだ。店の外は、スポーツカーから降りた時は
針葉樹のある林と言える部分と数件の店舗が立ち並んでいた。
そこまで奇妙な光景が無かった事だけは確か。

黒羽が視線を走らせるのにも気づいてるのだろう、ゴスロリ女のオペラは
クスクスと笑いつつ淡々と告げる。

オペラ「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。『皆は邪魔しないわ』
それに、お店の外から可笑しな顔や可笑しな声がする人が来ても
追い払うなり締め出して貰えるから安心しなさい。その為の見張りだもの
……もう貴方達も、外に人食い熊より恐ろしいのが彷徨っているのを承知よね?
二匹のワンちゃんや、三匹の鼠ちゃんよりも。もっと大勢のほうが狙われにくいわ」

このエクリプスの女曰く、此処は謂わば『籠城』の一つと言った具合なのだろう。
だから見張りを立てて『ラフィング』を警戒しているらしい。

>答えがちゃんと『決まってる』のを保証するべきよ

その言葉に、悪意の欠片のない微笑と共に答えが返される。

オペラ「えぇ、そうね。受けてくれるなら、そっちのワンちゃん(勝美)に
答えのメモは預けてあげるわ。言っておくけど、ワンちゃんが覗き見して
貴方達に答えを教えようとしたり、スタンドで盗み見たりしようとしても。
この『ギャンブル』を受けるなら……そう言う『イカサマ』は無駄だってわかるわ。
それと同時に、私が反則しないって事も同じくね。
(※ゲーム了承の場合、暗号スレにて答えはゲーム終了ともに開示される)
 えぇ、えぇ負債はぜーんぶ返してあげる。そして一問目で正解出来たら大奮発の
箱舟行きチケット贈呈だもの。このチケット一枚がどれだけ価値があるか お分かり?
これを手に入れる為なら、この国の全予算や大半の命を支払ってでも欲しがる人は
大勢いるって言うのに。まっ 私は箱舟なんて窮屈すぎるけれども!」

キャッキャッと無邪気に笑うオペラ。一頻り笑うと、感情読めない笑顔で告げる。

「――それで、受けるのかしら? 受けないのかしら?
これが最後通牒。時は金なりよ野鼠ちゃん達
 私、待たされるのって嫌いなの」

379斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/07(木) 22:09:55
>>378

「……賭け事が好きな彼は、食べる間を惜しんでこう言った『パンに肉を挟んで持ってこい』」

「例えゴシップから生まれた根拠のない話でも、浪漫があって俺ぁ好きだぜ?」

「どうでもいいけどな、随分と余裕があるじゃあねぇの……くだらねぇ事に首を突っ込むたぁよ。」

苦々しげにそうぼやきながら、2人にサンドイッチの包みを押し付ける
誰々が代償になった、等と他人の勝負なんぞどうでもいい事だし
それを助けよう、なんて余裕が俺達にあるわけでもない……が。

「……だが、どうでもよくない事もある『貴女はこの事態を引き起こした本体の場所を知っている』」

「それを聞かせて貰うのに『必要』なら、貴女の『賭け』を受けよう」

「僕は元から、酷く分の悪いギャンブルをしていた、其処に一つ……加わるだけだ。」

あの酔っぱらいの彼が言うには、だが
目の前の女性は『本体』の場所を知っている、無論、信憑性等は無い
だが、それが藁だろうと、自らが溺れているのなら掴むに躊躇してはならない


「『チケット』より……僕が欲しいのは『情報』だ。」

「そこに、勝手にそいつらの負債が乗ってくるっていうなら、否とは言わねぇがな。」



(……とはいえ、『どうして、私はこんなにゲームで負けないのかしら』?か)

元よりこれは相手の土俵での勝負だ、その時点で相応に不利な戦いでは有る
負けたら命を取られると言われているくせに、将棋のプロと、態々将棋で戦おうと言うのと変わらない。

(……『煉獄タロット』とやらが彼女のスタンドならば、想定されるのは
『賭け事以外では傷つかず、勝負に勝利すれば、相手から一つ奪い敗北すれば奪われる能力。』
スタンドの性質上、『これ以上の能力は彼女には無い』。)

(ギャンブルの種類を幾らでも変えている以上『小手先のイカサマではない』
チンチロ、カード、etc……無数に手を出せる事ではないし、彼女はそれに干渉してはいない
全てに共通するのは『幸運』だけだ。)

(だが、この女性はこう宣言している
油断や慢心ではなく、勝利の確信がある、僕達の手番で都合よく負けるとも思えない。)

(……周囲の人間が邪魔をしないとは言ったが、イカサマの手伝いが邪魔に入るかは微妙な所だ。
『彼女にとっては、邪魔ではない』だろう、それと同じで『ゲーム自体にイカサマが無い、公平なゲームだ』と聞いても。
本人が『ゲーム以外でイカサマをしている』なら矛盾はしない。)

(この女性が選んだのは、『この場所で声をかけた』と言う事、そして、『ゲームの場所にここを選んだ』と言う事……そこに彼女の操作する余地があるなら。
以上の事から想定できるのは『イカサマが可能な他の協力者がいる』或いは、『勝利するために、この場所でなければならなかった』だ。)

(或いは、態と不利な立場に身を置く事で発動する幸運……?いや、それだと最初の男との勝利が運と言う事になる
そこから逆算すれば、この場所である必要はない……と言う事にはなるが、完全な運である可能性も捨てきれない。)

(……まだ、詰められる筈だが、情報が足りないか。)

380黒羽 灯世『インク』:2019/11/07(木) 23:03:26
>>378(GM)
>>379(斑鳩)

「ねえねえあなた、どんな『高み』にいる人間なのか知らないけど……
 いきなり随分と見下してくれるじゃない。私をネズミ扱いなんてね!
 ……でも、ルールは『上等』。断って次に掴む藁のアテもないのだわ」

オペラの性格は読めない。
どのような戦術を好むのかも、だ。
一つだけ確かなのは……ゲームを望んでいる事。
それも『絶対に勝てるゲーム』では無いという事。

(客や店員をイカサマに動員してるとしても、
 チンチロリンやポーカーでは、勝てない。
 そもそもの発端らしいジャンケンも、そう。
 運の絡むゲームは共謀者か本人の『能力』で勝つ……
 『でも少なくとも運だけで勝ってるわけじゃない』。
 運が絡まないゲームを指定された時の準備もあるはず。
 手下を介して、符牒でカードの中身を知らせたり……)

(……でも、『ウミガメのスープ』はどちらにも当てはまらない。
 仮に思考を読めても、運命を操れても、イカサマは出来ないゲームなのだわ。
 『人間を自由に操れる能力』……いえ、そこまでは想定しなくていい)

負けの可能性を残している、という事。
少なくとも『見える範囲では』…………だが、
そのような形で、ゲームを『面白がりたがっている』。

「私も、他人を助ける為だけなら断ってたかもしれない。
 ましてやこんな状況で……見ず知らずの相手をなんてね」

    チラ

ベリルを見る。そして勝美を。

「……けど、今回は彼女に接触するのがここに来た目的。
 それに……結果論だけどそれ以上の『手がかり』に繋がりそうよ。
 ……『とりあえず動いてみる』のが、悪いことじゃない時もある」

「手がかりのため、そして私が上だとわからせるため。
 ……………………このゲーム、『乗った』のだわっ!! 」

押し付けられたサンドイッチを両手で受け取りながら、
斑鳩への返しを交えつつ……オペラとの『ゲーム』に乗る事を宣言する。

381成田 静也『モノディ』:2019/11/07(木) 23:21:31
>>378-380

「よっしゃ、許可はもらえたみたいだし、ベリルさんはそれだけ重要な情報を持っているってことだな。」

「あーあと最後に万が一、億に一の可能性でもアンタのイカサマが発覚してそれを立証できた時はどうする?」

このゲームに関しては確かにイカサマはあり得ない。だがあり得ないことが罷り通るのがスタンド使いだ。
ならばルールの穴を疑い、警戒を怠らないに越したことはない。

「それを答えてもらったら。ゲームを始めようか。」

皿から最後のサンドイッチを掴む。

と同時にベリルさん、勝美さん、斑鳩さん、黒羽さん含むすべての音を対象に『モノディ』の警戒網を張る。
一体どこに罠があるかわからない以上、『石橋を叩きすぎる』なんて言葉はない。

「・・・もししくじったら最初にタロットを引くのはオレがやります。」

「多面的に見れる斑鳩さん、アイツの行動を再現できる黒羽さんよりはオレなら問題なく犠牲になれる。」

小声で二人に話す。今この場で『モノディ』の聴覚や超スピードはそこまでの価値を持たない。
それならばリスクはリタイヤしてもそこまでの影響のないオレが引き受けるべきだろう。

382『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/08(金) 11:49:01
>>379-381(ALL)

 ――『受ける』――
                ズギュンッ

      ズヲォォオオ―――zノッヲ

そのコールが引き金となったのだろう。貴方達の了承の声と共に
オペラと向かい合う中間のテーブルにランプの魔神のような下半身は
足の無い幽体のようであり、上半身にはタロットの裏面に描かれてるのと
同様に黒い太陽マークが一定に刻印されたヴィジョンのスタンドが姿を現す。
 外野の群衆達は、そのスタンドに対して反応をしない。既に出現を把握してるから
と言うよりも、貴方達の目にしかソレは見えてないのだろう。余談だが、ゲームの
メモを預かる手伝いをする勝美もゲームの補助となる為に見えている。

『ギャンブルが”成立”した事により、これより支配人オペラと皆さま三人により
ウミガメのスープ、によるゲームを開始させて頂きます。お初目の皆様方
宜しくお願い 致します。我が銘は かつての主人からこう呼ばれております』
  
 ― ザ カード チート ―

ザ・カード・チート『このような卑劣な名で御座いますが ワタクシ
イカサマに関しては、この黒い太陽の眼(まなこ)が光る限り
――決して 許しません
これより先、貴方がたの行動に内なる場所から覗かせて頂きます。
それは今現在の主人であるオペラ様も含めて です。
口上での約束によるベリル・ストック様 勝美 ひとし様の負債の返還
チケットの報酬の宣誓 確かに承りました。
敗北者には黒太陽の裁き(※先程の煉獄タロットの事)が御座います。
ゆめゆめ お忘れなきよう。
では 黒太陽の下より。これより正々堂々とゲーム(決闘)を始めます
     ――ウミガメのスープ――     』 サラサラッ
 
素早い動作でザ・カード・チートは高速手記で自分のスタンドなのだろう
タロットに指を走らせて答えが書かれたであろうメモを勝美に渡す。

勝美「……!? これって……っ」

『申し訳ありませんが、それ以上の口開きは”反則行為”とみなします。
それでは、黒太陽の下 ゲームを皆さま心ゆくまで振るってください』

自動操縦型だろうか? このスタンドは本体も含め正式にジャッジすると告げてる。
言外にも、このスタンドやオペラに攻撃したり等も許さないと空気から伝わっているし
仄かに見え隠れする底知れない力から、恐らく今からゲームを御破算にしようと
実力行使しても容易に無効化されるのみ。

勝美の思わぬ真実を知ってしまったと言う驚愕の反応。望外な幸運に寵愛されているオペラ
それ等の事実を踏まえ、貴方達は彼女に真実の刃『答え』を放たなければ……。

383斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/08(金) 19:13:41
>>382-380


(ウミガメのスープ……ね)

……このゲームは大抵の場合、一見理不尽そうに見える結末が用意され
解答者は出題者が「はい」か「いいえ」で答えられる質問の回答のみを手掛かりにして真相を解き明かさなくてはならない。

過ぎた事は考えるに及ばず
正確な判断に必要なのは、正確な情報だ。

「――さて」

腕を組み、思案にふける
状況を最初から追っていくべきだ。

事の最初は『オペラから勝美に勝負を持ち掛けた』事から始まる。
勝美はここで『敗北』、奪われた感覚が有った以上、『このスタンドは使われている』

『このスタンドはあくまで中立』『イカサマは許さない』『それ以上の能力は無い』

その後、ベリルを呼んで『この場所で勝負を続行』、ベリルは念押しするように、このゲームは
『真剣勝負でイカサマ抜きの公平なゲームか?』と戦う前に質問していた。その後、『様々なゲームをしたが6連敗』。
――現状に至る。


「ベリルの質問は恐らく『能力』だ、念を押して挑む事から『嘘を見抜く』あたりだろう……そして。」


「……『この場所でのゲーム』はオペラの可能な選択。」
「『ゲームはオペラの選択ではなく、様々なゲーム自体に不正を仕込むことは困難』。」
「『オペラも見張られてる以上、手下を使い、外部からイカサマをさせる事も難しい』。」

このスタンドは、今勝負を受けていない『勝美に反則行為だと反応した』
射程距離がどれほどかは解らないが、そういう点からも外部からの行動は困難だろう。
ならば、『ゲームを開始する以前のイカサマ』なら?

「『場所』か?……だが、その場合『最初の勝負』が説明できない。」

最初の勝負は『アクセサリーショップ』だった、最初だけが幸運だったのか?
だがここは『飲食店』だ、距離は兎も角『双方にオペラだけに有利な状況を仕込む』、『それも彼女の人為的な事でなく』
たまたま偶然、同じような箇所が2つもある、そんな可能性は低い。

「『かつての主人』、『今現在の主人』、……『このスタンドは本体を変えられる』」
「オペラの『元のスタンドは別の物だった可能性がある』。」
「或いは、『今もそのスタンドを所持している』。」

「『勝美』は答えを受け取って『ただ驚愕』した。」
「イカサマだと信じている男が、『周囲を見渡さず』に、『ただ驚愕する理由』。」
「イカサマ以外で6連勝を可能とする『理由』……。」


「A1.今までの勝負は、単なる『幸運』である。

A2.オペラの『元のスタンド』がオペラを有利にする能力を実行した、交換後のイカサマを『現在のスタンドは感知できない』

A3.オペラはスタンドを現在『2つ以上所持している』、能力の使用は『才能』だと判断して、『イカサマ』だと判断しない。」


「……まだ、絞り切れない、僕が今思いつく回答は、このくらいか。」

残りの2人に判断を待つべきだろう、現在の情報だと、僕ではこれ以上を判断できないのだから。

「質問数の制限がない、というなら、イエスかノーで応えられる質問で、するべきなのは……。」

1オペラがスタンドを2つ以上持っているか
2能力の使用は反則に入らないか
3今まで賭けの勝利は、その場所でなければ勝てなかったか
4ゲーム開始以前に、オペラはザ・カード・チート以外の能力を使用したか
5オペラは過去に、別のスタンドを持っていたか

(……4番目は蛇足だな、5番も……1番の回答待ちか。)


――どうにも、サンドイッチの余韻を楽しむ暇もなさそうだ。

384黒羽 灯世『インク』:2019/11/08(金) 21:52:27
>>382(GM)
>>383(斑鳩)

          cheat
「!? …………ふ、ふぅん。 『不正改造』だなんてぞっとしないけれど、
 他人をルールで裁くスタンドが自分に嘘をつけるとも思えない。
 信用させていただくのだわ……『ザ・チート・カード』さん」

(いま間違いなく…………『元の主人』と言った。
 つまり『オペラには別のスタンドがある』!
 まさか、元は一般人って事はないでしょうし……
 それが『超幸運』と考えれば、全て丸く収まるのだわ)

(でも……そんな『単純』でいいのかしら……!?)

この能力は場を用意するだけだ。
こんなもので『6連勝』は不可能だろう。
スタンドが意志を持っているのは驚くべき事だが、
今は驚愕より『考察』に意識を回しておきたい。

「……最初の勝負は一方的に持ちかけて飲ませた。
 運の絡む……いえ、運がほぼ100%のゲーム、
 遊びとしては面白くも何ともない『じゃんけん』を」

一戦目のじゃんけん。
この時点で勝美は何も警戒はしていなかった。

「そして二戦目以降は、場所を移して……ここに来た。
 そして、勝負するゲームを選ばせてあげた。
 場所を指定した代わりに、勝負は指定させてあげる。一見公平なのだわ。
 それなら運では勝たないと判断したら、頭脳戦にも持ち込めるものね」
 
「だから恐らく……『運以外でも勝てる場所』として、ここを選んだ。
 私くらい注意深くなければその事実に気付きにくい、自分の『狩り場』にね。
 予めシンプルな符牒を決めるなり、状況に応じて勝手に動くよう訓練すれば、
 勝負をしていて警戒されている『オペラ』自身が大きく動く必要はないもの……」

だが、二戦目以降は警戒されるのが道理だ。
場所を移したとなれば普通は更に警戒するだろう。
しかし勝負の内容を選ばせれば、警戒は薄まる。
事前準備が必要なほとんどのイカサマや、
特定ルールに特化した『能力』を無効化できるからだ。

「私の考える答えは『運の勝負は運、知能戦は本人でなく周囲の人間のイカサマで勝った』」

そこを、突けばいい。
あるいは単に『劇運』により制圧することも出来る。

「…………だけど、ねえねえ『オペラ』さん?
 いや、『ザ・カード・チート』さんに確認すべきかしら?」

質問を脳内で練りながら・・・

「彼も気にしてるけど、私たちに質問は何回まで許されているのかしら?
 1問目で当てられたらチケット、っていうのは『質問一回』ってこと?
 それとも、この難関問題さえ『1問目』っていうことなのかしら。
 あっ、も、もちろんこれは『質問』じゃあなく、当然のルール確認だけどね……」

そもそもの前提を問いかけた。
これはゲームの本格始動前、いま説明されてしかるべき事のはず。

それ以外では、斑鳩の言っている通り勝美のリアクションも気になる。
絶望でも、周囲の確認でも、理不尽への怒りでもない。何に驚いた? 未知数だ。

385成田 静也『モノディ』:2019/11/09(土) 04:49:39
>>382

このスタンドが言うことが真実であるとするならば、『オペラ』は『カード・オブ・チート』を誰からか奪ったのか?

『どうやって?』はおそらくだが『煉獄タロット』で臓器含む人体のパーツ、記憶、感情、そしてスタンドすら奪えるのだろう。

だとすればこの女が持つスタンドは2つどころか今まで負かした相手の全てが使えるとでも?

そんな馬鹿な!成長して形も能力も変わるスタンドもいるらしいが、
だとしてもそれなりの代償も無しにそんなことができるはずがない。何か代償か縛りがあるはずだ。

とにかく今は少なくとも3つの能力があると考えれば辻褄は合う。

一つ目はこの『ギャンブルのルールを厳守させる能力:カード・オブ・チート』、何かルールの抜け穴がある気がしてならないが、
確証が無ければそれはまだ憶測どころか妄想の域だ。

二つ目が『煉獄タロット』、能力名は不明。上の能力の一部ならばわざわざ相手に選択させる必要は無いし、
最初の疑問の答えにもなる。つまり『前の本体』にタロットを引かせて『スタンドを奪った』そう考えるのが普通だと思う。

三つ目だが全貌が全然見えないが『運や確率を操作している』・・・のか?でなければカードやチンチロと馬鹿ツキが
起こるとは考えにくい。がこれもまた確証がない。

とりあえず今は・・・

「オレからもルールについて質問だ。答えはオレたちフツーの学生でも解るものだよな?」
「その道の学者しかわからない専門用語や日本以外の国の常識とかではなく、一般の学生でも解る事象か?」

386『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/09(土) 22:44:34
>>383-385(ALL)

>私たちに質問は何回まで許されているのかしら?
>答えはオレたちフツーの学生でも解るものだよな?

斑鳩は解法を頭の中に組み立て、その間に成田と黒羽は黒太陽のスタンドに
質問する。彼は鷹揚に頷きつつ、丁重に答えはじめた。

『お聡い方々、ルールの説明に不手際があった事の謝罪も述べつつ お答えします。
まず、オペラ様の考えうる思考からして。最初の質問……つまり皆さま三名の
一回ずつの質問で答えが解った場合。三名の内誰かが答えに導けば
支配人様であるオペラ様から、そのチケットが贈呈されます。
一名につき質問は五回行える権利。そして回答の権利は一人に付き一回で御座います。
貴方がたは三本の矢。どの二本が的から外れようとも、一本が当たれば良いのです。
当然ですが、この御題がギャンブル(決闘)の唯一です。

第二の質問に関してですが……これはわたくしの主観を含めての見解ですが
YESで御座います。ですが私見から苦言を申し上げますと
――このウミガメのスープの御題は彼女が本来出すべきでないと
このカード・オブ・チートは考えるので御座います』

? ……妙な言い回しだ。そんな謎の呟きに対しオペラは貴方達が
始めてみる片方の眉毛を少し上げて抗議と言える表情を見とめた。

オペラ「ねぇ、そうやって相手に有利な情報を与えるのっていいの?」

『いえいえ、オペラ様。貴方は存外の果報者。いえ、富に恵まれすぎております。
そして、何度でも告げますが【この御題は貴方の出すものでない】
私が出すのならともかく、ディーラーの貴方様には』

オペラ「はぁ〜ぁ、これだから真面目な貴方と会話するの嫌だわ」

首を振って、やれやれのポーズをするオペラ。
彼女からすれば、今の公平なるスタンドの発言は何かしら
『ウミガメのスープ』の御題で彼女を不利にさせしめるものなようだ……。

387斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/10(日) 17:40:09
>>386


「質問数は15、矢は3本か、本来の縛りより難しいな
一番良いのは、2人と相談して質問内容を決定する事だが。」


 (…………)


『このお題はオペラが出す物ではない』?

お題と言うのは、勿論。『どうして、私はこんなにゲームで負けないのかしら』の、筈だ
それを、ディーラー……ゲームの親、進行者……彼女が出すべき物ではない、と言う。



『何故、ディーラーはゲームに敗北しないのか。』これを、ディーラーが出すべきではない。

何故か?ディーラーからこの質問を出すのがディーラーに有利だからだ。

何故か?僕に不利な状態を生み出すからだ

何故か? ……わからない。


 (ギャンブルで儲かるのは常に胴元だ。)


前提が違うのか?オペラが原因ではなく、対戦者が原因なのではないのか?
自らがルールを破って勝つのは、イカサマに値するだろう
しかし対戦相手がルール内で、知らずの内とは言え、故意に負けるのは?


「相手が勝手に敗北した場合は……それは、イカサマではない、結果としてオペラが勝ったように見えるだけで
実際は、対戦者の敗北という結果の副産物として、オペラの勝利が確定する……なら。」

「勝手に敗北するのは、イカサマではない……ただ、如何なる方法で?」


(オペラの…『今の』スタンド能力、煉獄タロットとやらでスタンドの受け渡しも可能ならば
かつてのオペラは相手のカードオブチートが発動した煉獄タロットで奪い取った。)

(その時点でもオペラにイカサマは不可能だったはずだ、ではどう勝った?)
(解らなければ質問する他は無い、ただし5回までだ、
『YES、NOで応えられる質問で』、『質問の前提を補強可能な質問』か『新たな情報を引き出せる質問』でなくてはならない。
『何故、ディーラーが出すべきでは無いのか』……これは質問としては駄目だ、YES、NOで答えられない。)


 (俺が、ぶん殴って勝ちなら楽なんだがなァ、残念な事にゲームカテゴリが違うと来たもんだ。
 そもそもこの手合いに乗るのが良い事じゃぁねぇ、格上相手の得意分野だぞ?奇襲で仕留めるべきだったな。)

 (単に殺すだけなら、だろ?だがオペラは『この事態を引き起こした本体の場所』を知っている、僕が何としてでも勝つ必要があるんだ)

……何度でも、よく考えるべきだ。

(『ディーラー6連勝の理由は?』 保留

『オペラのスタンドは関係が無い』 現在のスタンド、カードオブチートは手を貸せない>過去、及び一連のゲーム開始前、オペラには別のスタンドがあったか?
YES=彼女に他のスタンド能力は無い NO=彼女には別のスタンドが存在していた。

『イカサマは不可能』 オペラがアクセサリーショップから、この飲食店のまでの今までのゲームで、自身の勝利に関与する行動は可能だったか?
YES=イカサマ以外に、場所などの自身が有利になる行動が有った NO=ゲーム外の事は関係が無くなる、単なる幸運

『ディーラーの出題自体がオペラの有利』 保留>オペラの敵プレイヤーが、オペラの勝因に関与しているか?
YES= NO= 保留、他の回答を待つべき。

『何故勝美はただ驚愕だけをした?』前提:彼はイカサマだと信じている>自身の敗北がイカサマ以外であった。
1単なる幸運、或いは不運 2自身を起因とする理由)


「……今のところ、僕が思いつける質問は2つか。」

388成田 静也『モノディ』:2019/11/11(月) 11:33:46
>>386

・・・『ディーラーである貴方が出すべきではない』だと?

この言葉のおかしさはほかの二人も気づいているようだ。

確かにカジノにおいてプレイヤーが相対するのは『ディーラー』だが、個人の賭けで相対するのは『もう一人のプレイヤー』
ではないのか?

つまるところ周りは見えていなかっただけで実際の『プレイヤー2』は『このスタンド』であり、
目の前の『オペラ』は『ディーラー』であり『ゲームマスター』だったからルール上での真っ当な勝利ができる。

(だとしたら答えは『なぜ私は敗けないのか?』あたりか。)

ならば最初の質問は

『ディーラーが知っていて、オレたちプレイヤー側が知らないルールがあるか?』
YESならば、それがあるならばベリルさんが敗北した原因の一つとして詰めていけるはず。
NOならば、 別な要因があるということだ。

推理の切り口にするならこれが妥当か?

他に考えられるのは『さっきのベリルさんの敗北はオペラのスタンドが深く関わっているか?』、
『この場所を選んだことに関係があるのか?』くらいか?

・・・駄目だ、もっとよく考えなければ…5回の質問を無駄にはできない。

389黒羽 灯世『インク』:2019/11/11(月) 17:25:18
>>386
>>387
>>388

「…………………………………………」

         スゥ

口元に袖を添え、思案の構えに入る。
気になるのは『カード・オブ・チート(ザ・カード・チート)』の言葉だ。

(…………分からないわ。?? ……何? 言ってる意味が分からないのだわ。
 『富に恵まれすぎてる』……だから片方に肩入れするのは公平になる?
 これは、このスタンドの性格? ……でも、ギャンブルを取り仕切るスタンドでしょ。
 そんな『横並び思想』とは思えない、! つまり性格じゃなく、それが『本当に公正』……?)

問題が不適切なのではなく、『ディーラーが出すのが不適切』……よりは、『オペラ個人』だからか。

(そうなるほどに『理不尽な回答』……このヒント抜きでは至れないような?
 でも、彼は私達が聞かなくても言おうとしてたのかは分からない……やっぱり性格? ……わからない)

なぜ、ゲームに負けないのか。
それをお題にしてはいけないのはどんな人間だろう?

『そもそもゲームに参加していない』。
これはそうだ。参加してないから負けない、という回答はあるが、理不尽すぎる。
オペラはどうだろう? 『ディーラー』。ゲームの参加者かどうかは難しい。

しかし……参加していないなら、勝てもしない。別の誰かが勝っていて、胴元のオペラが儲けている?
それならそれでその『勝っている誰か』とはなんなのかという謎が生まれるし、
テーブルを挟んだ今はともかく、じゃんけんの勝ちは説明できるものではない。

(…………これを問うなら『連勝した時のオペラの勝利条件は、プレイヤーとしてゲームに勝つことだったか』?
 いや、それだと次に繋がらないのだわ。初回での正答には拘っちゃだめ!
 手に入るチケットは避難手段や交渉材料であって、解決のカードではない。
 それに……提示されたヒントだとして、今すぐ拾わなきゃいけない理由もない)

(……それなら)

「ねえねえ成田君…………ここは、さっきのあなたの行動を真似させてもらうのだわ。
 ……『まず動く』。15問しかないとはいえ、1問使うごとに聞くべきことは分かりやすくなる。
 逆に質問を使わないまま考え続けても、1問目の答え次第では前提がひっくり返る!」

「……それなら、まずは私が動くのだわ」

息を吸い、言いだすまでに若干の間を置く。
もし本気で止められたなら、言うのはやめておくためだ。
斑鳩や成田に、質問順などについて妙案がある可能性もある。

「質問は『オペラの不敗には、彼女が操れたり指示を与えられるスタンドが絡んでいるか』よ。
 イエスならその詳細を、ノーなら他の誰かのスタンドが絡んでるのか、
 あるいはスタンドじゃない何かのトリックや言葉遊びがあるのかを聞けばいい……
 とにかく今重要なのは……オペラの『不敗神話』にそれが関係しているのか、いないのか!」

(余裕ぶっているけど、今に見せてあげるのだわ……私があなたを上回る『強者』だと…………)

390『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/12(火) 23:14:28
>>387-389(ALL)

>『オペラの不敗には、彼女が操れたり指示を与えられるスタンドが絡んでいるか』

オペラ「『NO』よ、そうよね」

『はい、支配人(オペラ)様は間違いなく人間や動物、自立したスタンド使い等に
ギャンブルを勝たせる指示は下してません。例え、下そうともわたくしめは
公正を重視しております。内なる目を掻い潜ろうとも、直ぐに見つけ出し罰を下します』

黒羽の質問に対し、オペラは明確に違うと告げる。公正なる黒い太陽の審判も彼女の
回答が嘘偽りないと告げる。

ウェイターが湯気の立った紅茶を運んできた。勝美が四人のギャンブルを邪魔しない小声で
「ついさっき、俺とベリルさんが戦ってる時に注文してたものだ」と告げる。

少し啜り終わってから、オペラは感情のない瞳で男性陣(斑鳩・成田)を見る。

オペラ「……ねぇ、そっちの野鼠ちゃん(黒羽)が五回質問した後に回答する
つもりなら、それは『不公平』よ」

『……支配人様の意見、確かに理に叶ってます。聡明なるお二方
こちらのレディーが五回質問した後に回答された後に再度、もう一名が五回
質疑の後に回答するとなれば。残る一名は十個のヒントを吟味して回答すると言う。
謂わば、このゲームにおいては親に不利になるやり方で御座います。
説明前に、その方法を禁止しなかった私めの不手際でありますが……これより次は
御二人にも質問を行って貰いたいかと願います。もし無い場合は質問の権利を浪費
したと判断し、その時点で第一の質問と共に回答すればチケット贈呈の資格も
無くなるかと考えて頂ければ結構か……』「いえ、それよりもっと良い方法があるわ」
『……は?』

自分のスタンドを遮り、パンッと両手を拍手させオペラは愉快そうな光を目に灯す。

オペラ「ねぇ! 次から質問が未だ出来てないようなら質問も回答も待ってあげるっ。
その代わり『煉獄タロット』をして頂戴!」

           ――ゴゴゴゴゴゴゴ

『……支配人様。ご自分の提案は本気ですか? 黒太陽の裁きは心身に影響を
及ぼしかねないものです。下手をすれば一枚でゲーム続行が不可能にも』

オペラ「えぇ、えぇ! だから”面白いんじゃない”!
これから先、私が誰かとギャンブル出来るか解らないんだもの!
だったら、一手 一手に全身全霊懸けて貰わなくちゃ!」

――三人とも、それで良いわよね? オペラは無邪気な笑みを繕って念を押した。

『……オペラ様の提案は、あくまでも提案。これより先、もし提案を拒否するならば
わたくしめの言う通り、二回目の質問の際 お二人が沈黙するのであれば一度目の
質問をパスしたと解釈します。ですが、オペラ様の意見を呑むのでしたら……
黒太陽の裁き、ご照覧あれ。代わりに質問の権利は温存されます故』

オペラは悪魔の提案をする。悪魔を討つ銀の矢(回答)を放つ力があれば
煉獄タロットを回避も出来よう。しかし、出来ないならば安全策として
次は無難に質問を行い、そしてそれが突破口になるのを期待するしかない。

391斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/13(水) 00:49:43
>>390

 フッ

「――なんだ」

肩を竦め、不敵に笑い、口角を吊り上げる

「言及もしねぇもんから、『カードのシャッフル時にカットしない』くらいには構わないと思ってたぜ。」

「可愛い鼠の悪知恵さ、そっちの幸運に比べれば可愛いもんだろ、……それで?次は何の不都合を其方の『不手際』で押し通す気だ?」

「『実は言ってませんでした、で、ルールを追加し続ける』それはアンタの言う『公平』からは、かけ離れた行いだぜ?」


 (……チッ、この手はもう駄目か、何度でも使うつもりだったんだが。)


不敵に笑っては見せたが、内心焦ってるのは事実だ
焦りは隙を生み、隙は敗北に繋がる。

こうなると、さっさと次の問いを5回分決めなくちゃあならねぇ
勿論、煉獄タロットを引くのは問題ねぇが、煉獄タロットの対象もまた『ギャンブル』
この先使う筈の『弾丸』を、『不発弾』にするのは得策とは言えねぇ、非効率的だ。

 (『確実に勝利するために心臓を取られて死にました』……なんて、笑い話にもならねぇ、大事な弾丸を。)

 (だが良い点もある、『人間や動物、自立したスタンド使い等にギャンブルを勝たせる指示は下していない』)

これだけでも解るのはめっけもんだ、指示を下せない以上は、
少なくとも100%、『共謀者はいない』、『この勝利は共謀者以外、或いはオペラの自力で起こった事だ』。

 (だが、共謀者がいないってだけだ。)

……いや、待てよ?

『支配人(オペラ)様は間違いなく人間や動物、自立したスタンド使い等に、ギャンブルを勝たせる指示は下してません。』

「……先程の言葉、『オペラ自身のスタンド自体には言及してない』な。」

「なら……。」


質問を選ぶ、黒羽と成田の言動には、僕達に無い視点がある
……そこから最善とはいえなくても、質問を引きずり出さなくては。


「アクセサリーショップから、飲食店までの一連の勝利全ては、幸運によるものか?」
「同様に、アクセサリーショップから、飲食店までの一連の勝利全ては、スタンドによるものか?」

この2つで、『何方か、或いは複合しているかが解る』

双方がNOならば、このゲームはスタンドとオペラの幸運、双方、或いはそれ以外の事象が使われていたことになる
片方がYESならば、それでゲームセットには大分近くなる。
両方がYESならば、先程の質問の性質上、オペラがそういったスタンドを所持し、行使している事になり『オペラにはスタンドが2つ以上有る事になる』可能性が出てくる。


「更に同様に、アクセサリーショップから、飲食店までの一連の勝利は、その場所でなければ勝利しえなかったか?」
「カード・オブ・チートがゲーム開始前及び開始後、イカサマに類する事態を探知し得ない状況が存在するか?」

この2つは先程のような探りとルールの補強だ。
前者がYESなら場所に関連し、NOならばそれは見当違いの別の要因だ。
後者はNOなら問題は無いが、YESならば……相応に考えを改めなければならない。

「6連勝……オペラの勝利には『勝美』がゲームに参加する事が必要だったか?」

最初に彼が目に付いて、適当に狙ったのか? そうとは思わない。
余りにも出来過ぎている、『ベリル・ストック』を引き出す餌ではなかったのか、彼は。

「――これで、僕の分は『5つ』質問したぞ、答えて貰おうか。」

(後9発は……僕に無い視点を持つ『彼ら』に期待する他は無いな。)
(時間、ディーラー、プレイヤー、過去にオペラに存在した可能性のあるスタンド、……一つのスタンドに、類する2つ以上の能力。)

392黒羽 灯世『インク』:2019/11/13(水) 11:14:34
>>390
>>391

「そうよ…………ねえねえっ! いま、『オペラのスタンドについて言及しなかった』のはなんで?
 私、彼女が操れたり指示できる『スタンド』と言ったのだわ。『スタンド使い』とは言ってない。
 だって、スタンド……『自分のスタンド』は普通自分で操れるものでしょう? なんで言及しなかったのかしら?」

「……まっ、でもね。私の質問をどう解釈するかはあなた次第だったり、
 彼女が私たちの常識通りあなた以外のスタンドを持ってないか……
 もし持ってたとして……理由があって『操れない』なら辻褄は合うし、
 なんで言及しなかったのかは色々可能性もある。この際答えなくてもいい。
 でも、でも一つ保証しなさい。今のは『ちゃんと、正しい回答』でよかったのよね?」

クギを刺すように、『ザ・カード・チート』に問う。
……もし正しい言及だった、それならそれでいい。
命の賭かったゲームだ。この程度はゴネでもあるまい。
スタンドを使ってイカサマの有無を確かめ続けるよりは、
言葉でそれを確かめる方がいくらか『大人しい』だろう。

少なくとも『配下の能力ではない』という事は分かった。
上司とかに手伝ってもらったという可能性は残るが。

「あっ……そ、それと、この場合私も今すぐ四つ質問を考えなきゃいけないのかしら?」

斑鳩の全問突貫には驚くが、この行動にも理はある。
事態の本質はオペラにゲームで勝つ事ではなく、
その先にある『スタンドテロ』の解決なのだ。
時間を取らずに片付けるなら、これが妙手とさえ言える。

「どちらにしても、次の質問はこう」

「『ゲームの勝敗には、オペラが指示や操れたりはしないスタンドが絡んでいる?』」

斑鳩の問いでもスタンドの関与は分かるが、これで取りこぼしも拾える。
一番大きい可能性は、オペラには二つ目の『自動操縦スタンド』があること。
次が先にも述べた、『指示は受けない協力者』のスタンドが介在すること。

「それと……もし今すぐ四つ必要なら、あと三つは」

「『ゲームの勝敗には、八百長や契約、それに……脅迫をされたものも含めて、負けた側の"敗北行為"が絡んでいる?』」

この場合の敗北行為とは……手札を教えるとか、あえて間違った答えに誘導するとか、だ。
勝たせる指示、という言い回しが気になった。負けさせる指示ならどうだろう?
勝たせるのと違い、第三者には頼めない。対戦相手だけが対象になる。
イカサマ、と言えるのかも謎だ。合意の上の八百長なら認められるというか、
この公正なる審判者が『想定していない挙動』である可能性は、そこそこあるだろう。

ベリルは……行なっていた行為を考えれば、無実だろう。勝美はどうか?
言ってしまえば、彼の無実を担保するのはここには無い指輪だけだ。
あるいは指輪を返すからベリルを負けさせろ、と言われていたら?
指輪を渡す相手を特定され、さらにえげつない脅迫を受けている可能性もある。
もしスタンドでもイカサマでもないなら……『予定調和』こそが6連勝を生むだろう。

「『ゲームの勝敗には、オペラの…… "体質"や"思想"みたいな、スタンドではない特殊なパーソナリティが絡んでいる?』」

たとえば生まれつきの幸運体質だ、とか、相手が負けたくなる勝者の運命だ、とか。
……まずありえないが、スタンドがありえるのだからゼロではない。
あるいは公正なる判定を揺るがすほどに、自分は負けていないと思い込める?

いずれにせよ、そうだ。『そんな人間はこんな問題を出すべきではない』!
密室殺人の犯人を瞬間移動能力者にするような、荒唐無稽な問いになるのだから。

「…………『ゲームの勝敗には、オペラの"技術"が絡んでいる?』」

これは流石にほぼ無いと思うが、彼女があらゆるギャンブルに精通しており、
例えば……カードならばシャッフル時に手触りで図柄を理解できて、
サイコロなら音で回転を把握出来るなど、超越的な技術があれば?
これについても『そんな人間はこんな問題を出すべきではない』と言わざるをえない。
だから、質問するのだ。

あとは時間的要因なども考えたが、その場合なぜその時間なのかも詰める必要がある。
また、場所ならともかく時間で勝てるというのは想像がつかない。今日は特別な日でもない。

「もし『質問は一つずつするべき』ルールなら、最初に言った一つ以外は忘れて」

ゲーム的に認められる挙動なのかは分からない。
説明したルールが全てではないのは今分かったし、
全員が一斉に五個の質問をするのはオペラにとって、
ゲームを楽しめないという意味で不本意かもしれない。

その場合は、一つ目の質問だけに答えてもらい、残りは取り下げよう。

393成田 静也『モノディ』:2019/11/13(水) 23:39:01
>>390-392

いきなり5つの質問、か・・・。こちらとしてはとっかかりが無かっただけで、黒羽さんの質問次第で内容を
推敲している最中だったんだがな・・・
まあいいや。

「そうかいならばオレの一つ目の質問だ。『ディーラーが知っていて、オレたちプレイヤー側や『カード・オブ・チート』が知らないルールがあるか?』」
これは先ほど温めていた質問だが公平を謳う『カード・オブ・チート』も知らないルールがあるというのならば、
それを言及するのは不可能だろう。

「二つ目だ、『ベリルさん、勝美さんが敗北したのは彼らが意図せずにルール違反をしたからか?』」
一つ目と似ているが、これの回答次第でイカサマ云々の前に二人がルールの規約の罠で敗北したか否かがわかる。

「三つめは『アンタの勝利は『時間』が関係しているか?』」

「四つ目『煉獄タロットもカード・オブ・チートの能力の一部か?』」

「五つ目『アンタはタロットで奪ったものを自由に扱えるのか?』」
ここら辺はもしもタロットが別の能力で、奪ったもの(技術・知識・経験)が自由に扱える可能性があるとにらんだが故の
質問だが・・・

「さあ、これでオレも5つの質問を終えたぜ。アンタが回答する番だ。」

394『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/14(木) 10:09:35
>>391(斑鳩PC)
>アクセサリーショップから、飲食店までの一連の勝利全ては、幸運によるものか?
『YESで御座います』とザ・カード・チートが答える
>アクセサリーショップから、飲食店までの一連の勝利全ては、スタンドによるものか?
『YESで御座います』とザ・カード・チートが答える
>アクセサリーショップから、飲食店までの一連の勝利は、その場所でなければ勝利しえなかったか?
『NOで御座います。場所は無関係なのです』とザ・カード・チートが答える
>カード・オブ・チートがゲーム開始前及び開始後、イカサマに類する事態を探知し得ない状況が存在するか?
『……YESで御座います』とザ・カード・チートが僅かに溜息をつく仕草で答えた。
>オペラの勝利には『勝美』がゲームに参加する事が必要だったか?
『NOで御座います』とザ・カード・チートは答える。

>>392(黒羽PC)
>いま、『オペラのスタンドについて言及しなかった』のはなんで?

『聡いお嬢様。”言及する必要性を感じ得なかったから”です。
オペラ様の能力の詳細を逐一説明するのは簡単ですが、貴方や他の方の
能力を支配人に告げる必要が無いように逆も同様。彼女は確かに別のスタンドも
保持する能力ですが、ソレはこの決闘において全くの無関係である事を
わたくしめは知ってるのです。
ですので正しい回答である事は間違いございません』
ザ・カード・チートは保障する。

>ゲームの勝敗には、オペラが指示や操れたりはしないスタンドが絡んでいる?
『! YES、です』「反応が露骨すぎるわよ、貴方」
ザ・カード・チートの回答と、オペラの少し険のある口挟みが見えた。
>ゲームの勝敗には、八百長や契約、それに……脅迫をされたものも含めて
>負けた側の"敗北行為"が絡んでいる?
『NOで御座います』とザ・カード・チートは答える。
>ゲームの勝敗には、オペラの…… "体質"や"思想"みたいな
>スタンドではない特殊なパーソナリティが絡んでいる?

『……うぅむ』
ザ・カード・チートは、貴方の質問に悩む仕草と唸りを見せた。
オペラ「賢しい野鼠ちゃん、審判が困ってるし私が答えてあげるわ。
私って生まれつき一定の人を惹き付けるらしいわ。それと、分の悪い
一発逆転の勝負とか、そう言うのが大好き。私がするのも相手がするのもね。
だから……そうね”YES”で良いと思うわ」
何やら含みを持ってオペラが答えた。

>ゲームの勝敗には、オペラの"技術"が絡んでいる?
『NOで御座います』
「流石に、私はスタンドを欺く程にマジシャンじゃないわ」
ザ・カード・チートは答え、オペラは軽く笑いつつ告げた。

395『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/14(木) 10:30:11
>>393(成田PC)

五つの質問を行ったのは斑鳩や黒羽達の独断であり、君は一つの
質問だけ行って反応を見るか。チケットを入手する為にも半身を捨て去る
覚悟を以て質問権利一回を放棄して煉獄タロットを受ける事も出来たが……。

ともかく、五回貴方は質問を行う。

>ディーラーが知っていて、オレたちプレイヤー側や
>『カード・オブ・チート』が知らないルールがあるか?』

オペラ「それは無いわ。……胡散臭いかも知れないけど
カード・オブ・チートは本体共に虚偽も見抜くから本当よ」
『……私の真名はザ・カード・チートなのですが』
「貴方さっき(>386)自分で間違えてたじゃない」
『くっ……!』
少しだけ揶揄するやりとりの後に『NO』と回答された。

>ベリルさん、勝美さんが敗北したのは彼らが
>意図せずにルール違反をしたからか?
『NOで御座います』とザ・カード・チートは答える。

>アンタの勝利は『時間』が関係しているか?
『NOで御座います』とザ・カード・チートは答える。

>煉獄タロットもカード・オブ・チートの能力の一部か?
『YESで御座います。先程の発言から今までの発言
全ては真実。煉獄タロットはわたくしめの能力』
ザ・カード・チートは胸を張り答える。

>アンタはタロットで奪ったものを自由に扱えるのか?
オペラ「それって質問に数えないで、ルールとして聞けば?
このザ・カード・チートの能力内。決闘で使用するのは不可能よ」

日常では、好き勝手に使わせて貰ったりするけどね。と『NO』と答える。

『他の方々から負債として搾取した今までのものは私が保管する形です。
スタンドなど、扱いかねるものは支配人が手元に置く事は御座いますが
今まで決闘で敗北した方達から頂いたもので、運や直感に技術と言った
能力は支配人様は扱えません。それ等は大切に私が後に変換される時の
事を思って保管しております故』

支配人様の言う通り、このザ・カード・チートの能力内では負債を
利用する事は無理だと答えます……と貴方に告げた。



>>ALL

オペラ「さぁて、それじゃあ答えを言って貰いましょうか」

貴方たち三人を見据え、彼女は僅かに期待する面持ちで答えを待つ。

396斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/14(木) 21:20:53
>>395

まずは喜ばしい事だ『煉獄タロット』は『運が絡む』
カードを引く事を呑んで、オペラの運に引っかかれば、『回答権』そのものが無くなりかねないのだから。

 「……」

黒羽、成田両名の答えも聞けた
彼らの問いもありがたい、此方の問いの隙間をしっかり埋めたのだから。

 「問いの答えは、出揃った」

後は解くだけだ……運が絡まない以上は、これが最後の機会だと思う他は無い
事態は緩慢だが、同時に致命的なのだから。


 「『時間と場所は関係が無い』『対戦相手の問題ではない』『勝利はスタンドと幸運によるもの』」

 「『ザ・カード・チートはイカサマを探知し得ない場合がある』『勝利には自立したスタンドが絡んでいる』」

 「『ゲーム外から第三者のイカサマは有り得ない』『ザ・カード・チートはジャッジとタロットを引かせ、イカサマを見抜くだけ』」

 「『オペラにスタンドを騙せる超人的な技術は無い』『オペラには特異な体質がある』」


6連勝する女の秘密。
懐から硬貨を取り出し、親指に乗せる


 「……3回全部、表に賭ける。」


指で弾く、1回、2回、3回


 (この回答の中から、導き出せる『答え』。)

 「……間違いなく、オペラはスタンドを『2つ以上』持っている
 その内のひとつ、それは『独り歩きしているスタンド』だ。」


でなければ『ザ・カード・チートの存在』と『勝利はスタンドと幸運によるもの』は矛盾する、『スタンドは一つ一能力』
ザ・カード・チートが奪った2つ以上の能力を持っていたとしても、『彼はそれをゲーム中に使えない』のだから


 「そのスタンドが、自動的に『幸運』をもたらしているとしたら?」


『ザ・カード・チートはイカサマを探知し得ない場合がある』、それがイカサマだと見抜くのが困難なのは?
それがイカサマだと証明できない場合だ、例えば、悪魔の証明の様な……


 「能力自体が本体に制御できていない場合、それは『イカサマ』のうちに入るのか?
 ……少なくとも、『幸運』自体はイカサマでも何でもない、それを手段に出来る人間は存在しない故に。」



 「『オペラの勝利は、彼女が所持している独り歩きしたスタンドにもたらされた幸運故だ。』」

 「これが、僕の『回答』だ。」


ただ、この回答だと説明がつかない事がある

彼女の『特異体質』と……

御題は彼女が本来出すべきでない……

(ザ・カード・チートがイカサマを見抜けない場合がある、だが
……第三者の自立スタンドの可能性は低い、偶々ここにいて、彼女だけに幸運が有ると言う事になってしまう
自動操縦の自律型なら、何かをマークにして、或いは無差別の筈だ ……或いは、ザ・カード・チートそのものがイカサマをしている場合もある
彼も『自立型のスタンド』なのだから……だが、回答権はあと2つある。)

とはいえ、これが僕に出来る精一杯だろう。
後は祈るだけだ、祈りは誰の邪魔もしないのだから。

397黒羽 灯世『インク』:2019/11/15(金) 04:41:58
>>395
>>396

「『人から惹かれやすい体質』
 羨ましいのだわ。それは『記者』にとっても天性の才になるから。
 もちろん私も人並み以上に他人を惹きつける魅力はあると自負してるけど」

            スゥ

「それを『特別』とまでは言えない……あくまで、才能と努力の範疇。
 私の上に行こうとする意志の結果であって、生まれつきの『特上』ではない」

「つまり……ただ美人でお喋り上手なだけなら、そういう言い方はしないのだわ」

黒羽は……口元に添えていた手を下げ、笑みを見せる。

「私は、『オペラ』……あなたが幸運のスタンドの持ち主とも考えたの。
 でもそれは、斑鳩さんが答えてくれたわね。あなたもやはり上等……だから私は違う考えをする」

そして、鋭い目つきをより細めて視線を向ける。
オペラに、ではない。『ザ・カード・チート』の方に。

「ねえねえ? ……自立した意志を持つなら、スタンドにも好みはあるわよね?
 例えば『ザ・カード・チート』さんが自分の基準で公平さを持ってるのは、
 そうプログラムされてるからかもしれないけど……それは性格とも言えるわ!
 それにほら、名前を言い間違えるくらいには『人間味』だってある……でしょ?
 ねえ? 少なくとも、ボタンを押せば決まった反応をするような、機械仕掛けじゃないの」

彼には人間味がある。
『仕える主人』を決めるのは能力の一部だとしても、
軽妙な会話や、肩入れの有無などは明らかに『性格』だ。
オペラ自身、彼の『性格』の存在に度々言及さしている。

すなわち。

「人を惹きつける体質……勝負を愛する天性。それは『理外の存在』も惹きつけるかとしれない。
 あなたの手下がやってるなら『勝手に手を貸しるからイカサマじゃない』なんて通じないけど、
 もし…………全く無関係の、自立した思考を持つ存在が勝手にやってるとして、
 それは、『オペラの反則』と言えるの? 私の考えでは……言えないと思うのだわ」

彼女は富に恵まれ過ぎた、存外の果報者。
天恵による勝率の不均衡は反則ではない。
それは間違いないだろう、単に恵まれてるだけだ。

「『おわかりかしら?』」

恵まれる。誰に? 神にか? …………『スタンド』じゃあないのか?

「私の答え…………簡単に、要約させてもらうのだわ」

完全自立型、あるいは(黒羽はその存在は知らないが)半自立型スタンドなら、
オペラの意図に関わらず、『惹かれた』彼女の魅力的な大勝負に手を貸し、
幸運を蛇口をひねるかのように垂れ流して恵む存在が……いてもおかしくはない。

「『オペラの勝利は、自立したスタンドが彼女に惹かれて手を貸し、幸運を与えたのが理由』」

         「根拠(ソース)は十分…………それが、私の答えなのだわっ!」

398成田 静也『モノディ』:2019/11/15(金) 13:29:28
>>396-398

オレの質問はロクな役に立ちはしなかったが二人は流石の頭脳だ。
特に黒羽さん、彼女の直感・洞察力は素晴らしいに尽きる。

「オレの回答だが、二人の『答え』に加えてその『自立しているスタンド』が操作しているのは確率で発現させるのに条件がある。』」
「例えば『さっきの勝負の時から歌っている唄』あたりが条件と見た。」

もし『真の幸運』だとしたらそもそもこの状況にしたオレたちと『オペラ』は出会ってすらいないだろう。

「それがオレの答えだ。」

399『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/16(土) 00:19:44
>>396-398(ALL)

質問は全て終えた。答えは、三者とも編み出した。

斑鳩「オペラの勝利は、彼女が所持している独り歩きしたスタンドにもたらされた幸運故だ。」

黒羽「オペラの勝利は、自立したスタンドが彼女に惹かれて手を貸し、幸運を与えたのが理由」

成田「『自立しているスタンド』が操作しているのは確率で発現させるのに条件がある。」
 
         『……皆さま、その答えで本当に宜しいのですね?』

『いえ、念を押す等と言う所作は。この場では余りにも場違い
皆様の高潔なる英知と意思を著しく穢す愚の骨頂  ――お答えさせて頂きます』

>オペラの勝利は、彼女が所持している独り歩きしたスタンドにもたらされた幸運故だ

『まず、こちらの答えですが……

 ――不正解   となります』   ドォ―――ォンッッ……。

『ご説明させて頂きます。わたくし 先程>382も申し上げた通りですが
(>これより先、貴方がたの行動に内なる場所から覗かせて頂きます。
>それは今現在の主人であるオペラ様も含めて です)
私は、公正に決闘(ギャンブル)を見定め、違法あり次第ペナルティ(煉獄タロット)を
課す事を厭わない。所謂 自動操縦型で御座います。
この内なる場所は、貴方がたの実際の内側に今も影響を帯びてます。貴方さまの能力を
公に告げる事はしませんが、鉄の輪が組み合わさりし、その手綱を握りし三つの異なる頭を
冠し戦士こそが貴方……と告げれば信じて貰えますでしょうか?
 そう、私は皆さまの事を。この空間内では全て把握してるので御座いますよ。

故に、例え支配人様(オペラ)が独り歩き。わたくしめと同じ自動操縦のスタンドを
宿していても、彼女自身がその意思で幸福と勝利を願い、それにスタンドが応えておるのなら
それは『不正』と私は断します。例え独り歩きであろうとも、本体とどんなに細くも
繋がるスタンドならばわたくしの眼を逃れる術など有りません。
よって その答えは不正解なのです』

斑鳩の答えは 最初の一矢は的から惜しくも外れた……。

400『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/16(土) 01:13:02
>>399続き

>オペラの勝利は、自立したスタンドが彼女に惹かれて手を貸し、幸運を与えたのが理由
>『自立しているスタンド』が操作しているのは確率で発現させるのに条件がある

『……それでは、回答させて頂きましょう』

黒羽と、成田への回答。ザ・カード・チートは呟くと共に僅かに沈黙が走った。

『……あぁ お聡い御二人方。
その 答えは……っ』

重苦しい溜息。顔を覆う両腕、黒い太陽を模すスタンドは徐々に
膨れ上がり天井にまでそのサイズは膨張していき……。

『御二方……。

 ――お見事  で 御座います!!』  パァァンッッ!!

ザ・カード・チートは弾けたかと思えたと同時に、紙吹雪とクラッカーの
紙紐のようなものが辺りに飛び交い虹色のスモークが焚かれ……やがて
何事も無かったかのように元のサイズに戻った黒太陽の審判はテーブルの
真ん中を陣取り、饒舌に喋り始めた。

(※回答の詳細 【記】『暗号スレッド エニグマ』>25
pass オペラのたわむれ)

『――事の真相は、支配人の過去を読み通した上 わたくしめの推察も交え
語らせて頂く所存であります。
この御方は謂わば゛エクリプス支配層゛ 暗黒社会の上流家庭出身です。
彼女は至れり尽くせりの富を生まれながらに持ち、歪な環境で育まれた華。
隷従する存在も大多数おり、認知しえないシンパも数多いのです。
――それが、この事の発端です。
 我が本当の主。かつては名うてのギャンブラーはエクリプスとも対等に
闘えるポテンシャルでした。そして、この支配人と決闘となる数日前
誰しも命じた訳でなく、彼女はただ少し不安を口にしただけ。或いはもっと
情報通な幹部が気を利かせ裏で命じたのかも知れません。ただ、どちらにしろ
そこからが悲劇(幸運)の始まり。
わたくしめと本体となる主は何も出来ず負けました。イカサマとは言えません
何せ宿主が認知し得ない影から超幸運が降り注いでるのです。そして、この
悪辣なる本体は、その幸運を自身の日頃の行いの賜物 程度に感じてる狂気。
其の能力の詳細は独り歩きかも知れないし、そうでないかも知れません。ただ
聡明なる方達が推理した通り、この主めの持つ運でない事だけは確かで御座います。
……この悪辣なる宿主めは、我が能力を逆手にのり決して自分から超幸運の
正体を追及しようとも今まで思ってませんでしたがなっっ!』

最後は、今までほぼ騙されていた形の鬱憤を込めて荒い語気なスタンドの
語り草に対し。本体である彼女は涼し気に紅茶を飲む所作で留まっている。

オペラ「――だって私には『当たり前』だもの。誰とも知らない誰かが
私の為に命を削って守ったり支援してくれる事も。それに相応しい力が
あるんだから当然じゃないの?
 ……まっ、そんな下らない事は良いわ。チケットはルールに沿って
上げる事出来ないわ、残念ね。
けど、中々楽しかったし。知りたい事、聞きたい事があるなら
私の知る限りの事は教えてあげるわよ」

多少、機嫌の良いエクリプスの喰えない女はそう嘯いた……。

401斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/16(土) 11:54:56
>>399

 「……チッ」

まあ、俺の内心と勝敗は関係の無い事だ、能力は兎も角
『3人目』をバラされるのも、負けなければよかっただけの事

 (場合によっては此方からゲームをふっかけるつもりだったが……これなら問題も無い)

 「『外の事態を引き起こした本体の居場所』だ」

 「知らないとは言わせない、答えてもらうぞ ……何処にいる?」

それに、オペラ相手に『あと3日以内に俺達がこの事態を止められるか』等と言う賭けでは
酷い事になりかねんだろうしな。

402黒羽 灯世『インク』:2019/11/17(日) 00:40:44
>>399-400

「『上位者』としては、それも一つのありかたなのかもしれないのだわ。
 でも、そうね、今はそれよりも必要なことを……質問をしたい」

上位であることを目的とするなら、だ。
黒羽は違う……上を取るのはその後の『関係』のためだ。

そして今、黒羽はオペラの上を取った。
ただし……あくまで『ルールの上で』だ。
互いが認め合う完全なる『価値』ではない。

(『惹かれるだけ』で上に立っているとは思えない。
 本命の強力なスタンド能力を恐らく持っていて、
 頭がキれて……交渉ごとにも慣れているはず。
 ……推測できる性格は、そこまで『直線的』じゃない。
 機嫌を損ねれば結果を覆してくることもあるかも?
 ゲームに勝ったとはいえ…………油断は禁物なのだわ)

斑鳩の質問の答えが今最も重要なことは明らかだ。
そこに質問をさらに重ねるべきなのかは悩ましい。

「補足するような形にはなるけど、『本体を倒す』のはどこまで有効なのかしら?」

…………が、前提になる答えは早めに得ておくべきだろうと考える。

403成田 静也『モノディ』:2019/11/17(日) 19:18:48
>>400

記憶などを返さないのは少し気に入らないが今は時間が惜しいゆえに仕方があるまい。

「『本体の居所』も気になるがそもそもなぜ『本体』がわかっていて始末することができなかったんだ?」

「『アリーナ』だって『エクリプス』?だったか?それだってスタンド使いは多くいるはずだし、
近づけば感染するにしたって銃で遠距離から狙撃するなり方法があったはずだ。」

純粋な疑問をオペラにぶつける。場所がわかっても対処できなかった理由を知らねば彼らの二の舞を踏む事になる。

「それも教えてくれないか?オペラさん?」

404『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/17(日) 20:29:47
>>401-403(ALL)

オペラ「そう慌てなくても、直ぐに負債は返還して上げるわよ」 ズギュン

ベリル「……  ――っ!! 
 エクリプスのオペラっ きさまぁ―!」 ガタッ タンッ!

勝美「ベリルさん落ち着いてっ! 此処はこいつ等の領域です!」

ベリル「くっ 解ってる! このクソッタレ野郎に一杯食わされて
そっちの三人が尻ぬぐいしてくれたのも頭に残ってるんだよ。クソッ!」

ゴスロリの女が指を軽く振るのと同時に、焦点が定まっておらず
半ば呆けていたアリーナの猟犬は覚醒すると同時に彼女へ殴りかかりそうだったが
寸での所で勝美が取り押さえる。そう言った一触即発を経て貴方達の質問に返答は生まれた。

オペラ「それじゃあ、教えて上げるわ。この能力……私達(エクリプス)は
『スマイリー・スマイル』と名付けたわ。そして、この肝心の本体の在処はね。

――アメリカ

イギリス・イタリア・オーストラリア・カナダ・スペイン・中国
日本全国の都道府県に南極や北極大陸にアラビア半島……」

リズムよく全世界中の国を挙げるのを途中で区切り、グルッと三人を
見渡して嘲るような調子で短く笑い声が唱え上げられる。
……アハハッ 何よ、野鼠ちゃん達 凄い今 変な顔してるわよ。
言っておくけど、私は大真面目よ? 本体はね『世界中に散らばっている』の
寄生型のスタンドって知ってるかしら? 偶にあるのよね、肉を喰らって増殖して
それも本体の一部にするように。干渉した存在も同一にするって言う極めて厄介な力。

ご理解してくれたかしら? 本体を倒して解決、なんて安易な手段 通用しないのよ」

ベリル「は……? おい悪ふざけも大概にしろ。最近各地で起きている異様な集団
お前達(エクリプス)は無関係だって?」

オペラ「頭が固い猟犬ちゃんね。
あのね、これは本当に私達も今の今まで手遅れになるまで気づかなかったのよ。
それに収拾つくんなら、こんな私達にも有害な存在。どんな場所であろうとも
辿り着いて始末させるに決まってるじゃないの。
……ね? わかったくれたかしら。今から総人口77億の内33億は確実に潜伏してる
であろうスマイリー・スマイルを貴方達は滅ぼす事が出来て?
 もう手遅れなのよ、全て手遅れ」

オペラは再度 森の熊さんの童謡を口遊む。まるで鎮魂歌を謳うように……。

405斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/17(日) 21:09:47
>>404

その言葉が、何故か嘘だとは思えなかった
単純に、そういう事実だと心で理解できた。

僕はもう一度舌打ちをしたかった
だが舌が渇き、麻痺したかのように動かないのだ

 (その場合は、『対処不可能』)

だから考えないようにしていた
敵は33億、対して僕は1人、手を無意味に開いては閉じる

今すぐキルレシオ1:3,300,000,000を叩きださねばならない、しかもそれは増え続け
そして、その中には、僕の何をしてでも守るべき人が確実に含まれている。

 (勝算は……ないな)

『スタンド使い』である以上は、立ち向かわなくては
けれど、足が同量の鉛と化したように動かない、代わりに舌を必死に動かす。

 「だから、ここで……諦めて、貴女のように最後の瞬間まで遊戯に興じろと?」





 「―― いやだね。」

『スマイリー・スマイル』の本体の殺害は無意味になった、だがこれは『スタンド』で引き起こされている
ならば『対抗可能なスタンド』及び『スタンドへの対抗手段』を探す方向に舵を取らねばならない。

まだ、ゼロに戻っただけだ、何も知らないマイナスからは、遥かに前に進んでいる
そして今は、精神力と体力の回復を優先させるべきだ。

視界を赤いコートに向ける

 「『ベリル・ストック』さん? 取り敢えずだけど、少しでも恩を感じているなら僕は『寝床』が欲しい」

まだ立ち向かってすらいない、終わるわけにはいかない。

 「昼から駆け回ってクタクタで、そろそろ寝たいんだ、駄目かな。」

406黒羽 灯世『インク』:2019/11/18(月) 00:15:14
>>404
>>405

「…………………………………………ありえない、のだわ!」

声を上げた。

「『無敵』の……『不変』の強さなんてありえない……!
 どんなに強くても……敗れる可能性はある。
 上がることも下がることもある、どんな強さも……!!」

        ガタッ…

「絶対に……『上』はあっても、『頂点』はあっても……」

席を立ちそうになった。
その音を自覚して、黒羽は坐り直す。

「………………あなたも、本当に知らないというの?
 なら……『スマイリー・スマイル』は解除も不可能で、
 一度発動すれば……世界が終わるだけのスタンドなの?
 そんなことが本当に……そんな能力が、なんで……」

「そんな……そんな事って……………ありえる…………?」

黒羽の思考はありえない、という答えを目指す。
ありえるはずがない……意味が分からないからだ。
寄生型のスタンド……解除できない能力などあるのか?

あってしまったら、どうすればいい?
ないと言い切れるのか?
ないと言い切った『約束』は、履行されなかったのに。

「…………私も……少し眠りたいの……だわ」

「そうすれば何か思いつくかもしれない………………………」

付け加えた言葉は言い訳なのかもしれなかった。
休みたいのは思いつくためだけか? …………脳が休みたがっている。

407成田 静也『モノディ』:2019/11/18(月) 10:36:52
>>404

「・・・なるほどそれじゃあ確かに『アリーナ』も『エクリプス』もどうしようもない、か。」

正直、そこまで驚いてもいないし、今回の件は大規模な組織だった行動とは思えなかった。
いても数人でこの事態を引き起こしているのかと思ったがまさか『たった一体のスタンド』が引き起こしていたとは…

二人が絶望しているのがわかる。だが・・・諦めるわけにはいかない。

「オレも疲れたので休みたいのですが・・・最後にこの暴走している『スマイリー・スマイル』の『最初の本体はどこいたのですか?』」

スタンドである以上、自然に発生することは無い・・・はずだ。今は数億人でも必ず最初の一人が存在しているはず。

「それは調べはついていないんですか?どこの誰で、何をしていたかまで分かれば少しは希望になりそうなんですが・・・」

たとえ分かったところでにしろ今は情報が欲しい。

408『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/19(火) 10:02:07
>>405-406(斑鳩PC・黒羽PC)

オペラ「寝床? 此処で泊ればいいんじゃないの?」

あっけらかんとした口調で、ザ・カード・チートを仕舞った
ゴスロリ少女は二の腕を机に着けて頬杖を手に乗っけながら提案する。

オペラ「もう十時に差し掛かるのだし。店内は閉館させれば誰も
入って来ないし、此処には別室にシャワーと従業員用の仮眠室も設置してるわよ」

ベリル「誰が、お前等エクリプスの巣窟で泊るかっ。……三人とも、迷惑かけた礼だ
私の知ってる安ホテルなら一晩過ごせるぞ」

流石に今の体調でアリーナに報告はきついしな、とベリルは重い足取りで外に出ようとする。

頭は上手く働かない。疲労もピークに差し掛かっている
この『ビッグ・クランチ』なら、今まで多くの悪事を催した幹部級のオペラと同衾して
寝る事になるが。実力者の彼女がいるのなら、心変わりしなければ内側はともかく
外からの襲撃者を懸念する必要は無いだろう。

外の状況がどれ程危ういか知れない。ベリルが何処まで闘えるか不明ながら
助けられた恩もある為、彼女も一緒なら宿泊は心強い。
 或いは、小林やヤジ セイヴィアーやアリゼも留まっているだろう
『学生寮』へ今から戻り、安全性は確実に高いそちらへ戻る手もあるが……。

>>407(成田PC)

>この暴走している『スマイリー・スマイル』の『最初の本体はどこいたのですか?』

意外そうな表情を、この店内に入って顔合わせをしてオペラは初めて浮かべた。

オペラ「……何だ、貴方ちゃんと頭を回せるんじゃない。
そうなのよね。それが解れば、この能力のもう少し不明部分な場所も把握出来れば
まだ対抗手段が出来そうだけど」

生憎、探知系の重要なポジションは。もう船に引き籠ってるが 喰われたでしょうから
とゴスロリの女は紅茶を飲み進める。

オペラ「多分南米……? 日本の裏側かしら。私の推測だから当てにはしないで頂戴
そうなのよねぇ この能力の出生……足掛かりになるのは間違いないのよね」

貴方の推測通り、そこまで調べは行き届いてないようだ。少し考えこんだ後
オペラは貴方の目にしっかり視線を向けて言葉を放った。

オペラ「アリーナに向かいなさい。確か、一人確実な探知系の能力持ってる
獺(かわうそ)ちゃんが居た筈よ」

良い事? 真実を知るには何時だって遠回りが必要なのよと
 そう言葉を最後にオペラは会話の意思を止めた。

409黒羽 灯世『インク』:2019/11/19(火) 19:38:07
>>408

「……………………………」

ここははっきりとした安全地帯だ。
オペラには未だ隠された本来の能力があり、
彼女の配下達もスタンド使いがいておかしくない。
彼女は理解不能の存在で、おそらく悪の側だが、
ゲームに負けた今の提案に嘘は無いのだろう。
そこで己に嘘をつく人間に、他者は惹かれまい。

が、『成田』の得た情報が引っかかる。
探知系スタンド使い。敵組織にも勇名を響かせる手腕。

(情報が、私の思考のオイルになる……まだ眠れない。
 オペラが今さら翻意するとは考えにくいのだわ。
 寝込みを襲うような真似をしてくるというのも、
 そこまで私達を警戒する理由が思いつかない。
 生き残ることが目的なら……選択肢としては上等だわ)

(でも)

すでに分かっている。
それは『船』に逃げ込むのと本質的には同じだ。
解決の糸口がアリーナにあるならアリーナの人間が鍵だ。
ベリルにその役目を期待するなら、別行動は避けたい。
もしここで別れたとして明日合流できるとも限らない。
逆に『オペラ』には、今夜の守り以上の期待は出来ない。
さらなる協力を引き出せるほどのカードは思いつかない。

「オペラさん、あなたの申し出はありがたいけど。
 …………………ここは、ホテル泊にしておくのだわ。
 ここが『エクリプス』の敷地だからとかじゃあなくって、
 ……『アリーナ』の人とここで別行動になるのは、『先が無い』」

ベリルに『何を』求めているのかも含めた言葉で、そのように返す。

「安ホテル……お風呂はちゃんとある? ベッドは柔らかいのかしら」

410斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/19(火) 20:34:03
>>408
>>409

 「……。」

遠回り? ――面倒な。

 「それはいいが……『アリーナ』に先に行った奴がいるよな、『感染済み』の奴が。」

 「先に『連絡』とったらどうだ。俺もそうする。」

(とはいえ、アリーナにも人がいる以上、ラフィング共も早々アリーナ内に襲撃はかまさないだろうが……)
(仮にとはいえ、『感染済みの仲間』を入れるのは話が別になるだろうし……明日残ってるかは半々だな。)

確かあの傭兵凸凹コンビとは連絡先が有った筈だ
先にメールでも送っておいて、損はないだろう。

 「んー……」

『傭兵へ、本体の捜索は順調』

 (いや順調じゃねぇな、三歩進んで二歩下がったようなもんだし、あんま意味ねぇわ。)

『ベリルとの接触に成功、其方の現在地を求む。』

 (……ハイジャックして南米かぁ、でも先にアリーナだからなぁ、旅行先に選びたくなかったなぁ、南米。)

『明日、アリーナへ移動する。』

 (本当なら寝る暇も惜しいんだがな……遠回りね、遠回り。)

「送信っと」

スマホを仕舞い込み、被害者二人を見る、何か声の一つでもかけようと思ったが
特に俺は勝利に起因してないんでかけようがない、スルーでいいな。

 (今のところ、俺は厄介なお荷物以上ではねぇからなぁ……先に成田とケリつけとくか?)
 (でも殺されてやる義理はねぇなぁ……はぁ)

世の中の常人と言うものは、他人に心を割いてこういう事を一々推理し、考えて行動しているんだろうか?
俺にはとてもじゃないが真似できそうにない、狂人の辛い所だな。

――他に動きがなさそうなら、サックリ車に戻るとするか
他人に重きを割いて、自分が軽くなるのは本末転倒だ。

411成田 静也『モノディ』:2019/11/19(火) 23:07:51
>>408

「・・・それが分かるだけで助かりました。ありがとございます。」

彼女の言葉が純粋な驚嘆なのか軽侮なのかはどちらでもいい。まるで役に立たなかったのは事実なのだから。
今回は斑鳩の頭脳と黒羽の発想力が無い一人ならば完全に敗北していただろう。

(ならばそれを受け止め、成長の糧に換えてやる・・・。)

だが今は・・・

「ここにお世話になるにしろ、ベリルさんの方にお世話になるにしろ、全員が一度に眠るのはマズいかと。」

「眠るなら最低でも一人が起きて交代で見張りを行えば安全かと思います。」
「今が10時なので・・・三人なら3時間ごとに交代すれば7時ころに出発できるかと。」

腕時計を見ながら提案を行う。

休憩は肉体的にも精神的にも必要だ。だがいつ襲撃があるかわからない以上、保険はかけておくべきだろう。

412『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/20(水) 22:52:40
>>409(黒羽PC)
ベリル「風呂はあるさ。経営者もアリーナに何度が助けられた
恩があるからな……飯の質はそれほど良くないが我慢してくれよ」

そして、ベリルは耳打ちするように黒羽に顔を近づけて早口で囁く。

「それと、あんた達の情報。出来る限り後で教えてくれないか?
最近星見町だけでなく、幾つもの町で不審に思える集団が裏で
動いていると言う情報は入手してたんだがな。私はさっきも告げたが
エクリプスの奴等が原因だとしか思ってなかった。勝美の奴が偶然
あのゴスロリギャンブルジャンギーと接触したのも、その一環だとしか
思ってなかったが……どうも、さっきの口振りだと」

私はどうも大きな思い違いをしてるようだからな、と深刻そうに呟き終えた。

>>410(斑鳩PC)

小林・ヤジのコンビだが……彼等は確か一晩休息と準備を済ませた後に
アリーナへと向かうと言ってた。よって、明日合流して向かえる可能性も未だある。

〜〜♫

報告の送信を終えると、数秒して直ぐに着信の音が鳴った。
画面には『アリゼ』と表示されている。

>>411(成田PC)

勝美「全員で寝るのが何か不味いのか? それなら、俺も一緒に見張りをするよ」
君達には色々世話になったから……と、一般人よりは戦闘の心得があるらしい彼は
そう協力を申し出てくれた。人数がいれば斑鳩に黒羽、貴方の内、宿泊に同行する
ベリルと勝美のどちらかも見張りに協力してくれるなら睡眠時間も増やせる。

>>ALL

『おっと、申し訳ありません。聡明なる皆さま 暫し お待ちください』

貴方たちベリルと勝美含めて五人を呼び止めるのは。先程仕舞い込んだ筈の
ザ・カード・チート 黒い太陽の審判。

オペラ「何? まだ何かあるわけ?」

『フフ……支配人様、忘れては御座いませんな? 今は仮初の本体であろうとも……』

オペラ「あー……はいはい、煉獄タロットを受けろ、って言うのね」

『そうで御座います。黒き太陽の裁き とくと受けて下さいまし」

ザ・カード・チートは敗北者にペナルティ(煉獄タロット)を振り注ぐ。
トランプ程の枚数の黒い太陽のカードを、オペラは既に幸運の加護は遮断されてる
であろうに関わらず、平然とつまらなさそうに一枚捲る。
【プレゼント】……と、表示されていた。

『クッ……支配人様、流石は今や他の事実と定められた認知外の能力もシャットアウト
してるに関わらず、悪運を発揮示されますな』

オペラ「元々、私って強運だもの。……それじゃあ、三人にコレ 上げるわ」

放り投げるように、小さな真っ白いピーナッツサイズのカプセル錠が貴方達の手へ。

オペラ「飲めば、一秒たらずで『即死』出来るわ。
それじゃあね 中々楽しかったわよ 野鼠ちゃん達」

And so I ran Away from there
And right behind Me was that bear…♫

森のくまさんの童謡が三人の背を後押すように、店内に響く。
恐らくは、ほぼエクリプス配下の数人がビッグ・クランチの食堂を出る間際
寒空へ再び出る貴方達へとダウンコートを差し出してくれた。(※受け取る・取らないは自由)
 また再び、貴方たちは道なき道へと足を運ぶ。目指す今は安ホテル……

413斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/21(木) 00:48:03
>>412

 (本体がアレだとスタンドも苦労するなぁ……)

早々に『俺』が眠る、『二つ目の脳』で少しでも睡眠を取るつもりらしい
何処まで効果があるかは知らないが、渡り鳥も脳を半分ずつ眠らして飛ぶのだ、効果が無いとは思わない。



……掌を開けて、その中に納まる白いカプセルを見る

 受け取ったカプセルは『自殺用』らしい

全身に管を繋がれて、ベッドで寝た切りになり、肺と心臓だけを動かして生きるのと
満足しながら死ぬのは、果たして何方が『マシ』なのだろう。

背を向けて外に行く、さっきまでのゲームのせいでもう一年分の冷や汗をかいた気がする
きっとこの寒さは冬のせいだけではないのだろう。

ダウンコートを受け取って羽織ると、外気も幾分か遮断されて温かさがある
僕に解るのは、死んだら生きている間に出来る事は出来なくなる、と言う事だ。

シートに身を預けると、キーを回し、エンジンをかける。

目的地の案内をベリル・ストックに任せ
鳴り始めたスマホを耳に当てた、笑い声とかが聞こえないと良いのだが。

 「――もしもし?」

414黒羽 灯世『インク』:2019/11/21(木) 01:37:37
>>412
>>413

「あらあら、それなら十分なのだわ。
 私、こう見えて特別グルメってわけじゃないから」

身なりはそれなりに高級とはいえ、
こう見えて……と前置きする程高貴な雰囲気ではない。
駆けずり回った今は余計に。

「…………」

       コクリ

そしてベリルの言葉には、口には出さず頷く。
あえて耳打ちをしたのだ、大っぴらな返事は望むまい。
あるいは黒羽を選んで聞いて来た点に意味があるかもしれない。

「『煉獄タロット』……はぁ、不平等こそ平等ね。
 ある意味この世の真理みたいな能力……なのかしら」

オペラの強運にはため息が出る。
が、ここで惨死されたりする方が困るし、
プレゼントとやらはこちらに利が……

「即っ、え…………!?」

受け取ったカプセルを、二度見する。
その間に見たのはオペラの顔だ。
三白眼の瞳がいつもより小さく見えるほど目を丸くする。

「即死……な、なるほどなのだわ。
 私の能力は『攻撃性』に欠ける……これは大きな武器になるわねっ!」

(弱みは見せないのだわ……勝ったのはこっち! 負ける為の薬とは思わない……!)

「『勝者』としてこの賞品……ありがたく、いただいて……おくのだわ!!」

本来の用途はなんとなく想像がつく。
それをオペラが持っていたのも意外だが……遊び尽くした後のため、か。

強気に……強者として振る舞い、受け取ったダウンを大げさに羽織る。寒空に出る。

415成田 静也『モノディ』:2019/11/21(木) 03:31:57
>>412

オペラからもらったカプセルを見る。
・・・精々使い道は暗殺か、自決か。まあ使うなら後者で、使う最有力候補はオレだろうな。

モノディの耳の良さは『スマイリー・スマイル』に対しての相性が良くはない。広範囲で聞くことができるならば
感染のスピードも他より高い可能性が十分ある。

「いざとなったら…だな。」

カプセルを握りしめる。

「勝美さん、ありがとうございます。人数が増えればそれだけ休める時間が増えて、休養できます。」

「なぜ全員で眠るのがマズいかはただの保険で、『本体』にされた人間・・・オレたちは『ラフティング』と読んでいたのですが、
いつ襲撃されても対処できるように見張りを立てるべきかと思ったのです。」

「それと情報共有はオレたちも是非お願いします。」

余程の事ではない限り、知らないことは少ないに越したことはない。

彼女らには今日起こった様々なことを話すことになるだろう。

・・・オレの場合は自然公園で見つけた警官『吉岡』の死体とそのメモ、銃を撃って襲ってきた警察官、
同じく襲撃を切り抜けた同行者たちとの合流・・・本当に今日は濃いにもほどがある一日だったな・・・

416『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/21(木) 22:34:29
>>413(斑鳩PC)

『俺』は意識を途切れさせ、『僕』である貴方は浮上するように覚醒しつつ
白いカプセルを見つめる。スポーツカーに近寄ろうとすると、同行している
朱色が目立つ服の彼女は怪訝そうな声を上げた。

ベリル「ぁん? この趣味の悪い車、確かアルカラのスポンサー気取ってる……」

探るように、一瞬貴方を見た。だが、直ぐ首を振って ……聞くのは後で良いなと呟き
詮索するのを後回しにしてくれたようで、黒羽へ体の向きを変えた。

スマホからは、こう言った内容の声が聞こえてくる。

アリゼ『とりあえず、護衛の二人と問題なく合流したよ。何の偶然か以前仕事先? で
出会った事があった奴で、世間ってのは狭いもんだね。
 こんな事言う為に連絡した訳じゃ勿論ないよ。検索するのは後で構わないけど
とりあえずsns以外でもパソコンの色んな掲示板で一般人の書き込みとかも彼等
調べて、何件か今回の”笑い”に関わってるような文面は見つけたようだけど
殆どの書き込み、詳しく書かれる前に途切れてるっぽいんだよね。
 一先ず、こっちはセイヴィアーがいれば百人 いや千人襲ってきたって
問題ないから。何か緊急時は直ぐ連絡してよ。依頼人が支払う前に
くたばっちまうなんて縁起でも無いからね』

と言った内容だった。2ちゃんねる等のオカルト板では、どうやら
感染を免れていた勘の鋭い一般人が、普段と異なる身内の様子などを
軽い気持ちなのか書き込んだ形跡があるらしいが、それはどれも
全部詳細が書き終える前に途絶えているようだ……。
 一先ず、学生寮は強力な傭兵が守りに就いている。

417『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/21(木) 22:48:16
>>414-415(黒羽PC・成田PC)

それじゃあ、約束通り簡潔で構わないから聞かせてくれ。

外の車を停める場所まで歩き、ビッグ・クランチは目と鼻の先ながらも
盗聴されても構わない内容だし、拒否する必要や意味も薄い。
 貴方たちが体験した事を話すと、ベリルは少し唸りつつ数秒沈黙し
深刻そうに額を押さえ、溜息をつく。

ベリル「……世界規模の、精神干渉 洗脳……暴走と言うよりは
何処か統率もとれてる。そんな最悪な使い手の眷属共が知らず知らず
のさばっていたとはな。
 私は、アリーナの闘技場出場者兼治安維持の役目を司っていて
さっきも少し喋ったが、星見町界隈で 正確性はないものの
どうも不審と言うか、妙な集団があちこち出没してる事だけは入手してた。
 調査前に、勝美がついさっきの気狂いゴスロリのエクリプス数字付きに
遭遇したんで、そっちを優先したが……ある程度の人員はそっちの調査に
回ってた筈だ。もう、そろそろアリーナに戻っている頃合いだと思うが」

 アリーナも、何人かのスタンド使いを調査に回してたらしい。
もしかすれば、貴方たちやエクリプスの面子より貴重な情報を既に
獲得してるかも知れない希望も見いだせる。

ベリル「一先ず休息をとろう。私が先導するが……運転は勝美に
任せたらどうだ? どう考えても無免許運転だろ?」

半眼で、この場では唯一の成人男性である勝美を運転に回す事を薦められた。
紹介された当人は、苦笑しつつハハハハ……と乾いた笑いを上げている。

418黒羽 灯世『インク』:2019/11/22(金) 00:42:00
>>415
>>416
>>417

「……敵の能力はあまりにも『図抜けている』
 何のリスクもなく、とは思えないのだわ。
 最初の本体はどうそんな能力を使って、
 そして……使った後、どうなってしまったの?
 そこが活路になれば、良いんだけどね…………」

本体を倒すという多くのスタンドに共通する活路が無い。
それでいて静かに進行し、条件は分からないが容易に破滅を呼ぶ。
絶望感は大きいが、逆に『疑念』が沸き上がり始めてもいた。

「『戻っていたはいいけど既に感染していた』
 ……これが想定できる一番危険なパターン。
 あらかじめ予想して、備えておくのが上等ね」

「どういう人員が向かったのかは分かるかしら?」

込み入った情報まではあまり期待しないが、
噂程度でも知っていればありがたい。
出動を知っているなら、可能性はある。

ともかく、車の後部座席のドアを開ける。

「運転は非常時だし、誰でも構わないけど……
 まあそうね、出来れば免許のある人が良いのだわ。
 検問とかに引っかかったらお笑いにならないし、
 それに斑鳩さんは『戦闘力』が高いから……」

運転に専念させるには、惜しいのだ。

「念のため、ホテルに着くまでに寝てしまわないようにはしておくのだわ、私も」

疲労感を考えれば、そういう可能性はある。座席についても意識は飛ばさないようにしよう。

419斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/22(金) 13:39:47
>>416

 「其方も、お気をつけて。」

 「それと……そう、『感染済みの方』についての判断は、任せます。」 

通話終了、スマホを懐に仕舞う。
向こうの二人が死んでも、傭兵2人が生き残れば釣り合いは取れるだろう
そんな事よりは、感染の加速の方が気にかかる。

 (『ラフィング』の統率が取れ始めているのか?)

 (まあいい、事態として、手遅れなのは今更だな)

「……おっと、それはそうだ」

もう僕が運転する必要はないのにうっかりしていた、
そそくさとシートを戻し、後部座席に移る。

「どうぞ、勝美先輩。」

 (いけないな、どうも『他人に頼る』という事には慣れない。)

 (その必要が無いか、他人に任せても意味がない事ばかりだったせいかな……)

或いはその両方に、もう一つ加わるだろうが
考えても意味が無いとは言わないが、無駄な事だ。

420成田 静也『モノディ』:2019/11/22(金) 14:19:00
>>417

「それで・・・これから会う探査能力の人の身なりや人となりも教えてもらえませんか?」

いざアリーナへ行っても『ラフティング』だらけでの乱戦だって考えられる。その時のためにそういう情報も必要だ。

「それとスタンド使いが『ラフティング』になった時の情報とかもありませんか?」

「協力者の一人が感染しかけたことはあるのですが、スタンド使いが完全に『ラフティング』になった場合の事は知らないので・・・」

もし・・・『ラフティング』になった後もスタンドが問題なく使えるか最悪、変質して強化された時のことも想定して置くべきだろう。

421『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/22(金) 23:11:01
(※斑鳩PCへ
 アリゼが会話でセイヴィアーがいれば、との会話は。ハガネが、と言う風に
PC内では聞こえてたと訂正させて貰えれば有難い。細かい事だが、彼女が
アイアン・セイヴィアーの事をその名称のまま告げるのは不自然なので)

>>418(黒羽PC)
予想出来る危険。帰還してきた戦士(アリーナ人員)達が全員『変貌している』
ゾッとしない事態について、ベリルの見解はこうだ。

「大体4〜5名の3チームが、信憑性は低いものの3噂の出所へ行った。
私と管轄が違うんで名前ぐらいしか知らない。
 あまつさえスタンド能力は仲間内で共有する奴は特殊な奴を除いて殆ど居ない
自分の性癖を大っぴらに明かすのと同じ事だからな、スタンドの能力ってのは」

少なくとも、只じゃ転ばない筈だと思う。確証は無い私見な内容ではあった。

眠らないようにと気を張る貴方に、ベリルは気を利かせて眠気覚ましのガムを渡した。

>>420(成田PC)

貴方はオペラが告げていた探査能力特化の人物について尋ねる。
 だが、アリーナの中核に近いであろう彼女の発言は少し期待を外すものだった。

ベリル「あぁ……元『第五外科』に属してたって言う医者の事だな、きっと。
ただ ――素性は不明だ。いや、アリーナに居ないってわけじゃないぞ?
詳しく言うとだな。総合地下にあるアリーナは通路全体も、襲撃の対策として
入り組んでいて、秘匿すべき場所なんかは上層部に位置する能力者が定期に
変更してるようだからな。治癒系能力者は特に貴重だから……事の次第を
話せば協力してくれると思うが、まず言って掛け合わないとな」

どうやら、オペラの件の人物は『名医』のようだが探すのは少し難しいらしい。

>スタンド使いが『ラフティング』になった時の情報とかもありませんか?

うんざりした口調が返って来る。

ベリル「私も、殆どこの事態に対して初耳なんだ。スマイリー・スマイルだが
ラフィングだが……名前はどうでも良いが、それの能力に罹ってる奴を
見つけたとして、私の真偽を暴く能力が通ずるかも分らんし
基の能力が使用可能かどうかなんてのも現状不明。
……一寸先が闇なのさ、この暗がりのようにね」

直接対峙しない事にはな……と、小さな吐息と共に告げられた

>>419(斑鳩PC&ALL)

『対処? 最悪殺すか無力化はハガネが判断してだね。
二人共、何があったら、そうしても良いって話してたけど。私としては
どうにか能力解除出来る方法を模索して欲しいかな』

アリゼは、生来の人柄は善人に寄ってるらしく。そう告げ電話を終えた。

勝美が運転し、ベリルが運転するシルバー色の普通自動車を先導として
ビッグ・クランチが段々小さくなり、アリーナの拠点があるとされる
『総合グラウンド』より1km程離れた場所に設置した住宅街と農園の
区画の真ん中に位置する形に建てられている、4階建ての年数は幾らか
経っていると見受けられる外装のホテルに全員辿り着く。非常階段は
年月が経っている所為か随分錆びているのが見て取れた。

中をベリルが先に入ると、受付ロビー周辺は殆ど人が居ない様子。
一人の恰幅の良い制服姿の男性は、先頭の彼女を見ると軽い感嘆の声を上げた。

?「これはこれはベリルさんっ。こんな夜中にご苦労様ですっ
えぇっと、後ろの男性や学生さんらしき人達は……?」

ベリル「ちょっと、アリーナの調査で協力をな。一泊出来るか? マスター」

マスター「当然っ。ベリルさんの頼みなら満室でも何とかしてみますよ」

そんな軽いやりとりの後に、五人眠れる部屋へ辿り着く。
風呂とトイレが一緒。小さなテレビとロビーに繋がる電話が
取り付けられてるのと、シーツ等を入れている棚を除けば
特筆として語る事のない普通の部屋だ。

勝美「俺、ちょっと彼女に電話してきて良いですか? あと
充電もさせて貰いにいこうかなって」

直ぐ戻りますから、と勝美は部屋から出ようとする。

ベリルも、夕飯食い損ねたし何か軽く詰め込んでくると
頭を掻いて部屋を出ようとする。

……どう行動するか?

422斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/23(土) 17:36:21
>>421

 (さて、こうなると出来る事は……)



「――適当なコンビニ行って、歯ブラシと何か腹に入れるもん買ってくる。」
「黒羽ちゃんと成田くんは、何か必要なの有る?」

適当に聞いた後に『誰も同行しなければ』駐車場に行こう、『確認』がまだだった。

(『保管庫の番号は忘れないように当日の出勤時間の日付、下二桁。
それと異能変化植物の、あの青色タンポポのラベル番号って覚える。
くそつまらん預け係だが、無いよりゃマシだ。気合入れろよ 俺!』)

 (これは他の人に頼むわけにもいかないしね)
 (手癖が悪い気もするが、今更かな。)

さっさと車のトランクを確認しに行こう
溺れる者が掴むなら、どうせなら『藁』より『鎖』の方がいい。

誰か来るならふつーにコンビニだが。

423成田 静也『モノディ』:2019/11/23(土) 18:44:21
>>421

「そうですか・・・ありがとうございます。」

『アリーナ』も大規模らしいのでこれは仕方のないことだろう。基本スタンド使いは能力を隠すものと聞く事だしな。

ベリルに礼を言う。

「買い物ですか?斑鳩さんは自衛力があるので心配は無いかと思いますが、ここまで戦闘・頭脳労働と働きづめなのに一人で大丈夫ですか?」
「オレもコンビニには用があるので良ければその役を変わりますよ?」

事実、そろそろスマホのバッテリーも心ともなくなってきた。コンビニならば電池と充電器が売ってあるはずなので
買って損は無いし、純粋に斑鳩、黒羽の両名の消耗を心配しての事である。

424黒羽 灯世『インク』:2019/11/23(土) 19:41:53
>>421
>>422
>>423

「あくまでビジネスパートナー、という事かしら。
 性癖というのはあまり好きな例えじゃないけど、
 まあ、それくらい隠したいものなのは伝わったのだわ」

「名前だけ聞いても仕方ないし、貴女の見解を信じておく」

ベリルに礼を言った上で眠気覚ましのガムを噛み、ホテルまで粘る。
それにしても、仲間内での能力の情報共有が無いのは意外だが・・・
今のように切迫していないなら、黒羽も能力は明かさない。妥当だ。

そして。

「五人一部屋……こんな大きなお部屋があるのね。
 なかなか風情があって気に入ったのだわ!」

ガムをティッシュに吐いて捨ててから、電話機を見る。
これは『コンセント』を抜けば止められるタイプか?
音の出る機械というのはそれだけで警戒したい。

「私は……このホテルの中を少し調べておくのだわ。
 万が一がある。どこになにがあるのかとか、
 どこから出ようと思えば出られるのかとか、
 何か面白そうなものはないかとか……いろいろね」

ベリルがここについて全て知ってるなら話は別だが、
それでもいちいち全部聞くより見た方が早いものもある。

「斑鳩さん、買い物に行くなら……そうね、『エナジードリンク』が飲みたいのだわ」

「無駄に缶が大きいのは嫌よ。小さいのが良い……もちろんお金は渡すわ」
「あとねあとね、これは何の種類でもいいけど一つ『グミ』を買ってきてほしい」

斑鳩には適当な注文をしておく。率先して買いに行ってくれるのが善意か、
それとも何か意図があるのかは知らないが、言うだけ言っておくものだ。

電話機を見終え、注文を言い終え、まだ時間があるなら部屋にある可能性の高い施設の案内書を探す。

425『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/24(日) 22:52:36
>>422-423(斑鳩PC・成田PC)

貴方達は、黒羽を室内に残し一階へ降りる。出る間際幾つかの買い物を頼まれて。
このホテルには一応、予備の歯ブラシセットはサービスとして置いてある。
ホテルより100m程の距離にはコンビニがある。そこでも買い物は可能だ。
一階の飲食コーナーにあたるであろう場所から食欲を刺激するカレーの香りが
漂ってくる。目を向ければ、少し咳き込むベリルと慌てた様子の店員が見えた。

ベリル「ゴホッ……なぁ、ちょっと辛すぎないか? 味も何か苦いし」

店員「すいませんっ。本場向けの辛口で調理したものでっ 
直ぐに代わりのものをお持ちしますが」

ベリル「いや、いいよ。追加で福神漬け増やすのと、アイスの注文追加で」

勝美と思われる人影はスマホを片手に受付に立っている。

勝美「あの、充電器って貸し出しとかは……」

店員「ハァ それに対応するものなら置いてます。どうぞ、こちらへ」

どうやら、ホテルでも充電は可能なようだ。
(※成田PCは外に出る時点で、コンビニに行くか充電をホテルでするか
駐車場に斑鳩PCと同行するか自由に決めて良い)

駐車場には人気が無く。ベリルの車と、貴方達が乗って来たスポーツカーを
含めればホテルのマスターか従業員の者だろう4、5台のみでガラガラだ……。

――ガチャ。

……『金一』が遺したトランクの中身。その中に入ってたのは金庫とか
スーツケース等では無い。ケースはケースだかトランクに収まる程度の
長方形で出来た金属製の箱らしき物体だ。色合いは真っ黒で硬質だが
材質は見た所まったく分からない。まるでモノリスだ……。
貴方(斑鳩)の筋力でも何とか抱えられる程度の重量だが、子供では
持ち運びが難しい程度には重さがある。
 何処となく威圧感があり、中に何が入っているのか予想がつかない。
この運び主は、その中身を把握していたのだろうか?

>>424(黒羽PC)

電話はコードで繋がれており、コンセントに繋がる部分も存在する。
勝手に抜かないでくださいと注意書きの小さな札は括りつけられてるが
緊急時であれば、その警告も無意味だ。

案内書はホテルの廊下にも備え付けられている。
大体一つの階に5〜6程の部屋があり、此処は四階で
一番大き目な部屋な角部屋だ。消火器などの防災器具も近くにあるし
非常階段も直ぐ部屋を出て横側に取り付けられている。

眠気はあるものの、未だ余力はある。皆が戻るまで暫し時間もあるし
適当にスマホなり何なり暇つぶしする手もあるが……。

426斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/11/25(月) 00:23:41
>>425

 「…………それじゃあ、お願いしようかな。 ただ、財布と荷物は自分で持つよ。」
 「疲労はお互い様だろう?」

(……まあ、途中で車内に忘れものをしたとでも言って彼と離れよう)
(下手に露見してこれ以上心証を悪化させると、『同行にすら支障が出る』のはよく解ったからね。)

      *chain*

 「だいぶ、予想外だな……『コレ』は」

トランク内を見た僕が予想していたのは、ダイヤルを入力する事からあくまで金庫くらいの物だった
だが目にしたモノリスのような物体は、現在の非日常を象徴するかのようだった。

 「『2001年宇宙の旅』から飛び出してきたのか?あの男、何を預かったのだ?」

 「ただの『金庫』だとか『スーツケース』なら、無視もしたが。」

ソレを叩き、触る、表面の滑らかさは金属のようだが、それすら信じきれない
あの映画から引きずり出されたと言われても間違いではなさそうだ

 「『鍵穴』も『ダイヤル』も見当たらない、材質も見当もつかない。」

(元はと言えば『偶然』、昏倒させたあの男と、あの二人が知り合いだったと、いう天文学的な確率からつき始めたケチだったが
この状況と共にこれが手元に来た『偶然』、……軽視して良さそうなモノではなくなった、な。)

 (とはいえ……現状で出来る事は無い、ダイヤルの一つでも見当たるなら開錠を試したが)

 (場合によっては、あの二人に聞くか……ベリルも知り合いのようだし、聞いてみてもいいか?)

―― 肩を竦める

 「……でもなあ、まさか殺さないために放ったら裏目に出るとは思わなかったし、それで下手にベリルと戦闘になったらコトだなぁ。」

 「二人にバレる前にさっさと戻るか。」

車上荒らしも、今夜は笑い声に取っ掴まるだろう
あの2人を疑うのも精神力の無駄だ、ならば部屋に戻って寝てしまうに限る。

427黒羽 灯世『インク』:2019/11/25(月) 02:40:32
>>425

電話機のコードを引き抜く……のは、やめておく。
ホテル側から何か連絡があっても受け取れなくなるから。
即座に引き抜けるようコードの位置は記憶しておく。

(なるほどね……消火器は武器になるのだわ。場所は覚えておいて損はしないわね)

他にもいくらか出来そうな事は思いつくが……
余計なトラブルは避けたい……というのが先行する。

斑鳩の『車』は正しい行動だとは思うが、
ベリルの反応からして今でも多少の尾を引いているし、
緊急時だからとあまりやりすぎると行動に差し支える。
それでも意味があるなら斑鳩のように『やる』だけだが、
費用対効果を考えて、今やっても大した意味はないだろう。

(…………一人になったタイミングではあるけど、
 今さら『インク』で事実性を確かめたい事もない。
 かといってこれ以上探索しても疲れるだけ……
 とりあえずスマートフォンで情報でも漁るかしら?)

部屋には戻らず、スマホでネットを閲覧する。
SNSや匿名掲示板など、正確性は低くても足の早い情報源で『笑い』についての現状を探る。

全員戻ってきたら、見張りの順番だけ決めて、もうあとは寝てしまおう。寝る時間は必要だ。

428成田 静也『モノディ』:2019/11/25(月) 12:19:00
>>425

「ああ、そうかホテルでも充電器の貸し出しサービスもあるか・・・」

斑鳩さんの様子をうかがう。

さっきから何か事を起こそうとしている風に見えるが、それを諦めたようだ。

ならばオレも充電して、バッテリーと腹を夜食で満たしたら眠るべきだろうか?

・・・できればそろそろ家に帰ってきたであろう母の無事を確かめたいが、
『笑い』が今のところ襲っているのは町の不良や警察などだ。無差別ではない…はず。

ならばバッテリーの節約のため、それは抑えておくべきだな、畜生め。

「番なら最初はオレと勝美さんかベリルさんとでお願いします。二人は先に休んでいてください。」

二人を気遣い、休むように勧める。

429『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/25(月) 18:23:20
>>428(質問)

成田PCは現在斑鳩PCと共に駐車場に居ますか?

430成田 静也『モノディ』:2019/11/26(火) 02:43:56
>>429

すみません、一緒にいるものとして処理をお願いします。

それとレス遅れすみませんでした。

431『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/11/26(火) 22:34:28
>>426-428(斑鳩PC・成田PC)

恐らく、貴方(斑鳩)が入手したメモ紙に書かれていた『保管庫』とは
『アリーナ』の内部にある室内を指しているだろう。金一が運び込もうとした
正体不明の未知なるこの存在を仕舞う為に。
 恐らくは、何らかの『スタンド』で作成されたか関係している物体。
この先の、笑う集団に対しての突破口になりえるかどうかは不明だが……。


       ―― タッタッタッタッタッ

……? 車のトランクの何かを調べている彼を伺っていた
貴方(成田)は、ホテルの裏口にあたるであろう死角から誰かが
住宅街方面へと走るであろう一つの足音を捉えた。
 従業員だろうか……?

>>427(黒羽PC)

貴方は廊下で立ち止まる形でスマホを閲覧する。
 ニュースのトピックは消費税の増税について等、特に今起きている
異常な集団について記事にしているようなものは見受けられない。
やはり表立った情報だと、どうも奴等について有益なものは不思議な位に
見当たらない。まるで、それだけは情報操作してるかのような……。

      ピンポーンッ。

エレベーターの開閉音がした。顔を向ければ、ベリルが立っていて……

  ――タタタタッ!  ガクッ ダンッ

ベリル「……っ……逃げ……るぞ!」

彼女は、扉が開くや否や貴方の姿を認めると共に縺れるようにして
走り寄り、ぶつかる寸前で壁にほぼぶつかるような形で止まり
途切れ途切れに貴方にそう絞り出すように告げた。

見れば、手の甲に自分から先割れスプーンを突き刺しており
目の焦点は覚束ない様子で、足は震えている。

ベリル「くす……りっ  食事 混ぜ れ
クソッ ……此処は  もうっ」

    
                タッタッタッタッタッ……

 ――複数の足音が、エレベーター近くと隣接する階段から
駆けあがって来るであろう音が聞こえてくる。

432成田 静也『モノディ』:2019/11/26(火) 23:53:57
>>431

不審な足音を捉えたので斑鳩にスタンド会話でそのことを伝える。

『斑鳩さん誰かがこちらに・・・いや、この足音は離れていく。この方向は住宅街方面か?こんな時間に?』

『この金庫を開けるなら急いだほうがいいかもしれません。なんだか嫌な予感がします。』

改めて周囲への警戒を強める。もし誰かが急に接近して来ても『モノディ』ですぐに迎撃できるようにしておく。


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