したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『想貌』

1『敗残者』:2019/01/18(金) 00:26:01
彼らは何処へ消えたのか――――

【過】『武闘列伝』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453728318/

857塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/14(水) 23:23:30
>>856
(明確に『拒絶』することで、侵入を防ぐことが出来る……
『夕立』の、情報どおり……か。
そして『猿轡』に対しても『スタンドによる発声』は有効……)

「ふん、生きた『身体』が必要……
だが、あんた達にどうしてそれがわかる?
つまり……区別がつくのか? 悪霊と、人間の……」

纏わりつくような『アダージョ』の視線を受け、
じゃらりと手錠を揺らし、真っすぐに睨みつけて口を開く。

「――――断る。
私の名前は塞川唯だ。
別に、後生大事にしてるわけでもねーが、
あんたみたいな女の扱いもわかんねーような野郎には、
私の身体はやれねーなァ」

そして、『アダージョ』の肩越しに壇上の状況を見る。

858塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/16(金) 20:29:23
>>856
(明確に『拒絶』することで、侵入を防ぐことが出来る……
『夕立』の、情報どおり……か。
そして『猿轡』に対しても『スタンドによる発声』は有効……)

「ふん、生きた『身体』が必要……
だが、あんた達にどうしてそれがわかる?
つまり……区別がつくのか? 悪霊と、人間の……」

纏わりつくような『アダージョ』の視線を受け、
じゃらりと手錠を揺らし、真っすぐに睨みつけて口を開く。

「――――こと『受け入れる』。
私の名前は塞川唯だ。
別に、後生大事にしてるわけでもねーが、
あんたみたいな女の扱いもわかんねーような野郎には、
私の身体はやれねーなァ」

そして、『アダージョ』の肩越しに壇上の状況を見る。

859『その夕立に雨傘を』:2020/10/16(金) 20:30:27
>>857-858(塞川)

  パリンッ

        シ ュ ォ ォ ォ ・ ・ ・

『塞川』の言葉を切欠とし、その顔に『痣』が焼き付く。
『拒否』したはずの言葉は、己のモノとは思えないおぞましい声に『上書き』される。

    「あらぁ? 確かに『取り憑いた』はずなのに……。
     ンもう! なんなのこれー、ムカつくわねぇー」

    「お前は『亡霊』とは違う。『自我』が濃い故に、
     お前の霊体を『取り込む』には足りなかったのだろうな。

     若しくは、その女が――――」

    「構いやしないわ! 後、『5回』やればいいってことでしょ。
     でーもー、お口がちょっとムカつくのよねェェ〜〜〜〜ッッ」

    ガシュッ!

『塞川』の喉に『アダージョ』の手指が喰い込み、首を締め上げる。
意識が断たれそうになる中、右手の『手錠』が『消失』していることを確認できた。
己のものではない『声』が喉奥から響いた時、確かに『手錠』が解除されたのだ。

    「アタシが代わりに『答えて』あげるから、塞川ちゃんは眠っててちょーだい。
     『tu fui ego eris』。貴方の墓標に飾ってあげるわ――――」

   ギ ギ ギ ギ ギ ・ ・ ・

    『ぃぃぞぉー!』    『しめあげろぉー!』

    『こ・ろ・せ!』   『こ・ろ・せ!』

虚薄な声が周囲からこだまする。
無人のはずだった『観客席』に輪郭も虚ろな『亡霊』が集まっている。
『朝陽』の演奏に惹かれ、現世から集まってきた『悪霊』達だ――――

860塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/17(土) 00:28:03
>>859
「………ッ!? なんだ、いまのは……!
ぐ、がっ……! カ…………ッ!」

(『クリスタライズド・ディスペア』………!)

『クリスタライズド・ディスペア』A、Bを発現。Aは上空に飛翔させ、
そのまま急降下。『アダージョ』の頭上目掛けて『特攻』を行う。
Bは背中の後ろに回した左手の中に発現。右手では自身の首を絞める手を掴んで抵抗する。

(『手錠』が緩んだ理由は………『同時』に発現できないから、か……?
だが、『自由な事を喋らせる』と『手錠』……が、『同じ能力』とは……)

861『その夕立に雨傘を』:2020/10/17(土) 01:00:18
>>860(塞川)

    ズギャッ!

      バサァァァ――――

『クリスタライズド・ディスペア』を二羽、『塞川』は発現する。
『クリスタライズドA』は上空から急降下し、『アダージョ』の脳天を狙う。
派手な飛翔の一方、『クリスタライズドB』は『塞川』の手中へ残る。

    『スタンドじゃねぇーか!』  『アダージョに勝てるかよ!』

    『チンケな鳩じゃあ腹の足しにもならねぇーぜ!』

スタンドの登場に色めき立った『亡霊』達は、好き勝手に騒ぎ立てる。
『アダージョ』は分厚い『唇』をニヤリと歪めた。

    「『ゴールデン・イヤリング』ッ!」

    ズギャッ
               シバァッ!

『アダージョ』から発現する、『電波塔』を連想させる細身のヴィジョン。
『クリスタライズド』を超える高速で突き出された掌は、小鳩を容易く握り締めた。

    「かーわいいじゃない。これが貴方の『切り札』ぁ?」

    ギチチチ……

『ゴールデン・イヤリング』は手中の鳩を握り締める。
まるで『強度』を確かめるように、ゆっくりと力を掛けていく。
『アダージョ』の手首を掴み、喉輪を外そうと試みるが、
スタンド能力を除いても『男』と『女』の腕力差に適わない。

>朝山、斑鳩、一抹、氷山

    シュォォォォ――――

四人の意識は覚醒し、気付けば『多目的ホール』にいた。
舞台には『朝陽』が虚ろな目をしながら、一心不乱にピアノを弾いている。
ステージの奥には『薄霧』が漂い、そこからは『駅前広場』の様子が見える。

そして、観客席を埋め尽くし、歓声を上げる『亡霊』の群れ。
彼らが注目しているのは『観客席』の最前列。四人の男女がいる。
槍を構え、渋い面構えをした男。座席に『手錠』で拘束された、みずぼらしい男。
そして、ド派手なコートを着た『ケバい男』に、彼に首を締め上げられる、スーツ姿の女。

    「なんだ……? お前らは……?」

槍を構えた男が睨むように四人を見回す。

   ■■■※※※※■■■
   扉□□□□□□□□扉
    扉□□┌──┐□□扉
  ■■□.陽.|    │□□■■
  扉□□□└──┘□□□扉
  扉□□□□□□□□□□扉
■■□□□□□□□□□□■■
扉□□□□□□□□□□□□扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■□□□□□□□□□□□□■
―─―段――――――段―――
■□□□□ア□□多□□□□■
■席席□席席賽曳席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
扉 ̄ ̄朝氷□□□□一斑 ̄ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■

862一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/17(土) 02:21:22
>>861
自分が知る『夢世界』とは程遠い光景に悪霊の群れ。
鉄先輩には協力者が居るとキムさんは言っていた。
明らかに『ケバい男』は違うと思うが…

「『エクリプス』。ご存知では…?」

それとなく組織名を出して各々の反応を見る。
『蛇尾川』とやらには協力者が居るらしい。
『アルモニカ』の演奏者である朝陽先輩の側に護衛役が居てもおかしくはない。
『人面痣』持ちを探しながら『誘惑』の警戒をしよう。

(異常な外見の子供を依代に選ぶ物好きは少ないはず。
彼等が欲しいのは現世で動くための器となる肉体。
さっさと殺しに来るかもしれませんね)

(そんなことよりも『悪霊』たちの意識が明確すぎる
あの『電波塔』っぽいスタンドの影響?)

『ケバい男』『槍の男』が動き始めたら『インダルジェンス』を発現。
特にスタンドを先に発現している『ケバい男』が怪しい行動をした場合、即座に伏せて攻撃を避けよう。

863氷山『エド・サンズ』:2020/10/17(土) 06:29:35
>>861

「『NO』••••まずはそう言っておきましょうか、あなた達のような『悪霊』に対しては」

まずは『拒絶』の意思を示す
どの程度の応対から『憑依』の危険性が出てくるのかはわからないが警戒はしておこう
周囲を確認し••••舞台上でピアノを弾かされる『朝陽』を認めた


「その上で名乗らせていただきます••••
 『元音痴カルテット』氷山あきは! そこでピアノを弾かされている鉄先生には『恩』がありましてね••••」

『ソシテ、ソノスタンド「エド・サンズ」!
 マ、ソウイウワケダ! 「義」ニヨッテ助太刀ニ参ッタゼ!
 オイオイオイオイ、悪党ども! 神妙ニお縄ニツキヤガレ!』


威勢よく啖呵を切ると同時に周囲を確認する
客席には4人の男女••••ケバケバ男が女性の喉を掴んでいる
状況はまだよくわからないが••••少なくとも、男女の力の差をたてに暴力を振るう者が善人とは思えない

「助太刀します! 『それ』を悪霊の顔にぶつけてください!」

『大捕物』を発動、『投卵子』をフリーとなっている塞川の右手に出現させる
『投卵子』は唐辛子、鉄粉、石灰などの刺激物を卵殻で包んだ催涙武器だ
人間と同じようにダメージを受ける存在なら、ひとたまりもないはず

864塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/17(土) 09:38:58
>>861
(ぐ、『スタンド像』……! このスピードは、こいつ……
私の『クリスタライズド・ディスペア』よりも………!)

『ゴールデン・イヤリング』が掴んでいる部分を、
『クリスタライズド・ディスペア』Aによって『ガラス化』する。
そして『左手』の『クリスタライズド・ディスペア』によって『左手の手錠』を『ガラス化』。
手錠を手摺に叩きつけて、破壊を試みる。

「ぐ、ぐ………ッ、やっと、きたか…………!」

『太門』が警戒の台詞を発したのを聞いて、
絞められている喉から絞り出すように呟く。

(『誰か』は知らんが、状況が転ぶなら何でも良い……。
この男の『スタンド』の速度を掻い潜るには、少しでも気を逸らさなければ……)

865斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/17(土) 15:12:47
>>861

襟元の赤いスカーフを締め直し、スタンドを全身に展開。

左右の手首から50cm分、計1mを伸ばし
2m分2つ 計4mを纏めて『鉄球』2発分として、左右の鎖先端にそれぞれ形成し。
左右の鎖の回転を開始し、最も近い敵の射程20m内に移動する。

 (あの女、切り離した『鎖』は5mで約8㎏って言ってたっけな……ようは『2リットルのペットボトル4本分』だろ。)
 (『繋いでいる間はアシストがある』し問題ねぇけど、片手で振り回せる重量じゃねぇなあ。切り離すのは考えもんだ。)

 (そんで、えーと……あの女の首掴んでんのと槍持ってる男は敵か、何か襲ってるし。一番近いのは槍の方か。)
 (射程20m内に移動しなきゃな。)

866一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/17(土) 15:39:27
>>862
>>864
「あっ、なるほど…そちらが協力者の方…」

スーツの女性の言葉を聞いて即座に『インダルジェンス』を発現。
目の前の席を『槍の男』に向かってぶん投げる(パス精:BCA)
足の速さでは斑鳩先輩に敵わないと思うので後を全力で追う。

867朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/17(土) 19:01:55
>>861

『亡霊』は見た感じで、実体は無く透けてる形? 
スタンドなら接触可能と思われる?

椅子は固定されてる? 固定してると仮定し
椅子、そして扉などはパB程度でひっぺがせそう?

868『その夕立に雨傘を』:2020/10/17(土) 22:47:01
>>867
>『亡霊』は見た感じで、実体は無く透けてる形? 
>スタンドなら接触可能と思われる?
『輪郭』はなく虚ろな印象。
接触可能かは、触れてみないと解らない。


>椅子は固定されてる? 固定してると仮定し
>椅子、そして扉などはパB程度でひっぺがせそう?
固定されている。
椅子は破壊力Bで破壊可能だが、扉は破壊に時間を有する。

869朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/17(土) 23:37:43
>>868(回答感謝)

>>861

「『NOООッ!!』ッス!!」

 ズンッ!! キィ――zノッンッ!!

『ザ・ハイヤー』発現。更にスピードC→B 精度C→D

「『NOッ!』ッス!!」

  ブォ――ッン!!

そのまま目前にいる『亡霊』『六体』
中央の六席の列、最後尾である席の『亡霊』の首目掛け
ザ・ハイヤーでラリアットの要領で攻撃を行う!(パス精BBD)

870『その夕立に雨傘を』:2020/10/18(日) 00:20:45
>>862
>>866(一抹)
>「『エクリプス』。ご存知では…?」

   「『エクリプス』にお前みたいなガキがいたか?」

『太門』は不愉快そうに眉を寄せた。
己の問い掛けに対しての回答ではないことに、不快感を示している。

    ググ……  バキッ

座席を『インダルジェンス』で破壊し、手に持った。
固定された座席を『投擲物』として手に持つには、それなりに時間が掛かる。

>>863(氷山)
> 『元音痴カルテット』氷山あきは!
>『ソシテ、ソノスタンド「エド・サンズ」!

    「……元アリーナ、今は『エクリプス』。
     『裏切りの太門』。スタンドは『サンダー』」

簡素ではあるが、『太門』は律儀に自己紹介を返した。

    「なるほど。俺達の『復活』を邪魔しに来た、
     『敵』というわけか。――――誰の差し金だ?」

    「それとも、唯々『恩義』とやらで動いているのか……」

『太門』は『氷山』と『エド・サンズ』を値踏みするように見る。
『塞川』の右手に『投卵子』を発現させる。

>>864(塞川)

     ガァンッ! パリィンッ

『手錠』の鎖をガラス化し、手摺に叩き付けて破壊する。
『手錠』は解除され、両腕は完全にフリーとなった。

    スッ

『塞川』の右手に収まる、『カプセル』にも似た何かが握られる。

>>865(斑鳩)
先程までの皮肉気な台詞は鳴りを潜め、
『斑鳩』は無言のまま、『ロスト・アイデンティティ』を発現。
既に『20m』圏内にいる。(1マス=およそ1m)

『鉄球』を二つ付け、両の鎖を回転させる。
通路付近は『鎖』を振り回すには『椅子』が邪魔するが、
己の身に近づけて『縄跳び』のように回すなら支障はない。

>>869(朝山)
>「『NOООッ!!』ッス!!」

完全に『文脈』を無視し、否定の言葉を連呼しながら、
『朝山』は周囲の『亡霊』目掛けて、『ザ・ハイヤー』の腕を振り回す。

    スカッ

だが、『亡霊』はすり抜ける。存在そのものに干渉できない。
故に『肉体』を求めるのなら、道理も通るが……。
スタンドを展開する二人は、明らかに『実体』を持っている。

>ALL
                 . .  . .
    「マトモに喋れるのは一人と一体だけか。
     『アダージョ』。『鎖』の男は俺がやる」

    「任せたわぁ、『太門』ちゃん。
     んーん、どの子も『より取り見取り』じゃなーい!」

『アダージョ』は身をくねらせながら、首絞めを続行している。
一方、『太門』は槍を構え直し、

    ――――ザッ!

椅子の『背』を駆け上がりながら、『一抹』と『斑鳩』に接近。
人の身を超えたスピードで二人に接近し、

       ドヒュッ!  バチチッ

手にした槍、『サンダー』を『斑鳩』目掛けて、その身ごと突き出す。
『サンダー』は火花にも似た『エネルギー』を散らし、
槍の穂先は一直線に『斑鳩』の『心臓』を狙う。

■□□□□□□□□□□□□■
―─―段――――――段―――
■□□□□ア□□□□□□□■
■席席□席席賽曳席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席太席□席席■
■席席朝席席席席席席□席席■
扉 ̄ ̄□氷□□□□一斑 ̄ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

871一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/18(日) 01:20:50
>>870
氷山先輩に自ら裏切り者と名乗った男性。
彼の礼儀正しさに少し困惑する。裏切りを行う卑劣さを感じないのだ。

「質問に質問で返すのは失礼でした。
 名前は一抹 貞世。友達の妹を助けに来ました」

『インダルジェンス』に持たせた椅子を『太門』と呼ばれた男性に向けて振るう。
手にした槍が秘める『電気』らしきエネルギーで本体を強化しているかもしれない。
それに『夢世界』の希釈された『魂』で構成される椅子はスタンドで簡単に切り裂かれる恐れがある。

「キムさんと『タダヒト』って人達が所属する組織の裏切り者? こんな場所に何故ッ! 」

>>863
「氷山先輩ッ! 鎖のような拘束に適した武器を! この人、恐ろしく速いッ!」

何かしらの武器で対応しなければ、心臓を突かれて死ぬのは自分だ。
片手を空にして氷山先輩に発現してもらう武器を『太門』へと叩きつける。

872氷山『エド・サンズ』:2020/10/18(日) 09:12:57
>>870

「言うつもりはありませんよ!」
『答エル気ハネエナ!
 タダ・・・・お前さんモ随分ト「律儀」ナ野郎ダナ・・・
 裏切者ノクセニ、自分カラ裏切者ダ、ナンテ名乗ルトハヨォォォ!』

互いに名乗りあい、闘争の気配が渦巻くこの状況
氷山の心中に浮かび上がるは緊張感と・・・・・ほんの少しの高揚
だが、そんな高揚は舞台上でピアノを弾く朝陽の姿を再確認し、抑え込む

「ところで、あなた達にとって『鉄 朝陽』さんは何なんですか・・・・?
 私にとって、彼女は・・・・『先生』です・・・・『あんな扱い』を見ていられないくらいには」

『大捕物』をもう一度発動
『一抹』と『氷山』に『微塵』を1個ずつ出現させる(使用3/5 『微塵』×2、『投卵子』)
すぐに『エド・サンズ』に渡し、3本の鎖の一端を掴んで鎖分銅のように回転を始める
投射の体制・・・・・狙いは朝陽が弾くピアノだ


「だから、壊します・・・・・この夢ごと!」

アダージョに聞かせるように言い放ち、ブンブンと唸りをあげて鎖を回す

目的は二つ
ピアノを破壊するために十分な『遠心力』を発生させること
そして・・・・・『アダージョ』の注意を集める事だ

突然現れたスタンド使いが人間以上の力で鎖をぶん回せば、
その威圧感は相手にとって『脅威』と認識されるだろう
それこそ、『拘束』し、もはや『獲物と同等の認識をしている相手』以上に・・・・

鎖を回す事の真の目的はアダージョの意識を逸らし、
塞川の行動のサポートをする事にある!

873朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/18(日) 16:05:00
>>870

>『アダージョ』。『鎖』の男は俺がやる
 >任せたわぁ、『太門』ちゃん

ピク

『亡霊』に対しザ・ハイヤーの攻撃はスカッた。ならばと椅子でも壊し
いかるん先輩もとい斑鳩達の助力に向かおうと思った矢先の言葉に
『モーニング・マウンテン』はあらぶる動きを止める。

 「……『アダージョ』?」

朝山には、当たりまえだが初耳の、今まで聞いた事もない名前だ。
 だが、何故か気になる名前だと直感で思えた。

女性『塞川』の首を絞める、けばけばしい男がそう呼ばれたのだと知ると。
椅子を破壊しようとするのを止めて。

―タンッ! タタタタッ!!

『ザ・ハイヤー』を前面に出しつつ、MAP上の真上の通路を直進して
『アダージョ』目掛け接近する!

874斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/18(日) 18:45:20
>>870

即座に前方へ翔けると同時にスライディング 頭部と脚部の鎖を解放。
姿勢を低くしながら影の脚を展開し、地面を蹴り飛ばし距離を稼ぎつつ立ち上がる。

人の考案した剣術・槍術は『同高度にいる人型相手の物』
地を滑る様に翔ける相手等想定してはいない。であれば極端に姿勢を低くしながら移動すれば初撃は躱せる。

 (あの速度と席を翔ける精密性、点では避けられる…線ならどうだ?)
 
左手の鎖を鉄球を解きながら遠心力の勢いで薙ぎ払い、『太門』の四肢と座席の一つを巻き込むように結合し、切り離す。
(パス精CCB)

 (『器物型の弱点』は…本体の防御能力が殆ど無い事、躱すなら距離が取れる、防ぐなら其処を起点に巻き付かせて縛る。)
 (兎に角前へ走り続けなければな…『突き』の後は『払い』がきかねない。)

875塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/18(日) 23:39:15
>>870
(な、なんだ...こいつらは......
私は、せめて目の前の2人の未知の人間であればと思っていたが、マジで『味方』なのか? 
こんな幸運が、私の人生にあって良いのか?)

断片的に聴こえてくる声から、なんとなく状況はわかるだろう。
叩き割ったガラスの破片を持った手を振るい、アダージョの顔面へとガラス片を飛ばし、
一拍遅れて右手のものでもアダージョの顔を狙う。

(マジに信じていいのか?
いや、ほかに選択肢はない...
どれだけ強力なスタンドであろうと、操るのは人間...処理能力には限界がある!)

876『その夕立に雨傘を』:2020/10/19(月) 00:01:30
>>871(一抹)
『インダルジェンス』は手にした椅子を振るい、『太門』を迎え撃つ。

    バシィッ!!

    「無駄だ。俺は既に『槍』そのもの」

『太門』の頭部に命中するも、火花が散り、容易く弾かれた。
そして、『椅子』には亀裂が走るも、破壊されていない。

>それに『夢世界』の希釈された『魂』で構成される椅子はスタンドで簡単に切り裂かれる恐れがある。

――――『情報』の入手経路は『不明』だが、
容易く破壊されるのは夢見人のイメージに乏しい『創作物』のみ。
即ち、『鎧』や『長剣』、『魔術』であれば破壊される一方、
夢見人の見知った物体であれば、現実通りとなる。

>>874(斑鳩)

     ズザザザァァー!!

スライディングをするには『助走』が足りなかったが、
『斑鳩』は身を滑らせ、『槍』の一撃から辛くも逃れる。

    バァンッ!!

無理な体勢などない、『影脚』を利用して身を跳ねた。
無言のまま、身を起こして『鎖』を――――

振り回せない。
周囲を『椅子』に囲まれ、更に身を倒した今、
『鎖』は床や椅子にぶつかり、その『回転力』を失っている。

>>872(氷山)
>「ところで、あなた達にとって『鉄 朝陽』さんは何なんですか・・・・?

『太門』も『アダージョ』ではなく、その質問に答えるのは――――

    『この娘のピアノの演奏が、俺達を震わせる!』

    『みなぎるパ・ワァ! WOOOOAAAAAA!!!』

座席の『悪霊』達が歓声を送る。
彼等の『復活』を想像させる、おぞましいファンファーレだ。

>>877(朝山)
> 「……『アダージョ』?」

イタリア語で『くつろぐ』を意味する、スローテンポを示す音楽用語。
もし、『朝山』の知識にあるとすれば、その程度でしかない。

     ダダダッ!!

『アダージョ』目掛け、通路を駆けていく。

>>875(塞川)
己の巡り合わせに疑念を抱く。
『曳舟』も虚ろな意識を呼び覚まそうと呻いている。
彼の差し金ではないのは、状況を見ても明らかだ。

  ヒュッ       ――――パァン!

投げ放った『ガラス片』を、『アダージョ』は身を捻って避ける。
喉輪を締める掌を離し、思わず『塞川』を見返した時だ。

877『その夕立に雨傘を』:2020/10/19(月) 00:02:00
>ALL
>「だから、壊します・・・・・この夢ごと!」

    「私の『夢』を、ジャマしないでくれるぅー?」

   ズギャッ   ヒュォンヒュンッ

『アダージョ』はねっとりとした声を上げ、『氷山』を見る。
『氷山』と『一抹』の手に『微塵』が握られ、
『エド・サンズ』に振り回される『微塵』は回転力を蓄積する。

    パァンッ!!  バキャァ

    「ん、ぎゃぁぁぁぁ!!!」

『塞川』の捕具が『アダージョ』の顔面にて炸裂する。
視界を塞がれ、思わず『アダージョ』は飛び退いた。
野太い悲鳴は『塞川』の口から零れた『否定』の声と同じだった。

    「な、なんなのぉ!?
     けしょうが、アタシの化粧がぁぁぁぁ!!」

    「まさか、私めの『アナーキー・イン・ザ・UK』ではありやせん。
     ――――仮初ではない、本物の『運命』が味方した……?」

『曳舟』は周囲を見回し、四人の存在を確認する。
『太門』も事態を把握し、槍の尖端が『座席』へと突き刺さる。

    グニョ    シュパァッ!

『棒高跳び』の要領で空中へと飛ぶ。
槍を握ったまま、手の届かぬ天井付近から全員を見据える。

   『このエネルギー、現世に届けるぜぇ!』

   『だから、てめぇら!』 『身体をよこせぇぇ!!!』

興奮した『悪霊』達が大声を張り上げる。

―─―段――――――段―――
■□□朝□ア□□□□□□□■
■席席□席席賽曳席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席斑席席■
■席席□席席席席席破□席席■
扉 ̄ ̄□氷□□□□一□太 ̄扉

878氷山『エド・サンズ』:2020/10/19(月) 00:33:39
>>876-877
>    『この娘のピアノの演奏が、俺達を震わせる!』

>    『みなぎるパ・ワァ! WOOOOAAAAAA!!!』

身を竦ませるほどの大音声
恐ろしき『悪霊の軍勢』が自分たちの『復活』を予期して上げる歓声は
心の弱い人間が聞けばそれだけで心を萎縮させるほどの『恐怖』だろう・・・・

『ナア・・・・あきはヨォ・・・』                        「はい?」
『コイツラニトッテモ「朝陽」ノ「ピアノ」ハ大事ミテェダナァ・・・』     「ですね」
『デモヨォ・・・コイツラニトッテ演奏ハ「ただの復活手段」デシカナイミテェダ』「・・・・・・。」


     「なら・・・・取り戻さないといけませんね」   『アア・・・!』


             『「あの演奏を・・・・・私達(俺達)の手で・・・・ッ!」』


>   『このエネルギー、現世に届けるぜぇ!』

>   『だから、てめぇら!』 『身体をよこせぇぇ!!!』

『ヤルワケネエダロッ! 馬鹿野郎!』

       『「断る!」』

このおぞましい『悪夢』に肯定的なケバ男(アダージョ)は明らかに『敵』だ
その『敵』と敵対している女性(塞川)は・・・・『敵の敵』だから多分『味方』でいいだろう

  ヒュンヒュンヒュンヒュン・・・・・・!


高速で回転する『微塵』の方向をほんの少し微調整、『アダージョ』に向ける
後方のこの位置から見ればピアノもアダージョもほぼ同じ一直線に並んでいるため
修正はほんの少しの運指の変化で行えるはず

そしてその『力』を・・・・・『アダージョ』が飛び退いた瞬間に開放する! パス精BCC
狙いはアダージョの首元から肩にかけて
鎖分銅による純粋な『破壊力』と、鎖が絡みつくことによる『拘束』を狙う

  ダッ!

『微塵』の解放と同時に左手側の通路を使ってステージ前まで走る
この程度で『悪霊』を仕留められるとは思っていない
恐らく、アダージョは何らかの方法で抵抗するだろう
追い打ちをかけるためにも、自分にとって最も有利な間合い(相手から4-5m程度の距離)まで近づきたい

使用捕具(3/5):『氷山微塵』『一抹微塵』『塞川投卵子(破裂)』

879塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/19(月) 01:16:10
>>876-877
「……ッ! ゲホッ! かはっ!
っ、ハァーッ、ハァーッ………」

やっと解放された喉で、息を吸い込みながら
肩に発現した『クリスタライズド・ディスペア』で周囲を見る。
それぞれが戦闘行動を行う、4人のスタンド使いが目に入った。
『鉄』と同じ制服のものもいる……『学生』の『スタンド使い』。

「そうか……『曳舟』。だが、これは私のじゃあねえ。
『命』を『運ぶ』と書いて『運命』……
『鉄 夕立』の『運命』が、私の袂へ4人の命を運んで来たか……ッ!」

『アダージョ』へと追撃したいが、いつまでも隙を見せるような男でもないだろう。
『クリスタライズド・ディスペア』Aの拘束が緩んだなら、素早く脱出して手元に戻す。
そうでなければ『B』と新たに発現した『C』で『曳舟』の両方の手の『手錠』を『ガラス化』。
椅子から立ち上がり、声を上げて宣言する。

「ならば、私のやる事はひとつ!
こいつらを打倒して、『朝陽』を取り戻し、『夕立』の元へ向かうッ!
『4人』ともッ、『協力』してくれ!」

「そして、『悪霊』ども!
あんた達への答えは『NO』ひとつだけだ!
私が応じる答えはな……」

『手錠』をガラス化した『クリスタライズド・ディスペア』BCはそのまま飛び上がり、
周囲の『スタンド使い』、その行動の巻き添えにならないように気を付けつつ、
『アダージョ』の方向へと向かわせる。

880一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/19(月) 04:34:57
>>876-877
「『断固拒否』するッ!! 」

『アルモニカ』の影響を受ける『悪霊』たちの『誘惑』にハッキリと拒絶の意思を叩きつける。
おそらく『アルモニカ』の演奏が続く限り『悪霊』は無限に集まり続ける。

「戦い慣れした動き。これが元『アリーナ』の戦士の戦い方…」

斑鳩先輩が鎖を振り回せないように『太門』の槍も座席が障害となる。
しかし、天井から狙われてしまうと回避する側にとって座席が邪魔になる。
逃げるにも近すぎて無理だ。稲妻のような素早さで追いつかれるかもしれない。

「『槍』と『一体化』しているなら硬いし、あのように
 器用な真似が出来て当然。ならば…」

『インダルジェンス』に持たせた座席を『太門』に投擲しつつ、片手の『微塵』を振り回しながら『太門』に向かって移動。
天井を蹴るなどして突撃される前に『微塵』を叩きつけて鎖分銅の部分で拘束したい。
『槍』を振り回せないほど接近して隅っこに追いやり、斑鳩先輩が鎖で仕込みなどをする時間を稼ぐしかない。

>>879
「よし、鉄先輩の協力者だった!」

あの『硝子化』するスタンド能力は『太門』の天敵となるかもしれないが『ケバい男』の相手で手一杯のはず。
それに『太門』も、それを理解しているはずだ。
彼女が狙われるのは不味い。

881朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/19(月) 17:01:00
>>876-877

「『NOОООッ!!!!』ッス!!」 チャキンッ!

周囲の『亡霊』及び他の声に対し、変わる事ない拒絶の声を上げつつ
『ザ・ハイヤー』の片腕の手の平の照準を『アダージョ』へ合わせる。
もう残る手は、朝山の体を制止するようなポーズで胸に付くかつかないか。
本体の胴体へ、スタンドの手の平が翳されている。
『変動率』スピードC→B 精度C→Dへと変更しておく。

まだ『球体』は発射しない。氷山、塞川の動きによっては
アダージョがどう予測しない動きで回避行動をとるか解らない。
二人の動きによってはアダージョはこちらへ攻撃してくる可能性もあるし
運が味方すれば二人の攻撃で動きが止まり、ザ・ハイヤーの『球体』で
完全に動きを止めてラッシュを繰り出す事も出来る。

『アダージョ』の動きに全身全霊で意識を集中し、発射の機会を待つ。

882斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/19(月) 21:22:41
>>876-877

 (移動しようのない空中に飛んだ…何のつもりだ?)

『アダージョ』の方は保留するとして……『太門』か。
速度と精密動作は一級品、本体を『硬化』といっていい防御力がある
現にあの速度にカウンター気味であてた椅子の方が砕け散った。
逆に破壊力は座席に突き刺さる程度……槍の鋭さが精々と見た。

 (――考えるの面倒くせぇなぁ。)

移動しようのない空中なら攻撃のチャンスか?
……あえて不利な場に行く理由がわからない 罠にも見える。

何故真っ先に自分を狙ってきた?会話できないと判断…というならあの首領も同様だ
距離の近さ…というのもあの速度では関係なかろう

後は……見た限りでの判断なら、僕は『鎖』を持っている。
無制限に『硬化』できるなら、並みの近距離型などアレは相手にならないだろう
……そうなると態々突っ込んでくる理由が無い。散歩する様に歩いて振るえばそれで終いだ、速度は隠した方が奇襲になる。

 (『高速移動中のみの硬化』…か?これなら態々動きを制限されかねない自分を狙うのも、不利な空中に飛ぶ理由にもなる)

とはいえ……微妙だな、今は推測の域を出ない
影の頭に太門を監視させておくとしても……周囲には『座席』ばかり。

 (空を飛んでくるなら今度こそ避けるのは困難だろう…どうする?回避を優先するか?)
 (それよりも鉄の妹さんが…あのピアノを盾に…動きは直線的だが…速度なら向こうの方が早い)
 
 近くの座席に左手を振るい、鎖を解き、巻き付けて結合・切り離し、そこに残す…残り14m。
 そのまま影の頭で『太門』を見つつ、右手の鎖を回して最前席へ走る。

 (これで鎖の接続点が出来た……後は最前席へ出来る限り走るのみ)
 (ヤツから目を離すなよ『ロスト・アイデンティティ』…一手遅れたら心臓から槍が生えちまうぞ。)

883斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/19(月) 22:16:09
>>876-877

 (移動しようのない空中に飛んだ…何のつもりだ?)

 「『俺』は当然、『承諾』するつもりだが……」

『アダージョ』の方は保留するとして……『太門』か。
速度と精密動作は一級品、本体を『硬化』といっていい防御力がある
現にあの速度にカウンター気味であてた椅子の方が砕け散った。
逆に破壊力は座席に突き刺さる程度……槍の鋭さが精々と見た。

 (――考えるの面倒くせぇなぁ。)

 「ですので、『私』は身を任せることにします」

移動しようのない空中なら攻撃のチャンスか?
……あえて不利な場に行く理由がわからない 罠にも見える。

何故真っ先に自分を狙ってきた?会話できないと判断…というならあの首領も同様だ
距離の近さ…というのもあの速度では関係なかろう

後は……見た限りでの判断なら、僕は『鎖』を持っている。
無制限に『硬化』できるなら、並みの近距離型などアレは相手にならないだろう
……そうなると態々突っ込んでくる理由が無い。散歩する様に歩いて振るえばそれで終いだ、速度は隠した方が奇襲になる。

 (『高速移動中のみの硬化』…か?これなら態々動きを制限されかねない自分を狙うのも、不利な空中に飛ぶ理由にもなる)

とはいえ……微妙だな、今は推測の域を出ない
影の頭に太門を監視させておくとしても……周囲には『座席』ばかり。

 (空を飛んでくるなら今度こそ避けるのは困難だろう…どうする?回避を優先するか?)
 (それよりも鉄の妹さんが…あのピアノを盾に…動きは直線的だが…速度なら向こうの方が早い)

「ここは……。『僕』が貸すしかありませんね」

 近くの座席に左手を振るい、鎖を解き、巻き付けて結合・切り離し、そこに残す…残り14m。
 そのまま影の頭で『太門』を見つつ、右手の鎖を回して最前席へ走る。

 (これで鎖の接続点が出来た……後は最前席へ出来る限り走るのみ)
 (ヤツから目を離すなよ『ロスト・アイデンティティ』…一手遅れたら心臓から槍が生えちまうぞ。)

884『その夕立に雨傘を』:2020/10/19(月) 22:40:04
>>878(氷山)
>『ヤルワケネエダロッ! 馬鹿野郎!』

>       『「断る!」』

両者の『否定』はホールに響き渡り、
回転力を貯めた『微塵』を『アダージョ』へ投げ放つ。

    ダッ

そして、間髪を入れずに『距離』を詰める。
『アダージョ』を射程に入れる一方、『朝山』や『塞川』とも連携が取れるだろう。
破壊された『投卵子』の解除を理解する。――――無論、『アダージョ』の視界は奪われたままだ。

>>879(塞川)
>『命』を『運ぶ』と書いて『運命』……
>『鉄 夕立』の『運命』が、私の袂へ4人の命を運んで来たか……ッ!」

    「『運命』をたばかる『異形』である私めには、
     眩しすぎますわぁ……」

『クリスタライズドB、C』は『曳舟』に向かい、『手錠』の一部をガラス化する。
『クリスタライズドA』は緩やかな握撃により、全身にヒビが入っている。
『頭核』も露出しているが、破壊には至らない。普段通りに操作できる。

    「姐さん。勿体なき助力でごぜぇます……!」

『曳舟』が這いつくばるような礼をし、手錠を叩き割ろうとする。

>>880(一抹)

    ブォンッ!

上空へ飛んだ『太門』目掛け、『椅子』を投擲する。
『太門』の真下へ移動しながら、『微塵』の回転を始める。

>「ならば、私のやる事はひとつ!
>こいつらを打倒して、『朝陽』を取り戻し、『夕立』の元へ向かうッ!

『塞川』の心強い宣言が『一抹』にも聞こえた。

>>881(朝山)
>「『NOОООッ!!!!』ッス!!」 チャキンッ!

『ザ・ハイヤー』の変動率を操作し、『朝山』は隙を狙う。

>>882-883(斑鳩)
敵のスタンドを『高速移動中の硬化』と推測し、
鎖を解いて『影頭』を展開。『太門』の動きを観察する。

     ジャララッ

左手を振るい、近くの座席に鎖を巻き付け、『結合』と『切断』。
右手の鎖を振り回し、『太門』の真下へと接近する。
一切が『無言』。『悪霊』の呼びかけに『否定』も『肯定』も返さない。
そのつもりだった。

885『その夕立に雨傘を』:2020/10/19(月) 22:40:23
>ALL
>「『俺』は当然、『承諾』するつもりだが……」
>「ですので、『私』は身を任せることにします」
>「ここは……。『僕』が貸すしかありませんね」

今まで無言を貫いてきた『斑鳩』が不意に声を発する。
それも一度ではない。何故か一人称を変え、『影頭』に話しかけている。

    『なんだぁ、コイツぅ!?』  『一人で喋ってやがるぜ!』

    『なんにせよだぜ……おじゃましまぁーす!』

『三体』の悪霊がその身を躍らせ、『斑鳩』へと吸い込まれていく。
『斑鳩』の顔面におぞましい『人面痣』が宿り、それは一人で喋り始める。

    『ひゅぅぅー、これで現世に帰れるぜェェ〜〜〜ッッ』

    『お、おで、しあわぜ……。また、お人形で、あそべる、うれじい……』

『斑鳩』の脳内で蠢く『異物』。異響の声が肉体を震わせる。
憑依を目の当たりにした『太門』は忌々しく舌打ちをした。

    「無様だな。――――『一思い』にやってやるか……」

   ブォンッ!

『太門』は手にした『サンダー』を『斑鳩』へと投擲する。
流星の如く放たれた『槍』は、『椅子』とすれ違うように飛来し、

    バヒュゥゥ――――
                             . .
『太門』もまた、超スピードで投擲された『槍』に追従して滑空する。
椅子を投げ、右手では『微塵』を回す『一抹』では、『防御』が間に合わない。
『斑鳩』の腹部目掛け、『槍』の穂先が燦と煌めいた。

    「なっ……」 パリンッ

一方、『曳舟』の手錠は叩き付けるより早く、砕かれた。
右手だけではない、『クリスタライズド』が触れるより早く、
左手の手錠も砕かれている。

    「――――アタシと同じタイプのスタンド使ぁい?
     やってくれたわねぇ……可愛いお顔、どうしてくれようかしら……?」

視界を塞がれたはずの『アダージョ』は両目を瞑ったまま、
飛来する『微塵』へと『ゴールデン・イヤリング』の手を伸ばし。

    パシィッ!

当たり前のように掴んだ。微塵の勢いは完全に殺され、
『アダージョ』の眼前を『微塵』の鎖端が揺れ、通り過ぎる。
不規則に揺れる『鎖』をいなせる『精密動作性』以上に、
完全な不意打ちに対応できる、異常なまでの『手の速さ』――――

    「ところで、アンタ誰ェ?
     おかめちゃん、でいいのかしらぁ?」

『アダージョ』は『朝山』へと視線を向け、手にした『微塵』を掲げる。
いつ解除されるかも解らない武器を手に、『アダージョ』は悠然と佇んでいる。

―─―段――――――段―――
■□□朝□ア□□□□□□□■
■席席□席席賽曳席席□席席■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席氷席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□★←鎖の巻き付いた『座席』
■席席□席席席席席破斑席席■
扉 ̄ ̄□□□□□□一□太 ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

886氷山『エド・サンズ』:2020/10/19(月) 23:40:13
>>885

「斑鳩先輩・・・・・ッ!?」

後方で、普段の斑鳩先輩らしからぬ殊勝な承諾の言葉が聞こえる
だが、後方に気を配る余裕は・・・・残念ながら今はない

「随分と器用に動けるんですね・・・・」

『投卵子』は確実に彼の視野を奪い、『微塵』は正確に彼を捉えていたはず
だが、確実にクリーンヒットするはずの『微塵』は
今や『ゴールデン・イヤリング』の手の中に収められている

こうなってはもはや敵を利するのみだ
『アダージョ』に利用される前に急ぎ、『微塵』を解除しようとする

(ケバケバの人のスタンドがとてつもない『素早さ』と『正確さ』を持っていた・・・・?
 いいえ・・・・どんな凄いスタンドでも『視野』を奪われた状態であれだけの動作はありえない
 そう考えると・・・・)

―――――『アダージョの能力』。
それが『微塵』を止めた可能性が高いか

「器用な『能力』ですねぇ、ケバケバなセンスのお兄さん
 『人を拘束』したり、『物を止め』たり・・・・『拘束』があなたの能力ですか?
 目に見えないものでも『わかっていれば』使う事が出来る・・・・とか?」

『アダージョの能力』について当てずっぽうの推測を口にする
と同時にこれまで捕らわれていた曳舟の手錠が砕けているのを確認する

「ですが、使える能力の数に制限があるんじゃあないですか?
 それこそ・・・・そこの卑屈なおじさんを捕え続ける事が出来ないくらいに
 限界ギリギリまで能力を使っているのでは?」

能力使用回数の制限
同じ種類の制限を持つ自身にとっても悩ましい問題だ
だが、『アダージョ』も同じ種類の問題を持っていたとしたら?

「お姉さん! おじさん! 『鉄先生』を助けるため、私も協力します!
 『武器』を渡すので使ってください!」

再度、『大捕物』を使用する
『氷山』、『曳舟』、『塞川』に『さすまた』の手元に『さすまた』を出現させる
同時に、自身の『さすまた』を『エド・サンズ』に手渡し、『アダージョ』の首元目掛けて突いていく パス精BCC

『コレダケノ人数ノ攻撃ナラヨォォ! 「止め」キレネエンジャネェェェカァァァ!?』

使用捕具(4/5):『氷山さすまた』『曳舟さすまた』『塞川さすまた』『一抹微塵』

887一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/20(火) 00:15:38
>>884-885
「不味い不味い不味いッ! 『悪霊』が3体もッ!!」

「『槍』と動きも『連動』しているなら…!」

『槍』に追従するようにして移動を始めた『太門』に『微塵』を絡ませて引っ張る。
『太門』に届かないようなら『槍』に『微塵』を絡ませて引き寄せたい。
本体と『槍』が移動方向まで『一体化』しているなら片方の軌道をズラせば、もう片方にも影響が現れるはず。

>>882
「斑鳩先輩ッ! 策が無ければ『鎖』を私に!
 引っ張ります! 3体の『悪霊』が内側から何かするとヤバいです! 『解呪』しましょう!」

呼び掛けに返事が有れば『インダルジェンス』に鎖を握らせる。
倒れるような体勢を『影』の足で支えながら引っ張れば回避できるかもしれない。
内側の『悪霊』が動作の邪魔をしなければ…

888斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/20(火) 03:48:22
>>884-885

 「ばッ……!?」

咄嗟に口を塞ぐ…等という行動は無意味だった
今、誰が何を喋った?そう考えた瞬間には自分以外の何かが既に内に入っていた。
 
 (ありえん…!口だけなら兎も角『動作』まで!何故太門の前まで走っている!?何の能力だ…もう1人か!?)

気持ちが悪い。
まあまともさでは悪霊の方がまともかもしれないが。
なにしろ自分は人間失格だからな。

一抹が呼び掛けているが、今の自分では体が動く保証がない
どうにか両腕か、足だけでも動かしたいもんだが

 (こいつが槍と追従して動くなら…さっきのは今使えるんだが。)
 
 左腕を座席に振るい、鎖の鞭を座席と結合
 右腕の鎖を解きながら振るい、インダルジェンスまで伸ばし
 4脚のすべてを全力で地を蹴り飛ばし座席の合間に倒れ込む
 高速移動する物体の前方にワイヤーを貼るような物だ。動ければ。

 (……問題はこいつのパワーと強度だな金属の拘束すら振り払うならお手上げなんだが。)

889朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/20(火) 18:10:22
>>885

>ところで、アンタ誰ェ?
>おかめちゃん、でいいのかしらぁ?

「『NO――ッ!!』っス!」

朝山の発言に淀みは無い。
 『アダージョ』と面と向かうと、鳥肌が立つような感じがしないでもない。
『辻蹴り』と相対した時よりも更に強烈な威圧感が彼? にはある。

 ポンッ!

『変動率』スB精Dの状態で『アダージョ』へ目掛け『球体』を二発発射。

他の仲間達が急襲すると同時に『再分配』を行う。
勿論、アダージョが完全に鈍間になるように、ザ・ハイヤーはス精AEに変更。
これによってアダージョはスE精Aとなる。

890塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/20(火) 20:38:35
>>884-885 >>886
>「お姉さん! おじさん! 『鉄先生』を助けるため、私も協力します!
> 『武器』を渡すので使ってください!」

「こいつはッ……似たタイプの『能力』を………ハッ!」

『クリスタライズドA』は『朝山』の方向へ向かわせる。
『クリスタライズドB』は座席に隠すように自らの足元へ。
そして他の者にも伝わる様に声を上げる。

「ヤツの『能力』は、触れずとも『拘束具』を生み出す!
私が見たのは『手錠』と『猿轡』……!
そして『手錠』が消えた! 何かが来る! もっと大掛かりな、別の『何か』が……!」

嫌な『予感』はあるが、それが何かわからない以上攻撃行動を行うしかない。
自身は『氷山』に従って『さすまた』の突きを繰り出す。

891『その夕立に雨傘を』:2020/10/21(水) 21:35:58
>>888(斑鳩)
> (ありえん…!口だけなら兎も角『動作』まで!何故太門の前まで走っている!?何の能力だ…もう1人か!?)

> そのまま影の頭で『太門』を見つつ、右手の鎖を回して最前席へ走る。

申し訳ありません。
このレスを読み違え、『太門』の方へと走る、とGMレスをしてしまいました。
斑鳩PLはレスの訂正をお願いします。

892斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/21(水) 23:40:18
>>891
>>888

「――今更だが 『NO』だ。丁度いい燃料だよ。」 『妬め。』

 必要なのはパワーでもスピードでもない
 『距離』と『精密動作』と『タイミング』、『行動力』そして少しの『勇気』である。

 怨霊?死にぞこないの便所にへばりついたタンカスが、三人がかりでガキ独りにかかるものが?
 精身体だと言うなら精神を燃料に動くエンジンたるスタンドの燃料としてくべるのみ。

 勝手に下宿してきたんだ、家賃を絞りカスになるまで取らねぇとなァ…!
 慣れてるんだよ、人の身体に複数いるのはッ!

 「オマエ。槍の投擲に準じて追従する形でしか移動してないな……!」 『恨め!』

 器物型の欠点がもう一つ、両腕を封じられれば何も出来ない事。
 打撃を許さぬ硬度と凄まじい速度で動く敵ならば、腕の可動域外である『背後から絞殺する』しかない。

 『――怒れ!!』

 手首の『鎖』を合わせ、連結。両手の間に一本の鎖を渡し、交差させ円を作る
 座席を足蹴に4ッ脚の瞬発力で跳躍。槍の軌道上を通る相手の頭上から、馬の手綱を握るが如く。相手の首めがけて投射。
 背後に回り、交差させて首を閉めつつ鎖を結合、収縮、影の脚で両手首を、自身の脚で胴を抑え込み。捕縛と窒息を狙う。

 『――嗤え!!!』

 軌道が解れば置くように鎖を放つのは容易い事、影の頭部で常に見やれば如何なる速度であろうと既にそこを通ると解っている
 例え凄まじい速度であろうと、枷を放ち、縛れるのならば振り落とされる事も無い。距離を稼げば後は『実行できるかの問題』だ。

 「『殺せェェェエ―――ッ!」』

893『その夕立に雨傘を』:2020/10/22(木) 01:29:33
>>886(氷山)
『アダージョ』の握る『微塵』を解除しようとするが、
――――『解除』できない。この感覚は、ヴィジョンの『拘束』と同じだ。
(※スタンドのルール。『拘束』されたスタンドは『解除』できない。)

……だが、それはあくまでもスタンドヴィジョンの話であり、
『捕具』は誰かに握られていても、『解除』は『氷山』の自由なはずだ。

>「ですが、使える能力の数に制限があるんじゃあないですか?
> それこそ・・・・そこの卑屈なおじさんを捕え続ける事が出来ないくらいに
> 限界ギリギリまで能力を使っているのでは?」

    「アタシが限界ギリギリまで頑張ってるのは、
     体脂肪くらいよぉ。――――やってごらんなさいな」

   ズギャッ

不敵な笑みを浮かべる『アダージョ』を囲むように、
『氷山』、『曳舟』、『塞川』、『朝山』の手に、『さすまた』を発現する。

     ドシュッ!

『朝山』以外の三人が、手にした『さすまた』を突き放つ。

>>890(塞川)
>「ヤツの『能力』は、触れずとも『拘束具』を生み出す!

    「『拘束具』なんて、野蛮な言い方、イヤねぇ。
     ――――こ・れ・はぁ、『愛』が形を成したに過ぎないのぉ」

眼前の脅威に対し、『塞川』は声を上げて、予感を訴えた。
『クリスタライズドA』を『朝山』へ飛ばし、『B』を足元へ隠す。

     ドシュッ!

『塞川』の手中に現れる『さすまた』。
間髪入れず、『氷山』と『曳舟』と共に、それを突き出した。

>>889(朝山)
>ポンッ!

狙いはブレるが、この至近距離であれば外さない。
『球体』を二発、『アダージョ』へ発射する、その刹那、

     グォンッ!

『アダージョ』が手にした『微塵』を投擲した。パス精BAB
『微塵』に絡み付いたのは、サッカーボール大の『鉄球付き足枷』。
それが唸りを上げ、動作後の『ザ・ハイヤー』目掛けて、

        ゴ シュッ!

脇腹に命中し、『朝山』の肋骨を容易く圧し折った。
背後によろけ、後ずさる『朝山』。口からは血が滴る。
だが、『球体』は最早『アダージョ』の眼前まで迫っている。

>>887(一抹)

    ギュンッ
          ――――バシィッ!

放った『微塵』は『太門』に触れた瞬間、弾かれた。
『椅子』と同じだ。――――これは『硬度』ではない。

>>892(斑鳩)
> 「オマエ。槍の投擲に準じて追従する形でしか移動してないな……!」

身に宿る『怖気』を振るうように、『斑鳩』は叫ぶ。
『座席』を踏み台にし、『四ツ足』を蹴り、滑空する『太門』の上を取る。

>『恨め!』

    ジャララッ   ギィィ―――z_____

『太門』の首に『鎖輪』を掛け、その躰にしがみ付いた。

>『――怒れ!!』

    「既に『弱点』は気付いているか」

    ギチチィ――――z_____

『太門』の言葉は続かない。
喉元に鎖が通り、その気道を塞いだ。

894『その夕立に雨傘を』:2020/10/22(木) 01:30:11
>ALL

     ド  ギャンッ!

三本の『さすまた』が突き放たれ、その全てが空を穿つ。
さすまたの尖端がぶつかり合い、ホールに金属音を響かせた。
――――『アダージョ』が、忽然と姿を消した。

    「こ・こ・よぉ」

立ち上がり、猿轡のままへっぴり腰で『さすまた』を突いた『曳舟』の背後、
先程まで『曳舟』がいた座席に、『アダージョ』が足を組んで座っている。
そして、『エド・サンズ』目掛けて、優雅に『投げキッス』を放ち、

    CHU!  ――――ガギィンッ!

『さすまた』を突いた両の手に、『手錠』が嵌められる。
『氷山』の両手首にも、冷たい『圧力』が掛かる。
(※スタンドのルール。ヴィジョンが拘束されれば、スタンド使いも拘束される。)

     パシュッ

    「『仮面』のお嬢さん……。ジャマをして申し訳ごぜぇません……。
     卑しい身を縛るこれも、――――『枷』なのでごぜぇますね……?」

『ザ・ハイヤー』の放った『球体』は、飛び出した『曳舟』に命中する。
猿轡を嵌められた『曳舟』は、緩やかな動きで謝罪をする。

    「ア・タ・シ、恋愛に『秘密』は作らない主義なの。
     ――――とっておき、全部見せちゃぁう!」

   ドロォ・・・

『ゴールデン・イヤリング』の無機質な貌に、分厚い『唇』が浮かぶ。
一方、『アダージョ』の口元には革鋲の『マスク』がハメられた。

> 『――嗤え!!!』

     バチチチチチチィィ――――z____!!

一方、『斑鳩』の身体には強烈な『火花』が降り注ぐ。
『太門』に接触した『斑鳩』の身体に、強力な『反発』のエネルギーが襲う。
『鎖』で気道が塞がれるも、『太門』は槍から空いた右手首で、首を庇っている。

>「『殺せェェェエ―――ッ!」』

      バァンッ!!

着地の瞬間、拮抗は破られた。
工具の『サンダー』の如く、火花を受けた『鎖』は断ち切られ、
着地の衝撃で『斑鳩』は跳ね飛び、『悪霊』を透過して座席へ転がっていく。

『両手脚』の鎖に護られた『斑鳩』に、『火傷』などのダメージはない。
――――だが、四肢の鎖はバラバラに飛び散り、『修復』には時間と手間が掛かる。
無傷の鎖は『座席』に巻き付いたもの、頭部に巻かれた鎖の残数だけだ。

    「その『鎖』は、武器ではなく『枷』。
     それも、『自分』を抑え込むための……」

    「なるほどな。『アダージョ』が恐れる理由も解る」

『サンダー』は突き刺さる。『太門』も無傷ではない。
『斑鳩』の抵抗から逃れるため、着地に失敗し、
身体を大きく『階段』にぶつけ、追撃はままならない。

    「ゴホッ、お前の言う通り、『停止』こそが『サンダー』の弱点。
     ……だが、お前達に、俺が止められるのか?」
              . . . . . .
    「俺は、俺達は、死んだところで止まらない」

『太門』は笑みも浮かべず、冷たい闘志を二人に向ける。

    『やれー! 太門!』   『鎖男、後一人で身体の自由を奪えるぜ!』

    『アダージョ、テメェが入れよ!』   『カマ野郎! 男に入れるのは得意だろ!』

    『は・い・れ!』  『は・い・れ!』  『は・い・れ!』  『は・い・れ!』

『悪霊』達の下品なコールがホールに響き渡る。

  『枷付き鉄球』に拘束された『微塵』
―─―↓――――――太―――
■□朝★□□曳□□□□□□■
■席席氷A 席賽.ア席席□席席■
■席席□席席席席席席□席斑■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□『微塵』→★席□★←鎖の巻き付いた『座席』
■席席□席席席席席破□席席■
扉 ̄ ̄□□□□□□一□□ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

895一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/22(木) 08:12:35
>>893-894
>>892
『太門』のやり取りから『サンダー』の弱点を理解する。
と、同時に『アダージョ』のスタンド能力を目にして斑鳩先輩の『ロスト・アイデンティティ』が連中の天敵であることを確信した。
既に自分を『拘束』し、律する斑鳩先輩は縛れない。

>『鎖男、後一人で身体の自由を奪えるぜ!』

「なっ!? スタンド使いは6体まで『悪霊』の憑依に耐えられるはずじゃ…」

一人称を変えて『影頭』と会話していた様子からして斑鳩先輩は『魂』二人分の何かを宿しているのかもしれない。
だとすれば、今の斑鳩先輩は水を限界まで注がれたコップのようなもの。

「斑鳩先輩ッ! 『悪霊』が先輩を残り一回で乗っ取れるって! 『悪霊』を祓わないとヤバいッ!」

斑鳩先輩に駆け寄り『人面痣』を『慈悲の刃』で斬る。
流血が視界の邪魔にならないように斬りたい(パス精:BCA)

「もう一回殺します。私のスタンドには『手段』がある。それしか取り柄がないのですから」

しかし、『微塵』を巻きつかせる前に纏うエネルギーで弾かれてしまう現状、突出した能力を持たない『インダルジェンス』で『太門』は止められない。
故に別の手段を取る。氷山先輩に『投卵子』の発現を要請しよう。
突っ込んで来る方向を見極めて『太門』へと『投卵子』を投擲(パス精:BCA)
『硬化』と『反発』の性質を併せ持っていても呼吸はしているはず。
催涙さえも効果が無ければ別の手段を探すしかない。

>>886
「氷山先輩ッ! 解除をッ! 代わりに『投卵子』をください!」

無茶振りだが『サンダー』への対策が他に思いつかない。
『反発』と『硬化』を解除するには足元を乱れさせて勢いのまま激突、或いは迂闊に突撃が出来ない状況を作るしかない。

896氷山『エド・サンズ』:2020/10/22(木) 13:47:21
>>893-894
(すいません、朝山さんには『さすまた』を発現させてなかったのですが
 >『氷山』、『曳舟』、『塞川』、『朝山』の手に、『さすまた』を発現する。
 この部分の記述については間違いという事でよかったでしょうか?)



「・・・・・・・ッ!?」

―――――困惑する
アダージョに握られた『微塵』が解除できないことなどから
彼の能力について漠然と、何かを『捕え』たり、『支配』する能力だと考えていた
しかし・・・・・・この『応用』は想定外であった・・・・

すぐさま追撃を――――と考えたが

          CHU!     ガギィンッ

     『ナッ!?』          「えぇっ!」

『悪霊ノ分際デ「岡っ引き」ヲ逆ニ「縛につける」タァ・・・・・ナメタ真似シヤガッテ!
 モウ許サネェ・・・・お前ら全員縛り上げテ、あの世ノ閻魔様マデ送ッテヤラァ!』

自分の腕を縛る『手錠』を見つめながら『エド・サンズ』は啖呵を切る
とはいえ、未だ有効な決定打を見つけられていないのは確かだ
『曳舟』のように行動を操られてしまう可能性もあるため、『自分』と『曳舟』の『さすまた』は解除しておく

「・・・・・・こんな縛ってばかりの『愛』なんて、私は嫌ですけどね
 そんな事ばかりやってると皆から嫌われてしまいますよ」

負け惜しみのように苦々しい口調で言う
実際、有効打を打てていないので負け惜しみでしかないのだが・・・・

(『瞬間移動』もできる能力・・・・?
 いえ・・・・『瞬間移動』ではなく座席に『納まりにいった』と考えれば・・・・)

 考察を深める氷山・・・・・
       『やれー! 太門!』   『鎖男、後一人で身体の自由を奪えるぜ!』

(『アダージョ』の能力は対象を自然な形で『拘束』し、『拘束』したものの行動を『支配』する事?
 発動に『接触』も『視認』も必要なく、ただ考えるだけで能力を使える・・・・?)

       『アダージョ、テメェが入れよ!』   『カマ野郎! 男に入れるのは得意だろ!』

(制限なく、あの技が使えるとするなら、どうやって攻撃すれば・・・・)


       『は・い・れ!』  『は・い・れ!』  『は・い・れ!』  『は・い・れ!』

「むーっ・・・・」

『ウルセエエエエエエエ! 邪魔ダ!テメェラ!
 若い娘っ子どもノ前デナァ! 品ノネェ事バッカ言ッテンジャネェヨ!』

悪霊たちの下品な『コール』に、巡った思考を中断させられる
目の前では『アダージョ』が何か『ヤバイ事』をしようとしている
まずは彼が何をしようとしているのか見極め、いなす必要がある

「えー・・・っと・・・・せっかくの『とっておき』なんですから、
 『成仏』するまで秘密にしといた方がいいんじゃないですかねー・・・・」

一抹の要請に応じて、『大捕物』を発動
『一抹』と『氷山本体』の手の中に『投卵子』を発現させる
視線はアダージョに集中し、『何』をしようとしているのか、動向を見極める

使用捕具(5/5):『塞川さすまた』『一抹微塵』『アダージョ微塵』『一抹投卵子』『氷山投卵子』

897塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/22(木) 20:42:14
>>893
「何……!
こいつ、このスピードは一体……!?」

『アダージョ』の出現に、拳の射程から逃れるべく数歩舞台の方へと離れ、ふと目線を上にやる。
『クリスタライズドA』の視界で『氷山』のスタンドに『手錠』が掛かったのがわかれば、
『氷山』の方へと進路を変え、『手錠』の鎖を『ガラス化』する。
元々『朝山』か『氷山』のどちらかの『拘束』を叩き割るために、『クリスタライズドA』は動かしていた。

(……そう、か……こいつら……!
いや、元々は奴らの『言葉』、可能性は半々だが……。
上手く、あっちの男を引き離せれば……)

そして、『さすまた』を構えなおし、手元へ『クリスタライズドC』を発現する。

898朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/22(木) 23:03:33
>>893-894

  グォンッ!  ―― ゴ シュッ!

 「ノ――ッ」 ゴギャンッ!

よろけるどころでは無い。一般の女子中学生の体躯である朝山には
パワー型スタンドの鎖粉塵もとい砲丸と言う鉄の塊を受けて肋骨が
へし折れれば、尻もちつくように転倒する。不幸中の幸いは意識がそのまま
飛ばなかった事だろう。

(あ……こ……れ……不味い……や…つ……ッス)

激痛で気が遠くなる。このまま何も考えず目を閉じれば
きっと楽になれるだろう。
 景色が朧気で、直立しているザ・ハイヤーも段々別の大人の男性に見えてきた。

――佐生 きっと これからも お前は苦しい事にも辛い事にも
……俺達には立ち向かえなかった者に、お前は臆さず進むんだろうな。

――なぁ、佐生。俺達は…………     ――――。

 「……我が……名……わ゛」 ゲホッ

「『ニュー・エクリプス』 あく……の首領 『モーニング・マウンテン』……ッ」

歯を食いしばり、血を吐きながら『さすまた』を両手で掴み
渾身の力を込めて立ち上がる。

『猿轡のおっちゃん……ソレは……【枷】だ……!
――今なら奴に【通じる】!』

曳舟へ、いや全員に聞こえるように。ザ・ハイヤーのスタンド音声で
言い切り、片腕(曳舟に放ったのは右腕)と別の腕を翳し……。

『サンズ……!』

『エド・サンズ』へとモーション・キャプチャーを放つ!
変動率スC→B 精C→Dへスタンドを変更、キャプチャーも同等だ。

『アダージョ……ッ! お前の力は
【拘束の支配及び、支配した対象以外の干渉の無効化】・・・!』

899朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/22(木) 23:04:55
余裕があれば『ザ・ハイヤー』で転がっている
『足枷鉄球』を拾い上げたい。恐らくキャプチャーを放つのみで
行動は終了すると思うが。

900『その夕立に雨傘を』:2020/10/22(木) 23:25:43
>>896
>(すいません、朝山さんには『さすまた』を発現させてなかったのですが
> >『氷山』、『曳舟』、『塞川』、『朝山』の手に、『さすまた』を発現する。
> この部分の記述については間違いという事でよかったでしょうか?)

申し訳ありません。誤りとなります。
『朝山』にはさすまたは発現されていません。
朝山PLはお手数ですが、現在のレスの訂正をお願いします。

901朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/22(木) 23:29:55
>>900(了解しました)

>>893-894

グォンッ!  ―― ゴ シュッ!

 「ノ――ッ」 ゴギャンッ!

よろけるどころでは無い。一般の女子中学生の体躯である朝山には
パワー型スタンドの鎖粉塵もとい砲丸と言う鉄の塊を受けて肋骨が
へし折れれば、尻もちつくように転倒する。不幸中の幸いは意識がそのまま
飛ばなかった事だろう。

(あ……こ……れ……不味い……や…つ……ッス)

激痛で気が遠くなる。このまま何も考えず目を閉じれば
きっと楽になれるだろう。
 景色が朧気で、直立しているザ・ハイヤーも段々別の大人の男性に見えてきた。

――佐生 きっと これからも お前は苦しい事にも辛い事にも
……俺達には立ち向かえなかった者に、お前は臆さず進むんだろうな。

――なぁ、佐生。俺達は…………     ――――。

 「……我が……名……わ゛」 ゲホッ

「『ニュー・エクリプス』 あく……の首領 
『モーニング・マウンテン』……ッ」 シャ キーンッ

歯を食いしばり、血を吐きながらも渾身の力を込めて立ち上がる。ついでにポーズも

『猿轡のおっちゃん……ソレは……【枷】だ……!
――今なら奴に【通じる】!』

曳舟へ、いや全員に聞こえるように。ザ・ハイヤーのスタンド音声で
言い切り、片腕(曳舟に放ったのは右腕)と別の腕を翳し……。

『サンズ……!』

『エド・サンズ』へとモーション・キャプチャーを放つ!
変動率スC→B 精C→Dへスタンドを変更、キャプチャーも同等だ。

『アダージョ……ッ! お前の力は
【拘束の支配及び、支配した対象以外の干渉の無効化】・・・!』

推理を口にしつつ、転がっている『足枷鉄球』を拾い上げようとする。

902斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/22(木) 23:35:29
>>893-894

 「――『NO』だッ!」 『v V V ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛!!!』

引き裂くような笑みと共に影の頭部が獣の如く咆哮する中、4手4足が椅子から跳ね上がる様に立ち上がる
今は悪霊に構っている時ではない、先のカウンターは『相手が知らなかったから決まった』のだ
次に決まる理由は無い、ヤツが倒れている間に追撃しなくてはならない。今すぐに。

 「……『死んでも動く』なら『首をガードする』必要はなかった」

奴の首を縛りあげたのは…纏めていた『4m分』の鎖だった
今、それは盾代わりになって爆発して……爆心地から『奴と僕の周囲に散らばっている』。

 「意識が無くなれば『スタンド』は解除される。お前の『反発』もなくなる。」

本体が触れれば僕の鎖は再度『接続』できる。
……地面の鎖に触れ、奴の足元を最後に、外側から渦を巻くように接続していけば
そのまま引っ張りあげるだけで奴を『雁字搦め』にできる。

 『テメェの首を引きちぎって!槍ごとカマ野郎に投げつけてや゛ら゛ァ゛!!殺゛せ゛ェエエエェェェッッッ!!!』



胴から鎖を引き出し、両手に巻き付け、ブレスレットの如く形成…残り使用できる距離は椅子と散らばった物を差し引くなら『10m』

これで両腕の鎖は『再生』する。後はまだ原型を留めている鎖の繋がりを探し、触れて、引き上げ、接続して『拘束する』事。

……もっとも、バラバラならあまり期待は出来ない。まずは両腕の『鎖の再生』と足場の確保の為に『太門のいる通路に出る事』だ。



首に1本巻き付いただけでアレなのだ、反発が無くなれば後輩の一抹が『浄化できる可能性もある』
全身に巻き付ければどうなるか?…やってみる価値はある。絶対に殺す。

903一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/23(金) 00:00:26
>>893-895
>>902
「……分かりました。『悪霊』祓いは後回しにします。
 斑鳩先輩に策が有るなら乗りますッ!」

『インダルジェンス』を先行させながら『太門』に向けて走り始める。
斑鳩先輩の策が成功することを祈り『投卵子』の発現を信じ、『太門』が押しきりそうであれば顔面目掛けて投擲。
私のことを『太門』は侮っているはずだ。
斑鳩先輩の事ばかりを狙う方針からして明らかに舐められている。

「そっちが死んでも止まらないなら私達は死ぬまで止まらないッ!」

拘束が成功したならば『慈悲の刃』を最大限まで伸ばしてラッシュの準備をしたい。

904『その夕立に雨傘を』:2020/10/23(金) 22:06:38
>>895
>>903(一抹)
>「氷山先輩ッ! 解除をッ! 代わりに『投卵子』をください!」

  シュンッ   バヒュッ!

『一抹』は階段に寄り掛かった『太門』へ駆ける。
手中に『投卵子』が現れ、それを投げ放った。
『ラッシュ』の射程距離には至っていない。

>>902(斑鳩)
> 「――『NO』だッ!」 『v V V ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛!!!』

     バァンッ!

影の四肢を振り絞り、座席から立ち上がる。
着地点の『鎖』はバラバラに飛び散っており、
『接触』が必要な以上、すぐには『結合』できない。

   ズルル

胴体の鎖を引き抜き、両手首にブレスレットのように結わえた。

>>896(氷山)
>『ウルセエエエエエエエ! 邪魔ダ!テメェラ!
> 若い娘っ子どもノ前デナァ! 品ノネェ事バッカ言ッテンジャネェヨ!』

    『カマトトぶってんじゃねェぞ!』  『スタンドが喋ってんじゃねェ!』

    シュンッ!

『悪霊』達の野次が飛ぶ。
『氷山』は『微塵』を解除し、『氷山』と『一抹』に『投卵子』を発現する。
視線を『アダージョ』に向ける。『アダージョ』は目元をコートの裾で拭う。

    「解ってないわねェ。奥の手を、秘密にする気はないの。
     だってェェ〜〜〜〜ッッ  貴方達、ここでオシマイだから」

『ゴールデン・イヤリング』に取り憑いた『アダージョ』の唇から、
不敵な笑みと言葉が漏れる。既に『視界』は回復したようだ。

>>897(塞川)
>こいつ、このスピードは一体……!?」

『曳舟』の背後へ向かうには、『塞川』と『曳舟』をすり抜ける必要がある。
これは『超スピード』ではない。例えるならば、『瞬間移動』だ。

   ヒュンッ     パキィ

『クリスタライズドC』を発現する。
『クリスタライズドA』が飛翔し、『エド・サンズ』の手錠の鎖をガラスに変えた。

     パリンッ

だが、それはすぐに『破壊』されるように解除される。
――――『塞川』が拒絶を『肯定』に上書きされた時と同じだ。

>>901(朝山)
>「『ニュー・エクリプス』 あく……の首領 
>『モーニング・マウンテン』……ッ」 シャ キーンッ

    「フゥン、――――『初耳』ねぇ」

   バシュッ!

『ザ・ハイヤー』が球体を放ち、『エド・サンズ』にモーションキャプチャを付ける。
『朝山』の宣言を、『アダージョ』は冷ややかな視線を向け、聞き遂げた。

     ゴドッ

『ザ・ハイヤー』が『鉄球』を拾い上げる。
ずっしりとした重量が『ザ・ハイヤー』に伝わってくる。

905『その夕立に雨傘を』:2020/10/23(金) 22:11:56
>ALL

    クッ  「遅いな」

『インダルジェンス』の投擲した『投卵子』は、
『太門』が首を曲げるだけで、容易く避けられた。
『槍撃』だけではない。『太門』自身もまた、高速動作を可能とする。

    「さっきから投げてる、その『卵』がお前の切り札か?
     ――――『暗器』は不意を打ってこそ、その効果を発揮する」

『太門』は立ち上がり、階段から飛び降りる。
そして、真正面から向かってきた『一抹』に対し、

     ギュンッ!

左側から薙ぐような、高速の『切り払い』を放つ。
その機動は『一抹』の首を抉ろうと狙っている。

    ――――シュパッ!

そして、『アダージョ』が再び、その姿を消した。
現れた位置は、先程まで『アダージョ』がいた位置と同じだ。

    「『ゴールデン・イヤリング』ッ!
     『サンズ』ちゃぁん、――――絶対に逃がさない」

   ダッ!

『氷山』が操作するより早く、『エド・サンズ』が現れた『アダージョ』に駆ける。
――――これは、『講堂』で『モーションキャプチャー』を自ら受けた時とは違う。
『氷山』でも『エド・サンズ』でもない、何者かの『意思』によるものだ。

    「『投げキッス』で形を成す『愛』はぁ、手足を拘束するだけなのぉ。
     でーもー、こうやって、『直』で能力を発動すればぁ――――」

両手を拘束された『エド・サンズ』の両肩を『ゴールデン・イヤリング』が掴む。
『エド・サンズ』が盾になり、『朝山』は『鉄球』を投擲できない。

    「なんでしょう……これは……」

『曳舟』は冷や汗を流し、一連の動作を見守ることしか出来ない。
『朝山』のアドバイスに対し、動けない。『アダージョ』の瞬間移動に追い付けていない。

    「スタンドと人間の禁断の『愛』、はじめてみなぁい?」

    ズキュゥゥゥ―――――z____ンッ!!

『ゴールデン・イヤリング』に宿った分厚い『唇』が、
『エド・サンズ』の唇と重なり合った。

    ブチュ……   ジュル……

『氷山』は『エド・サンズ』と『視聴覚』を共有していない。
故に、このおぞましい『触覚』を味わうことはなかった。

    ガシャンッ!!

    「『鉄の鳥籠』。むかぁしむかしは、これに『少女』を閉じ込めて、
     つめたぁーい水に沈めて、その『生死』で魔女かどうか、確かめたのぉ」

    「ア・タ・シ、『拷問』って趣味じゃあないけど、ゾクゾクしちゃうのぉ。
     『本心』を知るために手練れを尽くすって、これも一つの『愛』じゃなぁい?」

『ステージ』の床から伸びる、太い樫の柱。
くの字に折れた柱の先に繋がる、頑丈な『鉄輪』に括られた『鳥籠』。
その中に窮屈そうに押し込められたのは、身を屈めた『エド・サンズ』だ。

この体勢からでは、本気の『破壊力』を発揮できない。
増してや『鉄の鳥籠』を破壊するには、相当の『時間』が必要だろう。

     グググ・・・

そして、『ダメージフィードバック』により、
『氷山』もその場に蹲り、身動きが取れない。
周囲の『椅子』に囲まれ、『視界』も制限される。
――――『一抹』と『斑鳩』に『捕具』は届けられない。

扉□□□□□□□□□□□□扉
■□□柱□□□□□□□□□■
―─―籠――――――段―――
■□朝□ゴア 曳□□□太□□■
■席席氷A 席賽席席席□席席■
■席席□席席席席席席一席斑■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□★←鎖の巻き付いた『座席』
■席席□席席席席席破□席席■
扉 ̄ ̄□□□□□□□□□ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

※横から見た図
  ┏━━━┓
  ┃柱┏鎖┛
  ┃柱┃籠←『エド・サンズ』入り
  ┃柱┃
┌┸─┸階
└────段氷

906氷山『エド・サンズ』:2020/10/24(土) 00:24:22
>>904-905
>GM
すいません! 能力詳細に書き忘れてましたが、視聴覚リンクありました
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/240

    フラァ・・・・・

「さ、『さんずさん』・・・・!?」

『エド・サンズ』は・・・・『意思を持つスタンド』ではあるが、
常に氷山の傍に立ち、絶対的な味方として振舞ってきた・・・・
その『エド・サンズ』が自分ではなく、『敵』の言葉で動いている!

「あ・・・・ あぁ・・・・・・」


その『事実』は氷山の心を傷つけるのに十分過ぎる衝撃であった!

   『さんずさん』はいつも強く、正しい事を言ってくれる
   『さんずさん』は時代劇のヒーローみたいにかっこよく悪と戦ってくれる
   『さんずさん』は私が危ない目にあったときに助けてくれる

   『さんずさん』は・・・・

   『さんずさん』は・・・・

その『さんずさん』が・・・・・

    ズキュゥゥゥ―――――z____ンッ!!

       「ああぁぁぁァァアア――――――――ッ!」

抵抗もできず、ただ敵の意思のままに『唇』を奪われる
共有した感覚を通して、自分にもその感触が伝わってくるが・・・・・そんな事はどうでもいい
『鳥籠』の中に閉じ込められ、自分自身もその場に『拘束』されてしまうが・・・・そんな事も・・・・

    『オイ!あきはァ! ナニぼーっトシテンダ!? クソッ!
     俺達ハマダ負ケタワケジャネエ!』
   
    「・・・・・・・・・『さんずさん』」

    『俺達ニ出来る事ハ・・・・・・マダ「ある」ハズダ!』

もう一度・・・・闘志に火をつける
『さんずさん』はまだ諦めていない・・・・
自分にとっての『主人公』が諦めていないのであれば、まだまだ心が折れるわけにはいかない!


    「そうですね・・・・・まだ・・・・まだ、出来る事が・・・・・」


とはいえ、この体勢で出来る事などほとんど『無い』
貝のように身を縮めて状況が好転するのを必死になって祈るしか・・・・・

・・・・・と、思っているだろう、アダージョは!
だが、そう思っている相手にこそ・・・・油断している相手にこそ!『不意打ち』は有効となる!

掌中の『投卵子』の頭尾側両端の卵殻を崩し、内容物が漏れないように指で押さえながら『孔』を開ける
そして、『朝山』の攻撃するタイミングに合わせて、顔をあげ、『孔に息を吹きつける』!
『投卵子』の内容物は粉末状の刺激物になっている
通常は卵殻に包んだ状態で敵の顔に投げつけるものであるが、一直線に孔があけばそこに『空気』を通す事ができる!
『粉末刺激物』を息にのせて吹きかけ、アダージョの顔面にふきかけるのが狙いだ!

使用捕具(4/5):『塞川さすまた』『一抹微塵』『拘束された微塵』『氷山投卵子』

907一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/24(土) 00:59:10
>>904-905
「氷山先輩ッ! 時間が無い…!」

スタンドと共に飛び退き倒れるようにしながら『微塵』を『サンダー』に叩きつけ、弾かれる衝撃で切り払いを回避したい。

「今の私には二重の意味で突き刺さる言葉…」

(飛び込んで『慈悲の刃』を伸ばし、不意打ちの刺突という方針も考えたけど弾かれる可能性が高い)

(『太門』の言う通りだ。『慈悲の刃』は確実に突き刺さる時に使わねば…)

908斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/24(土) 01:30:57
1.太門の足元に>>902で考案した拘束可能な量の鎖があるか
2.両腕の鎖は何スレで回復するか、それとももう回復したか
3.曳舟の位置は『アダージョ』による瞬間移動『前』と同じか

909朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/24(土) 19:16:11
>>904-905

「……ッ」ゴポッ……!

時間の猶予は少ない。肋骨が折れ、このまま全力で本体である朝山は
移動出来ない。『ザ・ハイヤー』で『鉄球』に対し『モーション・キャプチャー』を
サンズへ放ったほうの左腕で能力を使用しつつボーリングを投げるような
フォームに移り……『ゴールデン・イヤリング』へと人が近くの人に
バスケのボールを軽く渡す程度の速度(ス精DB)で胸元目掛け投げ。

「ザ・ハぃ゛ヤー ――解き放てッッ゛」 キィィンッ!!

『鉄球』へと再分配。その速度を最速(スA精E)に。ゴールデン・イヤリングの
手に届く範囲で能力を発動する!

余りにも遠い間合いであれば回避か、当たらない可能性が高いが。
手を伸ばし届く程度の胸元の位置ならば、必ず何処かには直撃する。

もし『瞬間移動』が発動するとしても。その発動によって今の位置で一番
危険な状態である氷山から距離を離す事は出来る。

910『その夕立に雨傘を』:2020/10/24(土) 20:25:15
>>908(斑鳩)
>1.太門の足元に>>902で考案した拘束可能な量の鎖があるか
『鎖』はバラバラに飛び散っている為、
『鎖』を這わせるなどして、集めなければ『拘束』は実行できません。

>2.両腕の鎖は何スレで回復するか、それとももう回復したか

ヴィジョンの『鎖』は、一度スタンドを解除すれば、再発現で回復します。

※能力詳細を仔細に読んだところ、
  ヴィジョンの『装飾の鎖』と、スタンドで引き出せる『実体の鎖』は『別物』のようです。
  この場合、PCに有利なよう、『サンダー』の斥力によって飛び散った『装飾の鎖』であっても、
  『実体の鎖』と同様に、『結合』が可能であると、今回は判定致します。

  但し、この『装飾の鎖』を解除した以降は、
  『装飾の鎖』は『結合』の出来ない鎖として扱います。

>3.曳舟の位置は『アダージョ』による瞬間移動『前』と同じか
同じです。

911朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/24(土) 21:02:06
>>904-905(文章に少し抜けがあったので追記させて頂きます)

「……ッ」ゴポッ……!

時間の猶予は少ない。肋骨が折れ、このまま全力で本体である朝山は
移動出来ない。『ザ・ハイヤー』で『鉄球』に対し『モーション・キャプチャー』を
サンズへ放ったほうの左腕で能力を使用しつつボーリングを投げるような
フォームに移り……『ゴールデン・イヤリング』へと人が近くの人に
バスケのボールを軽く渡す程度の速度(ス精DB)で胸元目掛け投げ。

「ザ・ハぃ゛ヤー ――解き放てッッ゛」 キィィンッ!!

『鉄球』へと再分配。
左腕をゆっくり掲げるように『変動率』(ス精EA)
そして『鉄球』の速度を最速(スA精E)に。ゴールデン・イヤリングの
手に届く範囲で能力を発動する!

余りにも遠い間合いであれば回避か、当たらない可能性が高いが。
手を伸ばし届く程度の胸元の位置ならば、必ず何処かには直撃する。

もし『瞬間移動』が発動するとしても。その発動によって今の位置で一番
危険な状態である氷山から距離を離す事は出来る。

912斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/24(土) 21:07:18
>>910 GMへ回答感謝、重ねて質問

【部位の分裂】
10.他の部位の鎖を巻きつける事で、元の状態に戻す事が可能。
  この場合巻き付けた鎖を起点にその部位を縛る鎖が復元される。
  ただし巻き付けてから鎖の復元までには『10秒』ほど時間がいる。

>>902で両手首にブレスレットのように胴の鎖を巻き付けた
しかし今回の損傷では以上のルールは適用されないと言う事か?

 
 >>894
 無傷の鎖は『座席』に巻き付いたもの、『頭部に巻かれた鎖の残数』だけだ。

 この『頭部に巻かれた鎖の残数』は、何処の誰にどんな距離で巻かれているか。

913『その夕立に雨傘を』:2020/10/24(土) 22:07:31
>>912(斑鳩)
>>【部位の分裂】
>>10.他の部位の鎖を巻きつける事で、元の状態に戻す事が可能。
>>  この場合巻き付けた鎖を起点にその部位を縛る鎖が復元される。
>>  ただし巻き付けてから鎖の復元までには『10秒』ほど時間がいる。

>>902で両手首にブレスレットのように胴の鎖を巻き付けた
>しかし今回の損傷では以上のルールは適用されないと言う事か?

『鎖』の『巻き付け』による『自動復元』をレス内に適用しておりませんでした。
この『自動復元』を適用し、『10秒後』に『両腕』の鎖は『自動回復』します。

また、部位ごとの『鎖の解除』により、部位から切り離した鎖を『強制解除』する点も、
ミッション内で適用していなかった為、此方は以降のGМレスから適用します。
※既に切り離した『鎖』については、解除による『回収』をするまで適用しません。

>>>>894
>>無傷の鎖は『座席』に巻き付いたもの、『頭部に巻かれた鎖の残数』だけだ。

>この『頭部に巻かれた鎖の残数』は、何処の誰にどんな距離で巻かれているか。

『サンダー』の反発力で『両腕脚』の『鎖』が破壊された後は、
『斑鳩』の『頭部』に巻かれた『鎖』のみが残存している、という意味で書きました。
実際は『胴体』の『鎖』も残存している為、『頭部』と『胴体』のみとなります。

914斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/24(土) 22:36:26
>>904-905

 胴に手を当て引き出せば鎖が伸びる
 両腕は再生中なら使える鎖は此処だけだ。

 胴に接続されたままならば、例え5mの限界まで引き延ばそうと、扱う事に何の支障も無い

 胴の鎖を最大まで引き出しながら『サンダー』の頭上へと降り伸ばし、手首のスナップで軌道を生ける蛇の如く歪ませる。

 影の頭部と脚部に攻撃へ即時に対応可能なように準備させつつ
 一抹への攻撃に合わせてカウンター気味に『鎖の鞭』を叩き込み、絡みつかせて結合・捕縛する。

 『――uuUAaaaaaaa!!』 

 一抹への攻撃に集中するなら直撃し、回避させれば攻撃は疎かになる
 防御するならそのまま絡め捕って四肢の自由を奪うのみ。如何なる速さで動けようと、奴に頭は二つも無いのだから。

915塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/25(日) 17:25:05
>>904
「……!? 能力が、『上書き』されている……!
そして、今、確かに『消えた』………」

(こいつが、ひとつの『能力』だというならば……。
それは、何らかの『概念』に干渉する……『能力』!
『能力』のステージが私とは一段階違っている、強すぎる!)

『クリスタライズドA』を『籠』に特攻させる。
そして、本体は『クリスタライズドC』と共に『舞台』へ走る。

「だが、そんなことで諦めるかッ!
確かめてやる、『クリスタライズド・ディスペア』!」

一瞬でも『ガラス化』できたなら、『鎖』が重量で千切れるかもしれないし、
『エド・サンズ』のパワーによって破壊できるかもしれない。
本体は『曳舟』の後ろを通り、舞台の段差を乗り越えて舞台上へ。
椅子の背程度の高さの段差なら、簡単に登れるはずだ。

916塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/25(日) 17:29:32
>>915(追記)
『さすまた』が行動の邪魔になりそうなら、手放していく。

917『その夕立に雨傘を』:2020/10/26(月) 21:02:52
>>906(氷山)
>『俺達ニ出来る事ハ・・・・・・マダ「ある」ハズダ!』

冷たく狭い『檻』に閉じ込められても、
『エド・サンズ』はまだ、『氷山』のヒーローたる振る舞いを見せる。
それは、本体である『氷山』にまだ残る、闘う意思の現われだった。

    ファァ…

身を折り曲げながら、『投卵子』の外殻を割り、息を吹きかける。
吹き上がる『粉末』だけでは、真横を向いた『アダージョ』の視覚を奪うには足らない。

――――だが、その『注意』を引くことは出来る。
『アダージョ』は喰らった『捕具』を警戒している。冷たい視線が『粉塵』越しに向けられる。

>>911(朝山)
>「ザ・ハぃ゛ヤー ――解き放てッッ゛」

  キィィンッ!!  ブォンッ!

キャッチボール程度の緩やかな速度の『鉄球』が、
『ザ・ハイヤー』の能力により、誰にも予測できない『暴れ球』に変わる。

    「キャァ、何この大暴投っ!?」

舞い上がる『粉末』に気を取られ、『アダージョ』は防御が間に合わない。
至近距離であることも幸いし、『鉄球』は『アダージョ』の左肩へと喰い込んだ。

>>915-916(塞川)
>確かめてやる、『クリスタライズド・ディスペア』!」

   ダダッ     バァンッ

『さすまた』を投げ捨て、『塞川』は舞台へ駆ける。
先導するのは『鳥籠』へと特攻する、『クリスタライズドA』だ。
転がるように『舞台』へと上がり、一段高いところから『全体』を俯瞰できる。

>>907(一抹)

    グァンッ   ――――パァン!

叩き付けた『微塵』が弾かれる。
そして、それを振るった『インダルジェンス』の腕も、同様に弾かれた。

   ゴロロッ

身体を『椅子』の隙間に飛び込ませ、『斬り払い』を回避しようと試みる。

>>914(斑鳩)

     ギュゥンッ!!
                ―――――バシィッ!

『胴体』から伸ばした『鎖』を捻り伸ばし、『太門』へと襲わせる。
だが、その一撃も『サンダー』の『火花』によって容易く弾かれた。
『太門』には『八本』の腕脚もなく、『二つ』の頭も持ち合わせていない。
――――唯の『槍』一本で、二人を凌駕している。

918『その夕立に雨傘を』:2020/10/26(月) 21:06:07
>ALL
『アダージョ』は視界に迫る『鉄球』を捉えた。
――――鉄球を『解除』すれば、自由の身となった『微塵』が絡み付く。
無軌道の『鎖』が絡み付けば、自身が『球体』の餌食となるのは、明らかだった。

     ゴシャァ!!!

        「いったぁぁ〜〜〜〜い」

故に、『アダージョ』は肩口をぶつけ、鉄球を喰らった瞬間に『解除』した。
肩で弾いた程度では『鉄球』の衝撃は殺せず、確かに『左肩』が大きく揺れた。
掠めた鉄球は舞台へと逸れた後に消え、『微塵』は彼方へと飛んで行った。
『微塵』の端が『舞台』の上にいる『塞川』の黒髪に触れ、その数本を引き抜いた。

    「左肩、ヒビ入っちゃったじゃぁない。
     んん〜〜〜〜ッッ これじゃあ、困るのよねェ……」

――――『暴れ球』は、今回こそ成功した。……だが、次は『誰』を襲うか解らない。
味方に誤射する直前での『解除』など、『朝山』の動体視力では出来ないだろう。

     アトツギ
    「『総統』ってウソつく、わるぅーい娘を、痛めつけるのにぃ〜〜〜〜ッッ」

      ブォンッ!!

肩をぶつける軌道のまま、『ゴールデン・イヤリング』が目にも留まらぬ速さで腕を伸ばす。
真正面にいる『朝山』目掛け、『ゴールデン・イヤリング』の『拳』が襲い掛かる。
『スピード』を落とした『ザ・ハイヤー』の防御も、『氷山』の『捕具』の発現も、間に合わない。

       ドグシャァ!!

『アダージョ』は陽気な語調に反し、その視線は冷え切っている。
『朝山』の『鎖骨』を圧し折る、強烈な『拳打』が『ザ・ハイヤー』にぶち込まれた。

      パキィ!  ――――ビシシッ

そして、『クリスタライズドA』の特攻は、柱と鳥籠を繋ぐ『鉄輪』に命中した。
即座に『ガラス化』する。――――が、自重でヒビは入るも、『破壊』には至らない。
『鉄』ほどではないが、『ガラス』にも金属に匹敵する『強度』が存在する。
今までの手錠の『鎖』と違い、鉄輪には『鉄籠』を吊り下げる程の『太さ』を持っている。

     シュゥゥ―――

『サンダー』の斬り払いから、『一抹』は辛くも逃れた。
だが、払われる『石突』の機動に沿い、『太門』が空中で横薙ぎに移動する。
握った『槍』も追従し、『太門』は座席の影に隠れた『一抹』を補足し、

     ドスゥ!

距離を取ったが故か、『威力』は浅かった。
だが、『一抹』の脇腹に『槍』の穂先が突き刺さった。
まるで『メル・ギブソン』が手掛けた『パッション』のように。

    ブシュゥゥゥ――――

『一抹』の脇腹から『血液』が沸く。臓腑の一部を抉られた。
『太門』は突いた槍を素早く引き戻し、座席へ石突を振り落とす。

       グニャァ

    「逃げ回るヤツは『サンダー』で殺した。
     立ち向かったヤツも『サンダー』で貫いた。

     『アリーナ』でも『エクリプス』でも、
     お前達より弱いスタンド使いは、誰一人とていなかったッ!」

   『ヒュー、流石は『裏切りの太門』ッ!』  『アイツは『アリーナ』じゃ物足りなかったんだ!』

   『ルールはねぇんだ、殺せッ! 殺せッ!』  『半殺しだッ! 俺達の身体だゾッ!』

『有効打』が命中し、『悪霊』達が騒ぎ立てる。

扉□□□□□□□□□□□□扉
■□□柱□塞□□□□□□□■
―─―籠――――――段―――
■□朝ゴア□ 曳□□□□□□■
■席席氷席席席席席太□席席■
■席席□席席席席席席□一斑■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□★←鎖の巻き付いた『座席』
■席席□席席席席席破□席席■
扉 ̄ ̄□□□□□□□□□ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

919『その夕立に雨傘を』:2020/10/26(月) 21:40:12
>>917-918(塞川)
×そして、『クリスタライズドA』の特攻は、柱と鳥籠を繋ぐ『鉄輪』に命中した。
×そして、『クリスタライズドA』の特攻は、『鳥籠』に命中した。

申し訳ありません。レスを読み違えていました。
上記の内容にレスを変更します。『鉄輪』を『鳥籠』に含めるかは、
次レスにてお伝えください。

920塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/26(月) 22:07:38
>>917-918
『鉄籠』と、能力範囲に入っていれば『鉄輪』までもを『ガラス化』する。

「これじゃあ、『おとり』にしたようなもんだが………」

そのまま、舞台の奥へと向けて走る。
その途中で『舞台』の奥に映る映像を見た。

「―――『朝陽』!
いつまでも寝ぼけてんじゃあねーぞ、あんたは!」

『朝陽』へと近づきながら、大声で呼びかける。
そして、『クリスタライズドB』の視界で舞台上を見ておく。
『クリスタライズドC』は、舞台の上空へと向けて飛翔させる。

921氷山『エド・サンズ』:2020/10/26(月) 22:41:43
>>917-918
鉄籠は腕一つ出すことが出来ないくらいギチギチに詰め込まれていますか?

922『その夕立に雨傘を』:2020/10/26(月) 22:48:14
>>921(氷山)
>鉄籠は腕一つ出すことが出来ないくらいギチギチに詰め込まれていますか?

『鉄籠(※現在は硝子籠)』には、腕が抜ける『隙間』はあります。
しかし、現在の体勢では、柱と繋ぐ『鉄輪』まで腕が届きません。

923氷山『エド・サンズ』:2020/10/26(月) 23:26:24
>>917-918

「首領さん・・・・ッ!」

面前で繰り広げられる暴力を目の当たりにして絶句する
このまま、この男の狼藉を止める事は出来ないのか・・・・・?

      パキィ!  ――――ビシシッ

そんな中、『エド・サンズ』の聴覚を通して、異音を聞く
この音は・・・・確か・・・・・夢の世界に先に来ていたあの女性の・・・・?
氷山の中で・・・・次にやるべき事が決まった

「・・・・・ふ、フフフ・・・・フフフフフ・・・・・」

アダージョの冷たい視線を見て、含み笑いをする
こんな状況で何故・・・・・・気が狂ったのだろうか!?
   ――――いいや、そうではない
 

「嘘じゃあないですよ・・・・そこにいらっしゃる方は紛れもなく『首領さん』なんですから」

先ほどのアダージョの言葉が気になった・・・・

――――『総統』。
その言葉が意味するものはやはり『悪の組織のトップ』なのだろう
今では朝山が自らを称しているその『肩書』に、アダージョは思いの外、反応している!
挑発をするにはいい状況だ

「あなた達は確かに強くて、悪くて、皆から恐れられていたんでしょうねぇ
 殴って、暴れて、人を傷つけて・・・・・・殺して」

「でも・・・・それももう昔の話なんですよね
 今の『ニュー・エクリプス』は・・・・そこに立っている『首領さん』の組織なんですから
 活動内容は・・・・・なんでしたっけ?
 あ、そうそう、皆で踊って、歌って、愉快な雰囲気を振りまいて・・・・・」

「『悪くて怖いエクリプス』なんてものは・・・・・今じゃあどこにも残ってないんですよ!
 そこにいる『首領さん』こそが! 今の『トップ』なんですからねぇ!」

この状態で出来ること・・・・・それは言葉を使う事だ
挑発し、罵倒し、『エクリプス』としての誇りも何もかもを汚す
アダージョが自分だけを見て、自分だけを攻撃するように・・・・誘導する

その間に『エド・サンズ』は密かに行動を進める!
まず、使い終わった『投卵子』『さすまた』を意思の早さで解除
そして、腕を籠から出して、掌中に『鉄鞭』(長さ1m程度の鍛鉄製の杖)を発現する

そして、天井にある『鉄輪』の中を通すように『鉄鞭』を伸ばし、
てこの原理で力を込め、『鉄輪』を破壊する! パス精BCC

通常は自分が捕らえられた籠の天井裏に『鉄鞭』を通すのは難しいかもしれない
しかし、氷山本体はアダージョの目を見る・・・・フリをしてその背後の『籠』を見る事で
視聴覚リンクを通して『エド・サンズ』の行動をサポートする

最終的な狙いは・・・・氷山本体がアダージョを挑発し、怒りを焚き付け、
頭上への注意が逸れた瞬間に『ガラス化した鉄輪』を破壊、同時に体を揺する事で
アダージョ、または『ゴールデン・イヤリング』の頭上に『ガラス化した籠』ごと落下する事だ!

使用捕具(3/5):『さんず鉄鞭』『一抹微塵』『拘束された微塵』

924朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/26(月) 23:26:31

・朝山の今の体勢は? 立っている状態なのか、ダメージで
仰向けに倒れた状態でしょうか?

・鎖骨が折れた。と言う事は両腕での攻撃は不可能に近いが
『モーション・キャプチャー(球体)』は未だ可能?

・アダージョとは肉薄している状態だとして、朝陽(アルモニカ)との
現在の距離はどの程度でしょうか?

925『その夕立に雨傘を』:2020/10/26(月) 23:33:35
>>924
>・朝山の今の体勢は? 立っている状態なのか、ダメージで
>仰向けに倒れた状態でしょうか?
立っている状態です。

>・鎖骨が折れた。と言う事は両腕での攻撃は不可能に近いが
>『モーション・キャプチャー(球体)』は未だ可能?
『鎖骨』は破壊され、両腕の攻撃はほぼ不可能です。
但し、『モーションキャプチャー』の残数を鑑みて、『左右』のどちらの『鎖骨』が折られたか、
『朝山』PLは選択可能となります。

鎖骨を破壊された方の腕で『モーション・キャプチャー』の攻撃をする場合、
狙いが定まらないため、『球体』の精密動作性を『B』以上にする必要があります。

>・アダージョとは肉薄している状態だとして、朝陽(アルモニカ)との
>現在の距離はどの程度でしょうか?

1マス=1mとして計算をしてください。

926斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/27(火) 00:47:37
>>917-918

 「NOだ…磔刑にはまだ早い」『殺せ』

僕にはこの後輩が茨の冠を被るようなタマだとは思えないし
そうさせるつもりも無い。

一抹の傍の座席に2m分の鎖を薙いで巻きつけ、結合し、切り離す。

 「後輩、その椅子を根元からもいで『盾』にしろ、お前ならできる。」『殺せ』
 「最初、奴の槍は座席に刺さりはしたが貫通はしてない、むしろ一度刺されば槍は止まる、その時に捩じり上げて掴め」『殺せ』

素早く引き抜いたのは恐らく奴のパワー不足だ。
 
                          ボ ク
 「さて太門だったか……そういう台詞は、『俺』を殺してから言え。」『殺せ』

残りの3mを両手首に接続し、一つの橋のように渡し、四ツ足を跳躍の態勢に構える
あの時のカウンターの再現のように。

 (背後は壁、相手までは3m、両腕の再生は10秒……見逃さない事、実行する事、諦めない事。)

 「それとも僕は狙わないか?数十秒前、お前はその弱い奴に……してやられたものなァ」『殺す』

927一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/27(火) 01:00:15
>>917-918
「グウゥゥっっアァァッ!! ふざけるなッ!
 黙れッ! 『渡さない』と何度言えば分かるッ!」

無駄に喧しい『悪霊』たちへと『否定』を返す。
臓腑を抉られた身では超高速の攻撃を避けられない。
出血による衰弱の恐ろしさは二度も味わっている。

「ハァ…ハァ…もう長くは戦えない…
 あの『斥力』に逆らって刃を届かせるしかない…!」

手短な椅子の脚に『微塵』を叩きつける、または『慈悲の刃』で切断して『インダルジェンス』に持たせる(切れ味:B)
斑鳩先輩が疾走中の『太門』を全力で拘束した一瞬、『サンダー』の『斥力』が大幅に弱体化した。
そして、私を刺した時も『斥力』で内側から爆裂でもさせれば殺せたのにしなかった。

「これだけの『武』に至ってやることがチンピラ…?
 その先に何があった? 貴方は死んでるんですよッ!」

「生きてる時も、死んだ今もッ! 『アリーナ』を
 裏切った? 違う、きっと貴方は迷走しているだけ!」

「真っ当な奴はこんな肥溜めに居ないんだッ!
 私は正道を歩くんだッッ! 退けよッ!」

挑発にブチギレて椅子を盾に『太門』へと突っ込む。
迫り来るであろう『サンダー』を椅子に突き刺させて『停止』させたい。

928一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/27(火) 01:04:52
>>917-918
もし、『サンダー』が停止したら刺さった槍を掴む。
退いて逃れるなら追いかけてでも槍を掴んで離さない。

929一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/27(火) 01:23:31
>>917-918
椅子は斑鳩先輩が『鎖』を巻いた物を選びます。

930朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/27(火) 20:34:11
>>925(回答感謝)

>>917-918

――ドグシャァ!!!!

耳元でパンパンにつまった買い物袋が歩道橋から誤って落ちたような音が突き抜け
『左側』に激痛が起き、急速に力が其の部分から抜けて行く。虫歯で神経を抜くような
感覚が左肩に突然発生したような、そんな感じだ。

(あぁ・・・これ、じゃあ・・・権三郎に家で帰って
キャッチボールで遊んであげるのも難しいっス)

未だかつてない事態は、朝山の意識を溶かしていく。悪霊達の叫び声、旋律
現実味のない光景に麻痺するような痛みと音色が思考を今の状況から別の所へと。

家ではきっと何時も通り権三郎が、お昼寝をしてるだろう。
帰って御飯を上げて、そして食後はいつも通りランニングに行くんだ。
キャッチボールをしよう。権三郎にボールを投げて、咥えてよだれが付いた
ボールを拭いて、また投げて。『あの人達』とも一緒にボールを投げよう。
・・・? 『あの人達』って誰だったけ

――佐生

――二度と 会えなくても 大丈夫だよ、佐生は

――私達が世界から忘れ去られても、佐生はきっと幸せに・・・

……嫌なんだ。

そんな事を言って欲しくないんだ
大好きなんだ 憧れなんだ 忘れたくなんてないんだ
両腕が折れてだって掴んて引き留めて、離れて欲しくなんてないんだ。
何時だって笑って欲しかった 悲しい顔なんてして欲しくなかった
一緒にもっともっと過ごして欲しかった ずっと傍にいて欲しかった

私は、私は――

931朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/27(火) 20:34:41
>>917-918

――カッ!!

「『我が名は ――モーニングマウンテンッ!
みん゛なの……悪の゛ 首領ッッ゛!!』」 

 『――この距離なら 必ず当てるッ!』

折れたのは左腕。空いていたザ・ハイヤーの右手は腰元だとして
自身に攻撃して手を伸ばせば直ぐ届く範囲の『ゴールデン・イアリング』へ
鎖骨が折れてないほうならば、瞬時に『球体』の銃口にもなる手を翳す事は
可能な筈! 『変動率』スA 精Eの『球体』を『ゴールデン・イアリング』に放つ!

 ――キィィンッ!!
 『パァァァワァァ!!!』  

すかさず命中すると共に『ザ・ハイヤー』の右手を懸命に
小刻みに振動させるように動かし(スA精E)ての『再分配』!
(スE精A)ほぼ仁王立ちに近い奴の足へと鋭いローキック!(パス精BCC)

朝山はザ・ハイヤーが『追従』するギリギリの射程圏内まで後ずさる。

932『月隠れのグラン・ギニョール』:2020/10/28(水) 19:11:32
【ミ】『懸葬』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/7528109028421/91-

   ギギギ ・ ・ ・ 

    「ハァ……ハァ……殺せ」

    「知恵も命も搾り尽くした……。もう、俺に『手』はない……」

四肢を『ゴムロープ』で幾重にも拘束され、『太門』は身動き一つ取れなかった。
遠くに立つ『女』が手を振るえば、首を締め上げ、容易く己に『終焉』を与える。
――――『アリーナ』の敗北とは違う。『死』という不可逆の敗北が、目前に迫る。

    「『命』と『誇り』を賭けた『決闘』と言えば……、誰もが望んで、ゴホッ……姿を現す。
     『裏切者』と侮蔑し……激昂し……、看取る観客もいない舞台で、……貫かれる」

『アリーナ』の旗下に結集したスタンド使い達が、悪党が集いし『エクリプス』を討伐する。
善意あるファイター達は賛同した。――――だが、『太門』は冷ややかな目で見ていた。
戦場に『決闘』はなく、誰の意思かも解らぬ『作戦』や『考察』に右往左往し、無能のせいで命を落とす。
『太門』の望んだ『アリーナ』はそこになく、……『エクリプス』に寝返るのに後悔はなかった。

    「お前が鎬を削った、『アリーナ』のファイターを一人一人、
     ――――だから、殺せ。……最期の闘いに、したい……悔いを……」

彼に掛かる罵声と二つ名に反し、『太門』は『アリーナ』を裏切ったとは思わなかった。
誇り高き決闘の場を、治安維持の『夜警』に貶めた連中の方が、その言葉に相応しかった。
『後悔』があるなら、己に膝を着かせた『女』と、二度と雌雄を決せないこと――――

    「だから   「――――それだけ?」

身を縛るロープが解除される。『太門』は倒れ込み、コンクリートが頬を撫でた。
                  . .
    「どうでもいいの。貴方程度が刺し殺せたなら、その程度の人生だったってだけ。
     なのに、ダラダラダラダラ……拾える『勝ち』だけ拾って、格上相手にフィナーレを迎えたいだけ」
                                 . . . .
    「ダラしないのよ、その負け犬根性が。死に逃げで守れるプライドごときに必死になって、
     天国で腕組んで現世を憂うOBを気取りたいのなら、さっさとそれで首吊ってくれる?」

     パサッ

    「ほら、早く。ほーらー、ダラダラしてないで、さっさと輪っか作って、そこの梁にロープ縛って。
     ぴょんぴょん跳ねるグニャグニャ槍で、上までジャンプするのよ。はーやーくー」

    「――――それが出来ないなら、拾える命だけさっさと拾って、
     二度とその小汚い無職顔、見せないでね」

   カッ  カッ  カッ  カッ  .  .  .

手にした麻縄は頑丈だった。廃工場の梁は太く、己の体重を支えるのに十分だった。
縄の軋む音が歯奥に響いた。言われるがままに輪を作り、太い首を挿し入れて、

      ギシシシ    ガグンッ!

    「グゥゥ…… グ ……ァァ……」

    「あ゙ あ゙ あ゙ ぁ゙ ァ゙ ――――z______ッッ!!!」

    ズシャッ   ジュッ

それを支える貌が吼えた。白濁とした双眸には、生暖かい涙が流れていた。
『サンダー』を無我夢中に振り回し、顔中に傷を作りながら、ロープを切り裂いた。

         ドサァ!

    「ぁ゙  ヴぇ、 ゲッ  ガハッ  ―――ァァ、 ウゥ……」

    「ぃ、ウゾ  ぐぞ、 ぅぅ……グ…… ァァ…  クソォォ!!!」

   ダァン!  ゴッ  ゴッ!   ゴボッ   ビチャ...

無様に血反吐を零し、壊れたコンベヤに癇癪を向け、当たり散らし、吐く。
彼を見守るのは毒々しくも間近に迫った『満月』と、――――闇奥に浮かんだ、分厚い唇。

933『その夕立に雨傘を』:2020/10/28(水) 19:49:46
>>920(塞川)
『塞川』は『クリスタライズドC』を天井へ飛ばし、
『朝陽』の下へ駆け寄っていく。

      〜〜〜〜〜〜〜〜♪

           〜〜〜〜〜〜〜〜♪

『朝陽』は『アルモニカ』を弾き続けている。
『アルモニカ』には『楽譜』の彫られた鉄板が置かれ、
『楽譜の末尾』には、一文が記載されている。

┌────────────┐
│ “Dal segno senza fine”   . │
└────────────┘

>>921(氷山)
>「嘘じゃあないですよ・・・・そこにいらっしゃる方は紛れもなく『首領さん』なんですから」

含み笑いを醸し出しながら、『氷山』が『アダージョ』に真実を告げる。
『アダージョ』は太く描かれた片眉を吊り上げ、マスカラに塗れた両目を燃やす。

    「アタシ達が死んだのをいいことに……好き勝手、しやがって……」

      ブツゥゥ――――z_____ンンッ!!

    「ゆ、る、」    「さねェェェ!!!!!」

『氷山』の狙い通り、『アダージョ』はブチ切れた。
だが、それで『拘束』を完了した『氷山』を狙うかは、また別の話だ。
彼の怒りの矛先は、当然ながら『不届きもの』へと向けられたままだ。

     シュガッ     ビキキキッ――――

『エド・サンズ』が鉄鞭を伸ばし、『硝子輪』に引っ掛けた。
そのまま力を込め、硝子輪を砕こうと、片腕の力を込める。

>>930-931(朝山)

     パシィッ!

『ザ・ハイヤー』の『球体』が『アダージョ』に命中する。
そのまま、一気に『スピード』を下げ、ローキックを――――

       パァンッ!

    「ノロイ蹴りでイキってんじゃねェ!」

――――弾かれた。
『アダージョ』は超高速に加え、『微塵』をいなす程の器用さを持っている。
故に、『スピード』を下げたところで、『精密動作性』が上限に至ってしまう。
『ザ・ハイヤー』は『変動』の能力であり、直接『鈍足』や『散漫』にさせる能力ではない。
※行動が多いため、『朝山』は背後には下がれなかった。

     ガッ    グォォ!!!

    「このままアタシを『圧し潰す』つもりだろーが、
     ――――させるわきゃね゙ェーだろ、ファントム共ッ!」

    「ガキだとナメてりゃあチョーシにノリやがってッ!
     亡者も入居拒否するくれぇーに、テメェらの死体をボロ雑巾にしてやるわッ!」

>>926(斑鳩)

    ジャラッ

『鎖』を振り回して巻き付けるには、周囲の『椅子』が邪魔をする。
『斑鳩』はその手で『鎖』を巻き付け、『座席』での防御を『一抹』に進める。

     ギュギュッ

『手錠』を掛けるように両手首に『3m』の『鎖』を巻き付けた。
無論、『結合』が発生する以上、容易く解けることはない。

>>927(一抹)
>「ハァ…ハァ…もう長くは戦えない…
> あの『斥力』に逆らって刃を届かせるしかない…!」

『覚悟』を決めた『一抹』は固定された『椅子』を破壊し、『盾』にする。
>>870の通り、固定された座席を破壊し、手に持つには時間が掛かる。

>「生きてる時も、死んだ今もッ! 『アリーナ』を
> 裏切った? 違う、きっと貴方は迷走しているだけ!」

    「知ったような口を、聞くんじゃねェ……!」

『一抹』の啖呵に青筋を浮かべる『太門』。
石突を『椅子』にぶつけ、『サンダー』の長柄はグニャリと曲がっている。

>「真っ当な奴はこんな肥溜めに居ないんだッ!
> 私は正道を歩くんだッッ! 退けよッ!」

                                   アリーナ
    「テメェの身体を乗っ取って、もう一度あの『舞台』に立つんだよォ!」

     グォンッ!

『一抹』は『座席』を突き出し、向かってくるであろう『太門』の身を阻む。

934『その夕立に雨傘を』:2020/10/28(水) 19:50:36
>ALL
   『や、やめでぐれー!』 『アダージョ、そーいうとこだぞ!』

   『テメェなんかエクリプスに要らなかったんだ!』 『死んでも迷惑かけんじゃねぇー!』

既に『アダージョ』がブチ切れているのは、誰の目にも明らかだ。
『悪霊』達が震えあがる程に、雄々しいまでの『闘気』が肉体を漲らせている。

       グアァ!   ドォバァ!

『氷山』にも聞こえた『ガラス』の破壊音は、『アダージョ』の耳にも届いていた。
故に、『アダージョ』は『ザ・ハイヤー』に突撃し、頭部に『頭突き』を繰り出しながら、
『朝山』諸共、『ザ・ハイヤー』を壁際へと押し退ける。

     「嫌われても、蔑まれても、『エクリプス』がアタシの居場所だった……。
      『悪』には『悪』の居場所が必要なのよ……。唯、それを失っただけ……」

     「『エクリプス』を再興するのは、『愛欲のアダージョ』よッ!
      ふざけた仮面のガキィ、テメェの居場所は地獄の底だァ!」

    バキキキ   ミシシィ

強烈な『頭突き』によって『額』が割れ、『鼻骨』が捻じ曲がり、『朝山』の意識が遠くなる。
そのまま『壁』を叩き付けられ、既に『呼吸』さえも敵わない。
『硝子輪』は砕け始め、このままなら『落下』する。――――だが、それ以上の結果は残さない。

     シィィ

『エド・サンズ』の視界から、『猿轡』の破れた『曳舟』が『アダージョ』の背後へ忍び寄る様が見える。
『アダージョ』は気付いていない。――――この激闘に生じ、『曳舟』は何かをするつもりだ。

       スッ      クッ クッ

『硝子籠』を指差し、『曳舟』は掌を下げる仕草をする。『落として』、と伝えてくる。

      グニャッ     バビュッ!!

準備に時間を要した『一抹』の『突撃』は読まれ、不発に終わった。
『槍』を曲げた勢いで跳躍した『太門』は、低空飛行で『一抹』を飛び越え、
壁に両足を付けて勢いを殺しながら、『斑鳩』の頭上を取っていた。

    「ザコ共がッ! 言葉と行動くらい、釣り合わせてみろ!」

『槍』を曲げていた時点で、その行動が『予測』出来ていなければ、
いかなる『準備』や『心構え』も無為と終わる。それを教えるように――――

   バチチチチチチッ!!    ドスゥ!!

『斑鳩』の右肩口に『サンダー』の一撃が突き刺さった。
『鎖』の存在しない『肩』を狙った、痛烈な一撃だ。
そして、その一撃で『穂先』は『停止』するはずが――――

     ブブブブ    バチチチチチッ!!

柔軟性の高い『長柄』が揺れ、『槍』の動きが止まらない。
発生する『火花』が反発のエネルギーを産み、骨まで砕く一撃を生んだ。
『斑鳩』の右肩が砕け、首付近の太い血管を傷付け、大量出血を引き起こす。

    「『弱点』には対策を施す。
     『B級』に昇格する時は既に、この技を会得していた」

    「白髪のガキ、お前の身体を乗っ取ってやるッ
     年は若そうだ。身体を鍛え、一から技術を磨き直すのも悪くない……」

   ズプ

『太門』の『サンダー』が引き抜かれようとする――――

935『その夕立に雨傘を』:2020/10/28(水) 19:51:17
      シュアアアアァァァァ――――

瞬間、『サンダー』が割れるように分裂し、『エネルギー体』となった槍が飛び出した。
槍は真っすぐに『薄霧』の向こう側へと消えていく。

     「なんだ、――――『サンダー』は無事か……」

     『おいおいおいおい!!!』  『なんだよこれ!!』

     『サンダーが消え、』   『ヤベェぞ! 霧の方見ろ!』

どよめく『悪霊』に反し、『塞川』はこの現象が『シヴァルリー』による『刃』の統制と理解できた。
薄霧の向こう側では、『サンダー』を手にした『夕立』が血まみれになって闘っている。

一方、『サンダー』自体はコピーされたものの、『太門』が手にした『サンダー』に変化はない。
『夕立』が手にしても、この夢の中では『殺傷力』が失われることはない。
――――これは、『一抹』にとって、『吉』と出るか『凶』と出るか……。


   ■■■※※※※■■■
   扉□□□□□□□□扉
    扉□□┌──┐□□扉
  ■■□.陽.|    │□□■■
  扉□□□└──┘□□□扉
  扉□□□□□□□□□□扉
■■□□塞□□□□□□□■■
扉□□□□□□□□□□□□扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■□□柱□□□□□□□□□■
―─―籠――――――段―――
■朝ア□曳.□□□□□□□□■
■席席氷席席席席席太□破席■
■席席□席席席席席席一席斑←上空2m弱に逆さの『太門』
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□★←鎖の巻き付いた『座席』
■席席□席席席席席破□席席■
扉 ̄ ̄□□□□□□□□□ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

936氷山『エド・サンズ』:2020/10/28(水) 21:34:54
>>933-934

明らかにブチ切れている『アダージョ』の顔を見て、内心ほくそ笑む
あとは・・・・切れた『アダージョ』からの渾身の一撃を耐えるしかない
相当に痛いだろうが・・・・・覚悟を決めなければ、と来るべき一撃に備えて心を決める

>    「ゆ、る、」    「さねェェェ!!!!!」

「な・・・・・・・ッ!?」

だが、『アダージョ』の次の行動は氷山にとって予想外であった!
当然狙われるのは自分だろうと、高を括っていた
朝山への攻撃が激しくなるのは想定外・・・・アダージョの心を読み間違えていた!

「ひ・・・・卑怯者ッ! 怒ったのなら私を攻撃しろ―――――ッ!
 やめて・・・・・ それ以上、『朝山』さんを殴らないでください・・・・お願いですから!
 殺さないで―――――――   」

駄目だ・・・・頭上で構える『硝子籠』もアダージョにはバレていた・・・・!
このままでは朝山の命が・・・・・!
その時、『アダージョ』の背後に忍び寄る曳舟の姿が目に入った

(あのおじさん・・・・何かをしようと・・・?
 落とす・・・? 何かわからないけど・・・・わかりました! 『さんずさん』!)

           『・・・・・・!』

こうなっては奇襲の意味が薄い・・・・だからこそ、全力の速度で行動を行う!
片手で握った『鉄鞭』に渾身の力を込めると同時に、体を思い切り揺すり、
なるべくアダージョに近い位置に落下するように『硝子輪』を破壊する パス精BCC

それと並行して、『大捕物』を発動
『朝山』の手の中に鉄製の『陣笠』を出現させ、アダージョの猛攻を少しでも食い止めたい

使用捕具(4/5):『朝山陣笠』『さんず鉄鞭』『一抹微塵』『拘束された微塵』

937一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/28(水) 22:24:38
>>932-935
「これは『シヴァルリー』の能力ッッ!?
 あの霧から我々が見えている…ならば、夕立先輩との『約束』を果たすのみ!」

『慈悲の刃』を伸ばして見えているであろう夕立先輩に軽く身振り手振りで意思を伝えたい。
上空の『太門』に突き立てるようにして霧の向こう側に居るはずの夕立先輩に向ける。
『慈悲の刃』の『殺傷力』が奪われる際に飛び出すエネルギーを『太門』へと当てたいというメッセージだ。

「そっちこそ歪な身体で私が死ぬほど苦しんだのを知らずにッ! 裏切り者の恥知らずに渡すわけないだろッ! 」

「何が『B級』だよッ! 裏切った癖に! 今更、戻ったところでアンタの『居場所』なんか無い! どれだけ恥知らずなんだよッ!」

あまりの身勝手さにブチギレながら椅子を踏み台に『インダルジェンス』を『太門』へと跳躍させ、足を掴み引きずり落とそうとする(パス精:BCA)
『殺傷力』の略奪が中途半端なら『慈悲の刃』の切れ味も落ちないはず。

938塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/28(水) 22:28:51
>>933
「……『夢』のルールなんざ知らねーが、
これが『縛り』だというのなら、私もそいつに乗っかってやる」

『クリスタライズドD』を手の内に発現し、指先をガラス化。
もう片方の指を傷つけ、血に塗れた指で楽譜の末尾に刻まれた一文、その最後の4文字『以外』を塗りつぶす。
そして、演奏を続ける『朝陽』の肩に手を置き、揺さぶろうとする。
あまり良い結果を呼びそうにないが……そうせずにはいられない。

「正気に戻れ、『朝陽』!
あんたの兄貴は……今も戦ってんだよ!
今だけじゃあねえ、『いつも』だ!」

その最中に、幾度となく目にした『シヴァルリー』の能力発動を見た。

(これは、この『映像』が、繋がっている……ということか?
いや、違う。物理的な『繋がり』じゃあない。
だが何故か、あいつの『スタンド』……『シヴァルリー』の射程範囲内に入っている!)

「『刃』だ! 『夕立』のスタンド能力は、『刃』をひきつけ、扱う『能力』!」

余裕があれば、そうやってホール内へと叫んでおく。

(だが、こちらの4人も明らかに『満身創痍』。
あっちの『二人』を何とかしなければ……。
あいつらも『悪霊』であるなら、『朝陽』の、『悪霊を呼び寄せる演奏』を止めれば、と考えたが、
『夢』のルールは『スタンド能力』とは違う。不確定要素が多すぎる……!)

939『その夕立に雨傘を』:2020/10/28(水) 22:42:14
>>933
×『アダージョ』は超高速に加え、『微塵』をいなす程の器用さを持っている。
  故に、『スピード』を下げたところで、『精密動作性』が上限に至ってしまう。

このレスを

〇『ゴールデン・イヤリング』は超高速に加え、『微塵』をいなす程の器用さを持っている。
  故に、『スピード』を下げたところで、『精密動作性』が上限に至ってしまう。

以上の通りに変更します。

940斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/28(水) 23:03:13
>>932-935

 「悪いな、捕まえるのが面倒くさかったんだ。」『――殺せ』

首から流れ出す体温が、勝利の味を引き寄せる
引き裂くような笑みを浮かべよ、勝利はお前に微笑んだ。

 「左右は壁、前に盾、動きを止めたくないお前に残されてるのは……『上』だけだよなァ」『――殺せェ!』

致命傷?それがどうした、勝利までに動ければ それが何の問題になるというのか?
使えない物は捨て去り、ただひたすらに勝利の先へ、そこに恐れも躊躇も無い。何も出来ない事こそが、真の恐怖なのだから。

 「空中で掴まれればお前はもはや動くも何も無い、終わりだ。」『――ゥヴヴヴォォオオオオ!!!』

枷から外れた影の腕が、槍を掴んで『引き寄せる』
右肩が使えない以上は、もはや何の問題があろう?右肩を貫通し、己の身体を枷にして槍は止まる。
雷は此処に捉えたり。本体の腕が太門を掴めと手を伸ばし。三本の脚が身体を支え、影の脚が追撃のの構えを取る。
腕を掴み、槍を掴み、防御も回避も許しはしない。倒れるまで力の限り蹴り続ける。 後は実行するだけだ。

 「―― 一抹ゥ゛!やれェ!」

941氷山『エド・サンズ』:2020/10/28(水) 23:12:50
>>936
すいません、下記の行動を取り消して、『硝子輪』の破壊に専念したいです

>それと並行して、『大捕物』を発動
>『朝山』の手の中に鉄製の『陣笠』を出現させ、アダージョの猛攻を少しでも食い止めたい

使用捕具(3/5):『さんず鉄鞭』『一抹微塵』『拘束された微塵』

942一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/28(水) 23:13:28
>>932-935
>>940
「まだ死ぬには早いですよ、先輩ッ!
 もっと皮肉担当なんですからッ!」

『殺傷力』の略奪が起きなければ『太門』の両足を『慈悲の刃』で切断、或いは突き刺したい。

943一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/28(水) 23:25:28
>>932-935
届くなら腕を攻撃したいです。

944朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/28(水) 23:42:36
>>933-934

怒りの咆哮と共にアダージョと『ゴールデン・イアリング』は激昂のままに
繰り出した一撃に、朝山は成す術なく壁へと其の小さな体を叩きつけられる。

 グアァ!   ドォバァ!  バキキキ…!!   ミシシィ
    パラパラ……カツンッ

被っていた、おかめの仮面も。アダージョの憤怒の一撃の頭突きによって
罅割れて上半分は砕け散り、その破片が床へと落下する。
 額から流血し、その両目の部分が晒される。鼻と口からの流血が未だ辛うじて
張り付いてるだろう、お面の下部分から赤い液体が小さい筋ながら決して
少なくない量が先に地面へ転がった欠片を深紅の色へと変えた。

> 『テメェなんかエクリプスに要らなかったんだ!』 『死んでも迷惑かけんじゃねぇー!』
>嫌われても、蔑まれても、『エクリプス』がアタシの居場所だった

   『   ――イヤ  違う  』

朝山の顔は俯いている。声も発せるかどうかの満身創痍であるが
『ザ・ハイヤー』は悪霊と『アダージョ』へ力強く言い切る。

 『――アダージョ お前は愛欲と言う名の冠するままに己の悪性を恥じる事なく
思い思いに生きていた。確かに多くは嫌う者も確かに居ただろう。
 ――ダガ 俺は知っている
お前の其の悪性に畏敬を、賞賛を、思慕を抱くものは少なからず居た事を。
ヤハリ お前は姿とて生前のままでも 心は煉獄へ長く浸り過ぎたカ……』

最初の『アダージョ』へ踊り出た際の二発。
次に『サンズ』へ向けた一発。
そして、つい先程に『ゴールデン・イアリング』への一発。
残る『モーション・キャプチャー(球体)』は二発……。

 『――アダージョ 俺達(エクリプス)は形こそ違えと終わったんだ。
お前は月の陰りに栄誉と頂きを見た。俺達は月の輝きに安らぎを見出した。
アダージョ、月が美しく彩っているのは。
太陽の光(この子)を受けてるのと、星々(お前に立ち向かう者)があるからだ』

 ――ポゥ―――ッ!! 

右手より球体発射(ス精AE) 本体(朝山)へ・・・

945朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/28(水) 23:43:24
猛スピードで猛獣のような顔つきが見えたかと思うと、かつてない
衝撃が頭と、遅れて背中にも受けた。
 朝山の中の意識が何処か、この夢の中とも異なる遠くへと抜けてく気がする……。

……声がする。

――佐生 貴方は忘れるかも知れないけど。それで構わないんだ

――あんたは私達の事を忘れて。平和な場所で生きて行けばいい

――自分だけの幸せを掴み取るんだ。俺達の事なんて気にせずに

……嫌だ。

私は絶対に……皆の事を……くなんてない。

『――アダージョ さらばだ ……お前の事は』

『「忘れない゛ッ!!」』  カッ――!

仮面の割れた場所から覗く目は未だ死んでない。爛々と太陽のように
輝く両目と共に、朝山は残る肺の空気を絞り出し言い切る!!

「わ゛だじはっ゛ も゛ーにん゛ぐぅ゛ま゛ぅんでん゛ッッ゛
ばだひがっ! み゛んな゛の『居場所』にな゛るんだっっっ゛!!!」

 ――何時か、きっと戻って来て欲しい皆がまた姿を見せてくれた時
もう一度   お帰りなさいっス!! って笑顔で言う為に!!!

「ぱ  わ゛ーーーーーッッ゛!!!!!!!」

 『アダージョ……【怒りは魂を曇らせ、大事な事まで見逃す】』

 >931メ欄 左 狙い アダ 球 ス精EA

この時に『ザ・ハイヤー』は『アダージョ』を対象として
『ス精EA(追尾性を持つシャボン速度の球体)』モーション・キャプチャーを
ゴールデン・イアリングへ右手で放つと共に密かに放っていた!

そして、未だその直線状に居たアダージョは氷山や朝山の対応に激怒し
『そのまま突進攻撃』を繰り出した……と言う事は!

 キィィン―――――ッッ!!!

ザ・ハイヤー『さらばだ』 左腕『変動率』スA精E
『再分配』により『アダージョ』は『ス精EA』

そして、右腕『変動率』ス精EA・・・。

朝山「ふるぅっっっ!!!!!」 ドォ――ッガッッッ!!!

朝山は壁を蹴りつつ……目前の『アダージョ』へ頭からまっしぐらの。
奇しくもアダージョと同等の頭突き攻撃!!!(ス精AE)

946斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/28(水) 23:50:29
>>940

右腕の鎖を解除し、影の腕の発現
槍を影の腕で掴み、肩を貫通させ引きずり込む

左腕の鎖3mを振り、槍を拘束しつつ敵本体にまで鎖を絡め、結合及び拘束。
そのまま太門ごと手繰り寄せる。

身体を三脚で支えつつ、残りの1脚で無防備な敵本体を蹴り続ける。

947『その夕立に雨傘を』:2020/10/29(木) 01:00:35
>>938(塞川)
>「『刃』だ! 『夕立』のスタンド能力は、『刃』をひきつけ、扱う『能力』!」

『ホール全体』に響き渡るように、『塞川』は大声を張り上げた。
そして、『クリスタライズドD』により、傷付けた指から滴る『血』で、
鉄の『楽譜』を塗りつぶしていく。

       〜〜〜♪   ――――――……

『朝陽』は演奏を止めたが、その指は『鍵盤』に置かれたままだ。
……『演奏』を止めたのではない。今の楽譜通り、演奏しているのだ。
塗り潰された『楽譜』には、この文字『だけ』が残されている。

┌──────────────────┐
│ “Dal segno senza fine” (初めに戻る)   │
└──────────────────┘

>>936(氷山)
>「ひ・・・・卑怯者ッ! 怒ったのなら私を攻撃しろ―――――ッ!
> やめて・・・・・ それ以上、『朝山』さんを殴らないでください・・・・お願いですから!
     . .
    「殺すッってんだろうがッ!  ガキィ、そこで指咥えて見てろ!
     明け方のドブ溝にぶちまけられた、生臭ェゲロみてェにィ〜〜〜〜〜ッッ」

    「二度と見られねェ地べたのゴミに、なるんだよォォ〜〜〜〜〜ッッ!!」

『アダージョ』の濁った声は、無慈悲な『殺意』を漲らせている。
『氷山』に出来るのは、忍び寄る『曳舟』を信じ、

     ガシャンッ     グラァ

『エド・サンズ』に力を込め、籠ごと揺らして『硝子輪』を破壊することだけだ。

>>945-946(朝山)
> 『――アダージョ お前は愛y

     ボグシャァ!

『ザ・ハイヤー』の言葉は届くはずもない。
『アダージョ』は眼前の『詐称者』の抹殺に専念している。
ましてや、『アダージョ』自身のことを知らぬ者の言葉など、猶更だ。

強烈な『アッパー』が『朝山』の顎を揺らし、その意識を――――

>「わ゛だじはっ゛ も゛ーにん゛ぐぅ゛ま゛ぅんでん゛ッッ゛
>ばだひがっ! み゛んな゛の『居場所』にな゛るんだっっっ゛!!!」

いや、『朝山』の決死の言葉は、確かにホールに響いた。
言葉だけではない。地面に這わせるように、緩やかに放った『球体』。
激戦の最中、腕が折られても、確実に追尾する『自動操縦弾』。

     「そこにアダシはい゙ね゙ェ んだよォ!」

     ゴッシャァァァ!!!!

互いの『頭突き』がぶつかり合い、『アダージョ』はたたらを踏む。
リーゼントがグシャリと潰れ、ポマード交じりの血液が滴っていく。
それを見届け、『朝山』はその身が崩れ落ち、壁にもたれるように倒れ込む。

    シュォォォォォォ ・ ・ ・ ・

『アダージョ』の身体に『モーションキャプチャー』が憑依し、
スローモーションになって、ゆっくりと倒れていく。

>>940
>>946(斑鳩)

     ドバッ   ブシュゥゥ――――!!

傷口から血液が噴出し、『斑鳩』の意識が薄れていく。
――――意識が薄れるにつれて、肉体の内側から声がする。

    『冷笑主義! 冷笑主義!』  『おで、といっじょ……人間、きらい……』

    『だから、女の子、にんぎょうにして……あぞぶ……たのぢい……』

    『本気になれないヤツは、何やったってダメなの! なんでもいっしょ!』

    『ランドセル……背負わせたまま……うべべ……まだ……やりだぁい』

身に宿る『悪霊』達が『斑鳩』に囁きかけてくる。
それは即ち、肉体を支配する『意識』が薄れているに他ない。

     グググッ     グイィ――――

『鎖』で繋がれた両腕も、動かない『影右腕』も頼れない。
残った『左腕』の一本で、『サンダー』の穂先のすぐ真上を掴んだ。

>>937(一抹)
送った『サイン』に対し、『夕立』は反応を見せない。
『インダルジェンス』を飛び上がらせ、その『刃』を走らせる。

      ズバシュッ!!

逆さになった『太門』は、その一撃を『額』で受けた。
スピードで上回り、確かな技量を持つが故に出来る、荒業の防御だ。
出血は起こる。――――『槍』が停止した今、『反発』のエネルギーは生じていない。

948『その夕立に雨傘を』:2020/10/29(木) 01:01:32
>ALL

      パッ

そして、『アダージョ』が消えた。
再びの『瞬間移動』。そして、その身体は――――

    シュゥゥ……   「――――乞食、テメェ逃げてねェのか……!」

『鳥籠』の真下へ現れた。
そこには『曳舟』もいる。身を屈め、『アダージョ』の両足を掬い上げる。

    グラァァ      「お嬢様方より、多く『枷』をハメられている卑しい身故に、
              私めの愚鈍な頭でも、そのスタンドをちょっとは理解できましたわ……」

    バキキィィ――――    バァァァァァ!!!!

    「うおおおおおおおおお!!!!!!!」

倒れ込む『アダージョ』の眼前に『硝子籠』が落下する。
たまらず『ゴールデン・イヤリング』の両拳が唸り、突きの連打を放つ。

     ガシャシャシャシャシャシャ―――――!!!!

    「『愛』を『枷』に変え、――――愛する者に『寄り添う』能力。
     貴方自身や、貴方の『一部』を瞬間移動で傍に置かせる」

    「故に、姐さんに『肉声』を寄り添わせて『悪霊』を憑かせ、
     『サンズ』の旦那に貴方の『意識』を添わせ、意のままに動かした」

    「そして、私めを利用して『瞬間移動』で攻撃を回避。
     ……故に、『猿轡』が破れた時、『回避』を察したのでごぜぇます」

『硝子籠』の真下に移動した『曳舟』の傍に、『アダージョ』は瞬間移動した。
そして今、能力の『解除』で元の位置に戻るのは、間に合わない。

     ズバババッ!!!

硝子の破片は容赦なく、『アダージョ』の肌を裂いていく。
そして、超重量に対抗するラッシュに、『朝山』がヒビ割らせた『左肩』は耐えられない。

      ボギャッ     「がああああああああ!!!!!!」

ガラス片を割り尽くした今、『アダージョ』の眼前に迫るのは――――

           | !/
           トォ       ンッ!!!

ガラス片を浴びながらも、未だに闘志失せぬ『エド・サンズ』ッ!

    グィィィィィ――――

    「この姿勢は既に、攻略しているッ!」

一方、『太門』は額から血を流しながら、
身を捻らせ、『サンダー』の石突近くを持ち、『斑鳩』の肩に体重をかける。
『サンダー』は『太門』の自重を受けて大きくしなり、片腕一本では支えきれない。

    『計算高いんじゃなくて臆病なだけ! だから無言だったんでしょ!』

    『それじゃあ生きててもつまんないじゃん! 俺達に早く、身体寄こしなよ!』

『斑鳩』の『右肩』を支点とした『シーソー』は、
『穂先』の近くを握る『斑鳩』と『石突』を持つ『太門』では、
掛かる負荷の違いは明白だ。――――これが『梃子』の原理。
『太門』の身体が落下し、それにつれて『穂先』が跳ね上がろうと暴れ始める。

    「その身を犠牲にして、『サンダー』を止めたヤツ全て!
     息の根諸共止めてやった! ――――チェーンマン、お前はここで逝けッ!」

    「この俺の前で、二度と『鎖』をブラブラ振り回すなッ!」

      ジャラララッ    ガシィッ

決死で振り回した『3m鎖』は『太門』の腕に絡むが、引っ張り切れない。
『左腕』一本では、人間の身体を引きずり込むには困難だ。
蹴り足も届かない。槍の間合いには足らなすぎる上、ここまでの『同時行動』に集中を割けない。

――――『斑鳩』と『太門』、『サンダー』を握り続けるのは、果たして……

(※『ロスト・アイデンティティ』の同時行動の保証は『実体』と『影』が同一部位の場合。
   右腕と『影腕』を同時に動かせるが、腕と脚を同時に動かすのは、肉体同様の『精密動作性』が必要。
   今回のシチュエーションでは、そもそも届かないとはいえ、両腕との同時行動は難しいと判定。)

949『その夕立に雨傘を』:2020/10/29(木) 01:01:55

   ■■■※※※※■■■
   扉□□□□□□□□扉
    扉□□┌──┐□□扉
  ■■□.陽.|    │□□■■
  扉□□塞└──┘□□□扉
  扉□□□□□□□□□□扉
■■□□□□□□□□□□■■
扉□□□□□□□□□□□□扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■□□柱□□□□□□□□□■
―─――――――――段―――
■朝□●□□□□□□□□□■
■席席氷席席席席席席□破★←上空1m弱に『太門』
■席席□席席席席席席一.イ斑■
■席席□席席席席席席□席席■
■席席□席席席席席席□★←鎖の巻き付いた『座席』
■席席□席席席席席破□席席■
扉 ̄ ̄□□□□□□□□□ ̄扉
扉□□□□□□□□□□□□扉
■席席□席席席席席席□席席■

●:
       |/
     _/←『エド・サンズ』
      〇ヽ

    \/〇
   ーく _〇_ノ
    ↑    ↑
 『アダージョ』 『曳舟』

950『その夕立に雨傘を』:2020/10/29(木) 01:19:14
>>947(訂正)
>>938(塞川)
>「『刃』だ! 『夕立』のスタンド能力は、『刃』をひきつけ、扱う『能力』!」

『ホール全体』に響き渡るように、『塞川』は大声を張り上げた。
そして、『クリスタライズドD』により、傷付けた指から滴る『血』で、
鉄の『楽譜』を塗りつぶしていく。

       〜〜〜♪   ――――――……

『朝陽』は演奏を止めたが、その指は『鍵盤』に置かれたままだ。
……『演奏』を止めたのではない。今の楽譜通り、演奏しているのだ。
塗り潰された『楽譜』には、この文字『だけ』が残されている。

┌──────────┐
│ “fine” (演奏終了)
└──────────┘

――――『朝陽』の双眸に、意思の光が戻ってくる……。

951一抹 貞世『インダルジェンス』:2020/10/29(木) 02:09:50
>>947-948
「やらせてたまるかァァァァ!!
 甘やかせッ! 『インダルジェンス』ッ!」

落下を始めた『太門』の首筋、或いは届く場所を掴んで『悪感情』の『鎮静』を発動。
『恐怖』『緊張』『殺意』を対象にすることで一瞬だけでも『太門』の判断を遅らせる。
邪魔となる『微塵』は斑鳩先輩の足元に投げ捨てよう。

「斑鳩先輩ぃぃッッ!! 貴方がスタンドを手にした
 理由を思い出して! 大切なものを奪われていいのかッ! 」

「理不尽に怒れッ! 自分を『見失う』なァァッッ!!」

抉られた臓物の痛みを堪えながら『太門』の額から両目に『慈悲の刃』を走らせつつ、強引に首筋を切り裂く。
片腕で邪魔するなら『慈悲の刃』の伸縮を繰り返し邪魔する片手ごと頭を滅多刺しにする。

「私たちはお前たちに比べたら弱いッ!
 しかし、そんなことは夕立先輩を助けに来た…私たち
 を引き寄せた夕立先輩の『強さ』に比べたらちっぽけ
 なものなんだ!」

952氷山『エド・サンズ』:2020/10/29(木) 19:09:11
>>947-950
    バキキィィ――――    バァァァァァ!!!!

   『ドウヤラ・・・・・ソコノ「おっさん」ガ上手くヤッテクレタミテーダナ・・・・』

曳舟の『策』とアダージョの瞬間移動を見つめて、呟く
落下する『籠』の真下に移動するなど並の『覚悟』では出来ないはずだ
内心で曳舟の『勇気』を称賛し・・・・己自身も『覚悟』を決めた

   ・・             ・・
この『機会』を決して逃さないという『覚悟』を・・・・・!


 『一つ、お前らハこの町デ悪行ノ限りヲ尽クシタ・・・・』

『籠』とともに落下する
アダージョのラッシュとともに、己を拘束していた檻が弾け飛ぶ

 『二つ、お前らハ地獄の閻魔様ノ目ヲ盗ンデ、世ノ中ノ摂理ッテヤツヲ曲ゲタ』

砕ける破片
煌めきの中で切羽詰まったアダージョの顔面が見えた


 『ソシテ、三つ・・・・・手前ぇらハ、あきはノ「友達」ヲ甚振リ、あいつヲ泣カセタ・・・・!
  「ブチ切れ」テんノガあいつダケダト思ウナヨ・・・・・・・・ッ!』

 『お縄ニツケ・・・・・地獄の閻魔様ト再開サセテヤルゼ・・・・・・ッ!!』


この間合いに至っては長物である『鉄鞭』はむしろ邪魔だ、放り投げ、解除する
新たに掌中に収めるのは最も有名な『捕物』の代名詞・・・・『十手』だ


     『オラオラオラオラオラオラ――――――――ッ!』

右手に握りしめた『十手』と怒りを握りしめた左手で
             ラ ッ シ ュ
アダージョの顔面に渾身の『突きの連打』をブッ放す! パス精BCC

953塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』:2020/10/29(木) 19:45:58
>>947-950
「『演奏』が止んだッ。
だが 『悪霊』どもは、どうだ……?」

『クリスタライズド』C・Dを手元に呼び戻しながら、
背後を振り返り、客席の『悪霊』、そして二人のスタンド使いの様子を伺う。
そして、客席の方を向いたまま意識を取り戻したとおぼしき『朝陽』に話しかける。

「『朝陽』……『悪霊』の声が聞こえるか?
やつらの『問い』には気を付けろ。『身体を貸せ』というニュアンスの言葉に対しては、明確に『言葉』で拒絶をしろ」

「………これは『夢』だ。
あんたの『演奏』には、ここじゃあない、もっと相応しい場所がある。
だから今はジッとしてな。目覚めの時までな」

『エド・サンズ』の攻撃に間に合いそうなタイミングであれば、
『客席』に残した『クリスタライズド』Bを、地を這うように『アダージョ』へ特攻させ、全身を『ガラス化』させる。

954朝山『ザ・ハイヤー』:2020/10/29(木) 20:36:46
>>947-950

「……………………」

――佐生

優しい声が遠くから聞こえてくる。

それは、とても泣きたいぐらいに優しくて 暖かくて。
もう一度、その声を聞けるのならずっと動かず、このまま瞼が下りた
暗闇の中にずっと居ても良いと思える程に。

――目を開けて   佐生   


その声は、少し厳しく自分を叱咤激励するように告げる。


――貴方が守りたいものは、この中でなくて先にあるでしょう?

……私は…………。


パチッ

「……ぅ…………ぐ…………パワ……フ……ル」

瞼を開け、何とか立ち上がろうと足に力を込める。

955斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/10/29(木) 22:47:25
>>947-948

流血が身体を濡らし、点火した如くに熱していく
雑音が随分と喧しい、何を言っている物かよくわからないというのに。

 (父さん、母さん…まったくどいつもこいつも好き勝手言いやがるよ……)

人生は退屈だ、何をやっても完了できる
缶ジュースを買う手軽さで、血を吐くような努力を尻目に栄光と勝利は手に入る
そんな物に端から意味などみいださなかった、ただ 両親が喜んだので拾っただけだ。

そんな僕らを見るたびに彼らが好き勝手に言い、足を掴み、奪おうとする、その惨めさには恐怖するばかり
お前たちだけが悲しく、苦しいというのか?持つ者には痛苦など無いというのか?もう沢山だ、どうでもいい。

だから、そんな奴らにもう……『「NOだ』」

『お前ら死んだ負け組だろうが。何を言っても遠吠えにしかならん己の滑稽さに気づかんか?ゴミはさっさと消えておけ。』
「裏切者、我が名を抱いてただ安らかに死に絶えよ、『勝つのは僕だ』 ……僕が何故ここにいると思う?」

――自分の背後にあるのは『壁』、手繰り寄せ、敵が『重量をかければ』当然穂先の跳ね上がる先はそこに突き刺さり『固定される』。
保持の必要などもはやない、絡んだ鎖は勢いのまま伸ばせば5mまで伸縮し、敵本体を絡め捕って結合、手元を胴の鎖へと接続
後は無防備に落ちてくる、敵本体が見えるのみ。鎖は結合と連結を繰り返せば、本体の動きを邪魔せず、むしろ本体へのガイドレールだ。

速度は殺した、故に もはや槍は力を発揮しない、貫通するような力も無い。
腕の制御を本体頭部が、足の制御を影の頭部に任せ飛ぶ。

オ レ
 『僕が!』
  ワタシ

――翔けて

  エリアル
 『天翔!!!』
ショウ

――飛び

  レイジ
「『怒牙だァァァアアアア゛ア゛ア゛!!!!!」』
  イカルガ

――蹴り殺す。(パス精CCB)

956『その夕立に雨傘を』:2020/10/30(金) 00:00:02
>>953(塞川)
演奏が止んだのを確認し、『客席』を振り向く。
以前、闘い続ける二体の『悪霊』。そして、座席の『亡霊』達は――――

    『お、おしまいかよォォ〜〜〜〜ッッ』   『やめないでェェ!!!』

    『女ァ! 俺達の希望を奪うんじゃねェ!』  『嫌だ、暗闇に戻りたくない!』

    『アン・コー・ル!』  『アン・コー・ル!』  『アン・コー・ル!』  『アン・コー・ル!』

『悪霊』達は悲痛な叫び声を上げながら、必死になって『再演』を要求している。
それを尻目に『塞川』は『クリスタライズドB』を飛翔させながら、
『朝陽』へと声を掛け、事態を告げる。

    ―――――ニコッ

『朝陽』が目を向け、『塞川』に微笑みかけた。
言葉を発さない。『黒目』ではない。『硝子』のように透き通った双眸。
――――ここは『朝陽』の『夢』。……だが、目の前にいるのは……。

     モ ウ イ チ ド   エ ン ソ ウ シ マ ス
    「Вωl yЁ」  「Do ЖE Йα」

言葉の意味だけが浸透する、全く未知なる言語が『塞川』に響いた。
――――『テニメント・ファンスター』に引きずり込まれたスタンド使いの内、
『蛇尾川』と『夕立』は薄霧の向こう側へ。『曳舟』と『塞川』が『朝陽』の夢に残った。
……だが、あの『多目的ホール』にいる『スタンド使い』は、それだけではなかった。

>>954(朝山)

     ギギギ……   ググッ

朦朧とする意識、身体中を巡る鈍痛、それに耐えながら、
『朝山』はなんとか立ち上がろうと――――

      ギチチチィ!!    ドサァ

立てない。『ザ・ハイヤー』の全身に現れ縛ったのは『拘束衣』だ。
両手首を後ろ手に縛られ、『朝山』は芋虫のように倒れ込んだ。
『アダージョ』の頭突きによって『唇』が触れ、『拘束』が発動したのだ。

>>952(氷山)
『ラッシュ』によって砕かれた『硝子片』は『エド・サンズ』の肉体に刺さる。
全身をズダズダに割かれながら、『氷山』は己が心像の雄姿を見据える。

  ズ       『お縄ニツケ・・・・・地獄の閻魔様ト再会サセテヤルゼ・・・・・・ッ!!』
    ガ
  ガ       「なまぁぬるぅゥゥい、片腕で突破できるわァァァ!!!!」

   ガ      『オラオラオラオラオラオラ――――――――ッ!』

  ガ        「バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラアアアアア!!!!」

   ガ   『ゴールデン・イヤリング』は右腕一本で『エド・サンズ』のラッシュに均衡する。
        それだけではない。ラッシュの最中、己の拳を『唇』に掠めさせ、
  ガ
            ズギャアアアア!!
  ガ
        「もう一度、唇を奪って、
   ガ    テメェをアダヂの『モノ』にしでやラァァァァ!!!」

  ガ     バグゥ!!!

   ガ    拳から現れた『トラバサミ』が『エド・サンズ』の右肩に喰い込んだ。
        そのまま『ゴールデン・イヤリング』の無情なる連打が『エド・サンズ』を襲う。
  ガ
   ァ
  /          ―――――ヒュォ
   ̄\                        。
   /                       ノ \ァ
  |                           ア
    //                     ァ
   ・ ・                    ン  /
                               ・


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板