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【イ】『星の祭典』

163朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2019/01/08(火) 21:51:20
>>154
「さて……プレゼントですが…
あらこれは」
中身を確認するとそれはとてもきれいな受け皿だった。
そのまま飾るのも良さそうだし、頑丈そうだから使うこともできそうだ。

「フヒヒ、なかなかきれいじゃないですか。
 この絵もなかなかきれいですし…
 早速見せびらかしちゃおうかしらね。
 お祝いごとのとき…だけじゃなくて
 普段から使おうかしら。」
ニコニコ笑いながらその器を眺めていた後

「少しずつ人が去っていきますね…
 もうこんな時間ですから、私も帰りましょうか。」
そう言って彼女は出会った二人に軽く頭を下げると

「せっかくだから明日は美味しいご飯を作ろうかしら。」
ふんと鼻を鳴らしながら、彼女は家路へと向かっていく。

この皿をくれた人へ心からの感謝を捧げ
同時に、自分の『お守り』を受け取った人の幸せを祈りながら。

164小石川文子『スーサイド・ライフ』:2019/01/08(火) 22:03:52
>>159

  「お陰様で、とても楽しい時間を過ごさせていただくことができました……。
   ……ありがとうございます。
   皆さん……どうぞ良いお年をお迎え下さい」

          スッ……

  「――では、失礼します……」

頭を下げて会場を後にし、家路に就く。
外の空気は冷たいけれど、心の中は温かかった。
その温もりを確かな糧にして、これからも私は生きていきたい――。

165宗像征爾『アヴィーチー』:2019/01/08(火) 22:31:59
>>159

帰る前に『アリーナ』の面々と向き合う。
それなりに悪くない時間だった。

「興味ある集まりだった」

「縁があれば――」

言いかけて途中で口を閉ざす。
『縁があれば』と告げて別れた相手が次に出くわした時には敵になっていた。

「――あんたらも達者でな」

挨拶を言い直して会場から立ち去る。
『あの言葉』は俺が言うと縁起が悪いのかもしれない。

166天雨 サトリ『10cc』:2019/01/09(水) 22:48:26
>>161(美作)
>>163(天雨)

場の空気に浸っていたか、少し呆けていた。

「まあ、まあ、まあ、パーソナリティ!
 素敵なお仕事ですわ……それに道理で、
 とても気分の良い褒め方をなさいますのね!
 私の実家の事はいくらでもお褒めくださいまし。
 私自身の事も、ね。褒められるのが好きなので。
 ……ああ……時間が許すなら、ですけれど」

パーティは本格的に、終わりらしい。
名残惜しいが、素晴らしい繋がりができた。
仕事に利用したいという打算もあるが、
単にプライベートとしても充実した気分だ。

「あらっ…………」

「……タオルは何枚あっても困りませんものね。
 見た目通りパワフルに役立ってもらいましょう」

プレゼントのデザインにはぎょっとさせられたが、
実用品としては、なかなかありがたいものだ。
ありがたく受け取り……そして、会場を去る。

「ええ……そろそろお開きのようですわね。
 本当に、『楽しい時間はあっという間』。
 私も、今日はお暇させていただきますわ。
 今日はお話出来て、本当に良かった……
 それでは、またどこがお会いしましょうね」

         「ご機嫌麗しゅう……」

167天雨 サトリ『10cc』:2019/01/09(水) 22:49:30
>>166(安価先ミス)
>>163の安価先は朱鷺宮PCでした。誤記大変申し訳ございません。

168『星々交わり、日が昇る』:2019/01/09(水) 23:00:03
>>160>>164(小石川)

「ご来場ありがとうございました。
 一応申し上げますが、
 より寒い季節になりますので、
 お体にお気をつけください。
 ――――――それでは、良いお年を」

会場を去る小石川の背に、スタッフが言葉を返す。
冷たい冬の星見町の中で、暖かい時間が流れていた。
小石川もそこにいた。それは消えない過去になる。

・・・少なくとも、生きている限りは。これからも。

>>161(美作)

「おおっ、爆弾発言ですね!
 お帰りはあちらからで!
 良いお年を〜〜〜〜〜!」

       ザワ
 
             ザワ

酩酊しつつ、『キケン』な大人の空気を残し、
美作もまた会場を去る。明日もまた仕事だが、
幸いにしてエネルギーのチャージには事欠かない。

>>162(夢見ヶ崎)

「え、ええ……
 またどこかで会いましょう。
 その時まで元気で……それじゃあ、また」

             フリフリ

『マリちゃん』には小さく手を振り返された。
新しい友達もでき、良いプレゼントももらえた。
そして新しい一年がやってくるのだから、
きっと新しい冒険だって、たくさんあるだろう。

>>163(朱鷺宮)

素晴らしいプレゼントを貰う事も、
素晴らしいプレゼントを送る事も出来た。
そして新しい出会いも価値あるものだ。

帰ればまた、家庭が待っている。
それもまた――――素晴らしい毎日だ。

>>158>>165(宗像)

お守りは何も言わないまま、
宗像の手の内に収まっている。
収まるべき場所は他にあったかもしれないが、
ここに収まったから――――今はここが適所だ。

「ああ、そちらも達者にするようにッ!」

「縁があれば、また会いましょう!
 出来るだけ『仲間』でお願いしますね」

             ニカ!

吾妻と桜島、そして島田が挨拶を返す。
あとは、それだけだが……
新しい繋がりと、『お守り』は手元にある。
ここに来たのは、確かに悪くなかったのだろう。

>>166(天雨)

プレゼントと新しい人脈を手に、
悠々とパーティ会場を後にする。
本当に――――楽しい時間は、あっという間に終わる物だ。

>全体

こうして、『星見町』のスタンド使い達を巻き込んだパーティは、
影一つない空の下で静かに、しかし暖かく幕を閉じた。

沈まない太陽は存在しない。
スタンド能力が存在する限り、
必ず闇は生まれてくるものだが……
少なくとも、この町は夜闇でさえ星々が輝き、照らしている。

だから今までも、そしてこれからも……
新しい日が昇り、スタンド使い達の物語は続いていくのだ。

                   →『星々交わり、日が昇る』

169『星々交わり、日が昇る』:2019/01/09(水) 23:01:02
>>160>>164(小石川)

「ご来場ありがとうございました。
 一応申し上げますが、
 より寒い季節になりますので、
 お体にお気をつけください。
 ――――――それでは、良いお年を」

会場を去る小石川の背に、スタッフが言葉を返す。
冷たい冬の星見町の中で、暖かい時間が流れていた。
小石川もそこにいた。それは消えない過去になる。

・・・少なくとも、生きている限りは。これからも。

>>161(美作)

「おおっ、爆弾発言ですね!
 お帰りはあちらからで!
 良いお年を〜〜〜〜っ!」

       ザワ
 
             ザワ

酩酊しつつ、『キケン』な大人の空気を残し、
美作もまた会場を去る。明日もまた仕事だが、
幸いにしてエネルギーのチャージには事欠かない。

>>162(夢見ヶ崎)

「え、ええ……
 またどこかで会いましょう。
 その時まで元気で……それじゃあ、また」

             フリフリ

『マリちゃん』には小さく手を振り返された。
新しい友達もでき、良いプレゼントももらえた。
そして新しい一年がやってくるのだから、
きっと新しい冒険だって、たくさんあるだろう。

>>163(朱鷺宮)

素晴らしいプレゼントを貰う事も、
素晴らしいプレゼントを送る事も出来た。
そして新しい出会いも価値あるものだ。

帰ればまた、家庭が待っている。
それもまた――――素晴らしい毎日だ。

>>158>>165(宗像)

お守りは何も言わないまま、
宗像の手の内に収まっている。
収まるべき場所は他にあったかもしれないが、
ここに収まったから――――今はここが適所だ。

「ああ、そちらも達者にするようにッ!」

「縁があれば、また会いましょう!
 出来るだけ『仲間』でお願いしますね」

             ニカ!

吾妻と桜島、そして島田が挨拶を返す。
あとは、それだけだが……
新しい繋がりと、『お守り』は手元にある。
ここに来たのは、確かに悪くなかったのだろう。

>>166(天雨)

プレゼントと新しい人脈を手に、
悠々とパーティ会場を後にする。
本当に――――楽しい時間は、あっという間に終わる物だ。

>全体

こうして、『星見町』のスタンド使い達を巻き込んだパーティは、
影一つない空の下で静かに、しかし暖かく幕を閉じた。

沈まない太陽は存在しない。
スタンド能力が存在する限り、
必ず闇は生まれてくるものだが……
少なくとも、この町は夜闇でさえ星々が輝き、照らしている。

だから今までも、そしてこれからも……
新しい日が昇り、スタンド使い達の物語は続いていくのだ。

             →『星々交わり、日が昇る』 おしまい

170『願い星、煌々と』:2019/07/03(水) 21:30:47

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

『七夕』の季節が近付く頃、街の一角に大きな『笹』が用意されていた。
今年は『設置場所』が変わっていたが、それ以外は例年と同じだ。
多くの人々の『想い』が『短冊』に綴られ、同じ一つの『笹』に飾られる。
その光景は、夏の夜空に煌く『星々の輝き』にも似ていた。
一時の間だけ、この『小さな宇宙』に思いを馳せよう――――。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



*四度目の七夕です*
*PCorNPCの書いた『短冊』として、ご自由にレスをどうぞ*
*期間は一週間程とします*

171嬉野好恵『一般人』&ディーン『ワン・フォー・ホープ』:2019/07/04(木) 23:29:39

サラサラ

『お父さんとお母さんに会いたいです』

「…………」

    クシャッ

(こんなこと、書いちゃダメだよね……)

(ヨシエは一人でも大丈夫なんだから)

       シュルルルル

《――いや、一人じゃない》

「――――ディーン?」

(そっか)

   ニコッ

(そうだよ、ね)

サラサラ

『ディーンと、ずっと友だちでいられますように』

172今泉『コール・イット・ラヴ』:2019/07/06(土) 14:04:35

「昔書いた時は叶わなかったんですよねぇ〜これ!」
「『テストの平均点70点超えたい』みたいなっ」
「あれ、『国語の点数を上げたい』だったっけ」
「まあいいや」

  サラサラ

【スカイモールのくじで一等が当たりますように】


「なのでそういう努力的なのフツーに自分でやるとして」
「こういう運命的なので行こうと思うんですよ!」

「どうですかね、先生」

           『モウ少シ 〝スケール〟ガ 大キクテモ 良イト 思イマスガ』

「いや〜、フツーにありえそうな事を書いた方がご利益があるかな、って!」

           『……マア 今泉サン ノ 願イ事デスカラ』
           『ソレニ 勉強ヲ 自分デヤル トイウノハ 良イコトデス』

           サラサラサラ

「あはは、どうもどうも」
「ってあれ、先生も何か書くんですかっ?」

           『折角 デスノデ』

           【生徒の願いが一つでも多く叶いますように】

           『サテ、 ソレデハ 行キマショウ、今泉サン』

「……あはっ、さすが先生。ありがとうございますっ」
「それじゃあ行きましょっか、また来年も書きにきましょうね!」

173芦田『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト』:2019/07/07(日) 16:44:18

「……ウィゴーちゃんの子」

  ギュンッ ゴォッ゛ ピタッ

『おい 今なんて短冊に書こうと思ったっ゛!?
私、無性だから! あんたの妄想の穴とか子宮とかねぇんだよ!!
それと、ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトだから、私!!』

「はいはい、わかりましたよぉ〜ウィゴーちゃん。
そんじゃー何て書こうかしらん? 場スレでウィゴーちゃんの
友達盛りだくさん、子沢山 安産祈願でもお願いすっかい?
最後は神社で祈願するほうが良いよなぁー そういや、ウィゴーちゃん
式は洋式 和式どっちが好みよ?」

『…………マジで流れ星かなんか頭に激突して真人間にワンチャン
ならねぇかな、このクソ〇〇〇ピーーー【放送禁止用語】マスター
あと、正式名称言えよ。
ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトってちゃんとよぉ
自立型になれた日にゃあ、この恨みつらみ全てフィルムに込めてやる』

「まぁ、自立型になりゃあ。P―ックスする時も俺の股間の奥深くに
ダメージ来ない事になるし、お得だよなぁ」

『前言撤回だわ。自動操縦に私 なる。解き放たれた瞬間に滅殺だわ』

「とりあえずだ……俺の願いってなりゃ、ただ一つ」

         ――ウィゴーちゃんが幸せになれますように――

『……はぁー』

         ――馬鹿な主人が最後は納得出来る道を進めますように――

174『ニュー・エクリプス』:2019/07/07(日) 21:56:01

朝山「んー! 今年はそうっスね。みんなで色んな場所に
冒険したり、不思議なものがいっぱーい見つかるように願うっス」

ムーさん「ほうっ なかなか良いじゃないの」

エッ子「あとあと! 何キロか痩せれたらいいよねー!
胸もでかくなれれば言うことなし!」

城生「勉強とか、そう言ったことにも出来れば目を向けてね」

四人の女学生は、わいわい言いつつ短冊を掲げるのだった。

175釘宮『ミュオソティス』:2019/07/08(月) 06:32:14
『今度からメインを務めるラジオ番組がうまくいきますように』

……

     ……

          ……

『僕のミュオソティスへ。君に会えますように』

176美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2019/07/09(火) 01:02:00

「さて、今年は何にしようかな?」

    「『リスナーが増えますように』――」

       「――っていうのは、前にも書いた気がするし……」

「……あら?」

    「この人もパーソナリティーなのかしら」

             「何か親近感を感じちゃうわね」

「えっと――」

    『今後もラジオ業界が盛り上がりますように』

               「――盛り上げていかなきゃね。私達が」

177斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2019/07/11(木) 05:22:26
ボールペンが子気味いい音をたててへし折れる、4本目

「落ち着け……」
(少し吐きそうなだけだ。)

短冊にひびが入る、4枚目

「落ち着いて、殺す、違うっ!」
(肺に重油が並々と注がれているようなだけ。)

加減を間違えて紐を引きちぎる、4本目

「落ち着いて、落ちつ……ころ……このイカレ野郎!」
(全身に白熱した鉄パイプが突き刺さっているようなだけ。)

四苦八苦しながら短冊を2枚、笹に飾る、4度目のトライ

「(言語化不可能な暴言)!」
「できた!俺にしてはよく耐えたほうだ!(汚く下品な暴言)!」

影の腕が呆れたようにゆっくりとした拍手を送る。4回。

「よし、行くぞ『スリープ・トゥギャザー』。おまえの分も書いてやったんだ、次は救急車に行くなよ
 医者じゃなくて、治すスタンド使いを探してるんだからな。」

激昂しかけるのを一々抑えながら少年と猫が一匹、去って行った
立ち去った後に短冊が2枚かかっている……。

『両親が治りますように』
『おさかな いっぱい』

178降神志一『プラガーシュ』:2019/07/11(木) 11:21:17
(……自分のことは自分でやるからなぁ)

    ガリガリガリ

『この世のクソが消えてなくなりますように』

179鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』:2019/07/11(木) 15:28:47

「よその短冊にお願い事を書くのも、
 巫女としてどうかとは思うんだけどさ――
 ま、こういうのはあくまで『行事』だからね。
 クリスマスにチキンとケーキを食べてる身だし、
 今さら問題になるほどの事でもないと、思うんだよ」

        サラサラサラ

『颪(※)のライブチケットが当たりますように』

「いや…………」

     サラッ

『颪のライブチケットが当たりますように。良い席で!』

「……よしっ」

「こういうのは、家の笹に飾るのもどうかと思うしね。
 巫女が率先して『ミーハー』なとこ見せるのもこう、
 信じてくれてる参拝客が覚めちゃいそうだしさあ」

        「いや……今年は絶対観に行きたいから、頼むよ本当に」


※……『鳥舟』がファンをしているアイドルグループの事。

180日沼 流月『サグ・パッション』:2019/07/11(木) 15:34:36

「えっ! 先輩、七夕書いていくんですかぁ〜!?
 ……まあ確かに、こんだけデカいイベントですしィ?
 流月としても『子供っぽい』からやらない!みたいな、
 周りの風潮に『反抗』したいところはあるワケですけど」

「あっいや! 違いますよ! センパイが子供っぽいとか、
 そういうワケではなくですねェ〜〜〜ッ! にへ……」

     カリカリ

「ともかく、書けたんで飾っときますか〜ッ」

             『今年も一年、自分らしく生きられますように』

181鈴元涼/小鍛治明:2019/07/11(木) 17:32:08
「……去年も、したやんね?」

「そうね。毎年涼くんがどんな願いごとをするのかを見るのが楽しみで」

「……嘘ぉ」

「冗談よ」

二人が短冊に筆を走らせる。
少女は一枚、少年は二枚。
筆が止まるのは当然少女の方が早い。
笹に短冊を飾り、戻ってきた頃には少年が二枚目を書き終えた。

「何を書いたの?」

「これ」

少年は先に書き終わった方を見せる。

『阿多先生たちにいいことがありますように』

「なにこれ?」

「前に色々あったんよ」

「……そっちが本命でしょ」

二枚目を隠そうとするその手を押えて、少女が短冊を覗き見る。
少年も観念したらしく抵抗はしなかった。
元々、そこまで隠したいものでは無い。

『いい人と出会えますように』

「……ふふ。少しは自分のためのお願いが出来るようになったみたいね……ところで、恋人が欲しいの?」

「えっ、や、ちが……!」

「隅に置けないわね」

「……いけず」

少年は赤面した。

182小石川文子/宗像征爾:2019/07/12(金) 00:39:18

祭りが終わりに近付いた頃、喪服の女が笹の前で足を止めた。
静かに頭を上げて、そこに吊るされた短冊を眺める。

やがて、向こうから作業服の男が歩いてきた。
男は立ち止まり、おもむろに笹を見上げる。

女は目線を下ろす途中で、男は目線を上げ始めていた。
次の瞬間、二人の視線が笹を挟んで向かい合った。

女は男を見つめ、男は女を見据えていた。
互いに互いの瞳の奥に、似たような光が見えたように感じた。

無言の時が流れ、男は何も言わずに立ち去った。
それを見送った女は、一枚の短冊を笹に加えた。

        『この町に暮らす人達が幸せに過ごせますように』

183『第五回星見町七夕祭り実行委員会』:2020/07/05(日) 03:35:27

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

『七夕』を間近に控えた星見町では、今年も『祭り』の準備が進められていた。
目玉の一つである巨大な『笹』も、例年通り広場に用意されている。
『夜空に煌く星々』を思わせる『色取り取りの短冊』。
そこには、それぞれの『想い』や『願い』が綴られていた。
『新たな星』を加えるも良し、眺めて楽しむも良し――――――。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



*五回目の七夕イベントです*
*PCorNPCの書いた『短冊』として、ご自由にレスをどうぞ*
*期間は一週間程とします*

184ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2020/07/05(日) 22:28:05

「どのような『意味』があるのかは分かりかねますが――――」

    サラサラサラ
           『飛躍と繁栄』

「――――『郷に入っては郷に従え』と申しますので」

185朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2020/07/05(日) 22:33:59
「困った時の神頼み、困ったときの…神頼み…!!」
みぞおちを抑えて誰かが現れた。

彼女は軽く震える腕で短冊に書き込む




『そろそろみぞおちに何かが襲いかかる不運をなんとかしてください!』

かなり切実そうな願いであった。

186夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2020/07/05(日) 23:41:13

『アリーナ』からの帰り道、広場に立ち寄った。
まだチョットだけ頭が痛い。
ぶつけたからじゃなくて、『算数』のせいだ。

  「んんん〜〜〜〜〜………………」

      『いろんなウサギをイッパイみつける!!』

                     「――――――よし!!」

187斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/07/06(月) 00:20:05
『勝利』
「希望」

 ・・・・・・。

『【俺】さぁ…ずーっときになってんだけどさぁ』
「?」

『そもそもさぁ〜〜【色ボケして仕事真面目にしなかったので矯正別居のバカップル】になにをなんで願うんだよ?意味わかんなくねぇ?』
「『僕』に絡むなよ、自分に都合のいい部分だけ切り取って敬うのが『縁起物』の正しい扱いだよ。」

『都合のいいやっちゃな〜ぁ ……【私】の分どうする?』
「……起きてこない。」

『まぁ?聞いても馬鹿の一つ覚えしか返ってこねえかぁ…今どんくらいよ。』
「130万、2ヵ月分くらいかな。」

『【金】って願った方がいいんじゃねえのかぁ?無くて困るこたぁあっても あって困るこたぁないんだぜ?』
「解ってるだろ…それは延命手段で、解決手段じゃない。」

『希望は忍耐の異音同義語だそうだぜ 耐えられんのかねぇ それ。』
「――織姫と彦星は耐えてるみたいだよ?」

『……ケッ。』

188白町 千律『ハード・タイムス』:2020/07/07(火) 04:19:14

「こうした『祭事』は、実に素晴らしい……!
 わたくし、笹のにぎわいに貢献しましょう」

        サラサラサラ

『治安の是正』

「もっともわたくしは、『願い』は己で叶えますが」

189黒羽 灯世『インク』:2020/07/07(火) 04:29:26

「七夕……『記事』にし辛い行事だわ。
 七夕伝説についてコラムでも書いてみるか、
 それとも、織姫と彦星の関係になぞらえて、
 『恋愛スキャンダル』でも探してみるかしら?」

「ま、クリスマスやハロウィンの方が『上』というだけで、
 何もないよりはずっと『書きがい』はあるけどね!」

           シュッ

「とりあえず、短冊はこう」

『次期の新聞コンクールでも良い結果が出ますように』

「……いくら私の記事が『上等』でも、
 『審査』ばかりは、神頼みの面も多いのよね」

「宝くじで運を使い切ってなければ、いいのだけど」

190氷山『エド・サンズ』:2020/07/07(火) 12:46:44
「今年もこの季節がやってきましたねー
何をお願いするか決まりましたか?『さんずさん』」

『ソウダナァ・・・ヤッパリ「コレ」ガ一番ダナ!』

     シュッ   シュッ   バシィィィ!

【悪党どもがこの街からいなくなりますように】

『世の中ッテノハヨォォォ〜〜平和ニ暮ラセルノガ一番イイト思ウゼ〜〜俺ハヨォォ!』

「そうですね〜 それじゃあ私もこんな感じで」

            カキカキカキ・・・


【この街の悪い奴らが『さんずさん』に懲らしめられますように】

『ナンカ「ニュアンス」ガ違クネェカ?』
「いいじゃないですか、これで」

191名無しは星を見ていたい:2020/07/07(火) 18:15:29

『お金持ちになれますように!』

そう記された短冊が飾られていた。
広場の近くに置かれたゴミ箱には、クシャクシャになったもう一枚の短冊が捨てられていた。

『お母さんが帰ってきますように』

192百目鬼小百合『ライトパス』:2020/07/07(火) 21:04:23

「もうそんな時期か。久しぶりに何か書いてみようかね」

          サラサラ

         『 禁煙 』

「いやいや、出来そうもない事を書くもんじゃあない」

          サラサラ

         『 節煙 』

「…………これも、ちょっとばかり難しいかねえ」

           サラサラ

       『 出来る限り節煙 』

「そもそも短冊に書くような事じゃない――――か」

           サラサラ

     『 この街が綺麗であるように 』

「ま、こんな所かねぇ…………ん?」

                 プルルルルルルルルル
    ピッ

「――――もしもし?
 廊下の電球が消えかかってるって?
 じゃあ、帰りに新しいの買っとくからさ」

「間違えないよ。子供じゃないんだから。
 はいはい、分かった分かった」

「じゃ、切るからね。お休み、『親父』」

193紅儚『ナイトシェイド』:2020/07/07(火) 21:08:24

       「『七夕』ですか……」

       「――――…………」

            スッ

      『 正しい道を歩む 』

笹を見上げ、『あの時の出来事』を思い出す。
スタンドに目覚め、不良を狙う『通り魔』として暴れていた。
『一人のスタンド使い』と戦い、彼に敗れるまでは。
それから『アリーナ』にスカウトされ、
今は『ランカー』として活動している。
『血湧き肉踊る感覚』が忘れられなかった事を思うと、
自分には元々そういう性質があったのかもしれない。
ただ、今の自分は『正しい道』を歩んでいると思っている。
これからも、同じように在りたいと思う。

  「あなたのお陰です――――『神原さん』」

194美作くるみ&花菱蓮華:2020/07/07(火) 21:17:23

「――――今日は色々ありがとな。
 久しぶりに『同級生』と話せて楽しかったぜ」

「どういたしまして。こちらこそ、いい気分転換になったわ」

「しっかし、お互い変わったもんだ。
 大人しいと思ってた美作が、
 急に『アイドル』なんかになっちまってよォ。
 そんで、今じゃ『ラジオ』で喋ってるだろ。
 昔の俺は想像もしてなかったぜ」

「まぁ、『色々と』――――ね。
 そういう蓮華君は、あんまり変わってない気がするわ。
 前から『ヤンチャ』なタイプだったし。
 昔と比べて『ちょっと落ち着いたかな』って感じはあるけど」

「ハハッ、そりゃ良かった。あー、何かあるみたいだぜ。
 せっかくだから書いてくか?」

「ん、そうねぇ…………」

  『 リスナーと交流できるイベントを開催できますように 』

        『 死ぬ程のスリル 』

195鉄 夕立『シヴァルリー』:2020/07/07(火) 21:38:18
「七夕か…ふむ」

短冊を前に、少し悩む。
『世界平和』では、あまりに願い事が大き過ぎるだろうか。
『学力向上』『部活動の成績』などは、自分の努力で叶えたい方だ。
それなら、どうするか。

「何か、結果的に周りくどくなった気もするが…まぁいいか」


『この街の人が、不幸な思いをしなくて済むように』。
そう記した短冊を吊るして、家路についた。

196リカオン『アタランテ・オーバーチュア』:2020/07/07(火) 21:41:44


一つの笹に大人びてるような、それでいて子供のようなあどけなさも
残る雰囲気の女性と。『食虫花』のヘアバンドをした男性が共にいる。

「『ミツル』 今年はどんな願いを掲げようか?」

「……なんでもいいだろう。少なくとも、俺には星に願うようなものは無い」

「なら、君は何を目指すんだい? 手近な目標でもいいじゃないか」

「……はぁ。なら」

『生きとし生ける命との新たな出会いを』


『ただ安らかな終点が、この街の彷徨う者に与えられる事を』

197『ニュー・エクリプス』:2020/07/07(火) 21:47:22


大きな笹に、色々な短冊がつるされ。輝く夜空を背景に幾人かの学生らしき
少女たちと、一匹の犬が楽し気に去っていく。
 残された笹は、柔らかな風に揺られて。このような願い事が見え隠れする。

『今年こそ、我がニュー・エクリプスに団員を100人ぐらい増やすっス!』

『パウパウパウパウッ(肉球と共に、上の短冊の人物が代筆したらしい
大きな字が描かれている)』

『今年も、佐生ちゃんや皆と一緒に新しい友達や新しい出会いがありますように』

『ムーさん、ノリっチ、サっちゃんと共に大食い店を踏破するぞー!』

『余り、穏やかでない出来事が今年は少ないように』

198空織 清次『エラッタ・スティグマ』:2020/07/07(火) 21:49:24

 サラサラ

   ┌┴┴┐
   │    │
   │ .禁. │
   │ .酒. │
   │    │
   └──┘


「………………」
    

 大見得切って書いてみたはいいものの、
 短冊の文字を見ているだけで指先がプルプル震えてきた……
 頭痛がする。 は 吐き気もだ……
 はやく飲んで気持ちを落ち着かせたい……
 このままじゃ自分の想像力に殺されちまうッ!


 少し考えて、書きなおした。

 サラサラ

   ┌┴┴┐
   │    │
   │ .酒. │
   │ .量. │
   │ .減. │
   │    │
   └──┘


「うむ…………
 人間、あまり大きな目標を抱きすぎるのもよくない。
 スモールステップ、千里の道も一歩からだ……」

 しばらく短冊をうんうんと眺めたあと、
 飲み屋街に消えていった。

199エヴァレット・ローレンス『ファーレンハイト451』:2020/07/08(水) 00:15:11


「…………いい? 絶対に、他の『短冊』に触れてはいけないわ」


   『 イライライライライライラ ・・・ 』


「……はぁ。話、通じてるのかしら」


  カキコ  カキコ

    キュキュキュ〜〜〜〜ッ

                  ピッ


【 身長がもう少し低くなりますように 】

200宍戸 獅堂『グロテスキュアリー』:2020/07/08(水) 00:15:36

「七夕……『タナバタ』ねぇ〜〜〜〜〜……」

 集合体恐怖症ってあるだろ?

 英語だと『トライポフォビア』なんて言ったりするらしい。
 ちょっとカッコいいよな。フォビアってところが高級感ある。
 或いは、『蓮コラ』なんていえば、もうちょっと認知度も上がるかね。
 マジの人は、『とうもろこし』とか『新型iPh●neのレンズ』を見るだけで、ぞわぞわ〜っと吐きそうになるんだと。
 ちょっと想像がつかないよな?


 俺も、縁がないもんだと思ってたよ。


 話は変わるけど、一本の木の幹に大量の虫がくっついてたら、アンタは平気?
 それも、カブトムシとかクワガタみてーに、ひと目で虫だと分かるような、親切な外見じゃあないぜ。
 葉っぱや木目のように『擬態』してるのが、こっそりウゾウゾと表面を這い回ってんだ。

 ……気味悪い話してムカつく、とか言うなよ。親切に教えてやってんだぜ、俺ぁ。

「お?」

 この辺一帯は、どうやら全部『本物』みてーだな。
 『真摯な願い』ってのが込められた七夕飾りには、流石に『擬態』が出来ねーってワケか?

 俺自身は、笹の葉が怖くって触れねーんだが……
 『本物の短冊』には近づかないように、せいぜい脅しておくよ。
 せっかくのお祭りごとだし、そういうちょっとした気遣いがあってもいいよな。

201今泉『コール・イット・ラヴ』:2020/07/08(水) 23:48:32

『 夏旅行の予定が崩れませんように! 』

「……っと!」
「フツーに行ければいいんですけどねえ〜っ」

202小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2020/07/10(金) 23:34:45

天を振り仰ぎ、笹を見上げる。
心の中に去来するのは、あの日の『約束』。
それを果たすために、私は『今』を生きている。

  「――……」

『あなた』に会いたい。
この命を絶てば、それが叶えられる。
そうすれば、今すぐ『彼』に会える。

  「いえ……」

それをしてしまえば、胸を張って『彼』と会うことは出来ない。
だから、私は『もう一つの道』を選んだ。
彼のいない世界を生きて、
この命を全うした先で『彼』と再会することを。

  「……待っていて下さい」

  「いつか――」

  「いつか――会いに行きます……」

          スッ……

視線を下ろし、静かに広場を立ち去る。
中央に据えられた笹には、新しい短冊が一つ増えていた。
穏やかな風が吹き、それが微かに揺れる。

        『未来に希望を』

203『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/01(金) 00:20:09

『年始』を迎えた、『一月』の星見町。
ある時、スタンド使い達の元に知らせが来た。
アリーナとのパイプを持つものはそこから、
あるいは――――『音仙』を知る者は、そこから。
前回の集いに参加した者は、ある日突然に届いた手紙で。
そして、そのいずれでもないものも――――風の噂で。

                   パーティ
『年始を記念し、スタンド使いの交流会がある』

何も知らない風の噂で聞く分には、
誰が? なぜ? 『謎めいた報せ』だ。
確かなのは『どこ』というのが、
『天文台』であるという事――――
そして『休館日』のはずの『プラネタリウム』に入り、

  グイ

         「ようこそォ〜」
 
                          ストン

        『ぽんっ』

見知らぬ『職員』に手の甲にスタンプを押され、席に座ったと思えば、
どこか『和風』で『モダン』な、見知らぬ『立食パーティ会場』にいるのだ。

――――『知るもの』であれば、
なにか『裏の意図』があったとしても、
『悪意』を前提としたものではないと察せるだろう。
前回にも参加していたのなら、『似た催し』と察せる。
『定例会』という事なのか、大きな違いは見当たらない。

――――『知らないもの』であれば、
その『意図』を知るべくこの場に『潜入』しても、
あるいは特に深く考えずに遊びに来てもおかしくはない。
尤も『スタンド使い』であることを公然と明らかにすべきかは『人次第』だが、
幸いにして『ドレスコード』等は無いし、顔を隠して行ってもよさそうだ。

『案ずるよりも生むが易し』――――気軽に、来場してもいいのではないだろうか?

☆出来る事の一例
①『絵馬』がたくさん置いてある。書いておくと、あとで『烏兎ヶ池神社』に奉納されるらしい。
②『立食パーティー』のような形式で、料理が並んでいる。今回は『和食』が多い。
③少し遅いクリスマスということか、お年玉なのか、『プレゼント交換』があるようだ。
  何か出したいものがあれば、出しておけば後で何か返ってくるかもしれない。
  (今回も出した人数が少なければ自分のものが返ってくる可能性もある)
④アリーナが主催なので、それらしい『黒服』の人間がいる。話が聞けるかもしれない。
⑤知り合いと喋るにも良い機会だし、知らない相手と初めて交流するのも良いだろう。
⑥『お団子頭』の少女が会場の一角に『屋台』のようなスペースを設けている。『何』だろう?(※要ミッションマネー)

☆スレの出入りは開催期間中自由です。開催期間未定。
★GMを介さないやり取りも『歓迎』します。
☆『危険度』が生じるような暴力行為だけは、速やかに退場していただきます。

204村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/01(金) 05:22:08
>>203

 「かなり『気合い』の入った会場だな。」

カチャ  カチャ

      モク...モグ...


料理を二つ三つと皿に取り、口に運ぶ。

 「料理も『イイ』ものだ。
 見栄えや味付けに変に奇をてらったメニューもないし、くどい味付けのものもない。
 金持ちが自分を誇示するために出すものではない・・・『客をもてなす』ための料理だ。」

 「『音仙』から聞いたときは興味なかったんだが、『アリーナ』なんて名前がでてきちゃあな。
 あの男・・・『斑鳩』からの情報で『深山兄妹』の安否については問題なさそうなのはわかったが・・・」

 「『アリの巣』つついたが最後、最後までほじくり返したくなる性分なもんでな」

『敵意』、『害意』がなさそうなのはわかったうえでも、ここは鯨の腹の中。向こうのさじ加減一つでどうにでもされてしまう。

料理をつまみながら周囲を見渡して、他の参加者なり、それらしい『黒服』なりを捜してみよう。

205百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/01(金) 16:02:04
>>203

「ははぁ、なかなか盛大じゃないか」

白いパンツスーツを着た背の高い女が、
緩やかな足取りで会場に踏み入る。
ベリーショートの黒髪と口元のホクロが特徴的な年嵩の女だ。
両方の耳には『白百合を象ったイヤリング』が揺れていた。

「ああ、そこのアンタ。
 これ、アタシからの手土産だよ。
 せっかくの集まりに手ぶらってのも何だからね。
 悪いんだけど、適当に置いといてくれるかい?」

手近な人間を呼び止めて、『持参した品物』を預ける。
化粧箱に入った辛口の日本酒――
『純米原酒・鬼ころし怒髪衝天』だ。
それから、『屋台』に向かって歩き始める。

「――――こんにちは、お譲ちゃん。
 この前は『可愛らしい物』を売ってもらったっけね。
 たまたまだけど、今日も付けてきてるよ」

『お団子頭の少女』の前に立ち、気さくな調子で話し掛ける。
その言葉通り、襟には『草花のアクセサリー』が付いていた。
以前、『フリーマーケット』で買った物だ。

「それで、今日は何をやってるんだい?」

屋台を眺める。
尋ねながらも、おおよその予想はしていた。
前に会った時の事を考えると、
何かしらの『商売』をしているんだろう。

206ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/01(金) 16:50:10
>>203

「これが『ニンゲンのパーティー』で御座いますか」

「『パーティー』とは、
 『高度な社会性』と『安定した秩序』の上に成り立つ催し」

「――――非常に興味深い所です」

『奇妙な女』が歩いていた。
白・青・紫のトリコロールの髪をポンパドールに纏め、
古代ギリシャの装束である『キトン』に身を包んでいる。
しかし、奇妙な点は別にあった。
背中に『翼』が生え、両腕は『羽毛』で覆われ、
足に『蹴爪』が備わっているのだ。
一言で表現するなら、『鳥人』のような女だった。
右肩に『ハト』を、左肩に『カラス』を乗せている。
特に繋いである訳でもないらしいが、大人しくしているようだ。

(『進化の秘密』を解き明かす鍵……
 その一端を掴めるかもしれませんね)

(『懸念』があるとすれば、ここは『スタンド使いの巣窟』
 『正体』を知られる危険性と引き換えにはなりますが……)

(『ニンゲン』で言う所の、
 『虎穴にいらずんば虎児を得ず』――
 といった所で御座いましょうか?)

「ワタクシは『ハーピー』と申します。
 ご挨拶代わりに『これ』をどうぞ」

プレゼントとして、
袋詰めされた『雑穀バー詰め合わせ』を預けた。
一時とはいえ、この『群れ』に加わるための駄賃代わりだ。
市販品にしては妙に『薄味』だが、
健康的と言えるかもしれない。

「お二方、ひとまずあちら側に参りましょうか」

「――――あら、そうでした。
 『ニンゲン』が多いせいで、ついウッカリしておりまして」

       「 『♪』 『♪』 『♪』 」

連れて来た『同胞達』に『鳥語』で呼び掛けつつ、
『絵馬』の方に向かう。
小さな木製の板が幾つも並べられているのは、
どういった意味があるのか?
何となくだが、『学術的な興味』を引かれた。

207八瀬『マウンテン・ライフ・ワーシップ』:2021/01/01(金) 17:46:16
>>203

「あかんなぁ・・・・結構、人がおるやないか・・・・」

『立食パーティ会場』に一人の女が入ってきた
長袍と呼ばれる衣服を纏い、老人でもないのに白い髪を伸ばした女だ
身の回りに【ギ・・・】と異音を響かせながら稼働する山犬の形をした『土人形』を連れている

日常で見かければ明らかな不審人物であるが、
それはそれ、スタンド使いの集まる交流会ならではの空気感の中ではそれ程でもないか

女は会場に入ると職員に手の平大の『置物』を渡した
それはこの女が手作りで作った木彫り人形だ・・・
『鮭を咥えた山犬』が雄々しく佇む姿を象った作品『木彫りの山犬』である

>>206(ブリタニカ)

 藤原さんに誘われてこないな所まで来たけど・・・・結構、人がおるなあ・・・・

そう、この女、『音仙』さんに誘われてこの場所にやってきたのだ
恐らく『正月に暇だったらいってみては?』というような話があったのだろう

閑散とした『プラネタリウム』ならそれ程人はいないだろうと思いやってきたのだが・・・・
女にとっては誤算な事に、かなりの人数がいる一大イベントであった

 来てすぐに立ち去るってのも主さんに失礼やし・・・・
 ちょいと適当にぶらついて・・・・ん?

ふらふらと会場を歩いていると不思議な雰囲気を纏う女性を見つけた
派手な服装をした奇妙な女だが・・・・どこか自分と同じ、人間社会から外れた匂いがする
八瀬はその女に近づいていく

「なあ、あんた? 『絵馬』なんてじぃっと見つめてどないしたんや?」

絵馬を見つめる女性、ブリタニカの前を顔を出す
それとともに、吊るされた『絵馬』の一つをひょいと手に取った

「あー・・・・ もしかして外国から来たからやり方がわからんとか?」

208ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/01(金) 18:44:02
>>207

「コンニチハ――――あぁ」

       ジィッ

「いえ、何でも御座いません。お詳しい方のようですね。
 宜しければ『ご指導』をお願い出来ますでしょうか?」

人間界で『ハーピー』を名乗る『ブリタニカ』は、
目の前の相手を知っていた。
会った事はないが、一方的に認知していたのだ。
それというのも『住処が被っている』からだった。
ブリタニカは、街の各所に秘密裏に『巣箱』を設置し、
それらを『隠れ家』として使っている。
その内の一つが『湖畔』にあり、
『その近辺に住み着いている人間』を、
遠くから見た事があったのだ。

(『同胞』に聞いた話では、この方の他にも、
 『あの辺りを住処にしているニンゲン』がいるそうで)

(最近、あちらも賑やかになったもので御座います。
 いざとなれば、いっそ『切り捨てる』事も、
 考慮に入れてはおりますが――)

(『進化』において『多様性』は大きな要素。
 その一つとして『社会から外れたニンゲン』を研究するのも、
 今後の『糧』と成り得るのかもしれません)

(これがニンゲンで言う『オツなもの』という感覚でしょうか?)

「ワタクシは『ハーピー』と申します。
 『ストリートパフォーマンス』を稼業としておりまして」
 
「ご覧の通りの『鳥使い』で御座います」

自身が恭しくお辞儀をすると、
それに合わせて肩の二羽も頭を下げた。
客観的には『よく訓練されている』と思えるが、
実際は『パフォーマンス』と同じく、
『食料供給』と引き換えに頼んであるからだ。
頭を上げると、『山犬』に視線を向ける。

「アナタにも『お連れ様』がいらっしゃるようで。
 こういった状況を指す表現があったのですが……」

「――『同じ穴の狢』でしたでしょうか?」

出てきたのは、どこかズレた言葉だった。
本当に外国から来たのかもしれない。
香水か何か付けているようで、
近寄ると何だか『不思議な匂い』もする。

209ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/01(金) 19:22:49
金髪の子供がシュッと入ってきた。


「プレゼント交換!
 なんというイベントか。
 労せずして『交換』できるとはの」


『シルクのハンカチに包んだ腕時計(5千円相当)をラベンダーの香りが染みついた袋にいれたもの』
をプレゼント交換に出すぞ。
持っているものの中でなんか良さそうなものを組み合わせた感じのやつだ!


「しかもこの机に乗っておるのは食べてもよいのか?
 見た顔もおるが……食べ物が優先じゃな」


能力上飢え死にはしないがレパートリーは厳しい。
ここで食いだめしておくが吉である。


「うーむ、とりにくいの……」


背丈的に机の料理が取りにくい。

210八瀬『マウンテン・ライフ・ワーシップ』:2021/01/01(金) 19:33:43
>>208

「『ご指導』って程あれこれ知ってるわけやないけどな
 まあ、ここで会ったのも『縁』や、ちょっとした事なら教えたる」

「この辺に並んでるのは『絵馬』って言ってな、
 頼み事を神様に届けるために、木札にお願いする事を書いて送るんや
 もともとは本物の『馬』を使っとったらしいんやけど・・・・」

発音がおかしな挨拶を聞いたような気がしたが
発語が不慣れなためと考えた
『絵馬』について知っている内容を適当に摘まみながら話していく

「なるほどなぁ、つまり鳥を使った芸をする芸人さんかぁ」

両肩で『ハーピー』の動きに合わせてお辞儀をする鳥たちを見る
鳥の中には知性が高い種もいるとはいえ、ここまで人間に従うのは珍しい

 小鳥の頃から手間暇かけて育てんと、こうはならんやろなぁ・・・・
 流石は『鳥使い』さんっと言ったところか

「ああ、まあそんな表現であってるわ
 ただ・・・・『うちの』はそんなに大層な芸は出来んけど・・・・お、来た」

   【ギギィ・・・・・】

『ハーピー』と話していると、料理テーブルの方から新たな『山犬』がやってきた
口にはいくらかの料理が乗せられた皿を咥えており、
危うげな足取りながらゆっくりとこちらへ到着する

「こんな感じにちょっとした『小間使い』はやってくれるけどなぁ
 よしよし、ご苦労様」

八瀬は皿を『山犬』から受け取ると、左手で『山犬』の首元を撫でる
土くれの身体故、ざらざらとした摩擦音が細かく響く

「私の名前は八瀬ふしみ、こいつらは『マウンテン・ライフ・ワーシップ』や
 一緒に食わんか? 『ハーピー』さん」

211甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/01/01(金) 19:58:00
変な噂を聞いて謎の会合に来てしまった…
普通なら怪しい噂を聞いてこんな所には来ないだろうが、好奇心を抑えられなかった

まず目に入ったのは絵馬だった
とりあえず「世界を我が手に」と適当な事を書いた
どうせ叶わない願いだ、それくらい大きな事を書いてもまぁ罰は当たるまい

交換に出すプレゼントだが
これは星見町の極一部でしか流通していない幻のスナック菓子
『スターチップル〇〇〇味』を出す事にした
何故こいつがそんな物をもっているのか?彼女には裏ルートがあるのだ…!!
味の方は…君の舌で確かみてみろ!

「和食かぁ…」

何だかお茶が飲みたくなってきた
どこかに超高級な玉露は無いだろうかと探していると…
ふと見覚えのある子供>>209を見かけた

「あの…よかったらどうぞ?」

背丈が届かずに困っているナイが取ろうとしている物を取ってあげる事にした

212ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/01(金) 20:08:13
>>210

「左様で御座いますか。それは良い事をお聞きしました」
 
「では、ワタクシも――――」

   サラサラサラ

         【 日進月歩 】

                     コトンッ

ペンを手に取り、絵馬に記す。
物事が急速に進歩していく様子を指す言葉だ。
ブリタニカの悲願は『種族の進化と繁栄』。
それを果たした暁には、自分達の種族によって、
『世界の空を支配させたい』と考えている。
そのためにも『日進月歩』の精神で進まねば――
そういう『志』の表れだった。

「『マウンテン・ライフ・ワーシップ』――結構なお手前で。
 ええ、ええ。喜んでご一緒致しましょう」

そう言って、皿の上を見る。
今日は『和食』が中心。
しかし、『用心』はしておかなければならなかった。
間違っても、『同胞の変わり果てた姿』など見たくはない。
万一『あった』としたら――絶対に手は付けず、
心から『哀悼の意』を表しよう。

213ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/01(金) 20:23:51
>>211

「!? 横取りか?」


取ろうとしていたものを、目の前でかっさらわれた……と思ったが


「おお……?
 お前さんはこないだの……なんじゃ、くれるのか?
 ありがたい」


そのままくれたのですぐ誤解は解けた。


「あのパーピーとかなんとかいう鳥の変化……漢字がかけるんか……
 鳥なのに……」


会場を眺めながら料理を頬張る。

214八瀬『マウンテン・ライフ・ワーシップ』:2021/01/01(金) 20:41:38
>>212

「それじゃあ、私も書いておくか」

八瀬が『絵馬』にペンを走らせる
表面に【晴耕雨読】と文字が踊った

「ま、こういう風に生きたいっていう望みなんやけどね」

そして、ハーピーの持つ絵馬がちらりと目に入る
―――『日進月歩』。

  凄いなぁ・・・・ 今よりももっと『芸』を磨くんか・・・・
  外国から来て心細いだろうに、強い人やなぁ・・・・

その言葉と今までの言動から
他国から芸を磨くために日本に来た外国人だと予想し、
心中でこっそりと感嘆する

『山犬』から皿を受け取ると、その上には『魚料理』が主に乗っていた
刺身や寿司、または魚の煮込み料理などだ

八瀬はその中からいくつかの寿司を手に取り、口に放り込んだ

215ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/01(金) 21:19:12
>>214

「お互いの『成就』を祈る事に致しましょう」

『晴耕雨読』――その言葉の意味は知っていた。
社会から離れて生きる者には相応しい言葉なのかもしれない。
『ニンゲンの一端』として興味深い例だ。

「では、ワタクシはこちらを」

刺身を手で摘み、口に運ぶ。
それから、小さな切れ端を両肩の二羽に差し出した。
ハトとカラスが、手の上に乗った刺身を啄ばんでいる。

>>213

      グルッ

              ――――ピタッ

それとなく周囲を眺めていた時に、
どこかで見た姿が視界に入った。
特に深い意味はないのだが、そちらを見つめる形になる。
何となく『視線』を感じるかもしれない。

216八瀬『マウンテン・ライフ・ワーシップ』:2021/01/01(金) 21:45:14
>>215

「・・・・そうやな」

手づかみでの食事に少しだけ訝し気な目を向けるも
『そういう文化圏なのだろう』と自分の中で疑問を氷解させる

「そんじゃあまあ、私はこのへんでいぬわ
 しばらくは会場をうろついとるから、ハーピーさんも楽しんでいっとぉな」

そう伝えると、『山犬』達を連れながら、一旦この場から離れた

217『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/01(金) 21:47:13
>>204(村田)

『会場』も『料理』も、『格式』は損なわないながら、
『村田』の言葉通り『もてなし』を重んじる良質なものだ。
それだけに気になるのは、背後にある『アリーナ』の事。
  
          ガヤガヤ

会場には、動くに困る程ではないが、
老若男女を問わない多様な人間がいる。

そして――――『黒服』の男も、すぐに見つかった。

>>205(百目鬼)

『異名』を彷彿とさせる名の『日本酒』は、
『アリーナ』関係者と見える『スタッフ』が恭しく受け取った。
『黒服』の人間の他、動きやすそうな『和装』のウェイター、
そして異様な事に、時折『着ぐるみ』のような存在が見える。
このあたりが目に見えてわかる『運営側』なのだろう。

「明けましておめでとうございます〜」

        ペコリ

「お気に入りいただけたみたいで、何よりですよう。
 今日は、ここの人に場所を借りて『初売り』をしてます」

「『日用品』や『食料品』なら、なんでも『あります』よ」

あの時とは違い在庫そのものが見当たらない。あるのは、手元の『本』だけだ。

>>206(ブリタニカ)
>>207(八瀬)

『土産の品』は、スタッフに無事受け渡せた。
『雑穀バー』は一見して普通の贈り物だし、
『木彫りの山犬』も、驚きと感嘆を以て受け取られる。
『歓談』を楽しむ来場者に、スタッフらは特別に干渉はしてこない。

>>212(ブリタニカ)

幸いという事か――――『魚』や『牛』はいるが、『同胞』は見えない。
探し回ればあるかもしれないが、あえて探す理由は、あるかどうか。

>>209(ナイ)
>>211(甘城)

ナイが渡した品は奇異の目で見られたが、
子供のすることと深く受け止められなかったか、
特に追及などは無くプレゼントコーナーに渡った。

甘城の『スターチップル○○○味』も、
スタッフにはその価値が分からなかったらしい。
『受け取るもの』次第では、『再評価』も期待できるか。

『土産の品』を無事に受け渡せた2人は、取りづらい『料理』をもとに交流を始める。

>>216(八瀬)

会場には他にも多くの人間や、料理、ものごとがある。
やけに見かける『黒服』や『和装のスタッフ』、そして『着ぐるみ』がその『運営』だろう。

218ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』:2021/01/01(金) 21:47:52
【プレゼント:ブサイクなブゥードゥー人形】

はぁい。どうも。謎の仮面の女です

手紙がね…届いたんですよ…。
差出人は身に覚えのない名前。

私がじつは『超能力者』であるなんて、ほとんど誰にも言っていない
…それは、『手品のタネ』で、知られてはならない秘密なのに。


 「このわたしの『秘密』を知っている連中がいるッ!?」
 「乗り込んで確かめなければ………」


謎の石製の仮面(目つきが悪くて牙とかはえてる。部屋に転がってた。)
を引っ被って、パーティー会場に乗り込んだりしてみたのよ。

219『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/01(金) 21:54:40
>>211(甘城)

そういえば、『玉露』は見当たらないが――――
『抹茶スイーツ』が置かれた机は見当たった。
その近くに『緑茶』と思われるピッチャーは置かれている。

>>218(ラフィーノ)

『石仮面』の女が通ると、人々が振り返る。
『ブードゥー人形』を受け取った黒服の顔も、
心なしか引きつったように見えたが……
『問題』は無い。『乗り込んだ』のは『確かめるため』。

             ワイ

                ワイ

会場は楽し気な空気一色で『陰謀』は見えないし、
各種の料理も、『ラフィーノ』の目にも『悪くない』質に見える。

とはいえ、『秘密を知るもの』の陰謀が、どこに渦巻いているかも……

―――――――――――――――――――――――――――――
★追記
GMのPCなら、(出て来れる状況なら)呼べば出てきます。

220ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/01(金) 22:25:00
>>216

ブリタニカは人間界に馴染むために、日々人間達を観察し、
その生活様式を模倣する事に心血を注いできた。
しかし、『人外ゆえの癖』というのは、
知らず知らずの内に顔を覗かせてしまうものだ。
『手』を使っているだけ、
十分に理に適っていると考えた上での行動であった。

「先程は『絵馬』について教えて頂きまして、
 感謝を申し上げます」

「『八瀬さん』も、どうぞお楽しみ下さいませ」

別れの言葉を返し、しばし会場内を観察する事にした。
多くのスタンド使いが集まる場というのは珍しい。
『進化の秘密』を解明する鍵が見つかるかもしれない……。

221百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/01(金) 23:15:12
>>217

「明けましておめでとう。お嬢ちゃんも元気そうで良かったよ」

「しかし、『何でも』か。改めて聞くと凄いね。
 だけど、『何でもある』なんて言われると、
 却って浮かばないもんだねえ」

「…………『煙草』あるかい?
 ここに来る前に吸ってた最後の一本が、
 ついさっき灰になっちまったからね」

「『トレジャラー・ブラック』。
 英国製の『世界一高い煙草』って言われてる代物だよ。
 高いって言っても、『二十本入り』で『三千円』ぐらいさ。
 それでも普段用としちゃあ十分に高価だからね」

「アタシは吸った事なかったんだけど、
 新年ぐらい贅沢してもバチは当たらないと思ってさ。
 出せるんなら、そいつを買わせてもらいたいねぇ」

「そうだね……『一箱』貰おうか」

財布から『千円札』を三枚取り出し、少女に差し出す。
『どう買うか』までは知らない。
この買い物には、『過程を確認する』という目的もあった。

222『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/01(金) 23:39:12
>>220(ブリタニカ)

と、そこに『黒服』が話しかけて来た。

「お客様――――どなたか、お探しですか?」

『何か』とは聞かれなかったのは、
視線の高さが人を求めていたからだろう。

そんな『ブリタニカ』の視界にふと『知った顔』が入る。
金とも銀とも言えない色の髪をした少女、『流月』だ。
向こうはこちらに気づいている様子は無さそうで、
料理を皿に取ることに没頭しているようだが…………

もちろん他にも人は見当たるし、『黒服』も『人』だ。

>>221(百目鬼)

「あ、えーとぉ……ごめんなさい。 
 なんでもと言った側から言いにくいんですけど、
 『たばこ』は、その、日用品じゃないんですよう。
 それに、食べ物でないので食料品でもなくて、
 こういうの、『嗜好品』って言うんでしょうか〜?」

         ニコ…

「あっ、もちろん悪く言うんじゃなくって、
 私の……この、『ペイデイ』。
 私が決めたわけじゃない、ルールで動いてまして〜」

どうやら『なんでも』にもルールはあるらしい。

「『ライター』でしたら、『日用品』なんですけど〜」

『肩透かし』だが……何か別のものにする方が良さそうだ。

223村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/02(土) 00:05:16
>>217

 「こういうときに・・・モグモグ・・・
 なかなか食いつけないようなものは食っておくに限るな・・・ムシャムシャ・・」

悪意も感じず、『食っていい』というのだから、それはそれとして遠慮なく料理には手を出す。
こと『甘味』には目がない。金団などがあれば、そいつから手を付けていく。

 「しかし『黒服』・・・見つけたはいいが、どうしたもんか。
 『末端構成員』が何も知らされてない、ってのはよくある話だって言うしな・・・」

『トライコーン』との戦闘、『斑鳩』との共闘・・・あの日の出来事を思い出す。
あの日のそれらのすべてが、組織のすみずみにまで伝わっているとは考えにくい。

 「『アタリ』をつけるにしても、もうすこし情報がないとキビしそうだな・・・モムモム・・・」

224『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 00:22:40
>>223(村田)

『おせち』を意識しているのか、『栗金団』が見つかる。
嫌味のない素朴な甘みだが、どこか既製品の感もある味。
他には『スイーツコーナー』もあるようだったが、
村田の関心ごとはむしろ、『人』の方にあるだろうか。

     ガヤ…

           ガヤ…

『アリーナ』の人間らしき『黒服』のほか、
ウェイターらしき動きやすい和装の者達、
謎の『着ぐるみキャラクター』あたりは、
パーティ参加者とは思えない『働き』をしている。
話しかければ相応に『応対』しては貰えるだろうが、
果たしてあの『トライコーン』の件に繋がるかどうか。

会場には他の『参加者』らしきスタンド使いも多くいる。
彼らと話す事で『知見』を得ることも出来るだろうが、
やはり『アリーナ』と言う組織を知るなら…………

           スタ  スタ

「……」

いた。黒服と雰囲気を異にする『執事服姿』で、
蚕蛾のような『白づくめ』の少女(参加者だろう)から、
持参した『プレゼント』を受け取っている『スタッフ』。

会話はここからは聞こえないが、『間違いない』。
運営側の中にいながら、明らかに『他とは立場が違う者』のようだ。

225百目鬼白小百合『ライトパス』:2021/01/02(土) 00:32:28
>>222

「ハハハハ、『煙草』が『嗜好品』だってのは分かってるよ。
 アタシの感覚じゃあ、『日用品』って言葉の中には、
 『生活必需品』や『嗜好品』も含まれてると思ったのさ。
 『日用品』の中で『ないと困る』のが『生活必需品』で、
 『なくても困らない』のが『嗜好品』だろうってね」

「ま――――アンタが『違う』って言うんじゃあしょうがない。
 それじゃ、『ハンドクリーム』でも貰おうか」

         スッ

『千円札』を一枚、屋台に置いた。
これだけあれば足りるだろう。
後は『どうなるか』確認してみる事にする。

「気を遣って貰って悪いんだけど、
 『ライター』は間に合ってるんだよ。
 これは『手放せない拘り』ってヤツでね。
 『ライターなら何でもいい』って訳じゃあないんだ」

「この傷だらけのライターは、
 いわば『トレードマーク』みたいなもんさ。
 これを別のヤツに変えたら、
 アタシがアタシじゃなくなっちまうんだよ。
 説明が難しいんだけど、分かってもらえるかねぇ……」

226斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2021/01/02(土) 00:49:23
ダメージジーンズ、ドレスシャツ、ライダーズジャケット、鎖の意匠を持ったベルト、首周りには母の形見の赤いスカーフ、腕には父の形見の古腕時計
学校以外で僕の服装は変わらない――今日は肩に『猫』を乗せている所を除けば。

 「どしたの『スリーピング』。魚?魚が欲しいのか?そう言えば『寿司』は有るが。
 え?鶏肉もいい?いやあれは鳥っぽいけど人間だから迷惑かけるなよ。」

1月、アリーナから招待状らしきものが届き
祖父母にバレないよう即座に部屋に持ち帰って読んでみればこんな催しが有ると言う。

 (……イイ機会かもな、敵味方問わず『スタンド使い』が集まれば、僕の両親を治せるのもいるかもしれない。)

自分の目的はあくまでそれだ
チンピラをぶちのめしたり、悪夢で戦ったりはその副産物に過ぎないのだから
こういう機会を逃す手はない

 (プレゼントどうしようかな、菓子とかの消えものの方がいいよな、変にお高いと相手が委縮するかも……
 いや、ここは日用品かな、少しいいブランドのタオルセットとか…買う機会少ないから特別感有るし、タオルが不必要な家庭はないし。)

黒伏達に【プレゼント交換用のブランドタオルセット】を渡し。
ついてきてしまったかつての「怪談の主」たる「スタンド使いの猫」も肩に背負って準備万端、いざ!

 「食事は後にしろスリーピング…!僕は今絵馬を真剣に考えているんだ!」

先に縁起物を済ませることにした、事故とか怖いからね。
決して最近の厄払いとかではない。決して。

227村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/02(土) 01:03:30
>>224

ギラ !

 「『アレ』か。」

身だしなみ、立ち振る舞い・・・明らかに『末端構成員』のそれではないようだ。
話に割って入って「おいあんた!」と切り出してもいいが・・・

 「・・・やめておこう。めでたい席で波風立てるのはよくない。
 それにまだ『甘味』はあるようだし、こっちを頂きながら、キリのよさそうなところで仕掛けるか・・・」

『執事服』のほうを気にしながら、『スイーツコーナー』へ足をはこぶとする。

228ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/02(土) 01:13:11
>>222

「どうぞ、お気遣いなく」

(この場合、『ニンゲンの世界』では、
 このように答えるのが宜しいようで)

「以前にお見かけした方がいらっしゃいますね」

『黒服』に応対している最中に、『特徴的な色』を目に留める。
街中で『パフォーマンス』をしている時に出会った、
『観客』の一人だ。
ここに来ているという事は『スタンド使い』という事だろう。

「お二方、ご挨拶に伺う事に致しましょう」

「『ニンゲン』で言うと『営業』といった所でしょうか」

肩の二羽と共に歩き出す。
ハトとカラスを肩に乗せた『鳥人』のような女が、
『流月』に近付いてくる。
距離が縮まると同時に、『不思議な匂い』が漂ってくるだろう。

「――――コンニチハ。いかがお過ごしで御座いますか?」

229『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 01:52:44
>>225(百目鬼)

「もしかしたら……『試してない』だけで、
 出来るのかも、しれませんけどねえ。
 『お酒』は、出せたわけですし。
 ……あっ! 飲むために出したんじゃないんですよ」

「『そういう質問に答えて貰った』だけで〜」

関は、『ペイデイ』の『ルール』の把握が『完璧』でない。
ずっと力を磨いてきた百目鬼の『質疑』は『答え合わせ』だが、
彼女にとってのそれは、『未知の領域』を開く事なのだろう。

「次にお会いするまでには、確かめておきますねえ。
 とりあえず今日は、『千円のハンドクリーム』。
 お買い上げ、まことにありがとうございます〜」

        スッ

そうして千円札を受け取る関は、
そのまま『ハンドクリーム』と『本』……『帳簿』に、『書いた』。

「こだわりの品……なるほど。わかります。
 私はそういうのを持っていないですけど、
 そういうのを大事にする家族は、いるので。
 むしろ、気付かないですみません」

「あのう、それと……『ハンドクリームのメーカー』に、こだわりは?」

>>226(斑鳩)

『猫連れ』の斑鳩を『拒否』するスタッフはいない。
なぜなら、『猫もまたスタンド使いだから』――――なのか?
あの『鳥を乗せた女(>>228)』や『土の犬を連れた女(>>216)』は『同輩』か?
『石仮面』を付けた女(>>218)などは、どういうつもりのファッションなのか?
『分からない点』は多い。確実なのはここが『現実世界』である事くらいだ。
            
     ガヤ …
                       ガヤ …

プレゼントは無事にお馴染みの『アリーナの黒服』に受け取られ――
なお顔は知られていたらしく、『今年もよろしくお願いします』との事だ。
――まず向かった先の、絵馬はすでにいくつか書かれて、置いてあった。

『日進月歩』『晴耕雨読』といった『四字熟語』で示す『目標』のほかに、
『不老不死になりますように』『全てにおいて向上したい』といった『野望』もある。

>>227(村田)

『執事服』は『若い男』だ。村田よりは、年上だろう。
やがて白い少女がふわりと手を振り、別の場所に行くと、
『気にしている』事に気付かれたか、『会釈』をされた。
話しかけても問題はないかもしれないが、『後でもいい』か。

              スタスタ

スイーツコーナーは『甘味の王国』。
楽しければいいと言わんばかりに『洋菓子』もあるが、主軸は『和』だ。
それに目移りする様子で『三白眼』を光らせる少女も、『スタンド使い』らしい。

ちょうど視界に『斑鳩』(>>226)も見えた。最近会ったばかりでもあるが、知り合いだ。

>>228(ブリタニカ)

黒服はブリタニカの『マナー』溢れる対応に、納得してその場を離れた。

「ん、何このニオイ。
 どっかで嗅いだことあったかな〜ッ
 『美味しそう』な匂いじゃないんだけど」

「あ。『ハーピーさん』じゃん! あけおめ&ことよろ!
 ってか鳥連れてるし。ウケる!
 それに、スタンド使いだったんだ。でもそれは『逆に』納得かも」

『日沼流月』は皿を片手に、笑ってきた。

「いかがってゆーかね、流月は『ごはん』取ってるとこ。
 ……ぷぷ、って言うと見たまんまだけどさァ〜。
 ま、こーいうパーティ形式だと何食べるか考えるのが一番楽しいワケよ」

皿に乗っているのは牛肉や魚を調理したものだ。『悲しみ』はそこにない。

230ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/02(土) 03:16:26
>>229

「はい。こう見えましても、
 実はワタクシは『スタンド使い』で御座います」

それ以上は言わない。
『スタンドの問題』というよりは、
『正体』に触れられるのが不味いからだ。
もし誰かに突っ込まれた時は、
『鳥人に変身する能力』とでも説明しよう。

  「なるほど――――」

             ジッ

    「――――いいえ、何でも御座いません」

皿に乗った料理を一通り眺め、一安心した。
世界の何処かで、何羽もの『同胞達』が、
日々犠牲になっている。
だからといって『ニンゲン』を恨む事はしない。
命を糧にしているのは、どんな生物も同じだ。
しかし、ここで見ずに済んだ事は幸いに思った。

「こちらの方々は、『パフォーマンスの出演者』でして。
 特にお世話になっておりますので、
 こうしてご同席頂いた次第で御座います」

               バサバサッ

      バササッ

ブリタニカの言葉に合わせて、
『ハト』と『カラス』が軽く羽ばたき、再び両肩に『着陸』した。
彼らは『群れの代表者』だ。
それぞれが一つのグループを束ねており、
ブリタニカは二羽と交渉する事で、『食料供給』を条件に、
『彼らの群れ』と『出演契約』を交わしている。

231百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/02(土) 03:53:30
>>229

『帳簿』に記入する姿を、それとなく眺めていた。
少女の様子から判断すると、
『商品名』を書けば品物が出てくるのだろうか。
しかし、すぐに現れるという訳でも無いらしい。

「『メーカー』?そう言われると、ちょっと困るねぇ」

軽く肩を竦め、苦笑いを浮かべる。
『メーカーの指定』があるとは考えていなかったが、
これが『買い物』なら確かに必要かもしれない。
大雑把に言っても、高級な専門店で取り扱うような商品と、
そこらのコンビニで売られている商品では、
品質に大きな開きがある。
さっき指定した『トレジャラー・ブラック』にしても、
煙草屋には置いてあるが、
コンビニの店内には並ばない銘柄だ。
とはいえ、『ハンドクリームのメーカー』を気に掛けた経験は、
記憶している限りでは思い当たらなかった。

「いや、正直に言うとアタシが使うんじゃないんだよ」

「『人にあげる』つもりなんでね。
 ちょっとしたプレゼントってヤツさ。
 だけど、その相手が贔屓にしてるメーカーなんて、
 あいにく知らないしねえ……」

「――『お任せ』ってのは出来ないかい?」

232アレックス『キサンドリア』:2021/01/02(土) 08:40:55
>>203
パーティ会場に『タキシードに身を包んだ金髪碧眼の少年』が現れた。
受付にプレゼントとして【銀でできた星のペンダント】を預ける。

少年の声「やぁ、さすが『アリーナ』だ。お金の使いどころを分かっている、と言える。」

少年の声「そう思わないかい、アレクサンドラ。」

少女の声「そうね、アレキサンダー。」
少年の姿が一瞬、『ドレスに身を包んだ金髪碧眼の少女』に変わるのを見た者がいるかもしれない。
だが、それは一瞬の幻のようなものだった。

少年の声「僕たちの死闘がこうして華やかなパーティに還元される。」

少女の声「私たちの死闘がこうして華やかなパーティに還元される。」

少年の声「それもまた星見町の光であり」

少女の声「それもまた星見町の影であり」

233石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/02(土) 09:01:42
>>203
パーティ会場に『シャチのヒレのように髪の毛を逆立てた少年』が現れた。格好は学ランだ。
受付にプレゼントとして【雪降るシャチのスノードーム】を預ける。

「パーティかぁ、あんま俺のキャラじゃないんだが……」

「なんか知り合いでもいねーかなぁ〜」

「なんなら新しく知り合い作るってのも手だよなぁ〜」

「俺と同じぐらいの年の連中もいるみたいだしなぁ〜」

234甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/01/02(土) 12:56:13
>>219
「玉露が…無い…」

玉露が無いのは残念だった
今はとても『玉露が飲みたい』、そういう気分だった…
玉露が無いと知るとガックリと項垂れる…

「がーんね…出鼻をくじかれたわ」

しかしいつまでも玉露を引きずっているわけにもいかない
折角のご馳走を思う存分楽しもう

何はともあれまずはお茶だ、出来るだけ高級そうな物を取っていく
そして次に食べ物だが…
いきなりスイーツからいくのもどうかと思うが、折角近くにあるのだから持っていこう

年末年始と言えばやはり餅、は欠かせないだろう
抹茶ぜんざい(しるこ)なんて物はないだろうか?

235三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』+我孫子サトル:2021/01/02(土) 15:38:53

「いや〜、盛況だねぇ、来たかいが会ったよ」

  「おい・・・・なんだ、ここは?
   俺はこれから原稿を仕上げるのに忙しいんだが」

「まあまあまあまあ・・・・こういうトコロも結構面白いよ
 それにさ、この場所に集まる人たちを観察するのもなかなか面白いと思うし、ね?」

パーティ会場に二人組の男たちが入場する
一人はパーティ会場に似付かわしいタキシード姿の男性だ
30代後半くらいだろうか、にこにことした笑みを顔に張り付かせた壮年の男だ

  「『スタンド使い』達の交流会・・・・・なるほどな」

もう一人の男は、少年といってもいいくらいの年齢だ
背丈は高く、巌のような頑強な身体を学ランで包んでいる
連れの男とは逆に厳めしい表情を顔に浮かべているが、スタンド使いという言葉に口元を歪ませる

  「つまりは面白い人間が集まっているって事だな」

「そういう事さ」

男たちは受付にプレゼントとして一冊の漫画単行本を渡す
『ゴールデン・クロウ』・・・・新進気鋭の漫画家『我孫子サトル』のデビュー作だ
北海道の大地を舞台に、主人公のフクロウ男が小金稼ぎに苦労する話なのだが
『オリジナリティがある構図』と地に足が付いた苦労話から一部の漫画好きの間で評価を集めている

  「少し・・・・待て」

       ズビッシィィ!

学ランの少年は受付に渡した『単行本』にペンで書き込みを入れる
ものの数秒で完成したそれには『主人公の顔』とその横に『我孫子サトル』という作者の名が刻まれた
そう・・・・それこそは少年が確かにこの漫画の作者であるという証拠である

「さてさて、どこから見ようかねぇ」

壮年の男、三刀屋はパーティ会場を見渡した

236ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 17:45:41

     トテ トテ トテ

いつのまにか『ラッコ』がいた。
『ぬいぐるみ』でも『置物』でもない。
紛れもなく『本物』だ。
近くの水族館から脱走した訳でも、
どこかの国から密輸された訳でもない。
たまたま星見町の海辺に流れ着き、
そのまま定住した『野生のラッコ』だ。

       「ミャー」

何故ここにいるのか?
どうやって来たのか?
その経緯は謎に包まれている。
しかし、一つだけ確かな事があった。
新年を祝うパーティー会場に、
『野生のラッコ』が存在しているという事実だ。

237『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 17:47:24
>>230(ブリタニカ)

「言われてみたらスタンド使いにしか見えないわ。
 別に『答え合わせ』はしてくれなくていーけど、
 『逆に』鳥とは全然関係ない能力だったりしてね!」

これは『ニアピン』だろう。
『ブリタニカ』が鳥だから鳥語を話せるだけで、
スタンド能力そのものは『鳥』ではない。

「へー、手乗り文鳥とか見たことあるけど、
 カラスとハトがこんな大人しいの初めて見た。
 なんかそう止ってると、狛犬みたいでウケるね」

     「ハーピーさん、これエサあげていい?」

        スッ

『魚のマリネ』らしきものを一切れ前に出してきた。

>>231(百目鬼)

「ああっ。おまかせでも、大丈夫ですよう。
 『1000円相当』の物を確実に用意しますので〜」

       サラサラサラ

帳簿の真新しいページには、
『ハンドクリーム 1000円』の文字と、
元から『ある』らしい『雀のイラスト』が見える。

「プレゼントの需要を考えると、
 『ラッピング』のサービスなんかも、
 練習した方がいいのかもしれませんねえ」

      『ポンッ』

まるで『魔法』のように、
『ペイデイ』の紙面上に『ハンドクリーム』が出た。
関心がなくとも見たことの無いメーカー……というより、
この『ロゴ』は『Payday』を崩したものだろう。
 
「はい、お待たせしました。
 こちら『1000円のハンドクリーム』です〜」

そして渡した『1000円』は『消えている』。
これが『ペイデイ』の能力……ということなのだろう。

>>232(アレックス)

アリーナの者には馴染みの『黒服』こそいるが、
あまり見かけたことのない顔が多い印象がある。
そのせいか、単に『人が多い』ためか、
『闘士』として声を掛けてくる者はまだいない。
受付にプレゼントを渡せば、後は『楽しむ』だけだ。
かつての『対戦相手(>>226)』の姿も見えるが、
あえて語りかけにいくかどうかは、アレックス次第。
あるいは誰かが話しかけてくる可能性もあるだろう。

238『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 17:48:24
>>233(石動)

洒落たプレゼントを受付に渡して、
『新たな出会い』に期待を馳せる石動。
会場にいる『スタンド使い』は老若男女を問わないが、
やはりというか、『若者』――石動に近い世代は多い。
特に多いのは、少し年上の『高校生』達だろうか?

         ガヤガヤ

髪を『アンテナ』のように一房立たせた、
跳ね気味のショートカットの少女や、
茶髪を『ツインテール』にした少女、
絵馬に本気になっている様子の少年(>>226)、
また受付には学ラン姿の少年(>>235)の姿もある。
もしかすると、知った顔も混ざっているかもしれないが。

>>234(甘城)

あるいは『ある』のかもしれないが、
最高級玉露を『ピッチャー』に入れて、
そのまま放置は出来ないのかもしれない。
スタッフに聞いてみれば『あり付ける』可能性はある。
ともかく、今は比較的『良さそう』なお茶を取った。

   ワイ ワイ

スイーツコーナーにはいくらか先客もいる。
三白眼を光らせお菓子を吟味する『振袖』姿の少女や、
あの男子学生(>>227)は『同好の士』らしい。

「『おしるこ』いかがですかー」

そして、『抹茶しるこ』は『あった』。いいことだ。
鍋に入ったそれを、和装のウェイターが配っている。

>>235(三刀屋と我孫子)

受付はやや怪訝な顔で『サイン入り単行本』を受け取る。
絵の迫力、構図の妙に感心を抱く事はあっても、
『まだ』この漫画を、そして我孫子を知らないらしい。
いずれその『価値』に気付く日が、来るだろうか――

三刀屋は会場を見渡す。
若き作家に『経験』と『体験』を積ませるには、
確かにこの奇異な宴はうってつけかもしれない。

     ガヤ ガヤ

スタンド使いといえど『社会の一部』。
パーティ会場は『本格的』――つまり『普通』で、
来ている老若男女も『街中』と変わらない雰囲気だが、
ごく一部、『エキセントリック』な外見の者もいる。

例えば『全身白服で髪も白いカイコガのような少女』や、
『両肩に鳥を止まらせる鳥のような女(>>230)』、
さらには『石仮面をつけた女(>>218)』までいる始末。
……今、あそこにいる『タキシードの少年(>>232)』は、
『ドレスを着た少女』に『なった』? 気のせいだろうか?

会話に応じてくるかは不明だが、とにかく『探す価値はある』。

239ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 17:52:38
>>236

受付には『ウニ・アワビ・イセエビ』が置かれていた。
獲ったばかりらしく、とても『新鮮』だ。
早めに冷凍した方がいいかもしれない。

240百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/02(土) 18:21:49
>>237

「なるほどねぇ――――」

        スッ

紙幣と交換に現れたハンドクリームを見て、小さく呟く。
おもむろに腕を伸ばし、それを取り上げた。
手の中で角度を変え、全体を隈なく眺める。

「いやぁ、実際に見てみると本当に『魔法』みたいだね。
 一応確認するけど、これは『実物』かい?
 『スタンド』とはいえ、『本物』を出せるってのは、
 アタシの知る限りじゃあ少ない方だ」

「『いいもの』を見させてもらったよ」

「そうそう……『名前』、まだ聞いてなかったっけね。
 よかったら教えて欲しいんだけどねぇ。
 もしかすると、今後も『利用』させてもらうかもしれないからさ」

241ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/02(土) 18:56:20
>>237

「お二方、いかがで御座いますか?」

「あぁ、そうでした――――」

「 『♪』 『♪』 『♪』 」

両肩の二羽に『ニンゲン語』で言いかけて、
『鳥語』で伝え直す。
『ニンゲン』と『同胞』の両方と同時に会話していると、
時々間違えてしまう事があった。
『鳥類』としては恐るべき知能を誇るブリタニカであるが、
あくまで『人間と同等』である以上、
『根本から全く異なる言語』を平行して扱う事は難しい。

「 『♪』 『♪』 『♪』 」

「――――いえ、失礼しました。宜しいようですよ」

今度は『鳥語』で伝えてしまい、『ニンゲン語』に変換し直す。

                  ストレンジャー
人間界にとって、ブリタニカは『部外者』。
より致命的な状況でミスが出ないように注意しなければ。
ともあれ、二羽の同意は得られた。
どうやら、あげてもいいようだ。

242甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/01/02(土) 19:17:13
>>238
「あった…」

お目当てのおしるこを発見、早速受け取りに行こう

「すいませーん、おしるこください」

その和装のウェイターに話しかけ、おしるこを注文する
そして…おしるこをジッーと凝視

「……」

ここで甘城にはある、一つの疑問が過った

「これは『おしるこ』なのよね…
 『おしるこ』と『ぜんざい』の違いって何…?」

突然過ったその疑問を誰かにぶつける甘城
その人物が知らない相手だった場合
知らない人から突如そんな疑問を問いかけられてさぞ困惑する事だろう

243村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/02(土) 19:32:11
>>228

『会釈』。相手もこちらに気づいたということだ。
勿体つける理由もないし、料理は逃げないが『機会』は逃げる。

 「不躾なのは承知で、まず『一つ』質問させてもらう。
 『執事服』のアンタにだ。」

『執事服』へ足早に駆け寄り、声をかける。

 「夏ごろの話だ。
 『斑鳩』って男に『トライコーン』のバカどもを潰させたのは、あんたの指図かい?
 …それとも、もっと上かい?」

この空間で何も隠す必要などあるまい。単刀直入に問いを投げる。

244比留間彦夫『オルタネイティヴ4』:2021/01/02(土) 19:37:19
>>218

「――――つまらないものですが、私からは『これ』を」

持参した『トランプ』を関係者に預けた。
最高品質の紙を用い、表面にエンボス加工が施された、
マジシャン御用達の一品だ。
デザインは黒を基調としており、普通の白いトランプと比べると、
より落ち着いた印象を与える。

(おや、あれは…………)

「これはこれは、『ラフィーノさん』。あなたもおいでとは」

「最初は『何処の変人が迷い込んだのか』と思いましたよ。
 『お変わりないご様子』で安心しました」

会場に入るなり、『奇怪な姿』が目に留まり、
後ろから声を掛ける。
振り返れば、
仕立ての良い『ストライプスーツ』を着た男が立っているだろう。
そして――――『秘密を知っている人間』でもある。

245アレックス『キサンドリア』:2021/01/02(土) 19:47:40
>>237(GM)
>かつての『対戦相手(>>226)』の姿も見えるが、
アレクサンダー「ふふふ……あれに見えるは斑鳩さんじゃないか」

>>226(斑鳩さん)
アレクサンダー「やぁ、斑鳩さん、久しぶり。先日は対戦ありがとう。」
『タキシードに身を包んだ少年』が声をかける。

アレクサンダー「おっと、この場では『天翔怒牙』(エリアル・レイジ)と呼んだ方がいいのかな?」

アレクサンダー「君が『更に戦いを重ねた』と、ケイジ・キサラギから聞いたよ。」
シュウン……

アレクサンドラ「ふふふ……せっかくの『パーティ』だから、『隣に立つ』のは『私』の方がいいかしら?」
シュウン……『ドレスに身を包んだ少女』へと身を変え、声をかける。

アレクサンドラ「その『猫』はあなたのお友達?
        ふふふ……ダンスのお相手かしら?題目は『黒猫のタンゴ』かしら?」

>>(周囲)
『タキシードに身を包んだ美少年』が『ドレスに身を包んだ美少女』へと身を変えるのが見えたかもしれない。

246石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/02(土) 20:03:24
>>238(GM)
>髪を『アンテナ』のように一房立たせた、
>跳ね気味のショートカットの少女や、
>茶髪を『ツインテール』にした少女、
>絵馬に本気になっている様子の少年(>>226)、
>また受付には学ラン姿の少年(>>235)の姿もある。
>もしかすると、知った顔も混ざっているかもしれないが。
「おお、似たようなのがいるじゃねぇのいるじゃねぇの。」

「……って」
しかし、それよりも興味あるモノ、大問題のモノを見つけてしまった。

>>236>>239(ラッコさん)
「おぅい!すたっふー!すたっふー!」
スタッフに声をかける。

「誰かのペットか?『ラッコ』が入り込んでるぞぅ!」
オルカはその名の通り、海の動物が好きなのだ。
ゆえに、『ラッコ』が『ラッコ』であることを見抜くのだ。

「よーしよしよしよし、うーりうりうりうり、逃げるなよぅ〜」
しゃがみ込んで、ラッコと目線の高さを合わせつつ、『ラッコ』に声をかける。

247ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 20:18:16
>>246

     トテ トテ
           ――――ピタ

慧眼によって正体を見抜かれたラッコは、
その場で動きを止め、声のする方に体を向けた。
『ペット』かどうかは不明だが、『ラッコ』なのは間違いない。
特に逃げ出す様子はなさそうだ。

          「ミャー」

つぶらな瞳が少年を見つめる。
何を考えているかは分からないし、
何も考えていないのかもしれない。
さぁ、どうしようか。

248石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/02(土) 20:52:16
>>247(ラッコさん)
「おっとっと。大声を出してスマン。ビックリするよな、スマンスマン。動物の前で大声を出すのはいけねぇことだ。」

「しっかし、誰のペットかねぇ、この『ラッコ』は。
 『ラッコ』を飼うたぁ、酔狂なヤツもいるもんだ。」
周囲を見回して、『ラッコの飼い主』を探す。

「しかし、困ったな。
 いくら俺が海の動物好きとは言え、『ラッコ』とは『ファーストコンタクト』だ。
 図鑑や水族館で見たことはあっても、実際に手で触れられるぐらいの距離に入るのは初めてってもんなわけで。」

「うーん、『キリン母さん』や『ゴウゾウ父さん』も知るわけねぇよなぁ……。
 『ソウマ兄さん』は陸の動物好きだし、
 『ハヤト兄さん』は空の動物好きだし、
 『妹のレオ』にいたっちゃ、人間も動物もなんでも好きで嫌いなものがないようなヤツだからなぁ……。
 うーん、『俺』がやるっきゃねぇなぁ……。」

「ラッコの食い物は……貝だっけか?蟹だっけか?魚だっけか?」
『ラッコ』の身ではテーブルの食べ物は手を出しにくかろう。
テーブルから『貝』や『蟹』を皿に取り分けて、『ラッコ』の前に出す。

「しかし、人間用に味付けたモンを食べても『ラッコ』は大丈夫なもんかな……。
 その辺どうなんだろう、『飼い主さん』よぉぅ……。」
小声で周囲にアピールする。

>>周囲
学ランで逆立った頭の少年が『ラッコの飼い主』を探す声が聞こえるかもしれない。

249ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 21:11:50
>>248

『海棲哺乳類』であるラッコの食性は海産物が主体だ。
個体によっては、『海鳥』を捕まえて食べる事もあるらしい。
しかし、このラッコは鳥を食べた事はなかった。

        スンスン

ラッコが皿を覗き込み、匂いを嗅ぐ。
前足を器用に使い、食べられそうなものを取って食べる。
動物特有の『カン』で、『生に近いもの』を選んでいるようだ。

       「ミャー」

            ムシャッ

今の所、『飼い主らしき人間』は近くにいない。
どこかに行ってしまったのだろうか。
ラッコは『ホタテの刺身』に夢中だ。

>>周囲

『ラッコ』が刺身を食べている姿が見えるかもしれない。

250石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/02(土) 21:43:43
>>249(ラッコさん)
「ホタテ……ホタテか……なるほど。」

「ナマモンなら大丈夫そうだな。」
ヒョイヒョイとラッコの皿に刺身を追加していく。

「しっかし、この『ラッコ』、かなり『人馴れ』してんな……野生動物とは思えん。」

「まー、『ラッコ』と長話をしてもしょうがねぇや。俺もなんか食うか。」

>>238(GM) 和装のウェイター
「せっかくの正月だし、『おしるこ』でもいただこう、一丁よろしく。」
『おしるこ』を一杯もらう。

>>スイーツコーナーの先客。
>>三白眼を光らせお菓子を吟味する『振袖』姿の少女
>>227(村田さん)
>>234>>242(甘城さん)
「『おしるこ』と『ぜんざい』の違い……だぁ?」

「ンまければ、それでいいだろ、んなもんヨ〜。」
IQ低そうな回答が返ってきた。

「ンッン〜〜〜マッ、アンコのついた餅うまっ、うまっ。」
俺は餅食うマシーンのオルカだぜ!

251三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/01/02(土) 21:48:35
>>238(GM)
>>249(ラッコ)
>>250(石動)

「ま、こんなものだろうねぇ
 僕達の『雑誌』の知名度もそんなにないし、君自身もプロになったばかりだ
 腐らないでくれよ・・・・・っと、君には必要のない言葉かな」

  「当たり前だ・・・・ 俺はこれからも精進を続ける
   それは依然変わらねぇよ」

  「それにしても・・・奇人変人のバーゲンセールだな
   何だあの鳥みたいな女は・・・・大道芸人か?
  『石仮面』の奴はこの会場を仮面舞踏会か何かと勘違いしているのか?」

「奇人変人具合で言えば、君や僕も大差ないんじゃないかなぁ?」

  「・・・・・・フン
   まあいい、俺はちょっとその辺の人達と話してくる
   ここからは別行動だ」

「あれ?一緒に回るんじゃないの? つれないねぇ」

  「・・・・・お前は俺の母親か何かか?
   この程度の挨拶回り・・・・一人で出来るさ」

「じゃ、頑張ってね」

少年は男と別れてパーティ会場の人ごみの中に紛れていく
その場には壮年の男だけが残された

「さてねぇ・・・」

周囲を見ると何故か『ラッコ』が会場を練り歩き、
学ランの少年がその相手をしていた
三刀屋はゆっくりと彼らに近づき・・・・

「ねぇ、君、この子(ラッコ)は君のところのペットなのかな?
 随分と人に馴れていて可愛らしいじゃないか」

話しかけてみた

252『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 21:49:40
>>239(ラッコ)

素晴らしい『贈り物』をしたラッコ。
ここには『食べ物』がたくさんあるようだし、
おそらくはそれを全て食べていいのだろう。


「ぅうわッ! なっなんだこの動物!」
    
      「かわいい?」

              「……『ラッコ』!?」

  「だ……誰かの『能力』ですか!?」

                  「おいッ、上に連絡を……!」


人間たちはなにやら騒いでいるが……『客』が気にする必要はない。

>全員

突如現れた『ラッコ』に、会場はにわかに沸き立った。
誰もがその『存在感』に気付くことが出来るだろう……

>>240(百目鬼)

ハンドクリームはどう見ても『本物』で、
いわゆる『実体化したスタンド物質』ですらない。
デザインの『オリジナル製』も合わせて考えるに、
真の意味で『無から有』を作り出す『能力』らしい。

「『実物』で、間違いありませんよう。
 どこから来てるものなのか、
 作ってるとしたらどこでなのか、 
 私にもわかりませんけど、品質も『本物』です?」

     ニコ

「……あっ! そうでしたねえ。
 私ったら、自己紹介をしてませんでした。
 『寿々芽(すずめ)』……『関 寿々芽』です」

「今後とも、ご贔屓にしてくださいねえ。百目鬼さん」

自己紹介を返され、『初買い』は完了だ。
ここで話していても問題はないだろうし、
料理や、新たな交流に向かってもいいだろう…………

>>241(ブリタニカ)

「ぷぷ、今の芸よかったわハーピーさん!
 それじゃ、これ。『イワシのマリネ』だってェ〜」

          スッ

「流月も食べたけどけっこうウマかったよ」

『言い間違い』も含め、芸と思われたらしい。
笑いながら『酢漬け』の魚を、まずカラスの前に差し出した。

>>242(甘城)

おしるこを一杯、手渡された。
抹茶餡の甘い汁に、餅が1つ浮いている。

……『おしるこ』だ。
『ぜんざいではない』。
『なぜぜんざいではないのか』。

「えっ!? 急に何よ、あなた……誰?」

同じく和スイーツを選んでいた『三白眼』の少女が、
やや驚いたような顔をしたが――――
石動が口を挟む(>>250)と、水を得た魚のように笑みを浮かべた。

「……フフッ。どうやら知ってるのは私だけね?
 仕方ない、教えたげるのだわ。『おしるこ』は『餡子の汁』!」

          「そして『ぜんざい』は『小豆と煮て作る汁』!
            ――――どうどう? おわかりかしら?」

どうやら知識を――――『知性』をひけらかしたいタイプらしい。

253『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 21:49:51
>>243(村田)

「一応、先に言ってこう。
 『あけましておめでとう』――
 そして『今年はよろしく』と」

        ペコリ

「『トライコーン』の件と『斑鳩』という名、
 不躾を返すようだが――――『棒術使い』。
 『本堂ゲンマ』の、話には出ていた」

『隠す必要はない』というのは相手も同じらしい。
答えには『侮る』響きは無いが、『遠慮』も無い。

「欲しい言葉かは分からないが、ご協力に感謝を。
 『依頼』を出したのは私ではないし、私の上でもないが」

「『別の派閥』の者だろう――――『アリーナ』に興味が?」

>>244(比留間)

『プレゼント』を受け渡し、知り合いに声を掛けにいく。

254風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/02(土) 21:56:36

常に明日無きホームレス、風歌鈴音は辛うじて迎えた新年に於いて、奇怪な直面していた。
『スタンド使い』の交流会。星見町の狂った裏への新参者である風歌は興味を引かれ――プラネタリウムで判子を押され、宴会場へと飛ばされていた。

(なんだ、ここは……)

自分が幻覚を見ているのか、それとも物理的に飛ばされたのかはわからない。しかし、スタンド使いとして経験した奇妙の数々は、これが例え『現』ではなくとも『現実』の一つではある理解させる。ならば、この場にいるのはスタンド使いなのだろう。

(これでも、一部なんだろうな)

ゴキブリは、一匹見かけたら三十匹と俗に言う。
この中でゴキブリと呼べる様な輩は、社会性汚物たる自分を含めてそう多くないと思いたかった。特別な力を持つゴミは、我が事ながら始末が悪いのだから。

(できるだけ、顔は覚えておくか……覚えてられるかは、分かんねーが)

そして、風歌は雑煮の椀を手に取ると、久しぶりの餅を食いながら、艶姿、談笑、美酒、美食。そう言った集いからは微か、離れる端から、会場を見渡した。
無論、眺める事で顔や姿を覚える為であるが――風歌は、己をゴミと自認している。風歌にとって真っ当という輝きは、触れるものではなく、眺めるものであり、害し害されぬ様に適切な距離を持つべきもの。
ソーシャルディスタンス、その様な言葉をSF映画の予告編で見たこともある。つまり、真っ当な人々からは離れるのが、風歌にとっての適切だ。
そして、精神的にではなく、生々しい問題もある。

(風呂、入ってねぇしなぁ……)

風呂に入らず、普段は洗濯とも縁遠い生活である。比較的にマシな装いをしているが、この場に来るために新調した訳ではない。
近づけば、臭うだろう。肉体からはもちろん、魂に匂いがあるならば、それから。風歌は、スタンドすら襤褸を纏っているのだから。

(ま、アタシなりに顔を覚えながら、見て楽しむとするか――)

255ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/02(土) 21:59:54
>>215

「……!」


鳥を侮るような言葉だっただろうか?
この距離で聞こえていたか……?
子供は鳥の妖怪からサッと目をそらした。



「なにか……人外のやからがぽつぽつおるようじゃな……
 祭りごとには妖怪変化がまぎれこむという…… 
 なんじゃったか、はろういーんとかいうやつか……」


鳥妖怪のほかにもよくわからないやつ(着ぐるみ)や、ヤマンバ……
いや、ヤマンバと一時誤解していたが、山に住んでいるだけの女性だったか。
しかしまだ分からない。正体を偽っているのかも……


「なにか……なんじゃあの生き物は……
 野生動物まで迷い込んだか……
 いや、待て、あれは……プレゼント交換を!?(>>239)」


とりあえずラッコを撫でに行く。


「大人気じゃなラッコ」

256石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/02(土) 22:11:10
>>251(三刀屋さん)
「あぃ?
 うんにゃ。このラッコさんは、俺のペットじゃねぇわな。」
『おしるこ』の餅を頬張りながら、間抜けな声で応える。

「俺も、ちょっとこのラッコさんは人馴れしすぎてるんじゃないかぁ〜、と思うんだが、
 どーにも飼い主さんが見つからねぇんだよなぁ〜。」

>>252(GM) ラッコ関連
「ンッン〜、落ち着けよ、みんな。
 ラッコは繊細な動物だからヨォ〜。ストレスをかけちゃあ、いけねぇんだ。
 静かに、そっと、繊細に扱うんだヨォ〜。」
周囲に声をかける。

>>252(GM) スイーツ関連
「おうおう、解説ありがとさん、えーと、名前はなんだっけ、『三白 がんこ』ちゃん?」
『テキトーなあだ名』を付けて返答する。

「なるほどなー!知ってから食うと味も違う気がするぜ!ありがとさん!」
うまい!うまい!
もっしゃもっしゃ。

>>255(ナイさん)
「ンンッ〜?」

「おやおや、こいつは……
 ダボダボの服を着て、ブカブカの靴を履いて、
 ブロンドの髪で、おかしな喋り方の女の子が〜?」

「……なんか俺はキミを知ってるような?」
ラッコの世話をする学ランの少年は、なにかを思い出そうとしている。

説明しよう!
オルカはなんか『ダイアナ』との交流で『ナイ』のことを聞いているのだ!
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647744/890-892

257百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/02(土) 22:21:30
>>252

「『関寿々芽』――可愛らしい名前じゃないか。
 お嬢ちゃんにピッタリだよ」

「じゃ、寿々芽ちゃんにアタシからプレゼントだ。
 迷惑じゃなければ受け取ってくれないかい?」

         コト

受け取った『ハンドクリーム』を屋台に置く。
商品に不満があった訳では無い。
目の前の少女に渡すつもりで買ったのだ。

「何となくだけど、
 アンタは家事をする事が多いんじゃないかと思ってさ。
 水仕事は手が荒れやすい。
 乾燥しやすい時期は特にね」

「『寿々芽ちゃんのため』じゃあ受け取れないなら、
 『お嬢ちゃんの家族のため』でもいい。
 アタシの顔を立てると思って、もらっといて欲しいんだよ」

258『星の女』:2021/01/02(土) 22:22:48
>>254

「――ですが、貴方の魂から漂う気流は馨(かぐわ)しいものと思えますよ。
それと、お餅はゆっくり、良く咀嚼して飲み込みましょうね」

何処から、『ソレ』は居たのか。ソレとも、ソレは突如この空間に
降り立ったのか、またはずっと其処にいたのに誰にも認知されなかったのか。

銀河の色合いをした長髪、そして同等の宇宙を瞳に収めた燕尾服の
女と見受けられる体格の人物はゴミを自称とする貴方に話しかける。

「此処では『プレゼント交換』をするらしいですね。
貴女は、何をお持ちに?
 もしも手持無沙汰と、おっしゃるなら。貴女の分のプレゼントも
こちらで御用意致しますよ」

「……ふむ、パーティドレスと言う装いでは無いですね。
もし、一つ。私の『お願い』を聞いて下さるなら
今から貴方をシンデレラと致しますが」

聞いてくれますか? と、謎の女は微笑みかけた……。

259ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 22:27:00
>>251
>>255
>>256

       「ミャー」

ラッコは大人しく少女に撫でられている。
『最上級の毛皮』として乱獲された歴史を持つだけあって、
その手触りは筆舌に尽くしがたい。
また、近付いてきた男に気付き、そちら側を向いた。
相変わらず『飼い主』は見当たらない。
『謎』だ。

260斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2021/01/02(土) 22:34:16
>>245

絵馬に『無病息災』とだけ書いて
――声の主に振り返る。

コ゛ コ゛ コ゛ コ゛ コ゛
 コ゛ コ゛ コ゛ コ゛ ・ ・ ・

 「キサン…ドリア」

忘れる筈もない、昨日のように思い出せる
あの、全身の血液が沸騰するような興奮を、あの日の対戦相手の美しさを

 (――――ッ)

――だが、今は『俺』の出番じゃない。

 「――君達の姿は何処でも目を晦ませてくれるな、美しいよ。」

 「でも、その名は預かっているけど今は『斑鳩』がいい、ここだと貴女達と戦う必要はないだろ?」

本来なら違う筈だった、柔らかな笑みを浮かべる
彼らとは一度拳を交えただけで、それ以降の連絡もない

なのにどうも、旧来の親友のように思えて他ならない。

 「ま、猫よりは機会が有れば一曲相手して欲しい所だ 
 かの皇帝と釣り合うかどうか、試してみるのも悪くない。」

ああ、とても『羨ましい』 光の下で色が変わろうと、何方の色でも魅了するであろうから。

 「でもこの猫は単に、食い意地が張っているだけの……あれ。」

妙に肩が軽い…のは気のせいでは無かったらしい
『肩に乗っているのは猫の下半身だけだ』断面部分は炭で塗りつぶしたかのように真っ黒で
『輪切りになった胴体が、刺身へ点々とパンくずのように落ちている。』

 「……ハッ!ま、ま さ か あ い つ ッ !」

肩の上が飽きたか腹が空いたか定かではない
が、奴の狙いは『己の腹を満たすこと』に他ならない

今、まさに解き放たれた真夏の学校の怪談、その正体
『身体を薄く寸断させて瞬間移動させる能力』を持つ猫。

 『スリーピング・トゥギャザー』が放たれている瞬間だった。

そして、上半身が遠くで刺身をむさぼり
次の狙い…『ホタテ?』に狙いを付けているのが見てとれた。

 (・・・やっべ。)

261三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/01/02(土) 22:37:08
>>256(石動)

「おやおや、それじゃあこの会場の誰かのペットなのかな?
 それともこの催しのために誰かが用意してきたとか?
 まさか、野生の子がこんなところにあるわけ・・・・・」

そういえば、と思い出す
ここ最近、この街の河川や浜辺でラッコを見かけるという話を聞いた事がある

「そういえば・・・・最近、この辺にラッコが住み着いているらしいけど・・・・」

しかし、野生だとしても、この会場に来るには職員のスタンプが必要になるはず
野生のラッコがどこからともなく表れて、職員がその子に静々とスタンプを押す姿を想像し・・・・

「ぷっ! いや、流石にないかね」

>>255(ナイ)

「きみ、きみ、君はこのラッコさんの飼い主だったりするのかな?
 この子について何か知っているかい?」

ラッコを撫でるナイに向かってちょいちょいと手を振りながら聞いてみる

>>259(ラッコ)

それにしても人に馴れたラッコだな、と思いつつ
自分もラッコの毛並みを撫でてみる

素晴らしい

「いいねぇ、この手触り」

と、不意に自分のスマホを取り出してラッコを撫でる自分の自撮りをしようとする

262ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』:2021/01/02(土) 22:38:30
「ここが会場…ここにわたしの秘密を知る者が……」
「ご馳走にありつくには仮面が邪魔ね…外しちゃおうかしら」

>>244(比留間)

 「……アッ」

 「えっ ええっトォ〜〜〜 どなたですゥ〜?」
 「何か勘違いをされているのではァ〜〜〜?」
 「ふふふふ 変人だなんて クソ失礼な方ですね…」


(なんで!!!この男が!!!いるのよ!?!?)
(そうかこいつもスタンド使い…
 …やはりここは敵地…仮面を外すわけにはいかない!)

(そういえば人気投票ベストペア部門で私とこいつに入れてくれた人がいるみたいね)
(ありがとうございました……でもなんでこんな男と!!!ムカつくわねェ〜)

263<削除>:<削除>
<削除>

264ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/02(土) 22:41:49
>>256

「ん? ……わしは知らんぞ」


ちょっと考えたが、当然、子供からしたら知らない人だった。
ラッコを撫でまわしながら年上の少年の顔を見上げ、小首を傾げる。

容姿は確かに金髪の女の子。
服のブカブカ具合は、お兄ちゃんのおさがりではなく、お父さんのを着ているレベルだ。
上着だけでワンピース状態になっている。


>>259


「おお……鳴いた」


その上等な毛並みを逆立ててワシャワシャにしてやろうとする。
特に理由はない。

265ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/02(土) 22:46:53
>>252

「――――どうぞ、ご遠慮なく」

それは流月に対する言葉であると同時に、
カラスに対する言葉でもあった。
カラスはイワシを嘴で咥え、徐々に食していく。
その時、周囲を見渡していたハトが、
『新たに入ってきた少女(>>254)』に反応を示した。

               クルッポー クルッポー

     「 『♪』 『♪』 『♪』 」

「そうで御座いましたか……。『あの方』が……」

ハトに耳打ちされたのは、
『最近湖畔に住み着いているニンゲン』の事だ。
『八瀬』については知っていたが、
あの少女は見た事がなかった。
『同胞』から話は聞いていたものの、
実際に目視確認したのは初めてだ。

「ワタクシ、『ちょっとした用事』が出来ましたので、
 これにて失礼致します。
 流月さん、また何処かでお会い致しましょう」

挨拶して人々の輪から離れ、
『ホームレスの少女』を遠目から観察する。
どんな『ニンゲン』なのか、
この機会に確かめておく事にしよう。
『事前調査』という所だ。

266村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/02(土) 22:52:10
>>253

 「ほう、『ご存じ』とは恐れ入る。
 そこまで解るってのは、まるで『観ていた』ようだ。恐ろしいことだ。」

 「いや、こちらもそれなりに『必死』でな。
 新年早々礼に失した態度、許していただきたい。」

軽く頭を下げる。

 「『興味』はある。だが別に、『組織としてのアリーナ』に興味があるわけじゃない。
 俺が知りたいのは、その『歴史』、『成り立ち』だ。」

 「なぜこんな組織がこの町にできたのか、そこからどうして存続しているのか・・・
 そして、何を目的としているのか・・・おれはそれが気になっている。」

隠す必要がないなら、遠慮の必要もないだろう。率直に尋ねる。

267ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/02(土) 22:52:46
>>261

「いんや、初対面のラッコじゃ」


他の人がラッコラッコと言わなければ、
カワウソかと勘違いしていたレベルで初めて見るラッコだ。
まあ、地域的には野生のラッコよりは野生のカワウソの方がありえるのだろうが……

268風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2021/01/02(土) 22:55:16
>>258

ゴミたる自認を持つが故、宴席の傍観者となった風歌に声を掛けたのは、まさに奇妙な女であった。
どこかで会った様な気もするし、どこかで会うような気もする。どちらであろうとも、この場の風歌はその女を初めて見る様な目で見た。
しかし、負の感情は抱かない。ゴミたる風歌は、善くあるものと美しいものを尊ぶ価値観を持っている。目の前の女は、十分に美しかった。
故にこそ、風歌はどこか恥じ入る様な気持ちを覚える――己の準備不足に対しても。

「プレゼント、ね……何もないね。着の身着のまま、懐は冷えるものすらありゃしねぇ。だから、他の連中に渡すもんをくれるなら、貰うぜ」

そして、シンデレラ――シンデレラ、風歌は苦く笑う。
汚れながらも清く善く生きた果てに報われたお伽噺、現実は常にそうではない。しかし、そう合ってほしいとは風歌も思う。
清く正しくとは縁のない社会のゴミたる風歌に、シンデレラとして報われる資格はないだろう。
されど、ここは奇妙な場所である。現かどうかは定かではない、現実ではあっても夢の如き場所である。
――現で叶わぬとも、初夢を見る権利はゴミにもあるだろう。

「そのお願い――聞かせて貰おうか。ガラスの靴にも王子様にも興味はねぇが、夢みたいな場所でくらい、真っ当な服、機体からな」

269ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 22:55:50
>>261

ここ最近、水辺で『ラッコの目撃報告』が度々あった。
『野生』だとかいう噂もあったが、真実かどうかは定かではない。
しかし、事実ラッコは『野生』だった。

     「ミャー」

          カシャ

問題なく撮影は完了した。
いい感じに写っている。
SNSに投稿したら、なかなかの反響がありそうだ。

>>263
>>267

     「ミャー」

ラッコはワシャワシャされている。
抵抗していないので、なすがままだ。
ラッコとカワウソは似ている。
どちらもイタチの仲間だからだ。
極端に言うと、川に棲んでいるのがカワウソで、
海に棲んでいるのがラッコだ。

270『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 23:02:29
>>254 >>268(風歌)

『違和感』『不快感』等は無い――――
恐らくここは『現実にあるどこか』なのだろうが、
心当たりも、そして本来『縁もない』場所であろう。
しかし『スタンド使い』であるという一点において、
風歌と、ここにいる人々を隔てる『線』は無い。

            ズズ - ・・・

雑煮は体の芯まで温まる、滋味に富んだ逸品だ。
会場を見渡すと、皆も食事や会話を楽しんでいる。
中には知り合いもいる(>>255)ようだが、『星の女の事』が先だ。

>>256(石動)

「な、なるほど……一理ある」

         「確かに『騒ぐ』のは良くないですか……」

「はいッ、『ラッコ』に詳しい少年がいるようです……!」

石動の言葉に、ラッコを取り巻く職員たちはやや鎮まる。
どこかに『連絡』している者はいるが、それは必要かもしれない。

「ちょっと待ちなさい! そんな名前な訳がないしょう。
 『記者』をバカにしてると、ひどい目にあうわよ。
 私には『黒羽 灯世(クロバネ トモヨ)』という立派な名前があるのだわ!」

「――ま、私をちゃんと褒めるのは良い心がけだけれど」

『三白がん子』こと『黒羽』――――実を言うと『同級生』だ。顔を知っているかは別の話だが、

>>257(百目鬼)

「ふふ、ありがとうございます〜……え!
 あ、あのう、いいんですか?
 確かに私、家事は良くするほうですけれど」

             ソ…

渡した『ハンドクリーム』に手を添える寿々芽。
露骨に荒れてはいないが、『使っている』手なのは確かだ。

「ほんとに……いえ、分かりました。
 百目鬼さんみたいな『いい人』に、
 『顔を立てる』とまで言われたら、断れませんよう」

「百目鬼さん、ありがとうございます。
 本当に、これからもご贔屓にしてくださいねえ」

そして、『プレゼント』は関に喜ばれたらしい。笑みではなく、深い首肯と共に言葉を紡ぐ。

>>258(星の女)

――――そこにいるのは『何』なのか。謎めいた存在が、風歌に語り掛ける。
【※他のPCやNPCには見えない存在、という認識で正しい?】

>>259(ラッコ)

撫でられる『ラッコ』――その視界に『ネコ(>>260)』が入った。
より正しく言えば『ネコの上半身』だ。ヤツも『刺身』を狙うライバルらしい。

>>260(斑鳩)

刺身の方を見ると――――あれはなんだ? 『ラッコ』がホタテを食べている。

271『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 23:02:57
>>261(三刀屋)

「いや……我々『アリーナ』では、ラッコを用意した覚えは……」

『催しのため』に用意されたわけではないようだ。
そして、この『黒服の男』が『主催側の人間』の一人らしい。

>>265(ブリタニカ)

「あそう? んじゃ、流月も別の食べ物とか探しに行くし。
 じゃーねハーピーさん。他の鳥のヒトたちにもよろしくゥーッ」

   「ぷぷ。『鳥のヒト』って矛盾してるか〜。んじゃね!」

実は『鳥のヒト』が目の前にいたのだが、
日沼はそれに気づかず、同じく人の輪から離れた。

――――『ホームレスの少女』は一人でいるようで、誰かと話しているようでもある。

>>266(村田)

「いや何、『無礼講』だ。
 一応言っておくが、私は『礼儀』にうるさい方ではない」

「つまり――――『入りたい』わけではないのだな。
 『本堂ゲンマ』に見せたというその『技』、
 『アリーナ』の『闘技舞台』で、ぜひ見てみたかったが」

執事服の男もまた、率直な感想を述べる。
その『対等性』も、ある種の『礼儀』とも言えるのかもしれない。

「アリーナ――――『全容』を知る者は、
 内部にも果たしてどれほどいるのか。
 本旨は『闘技場の運営者』である事、それは確かな事だが」

「一応言っておく。『少し長い話』になるかもしれないが、良いか?」

272アレックス『キサンドリア』:2021/01/02(土) 23:05:04
>>260(斑鳩さん)
アレックス「そう。僕/私が『キサンドリア』。覚えていてくれて嬉しいな。」
『タキシードに身を包んだ少年』と『ドレスに身を包んだ少女』がいる。

アレックス「まぁ、僕/私たちはランカー名からして『皇帝之意思』(ザ・フリーダム)だからね。」

アレクサンダー「僕たちは曖昧で」

アレクサンドラ「私たちは自由で」

アレックス「君に負けたからこそ、この姿を人前でできるとも言える。」
『タキシードに身を包んだ少年』と『ドレスに身を包んだ少女』がいる。

アレクサンドラ「ふふふ、あなたが望むなら今日は『私』でいようかしら。
        パーティの『エスコート』はアレクサンダーではなく、あなたに任せてよくて?」
斑鳩の言葉を受けてか、アレックスは『ドレスに身を包んだ少女』の姿に落ち着く。


アレクサンドラ「あら?かわいいお友達はどこへ行ったの?」
『猫』の姿を見て、怪訝な表情を浮かべる。

273比留間彦夫『オルタネイティヴ4』:2021/01/02(土) 23:09:21
>>262

「あぁ、そうでしたか。『人違い』だったようで」

「まさか、あの有名な『ラフィーノ石繭さん』が、
 『神経を疑うような格好』をしてくる筈はありませんでしたね」

         スッ

「――――失礼しました」

不躾な言葉を並べながら、丁重に頭を下げる。
言うまでもなく形式的な謝罪だった。
本心を言えば、『からかってみたくなった』という事だ。

274ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 23:20:06
>>259

     「ミャー」

ラッコは『平和主義』である。
ただ『幸せに生きる』事のみを目的として日々を過ごしている。
ゆえに、ネコを見たラッコは、
何ら躊躇いもなくホタテの前から退き、
それを食べる権利を譲った。
『無益な争い』はしない。
ここには他に幾らでも『食べるもの』があるのだから。

275石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/02(土) 23:25:48
>>259>>269>>274(ラッコさん)
「ホントに大人しいな〜、このラッコ。」

>>261(三刀屋さん)
「ンン〜?住み着いた?日本に?一匹の?ラッコが?野生で?」
少年が疑問符が沢山ついた表情を浮かべる。

「はっはっは、そんなぁ、バカなぁ。ねーよ、ないない、ニーさん。そいつはラッコの生態的にさぁ。」
笑い声をあげる。

「こいつによっぽど不思議なパゥワーでも、なきゃあ、そんなの(ヾノ・∀・`)ムリムリムリのカタツムリよぅ。」
とりあえず、不吉なフラグを立てた。

>>263>>267(ナイさん)
「えーと、ダイアナって子を知らないか?」

「なんかこう、偉そうな感じで、暴力的で、ふんぞり返ってるお嬢ちゃんで、『女王様とお呼び!』系のなんかちびっ子。」
ダイアナの口調と姿勢を真似て、空気椅子でふんぞり返ったポーズをする。

「その子が君から、この『シーグラス』を譲り受けたと聞いたんだが。」
ポケットから『水色のシーグラス』を出して、見せる。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647744/894-895

「ああ、あと不思議な商売をしてるとか。」

>>270(GM) 黒羽さん関連
>『三白がん子』こと『黒羽』――――実を言うと『同級生』だ。顔を知っているかは別の話だが、
「ああ〜、もしかしてクロちゃん?同級生の。」
今度は、飼い猫のような『あだ名』で読んできた。テリブル!

「俺だよ。オルカ、オルカ、石動 織夏(いするぎ おるか)。」

「いや〜、振袖着てて綺麗になってるから、わからなかったぜぇ〜、見違えたってヤツだな。」
半分本気で半分天然なことを言ってきやがった。

276村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/02(土) 23:31:10
>>271
       ア リ ー ナ
 「ははあ、『闘技場』ね・・・」

『組織名』に合点がいったとばかりにうなずく。

 「『これ』を人様に無闇に見せるのは、気が引けるな。
 ・・・長い話は教師の嫌味で慣れっこだ。時間割いてもらって悪いが、頼む。」

277<削除>:<削除>
<削除>

278三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/01/02(土) 23:33:49
>>269(ラッコ)

「いいねぇ、この写真
 さてさて、『ラッコちゃんと新年パーティなう』・・・・っと
 ん? なうって最近じゃあ死語になってるんだったかな? まあいいや」

ラッコと一緒に撮った自撮り画像をSNSに送信する
それにしても良い触り心地だ

「ほらほらほら」

お礼にテーブルから取ってきたお刺身を食べさせてあげよう
マグロ、タイ、タコなどのサクを何枚かラッコにあげる

>>275(石動)

「ハハハ、そうだよねぇ!ラッコがこんなところに住み着くなんて!
 ・・・・・でも、この子がスタンド使いだとしたらどうだい?
 元々、この催しはスタンド使い達の交流会らしいじゃあないか」

「スタンド使いの動物がこっそりと紛れ込んだ可能性はないかな?」

>>267(ナイ)

「そうか・・・・君の所のラッコじゃないかぁ」

>>270-271(GM・黒羽)

「おや? 君は『記者』なのかい?」

見た所、目の前の少年と同じくらいの年齢に見える
という事はプロの記者というよりも、クラブ活動や部活だろうか?

「ここ最近、『ラッコ』がこの街に住み着いたって話があるらしいんだけどさ
 君は何か知らないかな?」

279ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/02(土) 23:39:52
>>275

「おお、ダイアナ。
 そういえば宣伝を頼んじゃったか……」

「ん……それは海岸で拾ったやつじゃな。
 わしは物々交換でわらしべ長者みたいになるのが夢なんじゃ。
 石が好きなのか? あいにく今は石は持ってきておらんが」


>>270

「なんじゃあ!? ネコのオバケが!」


子供が巻き添えをくって勝手に転んだ。
ぶかぶかの靴を履いてるので仕方ない。

280百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/02(土) 23:41:26
>>270

「絶対とは言い切れないけど、必要な時には買わせてもらうよ。
 寿々芽ちゃんなら信用出来ると思うからね」

「じゃあ、アタシは行くよ。『ご家族』にもよろしく」

気負わない笑いを浮かべ、踵を返す。
そのまま立ち去りかけた時、不意に足を止めた。
思い出した事があったからだ。

「あぁ、そうだ。
 最後に一つだけ聞きたいんだけどねぇ」

「『関星会』って知ってるかい?」

別れ際、『少し前の仕事で耳にした単語』を口にする。
あるいは単なる『偶然』かもしれない。
しかし、『心に引っ掛かったもの』は片付けておきたかった。

281『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/02(土) 23:51:44
>>275(石動)
>>278(三刀屋)
>ラッコ

「クロちゃんですって……!? 馴れ馴れしいのだわ!
 ふん、まあ……別に構わないけどね。
 私くらいになると、怒る程の事じゃあないのだわ」

余裕を見せるのも、『性格』だろうか。

「オルカ? ああ! 聞いた事はあるのだわ。
 確か『水泳部員』でしょう。
 私の『情報』、合っているかしら」

と、そこに声を掛けて来た『三刀屋』に振り向く。

「フフッ。その通りだわ! あなたも中々耳敏いわね?
 私は『記者』……清月学園『新聞部』の正式な記者よ」

「何度か『賞状』なんかも取っているのよ!」

大人に『記者扱い』されるのは、悪い気はしない。
大人だからといって自分より『上』とは思っていないが。
 
「ラッコ? ああ、噂には聞いてるのだわ。
 『カワウソの見間違い』という説も、流れていたけど」

            チラ

          スクープ
「…………どうやら、『真実』だったようね!?
 とはいえ、ここで撮った写真を『記事』にして良いものかしら」

そう言いつつ『ラッコ』に『スマホ』のカメラを向けている。
つまるところ、『どこから来たのか』とかそういうのは知らないようだ。

>>276(村田)

「多様な能力を持つ『スタンド使い』同士の戦いは、
 『格闘技試合』を超越するエンターテイメントだ。
 あるいは、『力を得た者』達の『発散のための場』、
 より高尚な言い方をするならば…………『研鑽の場』。
 それを提供する集団として、『アリーナ』は生まれた」
 
「……正確なルーツは諸説あるのだが、少なくとも、
 最初から『治安組織』の面があったわけでは無い」

執事服の男は、それとなく村田を促し、
他に人が少ない壁際へと誘導して来る。
遠慮は不要だが、喧伝する話でもないらしい。

「『そうなった切っ掛け』の、一番大きい点は――
 お前は『エクリプス』という言葉に、聞き覚えはあるだろうか?」

>>280(百目鬼)

「はい〜。いつでもお待ちしてますねえ。
 とっても『いいお客様』を捕まえられて、
 新年から『商人』として幸せです〜。ふふ……」

照れを隠すようなわざとらしい言い方だが、
感謝と喜びは『本当の気持ち』だろう。

「ええ、それじゃあ…………………………え?
 …………さあ、私にはちょっと、分かりませんけど」  

今度の言葉は、どうだったろうか。
目を逸らす事はない。それに、笑みも浮かべていた。

282ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/02(土) 23:52:06
>>278

      ムグ ムグ

ラッコは美味しそうに刺身を食べている。
その様子は水族館のようだ。
現在ラッコが飼育されている水族館は、
国内でも六ヶ所しか存在しないらしい。
そうした背景を考えると、とても貴重な体験と言えるだろう。
『スタンド使い』かどうかは不明だが、
ここに『スタンド使いではない野生のラッコ』が来る確率よりは、
おそらく高そうだ。

>>279

       「ミャー」

            ポロッ

ひっくり返った少女を見たラッコは、ちょっとビックリした。
その拍子に、食べていた刺身を落としてしまった。
前足を使って床から拾い上げている。

283石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/03(日) 00:01:16
>>277(三刀屋さん)
>「元々、この催しはスタンド使い達の交流会らしいじゃあないか」
「マジか。」
マジか。という顔をする。

>「スタンド使いの動物がこっそりと紛れ込んだ可能性はないかな?」
「はっはっは、こいつが?このラッコが?こんなかわいい顔して?」

「だいたい動物のスタンド使いってなんだい、そんなの俺は知って……」

>>258(星の女)の姿がぼんやりと目に入る。ぼやっと。ぼやっと。

「……いるような気がする?」

「マダコのパウル、シロクマのカムイ、ニワトリのオピネル、カブトガニのミツハ、イリエワニのソベク……?」

「あれ?なんだ?この記憶?」
なんか夢でも見たような顔をする。

「くそっ、うまく思い出せねーぞ。まるで夢の中でゲームでもやってたみてーだ」

星見RPG鋭意制作中!(メタな宣伝)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1587792748/43

>>281(GM) 黒羽さん関連
「おう、その水泳部のオルカだ。ああ、情報は合ってる合ってる。」

>>282(ラッコさん)
ビックリしたラッコを見る。

「よし、試してみよう。」
むぎゅっと、ラッコの尻尾を引っ張る。ビックリにビックリの追撃だ。

「なんか生命の危機とかそんな感じのもので出てきたりするかもしんない。」

284村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/03(日) 00:06:43
>>281

 「触り程度は聞いた。『ヤジ』とか言ったかな。そいつから聞いた話だと・・・」

顎に手を当てて思い出す。あれは昏睡から意識を取り戻して間もなく・・・
『スタンド』を知覚する以前の出来事だったはずだ。

 「タチの悪い能力者が集まって、『麻薬なり新興宗教なり装って、裏からこの街を支配しようとした』だったか。
 あの時は正直言って、本気にゃしていなかった・・・おれも『スタンド』を知覚する前だったからな。
 『見える』が『使えない』・・・『音仙』は『珍しいことだ』といっていたっけか。」

285百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/03(日) 00:06:53
>>281

「そう、か――――いや、何でもないんだよ」

「いきなり妙な事を言い出して悪かったね」

どちらとも言えない反応だった。
少なくとも、そう見えた。
結論から言うと『まだ分からない』。

(ま、そう上手くいくもんじゃないさ)

「寿々芽ちゃん、どうもありがとう」

       スタ スタ スタ

ひらひらと片手を振って、屋台の前から離れる。
歩きながら懐に手を入れ、年季の入った『ライター』を取り出す。
それを片手に握り、適当な『黒服』を捕まえて声を掛ける。

「アンタ、『煙草』持ってないかい?ちょうど切らしちまってねぇ」

286石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/03(日) 00:12:29
返信忘れ。

>>279(ナイさん)
「いや、石が好きなんじゃなくて、俺は海が好きなんだ。水中っつーかよう。」

……って、転んでるし。

「って、転んでるし。大丈夫かよ、手を取れ。」
ナイの手を取って起き上がらせる。

287ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/03(日) 00:18:15
>>283

         「 ミャッ 」

     ビクンッ

さすがのラッコも、これには驚いた。
ジタバタともがいているが、現実は厳しい。
『ラッコの力』ではどうしようもないのだ。
ゆえに、ラッコは『実力行使』に出る事にした。
ラッコは『平和主義』だが、
『身に掛かる危険』を見過ごす程の『能天気』ではない。

   ド ド ド ド ド ド ド 
                  ド ド ド ド ド ド ド

突如として、ラッコの近くに『ミニボート』が現れた。
ボートには『人型スタンド』が乗船している。
『人型スタンド』の腕には『銛』が握られており、
刺さったら危なそうな雰囲気がビシビシ漂っている。

288三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/01/03(日) 00:20:55
>>279(ナイ)

「わらしべ長者かぁ、いいねぇ夢のある話で
 それじゃあ、今日は何か面白い物でも持ってきてるのかな?」

>>281(黒羽)

「良かったねぇ、黒羽さん、大したスクープじゃあないか
 SNSでもまだそんなに『報告例』は出てないみたいだし・・・・これはひょっとするとかもよ」

スマホの画面をその場の人間に見せつける
"星見町" "ラッコ"で検索した結果だが、ほとんど報告はあげられていない
ちなみに先ほどの三刀屋の写真だが、文面がダサかったためか、反応は乏しい

>>282(ラッコ)
>>283(石動)

「おいおい、大丈夫かい? 何か・・・・良くない『夢』でも見たんじゃあないか
 僕も動物のスタンド使いなんて見た事はないけどさあ
 人間だって動物の一つなのだからいるんじゃあないかな?」

「む? 君、そんな事をしたら・・・・」

口では咎めるような事を言っているが内心ではちょっとわくわくしている
自分では流石に大人げなくてやりたくはない事だが、確かに気になるのだ

289ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』:2021/01/03(日) 00:23:08
>>273(比留間)
失敗したなあ…
仮面は付けたけどいつもとあまり変わらない服装で来ちゃったのよね。
まあいいや、近くのシャンパンのグラスを手に取る。
 
 「あなたは『いつも通り』『よく似合ってらっしゃいます』。」

 「招宴の場で、仮面の下を探ろうだなんて…」
 「そんなに私の事を知りたいのですか?面白いお人…」

グラスを口に当てる。

     カチ

顔を覆うタイプの石仮面をつけているので飲めない…。

 「…」
 「………フゥーーーーーーー………」

仮面で表情は見えないかもしれないが恥ずかしさでちょっと震えている。

290『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/03(日) 00:24:12
>>283(石動)
>>288(三刀屋)
>ラッコ

「フフッ。ま、当然ね。
 同級生の『部活』くらいは把握済み」

袖を口元に当て、笑う黒羽。
こいつは制服も『袖だけ』は『振袖』だ。
こだわりのポイントなのだろう。

「そう、ネットにもあまり拡散されてなかったし……
 これは『学校新聞』では止まらないニュースだわ!」

「写真だけとりあえず撮って……
 あとで背景だけ加工するのがいいかもしれないわね!」

――と、そんな時。

>>287(ラッコ)
>ラッコの周りにいる者

   ド ド ド ド ド ド ド 

         「…………………」

                  ド ド ド ド ド ド ド

『ハッピー・スタッフ』。
ラッコを観測する、謎の『スタンド』が発現される……!


「……!?
 お、おいッ、何だあれ!?」


黒服達もそれに気づいたようだ。
あるいは、他の参加者達もだろう――視線が集まる。

このまま『喧嘩』に発展するのは、おそらく『ヤバい』!

291ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/03(日) 00:32:05
>>286

「おおう……すまんのう」


手を引いて立ち上がらせる。見ため通り子供は軽かった。


「まったく、なんじゃあのネコ」


>>287-288

「む? ああ、面白いもの?
 ネジとか……ぬわー! 今度はなんじゃ?」


気を取り直したところで、急にボートが出現する。
子供は再度スっ転びボートの下敷きに
……はならない(ボートが宙に浮いているので)が、ボートの下で床を這う。

292三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/01/03(日) 00:46:36
>>287(ラッコ)
>>290(黒羽)
>>(石動)

「だろう? これはひょっとしたらこの街の新たな『名物』に・・・」

ふと見ると、ラッコの傍に『ボート』と『人型』のスタンドが出現する
三刀屋は参ったなあ、という表情を浮かべながら手の平で頭を叩く

「『名物』にするのは少し考えた方がいいのかもしれないねぇ
 一般の人たちが危険な事に巻き込まれると危ないから」

「しまったなぁ・・・・こうなるんだったら無理にでも止めるべきだったかな?
 うーん・・・・これはちょっと僕も同罪かもしれないなぁ・・・・仕方ない」

    ズギャンッ!

そう言いながら、傍に『ブラック・アンド・ホワイト』を出現
即座に足元に『コマ』を生成する・・・・
書き込む動作は『ボートに乗った人を後ろから羽交い絞め』にする姿だ
そして、すぐさま『コマ』を発動
それによって、『人型スタンド』を羽交い絞めにして無力化しようとする

『B&W』の能力は『成功』が約束され、『動作』の間は無敵となる
『羽交い絞め』のような持続性のある行動であれば能力の最大効果時間『3秒間』無敵の拘束が発動するはずだ

「そして、僕は・・・・・ッ!」

『B&W』が『銛を持つスタンド』の相手をしている間に本体は行動する
近くに落ちているお刺身を手に持ち、ラッコさんの口元に!
さらに右手で首元をやさしく撫でて警戒心を削ぎ、スタンド攻撃をやめてもらうのだ!

>>291(ナイ)

「君は危ないから下がってた方がいいかもね!」

今まさにラッコさんを撫でまわしながら言う

293『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/03(日) 00:54:55
>>284(村田)

「『ヤジ』? アリーナの人間か?
 あまり聞かない名前だが、情報は『正しい』な。
 そう、平たく言えばスタンド使いの『犯罪組織』だ。
 テロを行い、裏社会を掌握し、表にまで手を伸ばした」

スタンドを知らなければ、嘘としか思えない話だ。
だが、『トライコーン』という集団は、
たった一人の『悪』によって広く被害を齎した。
なら、より洗練された『悪』が、より多くいたら?

「だが――つまるところ、『やりすぎた』。
 当時既に多くのスタッフと闘士を抱えており、
 『スポンサー』も背後にいた『アリーナ』にとって、
 社会そのものを脅かす『外敵』は『許されざる存在』」

「あの時に初めて……我々アリーナは、
 集め、磨き、鍛えて来た『武』を『統率』し、
 『治安』を守るための『全軍』として動かした。
 それまでも『個々』が動く事はあったにせよ、
 『治安組織』という『役割』は、それからだろう」

「もちろん『我々だけ』が動いたわけじゃあないけどな。
 街に住まうスタンド使い達の尽力あってこその、『殲滅』だった」

執事服の男は懐かしむように、目を細める。

「お前は……『音仙』が目覚めさせたスタンド使いか。
 であれば、この話も『筒抜け』かもしれないな。
 一応、聞かれて不味いようね話をしたつもりはないが……」

>>285(百目鬼)

「お役に立てなかったみたいで……すみません〜
 それじゃあ百目鬼さん。パーティ、楽しみましょうねえ」

『偶然』か『必然』か――――
いずれにせよ、祝宴の場は『その時』ではないらしい。

「あハイ、『銘柄』は何でも?」

       スッ

黒服は『タバコ』を懐から取り出し、差し出して来た。
コンビニなどでもよく見かける、メジャーな銘柄だった。

>>291(ナイ)

    「こ、子供が『船』に潰されたッ!?」

         「いや……ギリギリ『潜れてる』!」

騒然となる周囲。
何がなにやらの騒ぎだ。
猫といいラッコといい、一体どうしたことか…………

>>292(三刀屋)
>石動
>ナイ
>ラッコ
>その他近くにいる者、関わろうとする者

「なにあれなにあれ!
 ヤバーい! 船が空に浮いちゃってるー!」

      「いやいや、フツーじゃないですよっ」
  
周囲の『スタンド使い』達の注目も集まる中、
『三刀屋』は己の能力で『船』を抑えに行く!

         ……と、その時。

  ドス  
      ドス
          ドス

突如、『警察のような格好をした犬の着ぐるみ』が、
一体……いや、二体だ。こちらに歩いて来て……!

   《『暴力行為』ハ 『ヤメヨウネ』ノ ルール!》

        《『暴力行為』ハ『ヤメヨウネ』ノ ルール!!》

これは三刀屋だけじゃない。
『ラッコ』にも言っているようだ。
スタンド攻撃を実行する前に、『制止』の声が飛びこんでくる!

294ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/03(日) 01:01:05
>>292-293

ラッコには『攻撃の意思』など『最初から無かった』。
ラッコは『平和主義』である。
『平和主義のラッコ』は、『いきなり攻撃』などしない。
ラッコにとっての『実力行使』とは、
スタンド発現による『警告』である。
自分の力を見せる事で、争う事無く引き下がってもらうのだ。

        「ミャー」

             ――――フッ

『ボート』が消えた。
まるで最初からなかったかのように消滅している。
尻尾を離してもらえたラッコは、また刺身を食べ始めた。

295比留間彦夫『オルタネイティヴ4』:2021/01/03(日) 01:09:03
>>289

「それはどうも。どこかでお会いしましたか?」

        ニコ

遠回しに『普段から風変わりな格好をしている』、
と言いたかったのかもしれない。
ともあれ、この話がそれ以上掘り下げられる事はなかった。
場面は『次の話題』に移って行くからだ。

「いえいえ、『秘密を暴く』だなんてとんでもない。
 そんな大それた事をするつもりはありませんよ」

にこやかな微笑を浮かべ、『仮面の女』の横に立ち、
同じようにグラスを手に取る。
中身は赤ワインだ。
グラスを手の中で軽く揺らしながら、隣の女に向き直る。

「ただ、『注意』をしておきたいと思いまして。
 あなたに良く似た方で、
 歓楽街に事務所を構える『占い師』がいるんですよ」

「その占い師というのが、名前は売れているんですが、
 実際は『トリック』でして。
 もう少し砕けた表現をすると『イカサマ』ですか」

「もちろん貴女には関係のない話なんですが、
 とても良く似ておいでなので、
 つい『その占い師』の事を思い出してしまったんですよ」

「おや――――どうかしましたか?」

グラスが仮面に当たる音を聞き、女に問い掛ける。
実際は分かっている。
だが、それを口には出さない。

296ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/03(日) 01:18:12
>>292-294

「ひいひい」


しばらく這いつくばって頭を抱えていたが、
ボートが消えたのを見て立ち上がってその場を離れる。


「ひどい目に合ったわ……
 おとなしく料理を摘まんでいようかの……」


食事に戻った。

297三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/01/03(日) 01:19:08
>>293
>>294

ラッコさんとのいざこざを聞きつけ、『着ぐるみ』達が現れる
秩序を守るための警備員だろうか、流石にスタンド使いの巣窟、変わっている
そんな事を暢気に考えながらラッコに向かったところ・・・・


        「ミャー」

             ――――フッ

ふっと『ボート』のスタンドが消失する
三刀屋の能力は対象物がない時、パントマイムのように空を切る行動となるため・・・・

          パッ

『B&W』が羽交い絞めのような体勢のまま地面に座り込む・・・・
そんな間が抜けた光景が残った・・・・

「あ、あっちゃー、しまったねぇ、ハリキリ過ぎちゃったみたいだ
 あー あー 『警備』の皆さん、すいません、ちょっと大人げなくはしゃぎ過ぎたみたいで」

すぐに自らのスタンドを解除し、ラッコに刺身をあげた後立ち上がる

   「まったくだ・・・・こっちの方まで馬鹿騒ぎが聞こえて来たぞ
    三刀屋さん、あんたも少しは落ち着きを持って行動したらどうなんだ?」

この騒ぎを聞きつけたのか、人ごみの中から先ほどの漫画家、我孫子サトルが出てきた
彼は三刀屋に近づくと二言、三言、小言のような諫言をする

「いやあ、参ったねぇ、それを言われるとどうしようもない
 この場に留まるのも悪目立ちするし、別の場所に移動しようか」

そう言うと、周囲の人々にちょっとした挨拶をした後
会場の別の場所に移動していった

298百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/03(日) 01:29:58
>>293

「あぁ、何でもいいよ。あるものでね」

       スッ

「恩に着るよ。
 こいつがないと、どうにも落ち着かなくってねえ」

        カキンッ

「ハハ――――『悪い癖』だ」

         シボッ

煙草を受け取り、一本取り出して口に咥える。
親指でライターの蓋を跳ね上げ、点火する。
しばし深呼吸と共に煙を吸い込み、
やがて『黒服』に向き直った。

「この集まりは、『アリーナ』が主催してるんだったね。
 どこの『派閥』か分かるかい?」

この会場は『アリーナ』の管轄。
パーティーを楽しんでもいいが、
彼らについて知る機会は貴重だ。
大した事は分からないかもしれないが、
聞くだけ聞いても損は無い。

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300<削除>:<削除>
<削除>

301ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』:2021/01/03(日) 02:23:18
>>295(比留間)
…明け透けに物を言うわね…こいつ…
ラフィーノ石繭のことにそんなにご執心なのかしら?
いっそ嫌いなら嫌いと言ってほしいんだけど…

 「まあ大変!そんな人がいるなんて…」
 「怖いですねえ…気をつけなきゃあ……」
 「どうして嘘をついたり人を騙したりするのでしょう…
  人のあれこれに踏み込むのが楽しいのでしょうか?信じられない……」
 
 「ああ恐ろしい…ご忠告に感謝しますね」

     ニコッ

会場を見回す。なんか騒ぎになってるわね。
周りの奴ら、学生さんとかもほとんど『スタンド使い』…
………ラッコ!?ラッコもいんの!?
嘘…この街、超能力者多すぎ…

 「ここは、秘密と騒ぎに溢れていて、楽しい街ですね…」 
 「乾杯をしませんか? わたしは下戸なので呑めませんが」

隣の男にグラスを差し出す。

302比留間彦夫『オルタネイティヴ4』:2021/01/03(日) 03:20:24
>>301

比留間はラフィーノを嫌ってはいなかった。
むしろ逆だ。
自分は愉しみとして嘘をつき、
それと似たものを彼女はビジネスに利用する。
そういった観点から、自分と彼女には、
ある種の『共通点』があると考えていた。
こうして話し掛けるのも、それが理由だった。

「全く恐ろしい事です。
 『人それぞれ』とは言いますが……。
 そういった人間は、どこにいるか分かりませんからね」

ここにも一人いる。
そういう自覚は存在する。
『直そう』とは思わないが。

「――――ええ、喜んで」

(酔い潰れていた人が言いますか……)

隣に立つ女に向かい、グラスを軽く持ち上げた。

303石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/03(日) 11:06:30
ボーッととしている間になんか嵐が過ぎ去っていた!

>>287>>294(ラッコさん)
「や、スマンな、ラッコさん。
 どうも俺が勘違いしてたみたいだ。」

「まさかキミがスタンド使いだったとはなぁ〜。」

「尻尾を掴んで悪かった、謝罪するよ。なんか食いたいモンとかあるか?」
ラッコの皿に料理を取り分けていく。

>>288>>292>>297(三刀屋)
「おう、助けてくれてありがとさん、ニーさん」
去っていく三刀屋を見送る。

>>290>>293(GM)
「やー、迷惑をかけてスマンな。」
寄ってきた『犬の着ぐるみ』たちに謝罪する。

「クロちゃんにも心配かけたな。」

「『おしるこ』のおかわりでもするか、一杯くれよ。」
『黒服』に『おしるこ』を一杯頼む。

>>291>>296(ナイさん)
「おう、災難だったなー。
 そういえば、さっき言ってた『商売』ってどんなだ?
 もうちょっと詳しく知りたいんだが。」
『ナイ』の商売について聞いてみる。

304甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/01/03(日) 11:09:10
>>252
「ふーん」

お茶を一口飲みながらそっけない反応をする
自分で聞いておいてあまりにもそっけない反応だ…

「『おしるこ』と『ぜんざい』の違いって、地域によって違うって聞いたことあるけど
 星見町の場合は、どういう定義付けしてるのかしらね…」

その後、ラッコ騒動があり
おしるこを飲みながらしばらく見物していた甘城

そしておしるこの餅を食べる甘城…すると!!

「!?」

餅が喉に詰まった!
餅、それは正月多くの日本人を葬って来た恐ろしい兵器だ!

緑茶を飲めばいいのだが、テンパって冷静な判断が下せなくなっているのかもしれない

305斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2021/01/03(日) 14:05:09
>>270
>>272

 「NOッ!スリーピングNOッ!」

尻尾のつけ根辺りを指でトントンしてやる
なにが良いのかは知らないが、こうすると猫は腰を浮かせると同時に…

スリーピングの場合は『バラバラの上半身が下半身に』戻ってくる
喉元から不気味なゴロゴロ音をたてながら。

 「ええ、なんだコイツ。
 『ホタテ』銜えたまま戻ってきたぞ……食い意地張り過ぎだ。」

ホタテを咀嚼している猫を拾い上げて肩に乗せると、スリーピングの行った向こうを見やる

彼方では妙な着ぐるみと…一瞬見えたボート、ひっくり返る人々が見えた
超能力者といえども、やはり衝突は免れない物という事か。

 「お前平べったくなって移動するだけの能力なんだから、妙なとこ突っ込むんじゃないよ…
 猫は怠惰と自由に価値がある?いや相手ラッコじゃん…なんでラッコ?」

 「ッ……と 僕でよろしければ喜んで、アレクサンドラ で、いいのかな。」

 「まあエスコート以前にどうにも退屈だけはしなさそうですけど…ほら
 あそこの人なんか、顔を赤くしたり青くしたり……いや、あれは芸ではない?」

前に祖父があんな表情をして……餅を食べて窒息している時でしたね、アレは。

 「――黒服の人ォ!掃除機、或いは飲み物をあちらの人に!」

幾らなんでもエスコートより優先する物は有る、人命とか。

306『星の女』:2021/01/03(日) 16:12:01
(寝落ち、レス遅れ大変失礼しました)
>>270(風歌の反応によっては他のPC、NPCは『違和感』を
感じ取るものの、基本的には話しかけた風歌自体は認識してない感じで問題ない。
>>283のように意識すれば、星の女の存在を理解しても構いません。

>>268

了承を成した風歌に対し、鷹揚な微笑と声色を発しつつ瞳の中の銀河が
別の星図へと移動しつつ、女は指を鳴らす。

 パチンッ

服装→ttps://www.buyma.com/item/62270383/

すると、普段着からロング丈のドレスに瞬く間に風歌の服装は切り替わる。
貴女に注意を払う人物が居れば、その魔法染みた早変わりに疑問を抱くものの
関心なきものには、入った時から貴方の服はそうだったと思い込む……。

「すみませんね、長々と貴方を手中に収めてしまった。
それと、プレゼントも。あぁ、私はこの催しの交換には参加しません。
いえ『出来ない』と言うべきか。だから、私と貴方の『プレゼント』ですよ」

パチンッ

プレゼント→ttps://www.mariagefreres.co.jp/category.php?type=1&keyword=CHOCOLATE_GOURMANDISE_CHOCOLAT_au_THE

女は、風歌に『四つの紅茶のチョコレートの詰め合わせの箱が入った紙袋』を持たせる。

>そのお願い――聞かせて貰おうか

「大したものではありません……これから、この会場で多くの方と貴方は交流を
持つでしょうから。――その方達に、『ハンカチ』を渡してくださいな
交換とかでなく、貴女から直接……この『ハンカチ』を。
えぇ、とるに足らぬもの。私から、この町の美しき意思への……」

ささやかな、贈り物ですよ。と、星の女は貴女のプレゼントの為に用意した
紙袋と一緒に同封した『無地の真っ白なハンカチ』。会場全員に配れる程には
あるだろう数が入ってる……ただ、それを含めても紙袋は左程不思議と
風歌が持つのに苦労しない位には軽い。

「それでは、ご機嫌よう。私の事は気にせず、どうか楽しんでください
引き留めて申し訳ありませんでしたね……」

307風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/03(日) 17:24:30
>>306
「――へへっ」

風歌は、はにかんだように笑った
鏡が無いので、風歌が己の装いを見る事はない。しかし、着ているだけでも分かる事がある。
――相応しくない、と。生きる為に着る服ではなく、己を飾るための服、ホームレスというゴミに相応しい装いではない。
ゴミたる矜持を秘めるのであれば、すぐに戻せとも言うべき服だ。
だが、風歌は笑顔のままに礼を言った。

「悪くねぇ――ありがとうな」

似合っているかは解らないが、相応しくはない装いである。
されども、今宵は現かも怪しい夢の現実。醜く地を這うゴミとても、蝶になってもいいだろう。
チョコレートとハンカチが入った紙袋を受け取った風歌は、改めての礼を告げる。

「助かったぜ。それじゃあな、正月の妖精さんよ。夢が覚めるまでは、魔法を解かないでくれよ?」

そして、装いを変えた風歌はひとまずはハンカチを配るため、宴の参加者たちへの元へと向かっていった。

308ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/01/03(日) 18:43:35
>>303

       「ミャー」

ラッコは『平和主義』である。
『平和主義のラッコ』は過ぎた事には拘らない。
少年を許したラッコは、彼が取り分けてくれた料理を楽しんだ。

              テト テト テト

お腹が満足したラッコは、静かな所で少し休む事にした。
会場の隅の目立たない場所に歩いていき、
適当な場所を見つけて横になる。
その姿は、遠目から見るとぬいぐるみのようだ。

309ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/03(日) 19:00:37
>>307

「はじめまして――――」

古代ギリシャの装束である『キトン』を纏う女が近付いてきた。
背中には『翼』が生え、両腕は『羽毛』で覆われ、
足には『蹴爪』が生えている。
そのどれもが『リアル』で、非常に精巧な出来栄えだった。
両肩には、ハトとカラスが止まっている。
これに関しては間違いなく『本物』だ。

「ワタクシ、『ハーピー』と申します。
 『ストリートパフォーマンス』を稼業としておりまして」

「よろしければ、少しお話を致しませんか?」

自分と同じく、『湖畔に住処を持つ者』。
声を掛けたのは、その『調査』のためだった。
また、『社会から外れたニンゲン』というカテゴリーは、
学術的な『研究対象』として興味がある。

310村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/03(日) 19:38:09
>>293

「なるほどなぁ・・・『こんなの』持ってたら、そりゃあそういうことにもなるか。
 悪さをしようと踏むやつの気持ちも、それを許さないと思うやつの気持ちも、なんとなくわかる。」

『トライコーン』・・・『ゲンマ』に対しておれが感じた『同情』と『怒り』は、まさにそれだったからだ。

 「『音仙が目覚めさせた』・・・は、ちょっと違うのかもしれない。
 おれが『スタンド』を自覚したとき・・・彼女は『最初から名前があった』と、そう言ってた。
 おれ自身もそう感じたし、なにより『戸惑い』がなかった。
 身体が・・・『精神』が、ずっとおれの中の『スタンド』の存在を知っていて、『時を待っていた』ような・・・」

『奇妙』な感覚だ。だが、そうとしかいいようがないのは事実なのだ。
だからこそ、あのとき『ディズィー・スティック』を振るうことに躊躇はなかったし、『ゲンマ』を打倒することに迷いがなかったのだ。
何ができるのか、何をすべきなのかを、『ディズィー・スティック』が・・・

 「『おれの知っている修羅場はこんなもんじゃない』と・・・『スタンドが語り掛けてくる』ような・・・
 いや、こんなこと言っても仕方がないな。余計なことをしゃべったみたいだ。」

311風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/03(日) 19:51:07
>>309


ドレスをくれた魔法使いの次は、鳥のとまり木になった天使である。
この宴会場にいるのは『スタンド使い』ばかりらしいが……風歌は、まるでお伽噺に迷い込んだ錯覚を覚えた。

「はぁ、ストリートパフォーマー……」

その類は、住まいとしている公園でも、見ることがある……
ならば、この『ハーピー』も風歌のねぐらである公園でも活動しているかも知れない。
風歌自身は覚えのない顔であったが、向こうもそうであることを祈りたいものであった。真っ当な人間がゴミを見下すのは正しい目線の投げ方であるが、善意にて送られた装いをゴミに見られたくは無かった。

「アタシは風歌、風歌鈴音――」

さて、相手が職業を名乗った以上は、こちらも名乗るが礼節である。
常ならば、社会のゴミとでも住所不定無職とでも自称できるが、今、名乗りたい有り様ではない。かと言って、過剰な見栄も嘘も趣味ではない。

「……リサイクルをして飯食ってる」

結局、嘘でもないが本当でもない、曖昧な名乗りをした。
そして、紙袋のなかから『白いハンカチ』を取り出し、差し出した。

「話すのはいいが、その前に、お近づきの印にってやつだ」

312ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/03(日) 20:12:12
>>311

(聞いていた話に相違ないようで御座いますね)

先程『肩に止まるハト』から耳打ちされた内容と一致する。
『ニンゲンの世界』で言う『ホームレス』。
ブリタニカは街のあちこちで『ビジネス』を行っている。
そういった『ニンゲン』を目にする機会は時々あった。
ここで重要なのは『共存』が可能かどうかだ。

「これは、ご丁寧に――――」

         スッ

『羽毛』に覆われた片手を伸ばし、『ハンカチ』を受け取る。
友好的だと感じた。
少なくとも、敵ではない。
もっとも、『本来の姿』で出会った場合にどうなるかは、
まだ不明だ。
とはいえ、この場で『正体』を曝け出す気はない。

「では、ワタクシからも『お返し』を致しませんと」

     パチンッ

             バサササササァッ

指を鳴らすと、その合図で肩の二羽が飛び立った。
しばらく頭上を旋回し、また元の位置に降りてくる。
それら一連の動きは、『よく訓練されている』ように見えた。

「――――このような『パフォーマンス』をしております」

313風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/03(日) 20:45:09
>>312
「へぇ――」

子供のような顔で空を舞う鳥達を風歌は見た。
風歌に取っての鳥とは、ゴミを争うカラスを始めとして基本的には『敵』に近いものなのだが、こうして見ると楽しいものだ。

「パフォーマーなんていうから、ジャグリングとかパントマイムみたいなモンかと思ったけど、こーいうのもあるんだな……」

そして、鳥達が元の位置に止まった時、風歌は拍手をした。

「いや、見事。いいもの見せてもらったよ」

314ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/03(日) 21:16:31
>>313

「この『ビジネス』の立ち上げには、ワタクシも苦労致しました。
 お楽しみ頂けましたら、それが何よりで御座います」

羽毛に覆われた両腕を広げ、丁重な動作でお辞儀をする。
両肩の二羽も、同じように首を下ろした。

「ワタクシは、この街のあちらこちらで、
 このような『バードショー』を行っております。
 もし、お近くにいらっしゃった際には、
 『より見応えのある光景』をお目に掛けましょう」

「ワタクシの『出演者』には色々と種類が御座いまして。
 『普段は別の場所で暮らしているもの』もおります」

実際は、全てがそうだった。
ショーの出演者は全てが『野鳥』なのだ。
ブリタニカ自身も『野良』だが、『野生化した元ペット』なのが、彼らと違う点だった。

「たとえば、『湖畔』に『変わった鳥』が住んでいるのですが、
 それなども『ショーの出演者』で御座います」

「お立ち寄りになった時には、
 目にする機会もあるかも分かりませんね」

要するに『自分』の事だ。
ここで話しておく事で、不測のトラブルを回避するための、
『予防線』を張っておく。

315アレックス『キサンドリア』:2021/01/03(日) 21:30:27
>>305(斑鳩さん)
アレクサンドラ「ふふふ、かわいい猫さんね。」

アレクサンドラ「アレクサンドラでいいわよ。」

>>304(甘城さん)
>「――黒服の人ォ!掃除機、或いは飲み物をあちらの人に!」
アレクサンドラ「あら、大変!アレクサンダー!助けてあげて!」

『キサンドリア』(男)「はいはい、任せといて。」

>甘城さん
『キサンドリア』(男)「キミ、キスの経験はある?」

『キサンドリア』(男)「……って言ってもまぁ、その状態じゃ答えられないよね。」

    ズキュゥゥゥゥン!!!

金髪碧眼の男性型スタンドが『甘城』に刺激的なディープキス!
そして、超パワー(破壊力A)の『吸引』を行い!
餅を吸い出すのだ!

316風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/03(日) 21:56:10
>>314
「すげぇなぁ……」

風歌は素直に感嘆した。
『別の場所で暮らしている』という言葉に、風歌は『ハーピー』を『鳥を操るスタンド使い』と推測したが――彼女は、鳥達を使い捨てていない。
何らかの条件はあるのかも知れないが、やろうと思えばいくらでも鳥を操る事が出来るのに、『ハーピー』は自らのキャストを守ろうとしている。

(鳥をイジメるなって、ことだろうしな)

何処にでもいる、何処にいるかも解らぬキャスト達に襲う万が一の悪意を、可能な限り減らそうとしている。
それは、良いことだ。鳥を襲いそうに思われたのなら……イジメる積はないが、生きるか死ぬかになったら雀くらいは食うかも知れぬ。
だが……こうして請われたことを、無碍に出来るほど風歌は開き直れるゴミではない。

「解った。鳥には優しくする事にするよ」

そして、風歌は軽くウインクをした。

「いろいろな所でショーをしているあんたに会った時、あんたの友達には気合を入れて楽しませて貰いたいしな」

317ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2021/01/03(日) 22:23:46
>>316

(『ニンゲンの世界』では、
 『石橋を叩いて真ん中を渡る』という言葉も御座います。
 念には念を入れておいたつもりでしたが――)

「ありがとう御座います。
 そのお心遣いは、
 ワタクシの『キャスト』にも伝えておく事に致しましょう」

(この方は『話の分かるニンゲン』のようで。
 まずは『一安心』というところでしょうか?)

「それでは、ワタクシはこれにて。
 風歌さん――また、この街の何処かでお会い出来る時を、
 楽しみにしております」

(『共存』については、さほど心配は必要ないようですね……)

        ニコ

どこか謎めいた微笑を浮かべ、少女の前から立ち去る。
そういえば、『ハーピー』の体からは、
心なしか『不思議な香り』が漂っていた。
『表現するのが難しい匂い』だったが、
何となく『不快なもの』ではなかった気がする。

318『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/03(日) 22:34:20
>>294 >>308(ラッコ)
>>296(ナイ)
>>297(三刀屋)
>>303(石動)

どちらかが特別悪かったわけじゃあなく、
『ラッコ』と『人間』の在り方は違う。
『ラッコ』はとてもかわいい動物だが、
社会を形成せず、自然界を生き抜く猛者だ。
『人間』は群れを超えた『ルール』で動く動物だが、
それを超えた『本能』『好奇心』が原動力でもある。
それゆえのすれ違いが生んだ、哀しい事件だった……

>>303(石動)

    《『パーティ』ヲ 楽シンデ、ネ!》

       《『パーティ』ヲ 楽シンデ、ネ!》

            ドスドスドス

着ぐるみらは役目を終えると、颯爽と去った。
部屋の外に行ったようだが、どこから来たのだろう。

「……いいえ! これくらいでは心配なんてしてないわ。
 スタンド使いが集まるパーティーだもの、
 むしろ『記者魂』が刺激される『イベント』だわ」

強がる様子を見せる黒羽。『性格』は変えられない。

「あ、は、はい。おしるこです」

          「私もいただくのだわ」

おしるこを受け取った。『良い餡子』の色をしている。

>>304(甘城)

「自分から聞いたくせにっ!
 失礼な人なのだわ……私の知識を何とも思わ……」

        「……って!
         ちょっとあなた大丈夫!?」

危険度は無いと告知したとはいえ、
『餅の詰まり』にまで『責任』が及ぶのか……?

しかも、『餅』といえば『死』の代名詞。
『一大事』が起きても、何一つおかしく無い状況を――

>>305(斑鳩)

       ドスドスドス!

見逃さないのは斑鳩の目敏い判断。
声を聞きつけてやってくるのは、
やはり『着ぐるみ』の存在だ。
手に『掃除機』を持っている『ゾウ』の。

《『来場者』ヲ 救助シナイト イケナイゾウ!》

と、しかし『それ』の到着より早く――――

>>315(アレックス)

『キサンドリア』が『緊急事態』に対応して見せる!
果たして、その効果の程は……!? 甘城は助かるのだろうか?

319『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/03(日) 22:35:01
>>298(百目鬼)

煙草を吸うより前に、『喫煙室』に通された。

「いえ、お気になさらず……
 肩身の狭い思いをさせてすみません」

黒服は『ライター』を少し見ていたが、
百目鬼の問いかけに一度頷き、口を開く。

「『桜島』様の派閥と、
 『漣』様の派閥の合同です……が、
 私のようにどこにも属していない者も多いですね」

「アリーナのスタッフ全員が、
 何かの『派閥』にいるわけではないので……」

彼なりにそこに『こだわり』があるのだろうか。
フリーの立場の人間の存在は、百目鬼には既知ではある。

>>310(村田)

……にわかに騒ぎが起きつつある会場の中で、
執事服の男は視線を動かし、自ら動こうとしたようだが、
スタンド使いらの『自助』や『着ぐるみ』らの働きに、
自分の仕事は『村田』との会話と、思い直した。

「人の『情』は普通、『律し切れる』物じゃない。
 それを制御するための場を提供し、
 あるいは御しきれない者の『始末』を付ける。
 法が存在しない『スタンド使い』の世界においては、
 …………我々が『闘技』という本質から離れて、
 『治安維持』を担う『必然性』も……あるのだろう」

「これはあくまで『アリーナ』の総意ではなく、
 私個人が『アリーナ』に抱いている理想。
 そう受け取ってもらってかまわない。一応、だがな」

本音かどうかは分からない。
意図するものも、しないものも『律した』部分はある筈。
だが、全てが嘘の言葉とも思えない響きはあった。

「『音仙』は……『自分で目覚めさせた』使い手だけでなく、
 『元から目覚めている』スタンド使いにも会っていると聞いたが……」

と、男は村田の言葉に少し考える様子を見せる。

「すまないがお前の言っている現象には、心当たりはないな。
 記憶喪失という話ではないのだろうし……同様の例も聞かない」

       「『一応』情報は持ち帰っておこう。
        何か分かったら、連絡をした方がいいだろうか?」

親身な態度には、『利益』を求める『裏』があるかもしれない。どうすべきか。

320ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/03(日) 22:45:04
>>303

「んー?」


刺身を食いながら振り向く。
よく見ると箸の持ち方がめちゃくちゃだ。
金髪と碧眼から日本人ではないのだろうが、
言葉遣いは怪しいものの会話は出来ているので、単にしつけの問題だろうか。


「商売というか……さっきも言ったように物々交換しておる……
 拾ったものとか前に交換したものを交換しておるだけじゃから
 中々うまくいかないんじゃ」


拾ったものにあまり価値がない事は理解しているらしいが、
子供に手に入るものには限界があるのだろう。
そしてメタ的にモブと『交換』が成立してしまうと問題があるので、
描写外で繁盛してるとかそういうのが一切無いのだった。

321風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/03(日) 22:56:48
>>317
「おう……いつか、また――」

風歌は『ハーピー』を見送った。
いつか何処かで出会う事は、考えない。シンデレラの夢が覚めた後は、風歌は身も心もゴミに戻る。
ガラスの靴を残せもしない風歌に、『ハービー』が気付く事はないだろう。
だが、それで良いのだと、風歌は思う。世界が違うのだ。
されど。

(――眺めるくらいは、してもいいよな)

少しばかりの『先の楽しみ』が出来た風歌は、喜びと、微かな寂寥を胸に次にハンカチを渡す誰かを探し始めた。

322百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/03(日) 23:04:34
>>319

「ハハハ、別に恐縮する事は無いさ。
 そんなに畏まられると、アタシまで気を遣っちまうよ」

「それに、ここから先の話は、
 『静かな場所でしたい』と思ってたんだ。
 人が大勢いる所は、つい気になるんだよ。
 『誰かがコッソリ聞き耳を立ててるんじゃないか』ってね」

紫煙を燻らせながら、会場の方を一瞥する。
一種の『職業病』だ。
『抜け切らない癖』と呼んでもいいかもしれない。
特に聞かれて困るような話ではないが、
何となく落ち着かないのだ。
体に染み付いた習慣というのは、
時間が経っても消えにくいものだと感じる。

「へぇ、アンタも『無派閥』か。
 そんな立場の人間もいるらしいね」

『以前の仕事』で再会した『如月慧慈』を思い出す。
彼も『派閥』に属していないと聞いた。
他にも同じような人間がいたとしても、何ら不思議は無い。

「『漣さん』にはお目に掛かった事があるよ。
 この前、『名刺』を頂いてね」

      フゥゥゥゥゥ――――…………ッ

「『桜島』って名前は初めて聞いたかねぇ。どんなお方だい?」

323村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/03(日) 23:17:54
>>319

 「いや、これはおれの『感じ方』の問題だ。
 きっと『毒』にはならないだろうし、ヒトの手を煩わせるようなことじゃあない。大丈夫。」

手を振って申し出を断るが・・・

 「・・・ただ、『欲しい情報』はある。
 その様子じゃ聴いているかもしれないが、『ゲンマ』の件で手にかかって、難を逃れた『一般人の兄妹』がいる。
 今は大丈夫だろうが、もしも今後彼らに何かあった時、おれに知らせてほしい。」

打って変わって真剣な面持ちで言葉を続ける。

 「『妹』のほうは、直接関係なかったが、『兄』のほうは別だ。
 『ゲンマ』のスタンド能力を食らっていた上、奴にしてみれば不本意だろうが『トライコーンの生き残り』だ。
 『ゲンマ』に恨みのあるもの、敵対していた『チーム』、スタンドに関連のある『何者か』・・・そういうのがちょっかいをかけてきてもおかしくない。」

 「今回の件から言って、『兄』のほうは自分が窮状に陥ったからと言って、他人を頼るタイプじゃなさそうだし・・・
 それで『彼らの明日』がよくないものになるのを、黙ってみていられるほど薄情にできていない。」

 「・・・対価に差し出せるものは、おれの身一つ以外に何もないが・・・」

324アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/04(月) 00:42:19
>>318

「フフフ……次の『クランケ』が沢山いるじゃない」

「でも、今日はパーティー。『オペ』はお預け……」

       ザッ

          「フフフ……」

『白衣』を身に着けた『医者風の少女』が会場に現れた。
『黒いサングラス』を掛けており、どこか怪しげな雰囲気が漂う。
外見からは判別が難しいが、黒髪の『ウィッグ』も着用済みだ。

「あら……『事故』が起きているのかしら?
 だけど、『外科医』は必要ないようね」

                 「――――フフフ」

意識して低い声を作りながら、『トラブルの現場』に向かった。
一歩引いた位置から、『人命救助』の様子を見守る。
内心ではアレコレ色々やりたいが、我慢して抑えているのだ。

325アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/04(月) 00:59:08
>>324

持ってきた物は『黒服』に渡しておいた。
『白ウサギのぬいぐるみ』だ。
『可愛すぎないデザイン』で、女性や子供だけでなく、
幅広い層に受けると評判の品だった。

326甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/01/04(月) 11:18:34
>>318
ディープキスで餅を吸引するという荒業
その強引な方法で餅を取る事は成功した
数多の日本人をぶっ殺してきた大量殺戮兵器から、少女を救出する事に成功したのだ!

「けほっ、けほっ…」

しかし甘城の顔色は優れない
全く見ず知らずの男、しかも人間かどうかも怪しい物に唇を奪われてしまった…

「…どうも…ありがとうございます…
 ……お礼にこれ差し上げます……」

しかし、命の恩人に対して何のお礼もしないわけにはいかない
甘城の傍らに人型のスタンド『ビター・スウィート・シンフォニー』が出現する
そして、その手から『花びら餅』が出現、命の恩人に手渡す

命の恩人に対する礼がその程度でいいのか…?先程餅で死にかけたばかりなのに餅を渡す
しかも、ここはスイーツコーナー、『花びら餅』など探せばあるだろう
それを礼として渡す神経、理解出来る者がいるだろうか?
しかし『ビター・スウィート・シンフォニー』の作るスイーツは一級品だ、そこいらの菓子より圧倒的に美味いだろう
完食したら5㎏分の重みに襲われるが、まぁすぐ解けるので然したる問題は無いだろう

「そういえばさっき、ひいおばあちゃんが天国から迎えに来てたっけ…」

先程書いた絵馬だが、後で「世界中のみんなが、餅を喉に詰まらせませんように」と書き直す事にした甘城であった

327斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2021/01/04(月) 14:12:59
>>318
>>315

 「――や、やったッ!」

ものの見事なパワー型スタンドによる口内吸引
あれならば、あれならば数多の老人の命を窒息という形で奪い続けてきた
殺人食物『MOTI』もひとたまりもあるまい――

 「流石アレックス、そこに痺れるし憧れもする…!」

『掃除機』という対処法も祖父の救助経験からの方法であり
流石の僕にも『他人の唇を奪う』という勇気と傲慢さはなかった……。

いっぽうスリーピング(猫)は素知らぬ顔をしつつも掃除機を見て
尻尾を逆立たせていた、まあこいつ『ルンバ』に負けるし。

取りあえず来てもらった『ぬいぐるみ』達には礼を言って帰ってもらい
眼についてしまった彼女たちの安否を確認し、その場を後にする。

 「大丈夫だったのかな、あの人……何だか朦朧としているし、手から餅が出る能力とは。」

しかし、此方も色々と見て回りたい物は有る。
アレクサンドラを連れてざっと会場を見て回るとしよう……。

328アレックス『キサンドリア』:2021/01/04(月) 19:16:49
>>318(GM) 着ぐるみたち
『キサンドリア』(男)「ああ、もう大丈夫だよ。ヘルプありがとう。」

>>326(甘城さん)
『キサンドリア』(男)「うーん、この唇、スイーツ。」
甘城とのキスの感想を言った。

『キサンドリア』(男)「おお、綺麗な色のお餅をありがとう。」
花びら餅の礼を言った。

『キサンドリア』(男)「とはいえ、スタンドの姿では食べないしな。アレクサンドラ、食べてよ。」

アレクサンドラ「いいわよ。」
アレクサンドラが花びら餅を食べ始めた。

>>327(斑鳩さん)
アレクサンドラ「ふふっ、エスコートお願いね、斑鳩さんと不思議な猫さん。」

アレクサンドラ「日本の年始というものをよく見てみたいの。」

329石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/04(月) 19:28:59
>>318(GM)
「おー、こわっ。やっぱり餅はよく噛んで食わないとなぁ。」(もっちもっち

「記者魂ねぇ〜、やっぱ今の『ラッコ』とか『餅騒動』とかを新聞に書くのかい?」

「そういえば、新聞部って、どんな活動してるんだ?
 昔ながらの『壁新聞』かい? 一昔前の『ニュースサイト』かい?
 それとも、今風に『SNS活動』かい?」

>>320(ナイさん)
「ふぅーん。うまくいかない……ねぇ。」

「詳しいとこはよく分からねぇけど、、『広告』でも出してみたらどうだ?
 ここにちょうどいい『新聞屋』がいるわけだし、『宣伝』でも一発。」
適当な提案を口にする。

330アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/04(月) 20:33:37
>>328
>>318

「『迅速』にして『的確』……。
 なかなかの『名医』ぶりね。
 非の打ち所がない『応急処置』だったわ」

         パチパチパチ

                「フフフ――」

『キサンドリア』の対応に拍手を送った。
そして、近くに『ゾウの着ぐるみ』がいる事に気付く。
同時に、『前のパーティーの記憶(>>105>>107>>112)』が脳裏に蘇る。
あの時は、気になる話し声を追ってバックヤードに潜り込み、
『ノスタルジアトピア』という名の『不思議の国』に辿り着いたのだ。
この『着ぐるみ』の存在が、その時の記憶を思い起こさせた。

「――――『ロブソンくん』??」

(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1511075107/751-752)
『ゾウの着ぐるみ』を見て、無意識に『別の着ぐるみに付けた名前』を呟いた。
おそらく『別人』だろうが、『着ぐるみ』という共通点があるので気にはなる。
『お茶会』の最中に出会った『ロブソンくん』は無口だったが。

331『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/04(月) 22:10:53
>>321(風歌)

『生きる道』は各々によって違う。
生まれや環境による不可避の差異と、
己の選択による差異は多層に重なり『運命』を織る。

――会場を見渡すと、他にも多くの『スタンド使い』がいる。
誰か目についたものに声をかけてみるか、それとも。
視界には、全身『白い服』で髪も白い少女が目立った。

>>322(百目鬼)

「そうでしたか……いえ、ならよかったです」

百目鬼の言葉に多少気を楽にしたらしい。

「『派閥』は……その。
 優秀な人間はスカウトされるんでしょうけど」

無派閥にもいろいろあるのだろう。
『アリーナ』の内情は、
どうにも『明快』なものではないようだ。

「『名刺』を……漣さんは外様の、
 あ、いや、外部のスタンド使いをよく招聘してますね」

「『桜島』さんもそういった一面はあります。
 新しい『闘士』を積極的に呼び寄せている、という意味で。
 性格という意味では、一言で言うと……『熱血』ですね」

>>323(村田)

「そうか。なら……情報?」

村田の表情の真剣味を受け取ったか、
男は水を差すことなく、語り終えるまで黙して聞く。

「お前の『義』は分かった。
 私個人としては『気に入った』
 だから、一応言っておこう。
 『それを知らせる』事と『身を差し出す』事、
 それは『表裏一体』だ。『関わらない者には知らせない』」

「その件が『スタンド使い』が必要な仕事になれば、
 その時はお前を優先的に『雇用』することは、約束しよう」
  
    「『腕』のある使い手を、探す手間が省けるのは良い」

あくまで、『仕事』―――男からはその範疇での『協力』を感じる。

>>326(甘城) >>327(斑鳩) >>328(アレックス)

『着ぐるみ』らは無事を祝い、一礼するとその場を去ったが、
『ゾウの着ぐるみ』は『誰か(>>324)』の前で止まったようだ。
黒髪で白衣姿、なぜか室内で『サングラス』まで着けている。

                  ……誰だろう?

>>320(ナイ) >>329(石動)

「さあ……『紙面』になってからのお楽しみなのだわ。
 とはいえ『ラッコ』はともかくとして、
 『餅騒動』なんて読者が望んでいるかは分からないけどね」

「活動? 興味があるのかしら?
 私はね、『壁新聞』が好きだわ!
 ニュースサイトも立ち上げてはいるし、嫌いじゃあないけど――」

『部活動』らしく、あるいはある意味で『新聞』らしく、
あくまで『興味』と『需要』に基づいた紙面づくりをしているらしい。

「『宣伝』ン〜?
 ま、どうしてもというなら考えなくはないけど、
 私の記事に載せるだけの『面白み』があるかしら?」

       「『物々交換』をしてる子供がいる、 
        と言う話自体は、興味はあるけれど」

特に目線を合わせるなどはせず、長身でナイを見下ろす。

「あなたとしてはどうなのかしら。『記事』にされるのに抵抗は無いの?」

>>324-325 >>330(アルカラ)

プレゼントを渡し、事態を見守っていたが――
『着ぐるみ』に、以前見かけたものと似た造詣を感じる。
もしかしなくともアレは『ノスタルジアトピア』にいた『着ぐるみ』、
その『同胞』か何か――――もっとも、ここは『不思議の国』ではない。

      ≪?≫

             ≪何カ 探シテル???≫

視線に気づいたか、ゾウの着ぐるみが寄ってきた。
彼に構うべきか、それとも会場にいる他のスタンド使いと交流でもするか。
『人脈』の中心にいる一人である『アルカラ』には、見知った顔も多いようだ。

332ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/04(月) 22:18:30
>>318>>329

「新聞屋? 若いのにえらいんじゃな」


部活動という概念をよく知らないのか、プロの新聞記者だと思ったらしい。


「宣伝……と言えばダイアナがしてくれると言っておったな
 というかお前さんもダイアナにわしの事を聞いたんじゃろ?
 しかしやっぱり売り物の方が問題かもしれん」

「テレビで見て折り紙をちょっとできるくらいじゃし、
 なにかフカ価値というか、わし自身で何か作ったり価値を高めたりできたらいいんじゃが」


何か歳のわりには難しい事を考えている。立場が人を作るという事だろうか。


「わらしべ長者では、最初の藁は、藁というよりそれに結んだ羽虫を幼子が欲しがったじゃろ?
 そういう感じの……わしもトンボとか捕まえて糸で結んで売ったけど、あんまり売れんかったが」

333ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/04(月) 22:25:12
>>331

「わしはそんな金はないぞ」


新聞は全国区のものだと思っているので、凄いお金がかかると考えたらしい。


「うーん、長者になった後なら成功者インタビー?もできるかもしれんが、
 今のところ面白くはないかのう……」


本当に有名になれば、有名人と交換したという事自体が付加価値になるかもしれないが……

334アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/04(月) 23:04:16
>>331

「え、あぁ――――」

            コホン

「フフフ、何でもないわ。『知ってる人』かと思ったの」
 
「ごめんなさいね」

小さく咳払いをして、その場を取り繕う。
思わぬ物を見たせいで、つい『素』が出てしまった。
危うく『身バレ』する所だったが、
気を取り直して『演技』を続ける。

「あぁ、その――『メルコ』って知ってる?」

「もしくは『風見亜角』」

以前の『お茶会』で顔を顔を合わせた二人。
彼らは『音仙』の身内でもある。
前にバックヤードで見かけた着ぐるみ達は、
『ノスタルジアトピア』が生み出した物なのだろうと思う。
『ノスタルジアトピア』の本体は、おそらく『メルコ』だ。
この『ゾウ』が『ロブソンくん』と同様の存在だとすれば、
ここに『メルコ』がいるのかもしれないと考えた。

335百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/04(月) 23:26:54
>>331

「なるほどねぇ。よく分かったよ」

如月のように、自らの意思で『無派閥』に身を置く人間がいる。
あるいは、そうせざるを得ない人間もいるのかもしれない。
この『黒服』の事情は知らないが、人間関係の複雑さは、
どこの組織でも同じ事だ。

「今回は『合同開催』って事だけど、
 桜島さんと漣さんが一緒に何かをするってのは、
 割と珍しい方なのかい?
 別に詮索する訳じゃないけど、アンタの話を聞く限りじゃあ、
 桜島さんのお人柄は、
 漣さんとはタイプが違うような気がしたもんでね。
 だから馬が合わないって事も無いんだろうけど」

「そういえば、今日は、
 『お偉いさん方』はお見えじゃないのかねえ?
 もし御出でになるんだったら、良い機会だし、
 挨拶の一つでもしておきたいと思ってさ」

336斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2021/01/05(火) 00:17:18
>>328
>>330
>>331


 「…………。」

 (靴のサイズからして年齢は一つ下、頭髪はカツラならばポリエチレン
 いや、判別がつかない、声と歩き方で女性なのは解るが、眼もサングラスでは…)

 ――1つ下でサングラスをかけているスタンド使いの女性?

 「……まさかね。」

それに、エスコート中に他の女性に目を奪われるのも、無礼という物だ
皇帝2人相手でも、僕には手に余ったというのに。

視線を外して先の功労者に向き直る。

 「――そういう事なら日本の『おせち料理』を見に行きましょうか、お手をどうぞ レディ。」

『立食パーティー』のような形式で料理が並んでいるし、『和食』が多いと見た
あっても不思議ではあるまい。

 「こっちの料理は食材に季節と風習からなる信仰が入り乱れていて、それが華やかに映るんですよ
 『信仰心が薄い』と言われる日本人なのに、不思議でしょう?2人の舌に合えば嬉しいのですけど。」

どうも物言いからして…アレクサンドラ達はこの国の人間では無いのだろう
であれば、こういう事もするというものだ ……ある意味では責任重大である。

337『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/05(火) 01:04:06
>>332-333(ナイ)

「え? 『広告費』は別に……
 『なんで物々交換をしているのか』とか、
 『取材』をさせてくれるなら、
 ついでに宣伝をするのは吝かではないのだわ」

「『商売』で記事を書いてるなら、
 また話は別でしょうけどね」

『校内新聞』である以上、
『広告』に『金』を取る程のことは無い。

「ま、あなたが『面白い』と思う時がきたら、
 その時はしてあげるのだわ。『成功者インタビュー』をね!」

>>334(アルカラ)

       スッ

  ≪『メルコ』 ボクラノ 友達!≫
 
          ≪『アズミ』 ボクラノ ゲスト!≫

推測は『合っていた』ようだ。
あの二人の姿は見えないし、ここは『現実世界』のようだが……

>>335(百目鬼)

「お役に立てたなら、何よりです」

          ス…

無派閥の男は小さく頭を下げる。

「『派閥』にもいろいろありますが、
 内部で全てが完結している派閥じゃないなら、
 他のところと組むのは『ありえる』話ですね」

「特に漣さんと桜島さんの派閥は、
 それなりに交流が多い方かな……
 すみません、細かい事情とかはちょっと。
 後からいらっしゃるとは聞いてますので、
 その時に聞いてみてもいいかもしれませんね」    

重役出勤なのか、なにか他の用があったのか、
不明瞭だが、最低でも『今』時点までは来場していないようだ。

338アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/05(火) 01:53:38
>>337

「フフフ、それは素敵な事ね。
 私も貴方の『友達』になれるかしら?」

「ええと――『オリバーくん』」

        スッ

勝手に名前を付けながら、片手を差し出して握手を求める。
今日は『いつものネイル』も付けていない。
ごく普通の爪だ。

「『メルコ』と『アズミ』に伝えてもらえる?『アリスがよろしく』って」

「――――フフ」

少なくとも、この会場にはいなさそうだ。
前に会った時、『メルコ』は、
『外に出るとめんどくさい事になる』と言っていた。
それを考えると、もし来ているとすれば『裏の方』だろうか。

339百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/05(火) 06:26:49
>>337

「それじゃ、また後でお目に掛かるとするかねぇ。
 教えてくれて助かったよ」

            ジュッ

煙草の火を消す。
そして、『火の点いていない煙草』を指の間に挟む。
気休めだが、無いよりはいい。

「さて、ここで待つってのも勿体無い。
 会場の様子でも見てくるとしようか」

「――『煙草』、ありがとね」

『黒服』に礼を言って、喫煙所を出る。
飲み物の中から『焼酎』のグラスを手に取り、ぐいと傾ける。
『酒』も好きな物の一つだ。
煙草の代わりにはならないが、
アルコールが入れば気も紛れる。
しばらく静かに呑みながら、『目当て』が現れるのを待とう。

340ラフィーノ石繭『ミスティカル・ガイド』:2021/01/05(火) 21:27:54
>>302 (比留間)
「かんぱーい!」

   チン

「………では、わたしは他所を回りますね
 楽しかったわ、また逢いましょう?

 (…二度と会いたくないんだけど、
  またこいつの顔を見る羽目になりそうな予感があるのよね…
  …予感?バカバカしい…非カガク的……)」

シャンパングラスを両手でちょんと持ったまま会場をふらふらと歩いて行く石仮面。
あとで顔見られないようにこっそり呑もっと。

341ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/01/05(火) 22:25:58
>>337

「ジャナリスト精神がどうのこうのという話か……?」


商売ではない
→金やちやほやされるために、 新聞を描いてると思っていたのかァーーーーッ!!
 ぼくは、『読んでもらうため』に新聞を描いている!
という事だろうか?と思った。


「うむ、まあ、その時はよろしく頼む」


その日はいつになるやら分からないが、
今日のところはとりあえず食いだめすることにして食事に戻った。

342比留間彦夫『オルタネイティヴ4』:2021/01/06(水) 00:31:30
>>340

「――――乾杯」

           チン

「こちらこそ、貴女のお陰で楽しい時間を過ごせました。
 また出会える時を楽しみにしていますよ」

                コトッ

(貴女と違って、私はあまり飲まない方でして)

『謎の女』が立ち去るのを確認すると、
グラスをテーブルに戻した。
酒が飲めない訳ではないが、自分から口にする事は少ない。
さっきは『礼儀』として相手に合わせただけだ。

「『飲み過ぎ』には、くれぐれもご注意を――――」

(また『事務所』まで送り届けるのだけは、
 勘弁して頂きたいですからね)

前に会った時は、泥酔した彼女を、
『占いの館』まで連れて行く羽目になった。
彼女は覚えていないのだろうが、
こちらとしても出来れば忘れたい記憶だ。
薄く笑って肩を竦め、踵を返した。

343『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/06(水) 05:32:32
>>338(アルカラ)

    《友達ニハ ナレナイゾウ》

       《友達ハ ボクラノ 『仲間』ダケ》

   《デモ 『ゲスト』ニハ ナレル!》

        スゥ

差し出した手を握り返された。
言葉の意味するところは不明だが、
能力上の何らかの制限なのかもしれない。

《『アリスガ ヨロシク』 伝エテオクゾウ》

            ドスドス

      《ソレジャア 『パーティ』楽シンデネ》

その場を去ろうとする『オリバーくん』。
バックヤードの方に向かうようなので、
もし彼らがいるとしたら、同じくその方向なのだろう。

>>339(百目鬼)

「いえ、お気になさらず……
 ご来場ありがとうございます。
 この後も、パーティをお楽しみください」

        ス

黒服は頭を下げ、百目鬼を見送る。
会場は先ほどまで何やら騒がしさを感じたが、
百目鬼が戻って来た今は、概ね落ち着いたムードだ。

           ……

焼酎を傾けながら会場を見渡してみると、
実に多くの『スタンド使い』の姿が見える。
知った顔もいれば、初めて見る顔も多い。
特に多いのは『10代後半』と見える層だが、
その顔ぶれにも『多様性』は見られる。

しばらく経つと、会場の入り口側に知った顔が増えた。
あれは『漣』だ。その横にいる、真紅のスーツの男は『知らない』。

>>341(ナイ)

「あら、中々良い言葉を知ってるじゃない。
 まあ私の方が勿論語彙力はあるけど……
 そんなところよ、お金がいらないとは言わないけど」

学生とはいえ、記者にも色々考えがある。
黒羽のように奇異な者であれば、尚更に。

「ええ、その時を楽しみにしておくのだわ」

口約束ではあるが、事実になる事を祈ろう――――

>全体

会場の入り口には(周囲の黒服らの反応からして)『アリーナ』の者と思われる、
真紅のスーツを着た偉丈夫と、黒基調の晴れ着を着たメガネの女の姿が見える。

他にも、会場を見渡すと手の空いたスタンド使いらしき人間は多い。
話し相手、新たな『同胞』を探しているなら、見つけることは容易な状況だ。

344アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/06(水) 19:46:15
>>343

「フフフ、ありがとう」

『ノスタルジアトピア』を『一つの世界』とするなら、
『住人』が『友達』で、『外から来た者』が『ゲスト』なのだろう。
この場合、『親しさ』は関係ないはずだ。
そうでなければ、『メルコの仲間』である筈の『亜角』が、
『友達』になれないとは考えにくい。

「『ゲストにはなれる』――その言葉が聞きたかった」

『オリバーくん』を見送り、一人呟く。
適当な距離を置いて、気付かれないように後を付いていこう。
あの外見なら、人に紛れて見失う事はない。

345石動 織夏『パイオニアーズ・オーバーC』:2021/01/06(水) 19:53:20
>>331>>337>>343(GM)
「ああ、気が向いたら頼むぜ、クロちゃん。」

>>332>>333>>341(ナイさん)
「おう、いい話になるといいな。」

346百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/06(水) 19:59:47
>>343

「おっと、どうやらいらっしゃったようだね」

        コト

「『挨拶』してこようか」

空になったグラスを置き、新たに現れた二人に歩み寄る。
この催しは『桜島派』と『漣派』の合同開催。
『漣』の隣にいるのが、おそらくは『桜島』だろう。

「漣さん、こんにちは。『その節』はどうも」

「――――はじめまして」

二人に向かい合い、まず漣に一礼する。
それから、隣の男に頭を下げる。
手始めに、どのような人間か確かめよう。

347アレックス『キサンドリア』:2021/01/06(水) 20:13:26
>>331(GM)
>>336(斑鳩)
アレクサンドラ「ありがとう、斑鳩。」
『キサンドリア』(男)「ありがとう、斑鳩。」

アレクサンドラ「ふふ、おいしそう。日本って不思議な国ね。」
『キサンドリア』(男)「『皇帝』と呼ばれていても、所詮僕らは『アリーナ』の子飼だからね。」

アレクサンドラ「『アリーナ』に呼ばれれば何処へでも。」
『キサンドリア』(男)「興行から興行へと行くだけ。必要とあらば、何でもする。」

アレクサンドラ「井の中の蛙。」
『キサンドリア』(男)「裸の王様。」

アレクサンドラ「だから、こうして華やかな新年パーティをできることなんて滅多にないわ。」
『キサンドリア』(男)「日本に来ることだってなかなかない。この国でも言うだろう、『かごの中の鳥は』って?」

アレクサンドラ「来年はどの国で新年かしら。」
『キサンドリア』(男)「『皇帝』と言ってもこんなものさ。」

アレクサンドラ「あなたには夢がある?斑鳩?」
『キサンドリア』(男)「あるなら大事にするといい。」

348御影憂『ナハトワハト』:2021/01/06(水) 21:20:51

会場の片隅に、『ジャパニーズホラー』のような女がいた。
顔を隠すように垂れ下がった前髪の隙間から片目だけが覗く。
『黒服』に渡したのは、
『リング』・『リング2』・『らせん』・『リング0バースデイ』の、
ブルーレイ豪華四点セットだ。

  【今、入ったところ】

               ――――【分かった】

               ――――【了解】

『LINE』のグループチャットに送信し、
出来るだけ多くの人間の顔を覚える事に集中する。
『アリーナ』主催のパーティー。
ここに来たのは『情報収集』の一環だった。

349斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2021/01/07(木) 00:30:33
>>347

 「――ああ、勿論」

大事にしているよ、という続きは出てこなかった
今の自分が本当にそう出来ているか、確信が持てなかったのだ

もし今の行いが、両親の意図に反している物ならば……。

 「でも、そういう事なら 今日の機会をめいっぱい楽しまなくてはね!
 向こうには露店も見えるし 何処に行っても残る思い出にしてくれよ
 『一期一会』っていう言葉もこの国にはあるのさ。」

――表にはださない 僕は『勝利者』だ
彼らに勝利した以上、勝った者として胸を張る義務が僕にはある。

 「意味は、あなたとの出会いは、二度と巡っては来ないたった一度きりのもの。
 故に、この一瞬を大切に思え……『僕達』は大事にするよ、『君達』との出会いを。」

故に笑顔で、彼らを見送るのだ
それが勝者の手向けなれば。

350一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/07(木) 05:00:33
>>337
涼しく刺すような玲瓏とした風貌のあどけない少年が新たに入場する。
透き通った肌は血管が薄く見えて、淡い青色に微かなエメラルドの反射が混じる瞳。
ウルフカットの白髪。総じて生命印刷コピーの失敗と言える見た目だ。

「ま、間に合った。私の『最高傑作』を…
 1ヶ月の試行錯誤と徹夜の結晶…」

目の下に出来たクマを擦りながら『黒服』に『プレゼント』用の『マーブルリーフ』を渡す。
フライパンで熱したクラックビー玉を『慈悲の刃』で削り、耐久性を上げるべくマニキュアなどを塗り続け、ワイヤーで括り固定した宝石のごとき無数のビー玉。

「あけましておめでとうございます…」

『黒服』に新年の挨拶をした後は『マーブルアート』を入れたビニール袋を片手に会場を彷徨う。
最高傑作には劣るが拘りに拘り抜いたクラックビー玉の輝きは宝石と勘違いされるかもしれない。

351御影憂『ナハトワハト』:2021/01/07(木) 19:06:01
>>350

会場を歩いていると、『別の客』と目が合った。
白いワンピースを着た女だ。
長い前髪で顔の大部分が隠れており、表情は窺い知れない。

       コク…………

女が会釈してきた。
外見は不気味だが、最低限の社交性はあるらしい。
話しかけてもいいし、そのまま素通りしてもいいだろう。

352『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/07(木) 20:14:48
>>344(アルカラ)

『オリバーくん』は会話が終わったと認識したようで、
着ぐるみらしいぎこちない動きで頭を下げると、
『アルカラ』を振り返る様子もなく『外』へ歩き出す。

      ドス
              ドス
                     ドス

会場の外は『殺風景』だ。
というより『無駄』や『余分』が無い。
閉塞感さえ感じる窓の無い通路で、
時折すれ違うのは『着ぐるみ』ばかりだ。
とはいえ『異常な空間』という感じはせず、
単に彼らしか来る用がないのだろう――

特に呼び止められたりもせず、やがて『扉』に行きついた。
変哲も違和感も無いが、『手の甲のスタンプ』と同じ紋が浮かんでいる。

>>345(石動)

「ええ、気が向くニュースになる事を祈ってるのだわ!」

>>346(百目鬼)

「まァ、百目鬼さんやないですか。
 来てくださったんです? 嬉しいわ〜
 明けましておめでとうございます〜」
 
          ペコリ

上機嫌な様子で漣が挨拶を返す。
そしてその様子を見守るでもなく、
頭を一度目に上げた百目鬼が見るのは、
先に頭を下げている赤スーツの男――――『桜島』。

「どうも、お初にお目にかかるッ!
 そして、『明けましておめでとうございます』ッ」

「俺はアリーナの『桜島』!
 ――――漣氏とは既にお知り合いのようだ。
 俺も、顔を覚えていただけるよう尽力しよう!」

声は大きいが、耳に障るような声色ではない。
『警官』にもこういう人間はいる。『体育会系』というヤツだ。

>>348 >>350(御影)

『多くのスタンド使い』が集い、『アリーナ』の主催で、
また『音仙』より開催の報せがあったこの会合。
『探りを入れる』には、絶好の機会と言えるだろう。

             ガヤ ガヤ

アリーナの者らしき『黒服』の職員や、
周囲の対応から見るに『上位』らしき、
赤いスーツの男と、着物を着た女。
在野のスタンド使いも老若男女を問わず、
しきりに周囲を見渡す不慣れそうな者や、
堂々と飲食を楽しむ、『手練れ』の者もいる。

      ワイワイワイワイワイ

  「えーーー!
   きみも『スタンド使い』だったんだーーー
   じつはあたしもそうだったんでーーーーす」

……あれは『円谷』だ。
他の誰かと話しているらしい。
場ゆえか前に会った時以上にうるさい。
何か知ってるとも思えないし、利益は薄そうだ。

とりあえず、色素の薄い少年に会釈をしてみた。どうなるだろう。

>>349(斑鳩)

例の『サングラス』の人物が、
『会場の外』へ行ったのが視界の隅に見えた。
追う理由があるかどうかは、分からないが……

>>350(一抹)

「明けましておめでとうございます。
 今年も、『アリーナ』をよろしくお願いします」

           ペコーッ

「素敵な『ビー玉細工』ですね!
 きっと、貰った人は喜ぶと思います!」

真面目そうな職員に、凝ったプレゼントを渡す――――と。
不気味な女(>>351)に会釈された。どう応じるのが、この場合良いのだろう。

353一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/07(木) 20:19:59
>>351
「あけましておめでとうございます。
 この不思議な場所に来れるってことはスタンド使いですね?」

テクテクと近寄って長い前髪の女性を見上げる。
多少は不気味に思えど度重なる事件でメンタルと根性が鍛えられたせいで恐れはない。
見た目の怖さで言えば宗像さんの方が上だ。

「清月学園に通う中学一年生の一抹です。
 所属は無し。裏との繋がりはありません」

「お姉さんのお名前は?」

もしかして『アリーナ』関係者さんだろうか?
前髪が長くて誰かと衝突しないか心配だ。

354アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/07(木) 21:13:08
>>352

           ザッ

「フフ――――」

黒いサングラス越しに『扉』を見つめ、不敵な笑みを浮かべる。
手に押された『スタンプ』と同じ印。
おそらくは『鍵』か『手形』か、そういった類の物なのだろう。
ここまで来た以上、次の行動は決まっていた。
少しの躊躇も迷いもなく、『扉』を開ける。

355百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/07(木) 21:15:00
>>352

「『桜島』さんだね。ご丁寧にどうも。
 アンタみたいに元気な人を見ると、こっちも張り合いがあるよ。
 『まだまだ頑張らなきゃいけない』と思えるんだ」

性格に関しては、『黒服』に聞いた話と一致するようだ。
まだ表面を見ただけだが、言動からは実直な印象を受けた。
自分としては、こういった人間には好感が持てる。

「アタシは『百目鬼小百合』。
 漣さんとは、ちょっとした知り合いって所さ。
 この催しに参加させてもらえて、お二人には感謝してるよ」

「ここの人に聞いたんだけど、
 『闘士』とやらを積極的に呼び寄せてるんだって?
 それは具体的に何をする人間なんだい?」

356アレックス『キサンドリア』:2021/01/07(木) 21:31:01
>>349(斑鳩)
>>352(GM)
アレクサンドラ「『一期一会』……。」
『キサンドリア』(男)「……なるほど。」

アレクサンドラ「ありがとう、斑鳩。」
『キサンドリア』(男)「キミと戦えてよかった。」

アレクサンドラ「『私達』も大事にするわ、『あなた達』との出会いを。」
『キサンドリア』(男)「『僕達』も大事にするよ、『あなた達』との出会いを。」

357御影憂『ナハトワハト』:2021/01/07(木) 21:33:38
>>352

「うわ…………」

『心の声』が思わず表に出た。
毛嫌いしている訳ではないが、
あまり顔を合わせたくない相手だった。
明るい人間は苦手なのだ。
しかも、前に見た時よりもテンションが高い。
見つかった場合、『どうなるか』は予想がついてしまう。

(見つかりませんように…………)

>>353

     ススッ…………

近付かれると、さりげなく距離を取る。
積極的に歩み寄ってくる人間は苦手だ。
しかし、向こうから『情報』をくれるのは有り難かった。

    「『御影』…………」

           ボソッ

          「…………『憂』」

前髪のカーテンの向こう側から、小さな声で言葉を返す。
名前以外の事は話さない。
特に聞かれていないからだ。

「…………一人?」

とりあえず軽く探りを入れておく。
『スタンド使い』なのは間違いない。
それは自分も同じだ。

358一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/07(木) 22:21:14
>>352
>>357
「人見知りさんですか? 今のままの距離にしておきます」

ここまで大人しいスタンド使いは初めてだ。
距離を気にするのは気質的なものとスタンドのスペックなどが理由だろう。
いや、話し掛けてから秒速で嫌われた可能性も…

「一人ですよ…? スタンドも半自立型とかじゃありません。天涯孤独、無所属、無派閥です」

ここが交流会的な場所であれば、自分ほど関わる旨味が存在しないスタンド使いは居ない。
各勢力と薄い縁が有る癖に太いパイプを持っていない。
所詮は中学に進学したばかりの子供である。

359御影憂『ナハトワハト』:2021/01/07(木) 22:36:31
>>353

「…………『半自立型』?」

(聞いてないのに教えてくれてる…………)

不思議そうに首を傾げてみせるが、実際は知っている。
御影憂がスタンド使いになったのは、何年も前の事だ。
だから、首を傾げたのは、知らないという『ポーズ』に過ぎない。
この子は思ったより色々と喋ってくれそうだ。
『もっと引き出せる』と判断した。

「…………この中に『友達』は?」

尋ねながら、会場に視線を向ける。
その時、『円谷』の方を向きそうになり、すぐに目を逸らした。
『何かあるように見える』かもしれない。

360一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/07(木) 23:25:50
>>359
「ちょっと不運にも『エクリプス』が関連する事件で一緒に…」

「本体から独立した思考と行動をするので『半自立型』
 と勝手に名付けました。本体は優しく心強い方です」

周囲を見渡すが知り合いらしき人物は見当たらない。
よく考えたら新年早々にスタンド使いの交流会に出向く知り合いなど居ない。

「みんな家族が居るから来てないみたいですね。
 小林先輩とアリスさん、矢貫さんも居ません。
 『夢世界』で助け合った方々なのですが…」

「夕立先輩と塞川さんも見当たりません。
 宗像さんは『エクリプス』に狙われてるから無理かな…」

チラッと御影さんが目を逸らした先の人物を見る。
こちらと正反対の陽の気を振り撒く女の子が楽しげに喋っている。

「凄い明るい方ですね。御影さんの友達ですか?
 朝山さんみたいだ…うわぁ…」

ちょっと私には眩しすぎる。眩しいというより騒がしい気もする。

361御影憂『ナハトワハト』:2021/01/07(木) 23:53:46
>>360

「…………いっぱい知ってるんだ」

(『エクリプス』に関わってる…………)

(…………『要チェック』)

出てきた名前は覚えておこう。
『スタンド使いの名前』なら、貴重な情報になる。
『エクリプス』と接触している事も見逃せない。

「あれは…………『友達』っていうか…………」

「『知り合い』っていうか…………」

        ボソ

「…………『円谷世良楽』」

「『同じ学校』みたいだし…………行ってみたら?」

円谷を一瞥し、そう誘いを掛ける。
ただし、自分は彼女に近寄る気はないが。
もっとも、『一抹経由』で、
自分の存在が円谷に知られてしまうかもしれない。
だが、そこまでは考えが及ばなかった。
おそらくは、あの騒がしい程の明るさのせいで、
思考が鈍っていたかどうかしたのだろう。

362『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/08(金) 00:39:40
>>354(アルカラ)

『スタンド能力』は無限の可能性を秘める。
この『紋』も、その一つという事だろう。

       ギ

          ぃぃぃ 
                  ――― ・・・

扉の向こうは『別の通路』だ。
空気が違う、と感じる事が出来た。
天井が高く、窓の外は『遊園地』。
ここは――――前にも一度、来た事がある。

          ドス …

               ドス …

着ぐるみだけが歩いている、
この空間の名は『ノスタルジアトピア』。
廊下は奥へと続いている。出迎える者は出てこない。

>>355(百目鬼)

「何とも嬉しく、そして頼もしい言葉だッ!
 漣氏は、とても良い『ビジネス相手』を見つけたようだ」

破顔一笑し、言葉を受け入れる桜島。
少なくとも表面的に実直である事は間違いない。

「いや〜ほんま、頼れるお方ですわ百目鬼サンは。
 ……桜島さんの『興行』にも、
 参加してもらえたらありがたいんちゃいます?」

「ああッ、間違いなく。
 ――――と、ご質問の答えにもなる事だが、
 俺はアリーナにおいて『興行』……
 つまるところ、『試合』を取り仕切る人間の一人でなッ」

「即ち……『闘士』とは、『スタンド使い』同士の『試合』参加者だッ!
 試合形式は場合にもよるが、主に一対一。勿論、『安全対策』は万全だがッッ」

>>357 >>360(御影・一抹)

一抹の名を上げた人間は、認識通り会場内には見当たらない。
『円谷世良楽』は人の多さゆえか、こちらに気付いてはいないようだ・・・

363一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/08(金) 00:52:10
>>361
「スタンド使いなら拉致られたり『エクリプス』の計画に巻き込まれて知り合いが増えてきませんか?」

「御影さんも『エクリプス』について何か知ってますか?
 この間は最前線で戦ってた連中を蘇生させるべく色々
 やってたのを知り合いと潰しましたが…」

何やら騒がしい人物も同じ学校の生徒らしい。
交遊関係を広めるのも悪くない。円谷さんという方に会ってみようか?

「御影さんも行きますか?」

「おっと、その前に『プレゼント』です。
 最高傑作はメインに出したので試行錯誤の途中に出来た品を…」

ビニール袋からマーブルアートを取り出す。
植物を象った白いワイヤーで固定された飾りつけと真っ赤なクラックビー玉のブローチだ。
ttp://blog.kulala-minamisendai.jp/?eid=601#gsc.tab=0

「私の『インダルジェンス』で作りました。
 これはスタンド物質ではありません。私の能力は『悪感情』だから罠じゃないですよ」

「髪留めにも使えますよ。どうぞ」

必死に背伸びをして御影さんにブローチを差し出す。
流石にスタンドを出すと脅えてしまうだろうから背伸びで手渡す。

364村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/08(金) 01:06:34
>>331

「・・・『恩に着る』。『十分』だ。」

『仕事』の範疇であれ何であれ、『欲しいモノ』が手に入ることは良いことだ。
それに、予想外の収穫もあった。

 「しかし『腕のある使い手』とは、なかなか持ち上げられたもんだ。
 悪い気はしないが、買い被りじゃあないか?あんたの前じゃ、何も見せてないってのに。
 それとも、『斑鳩』が何か言ったかい?」

『おれの能力が認知されている』・・・これが分かったのは大きな収穫だ。
『よりよい明日』のため、活用させてもらうとしよう。
もっとも、それは『アリーナ』からしても同じことだろうが・・・

365『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/08(金) 01:13:52
>>364(村田)

「それならよかった。
 ――『雇用』には『連絡』が必要だ。
 こちらの名刺だけではなく、
 いつでも通じる、そちらの連絡先がな」

          ス

「一応渡しておくが、そちらから連絡するなら、ここに」

執事服の男は、先んじて名刺を渡してきた。
『冬川 凍(ふゆかわ こごえ)』――――
その表情や声色同様に、冷たい字面だ。
電話番号と、『連絡アプリ』のID、
そしてメールアドレスも書かれている。

「状況判断もあるが――――
 言ったのは『本堂ゲンマ』だよ。
 『当事者』の言葉が、一番参考になる。
 だから一応、持ち上げているつもりは無いが」

「買い被りだったかどうかは、今後教えてくれるとありがたい。
 お前が望むなら、アリーナには他の『仕事』もあるからな」

『活用』する気は隠す気もないようだ。それをどう取るかは、村田次第。
いずれにせよ、この男との『交流』は意味を生んだ。まだ続けるか、どうするか。
他のスタンド使いや、『アリーナ』の関係者らしき人物も、会場にはよく見当たる。

366御影憂『ナハトワハト』:2021/01/08(金) 01:20:22
>>363

「…………『知らない』」

「『スタンド使い』になったの…………『最近』だし…………」

平然とした表情で、首を横に振る。
もっとも、『表情』は見えないだろうが。
このイベントは『アリーナ』の主催であり、
大勢の『スタンド使い達』が集まっている。
ここに来た目的は、あくまでも『調査』の為だ。
迂闊に自分の事は話せない。

  「もらっとく…………」

              スッ

              「…………どうも」

(『インダルジェンスで作った』…………。
 それが出来る『スタンド』…………)

(あとで『一生』と『研吾』に見せよう…………)

こちらは普通に手を伸ばして受け取る。
これもスタンドの力を推し量る参考になるだろう。
頭の中では、密かに考えを巡らせていた。

「…………行ってらっしゃい」

ブローチを手にして歩いていき、離れた所で立ち止まる。
人に勧めておきながら、やはり自分は行く気がなかった。
『当初の目的』通り、
その場にいる人間の姿を覚える事に専念するつもりだ。

367アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/08(金) 01:46:10
>>362

「ほら、ヤッパリいったとおり。
 このキレアジするどい『カン』にくるいはなかった。
 ウワサによると、
 『ペーパーナイフ』よりも『シャープ』だって…………」

                  「…………じゃなくて」

         コホン――――

「無事に『不思議の国』へ御到着」

「でも、『イカれ帽子屋』は出て来ないみたいね」

前に来た時の事(>>118)を思い出し、ぽつりと呟く。
一度訪れただけだが、印象が強烈だったため、
ここの事はよく覚えていた。
ここが『あの場所』である事が『五感』で感じられるのだ。

「それじゃ、『ゲスト』として顔を出しに行きましょうか。
 さっき『許可』は貰ってるんだし」

「――――『お邪魔します』」

                  スタ スタ スタ

眼前の光景に一瞬『演技』を忘れてしまったが、
気を取り直して廊下を歩き始める。
おそらくは、この先に『例の二人』がいる筈だ。
久しぶりに『挨拶』してこよう。

368百目鬼小百合『ライトパス』:2021/01/08(金) 02:19:20
>>362

「『興行』――なるほど、そういう話かい。
 それについては、こちらの漣さんから少し聞いたね」

『力』を持てば使いたくなるのも人間の性だ。
それが『悪事』に向けられるのであれば、
抑止しなければならない。
しかし、何もかも規制すると、
より大きな問題を招く事に繋がる。
現実問題として、『ガス抜き』は必要になるだろう。
詳しい背景は知らないが、
『スタンドを利用した犯罪』が起こるよりは、
『監督下で行われる試合』の方が健全なのは間違いない。

「今の所『試合』に出る予定は無いけどねぇ。
 もしかすると、これから『ご縁』があるかもしれない。
 その時には――――まぁ、よろしく頼むよ」

「さてと……あんまりお偉いさん方を引き止めちゃ悪いし、
 アタシはパーティーに戻るとするか。
 お二人さん、どうもありがとう」

「あぁ、これは『出来れば』でいいんだけどねえ。
 『無派閥』の『如月慧慈』に会ったら、
 言っといてくれないかい?」

「『また何処かで』ってね」

それだけ伝えて、二人の前から歩き去る。
『桜島派の代表』と直接会えただけでも、
ここに来た値打ちはあった。
残りの時間は――――静かに『酒』でも飲んでいよう。

369一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/08(金) 20:24:29
>>366
「私も一年前に目覚めたばかりです。同じく『初心者』。
 各勢力と色々有りましたから分からないことは聞いて
 ください」

「あっ、駅前で『ニュー・エクリプス』云々と騒いで
 る子が居たら優しくしてあげてくださいね。
 危険性の無いごっこ遊びですから…」

『ニュー・エクリプス』タオルをバックから取り出して見せた後、凄まじい陽の気がする円谷さんの方へ向かう。

>>362
「御影さんの知り合いの円谷さんですか? 」

子供は恐れ知らずである。友達の友達は自分の友達という感覚で生きている。
御影さんが見ていた明るい子に話しかける。

370風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/08(金) 21:38:48
困ったという程では無いが、風歌は悩んでいた。
生ゴミを拾って食える面の皮の厚さはあるが、かと言って真っ当な人間に話掛けるのはどうにも苦手である。
自分はゴミであり、ゴミはゴミらしく在らねばならないという思考が、行動の炸裂を阻んでいた。
されど――服装を変えてもらう約定が、多くと関わり、ハンカチを渡す事である。
卵を割らねば、オムレツは作れない。空き缶は引き換えねば銭にならない。結局、行動しか無いのだ。

「す、すみません…・…ちょっといいですか」

精一杯の勇気を出して、風歌は目の前の『誰か』に声を掛けた。

371御影憂『ナハトワハト』:2021/01/08(金) 23:29:46
>>370

離れた位置から、その光景を一瞥する。
そして、すぐに視線を外した。
小皿に『湯豆腐』を盛り、持参した『ソース』を取り出す。
髑髏のキーチェーンが付いた、米国産の『デスソース』だ。
あまりの辛さで、
『心臓発作を起こして死んだ人間がいる』というのが、
命名の由来らしい。

(この前もらった『ジンジャークッキー』…………)

          ドボドボドボ

(…………また食べたいな)

思い出すのは、クリスマスに一生から渡された『激辛クッキー』。
『スタンド使いが作ったもの』だと聞いた。
彼の話によると、『お菓子を作る能力らしい』との事だ。
そうこうしている内に、『湯豆腐のデスソースがけ』が完成する。
箸を取ると、平然とした顔で、『それ』をつつき始めた。

372一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 00:16:59
>>370
「ん? はい。どうかしましたか?」

小さな少年だ。恐れる要素のない少年が下から見上げている。
もしかしたら『炊き出し』や衣類の配布で見かけたことがあるかもしれない。

373風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 00:31:23
>>372

ホームレスである風歌の生存は、拾得物の換金、違法狩猟、そして複数団体の炊き出しによって賄われる。
ボランティア団体、宗教団体――持たざるものに糧を与える者たちは多い。花壇に水を注ぐが如く、ゴミ達に餌を与えるのだ。
その『餌やり』に於いて、風歌は少年の姿を見たことがある。
瞬間、風歌は恐れを抱く、化けの皮を剥がされはせぬかと。
しかし……この少年を見かけた時は、確か、宗教団体の炊き出しであった。
ならば……風歌は、この少年に神の愛がありますようにと祈った。

「あの、『始めまして』……ちょっと、お話いいですか?」

374一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 00:49:15
>>373
「いいですよ。私のような年下に敬語など使わないで
 ください。普段通りで大丈夫ですよ」

「何度か『炊き出し』でお会いしてますし…
 ゆっくりと『お話』しましょう」

何も考えずに秒速で承諾する。
こういった人々とは何度も会話をしている。どもった話し方から緊張を察してリラックスを促すのも馴れたものだ。

375風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 00:57:58
>>374
この少年は、風歌の意を組まない――意図しているのか、いないのかは解らないが。
しかし、風歌は鉄火に飛び込んだら引かぬ女である。こうなったら、やるしかないのだ。

「どうも……・」

話――話と来た。まさか次の炊き出しは肉を多く入れてくれとでも言うか、言えない。
ならば、この場にふさわしい話題とは……

「やっぱり、坊やも『スタンド使い』なのか?」

ひどく当たり前の事を聞いた気がして、風歌は恥ずかしくなった。

376一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 01:19:26
>>375
「スタンド使いですよ。鉄火場も多少は…」

「そう言えば、名前を名乗っていませんでしたね。
 一抹と呼んでください。中学一年です」

礼儀正しくお辞儀をする。頭を下げると余計に小さく見えるはずだ。
ついでだから先に名乗って話のペースを握る。

「私に用がある感じでしたが何かありましたか?
 怪我でもしました? 年始は無料診療所も休みですから…」

保護者のように具合の悪いところがないか見る。
年末年始に備えて衣服や絆創膏は多めに配布したが不慮の事故もある。出来るなら助けになりたい。

377風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 01:24:38
>>376

「実際は、話と言うほどでもないんだけどな……」

ぽりぽりと頭を掻きながら、風歌は困った顔を浮かべる。

「アタシの普段を知ってるなら、こういう格好を用意できない事は分かるだろ? けど、用意してもらった――その時、色々な相手と関わりを持つ、と約束をしたのさ」

そして――紙袋から、白いハンカチを取り出し、差し出す。

「とりあえず、お近づきの印に、だ。どうぞ、拾いもんじゃない、ちゃんとした貰いもんだよ」

378『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/09(土) 03:54:37
>>367(アルカラ)

                 ゴ ォォォ ――――――  ン ・・・

     ゴォォ  ォォォ ――――――   ン ・・・

幾つも通り過ぎる窓の外から、鐘の音が聞こえる。
外に広がるのは変わらず『遊園地』。
『天蓋』は星空を映し、巨大な観覧車は稼働し続ける。
無いのは『客』だけ――――外は無人だ。

やがて、『扉』があった。

              ギ
                ィィ

「――――あれぇ? あなた、『夢見の国のアリス』!」

そして、やはり『彼女』が出て来た。
鼓笛隊のような華々しい衣装に、
背の高い帽子をかぶっている。
見た目は何も、この前と変わらない。

「『誰か』来たのは気付いてたのよぉ〜〜ん。
 またね!って言った事、ちゃぁ〜んと覚えてくれてたんだ」

         「どう? 入る?
          前と変わらない顔ぶれだし、
          前と変わらない『内輪』のパーティだけどォ〜」

「ア〜リスが来たらぁ、しおんちゃんは、きっとスゴク喜ぶと思うわ」

>>368(百目鬼)

「ああッ、少なくとも俺は意義ある――――
 そして『エンターテインメント』として価値ある活動と考えている!
 試合に『出る』事は無くとも、『会場警備』や『迎賓』といった、
 貴女であれば適任であろう『仕事』は、いくらかあるッッ」

「故に――――『その時』が来ることを、 
 心より楽しみにさせていただこう!
 いや、新年早々良い『出会い』があったッ!」

桜島は屈託なく、よく笑う。
しかし過剰な『距離の詰め方』はしてこない。

「いやぁ、うちらなんてそんな大して偉くもないですわ。
 むしろ百目鬼さんを独占させてもろて、他のお客さんに悪い事しました」

漣は袖を口に当て、目元には笑みが浮かんでいる。

「ン、『如月』氏に? 無論構わない! が――――」

「こういうんは詮索するもんちゃいますわ、桜島サン。
 ええ、『如月』さんにもよう伝えときます。それじゃあ、パーティを楽しんでくださいねえ」

『アリーナ』が如何なる『背景』を秘めているのか、
それは今はまだ分からないが、『百目鬼』の行動は『入り口』を作るには十分。
望むならばやがては、その深淵に光を差し込ませる機会が来るかもしれない。

>>369(一抹)

『円谷』に声をかけようとしたが、先に『風歌』が話しかけて来た。
『円谷』はあちこち移動しているが、うるさくて動きも大きく目立つ。
後から見つけて話しかけ直すのは、そんなに難しい事ではないだろう。

>>370(風歌)

声をかけた相手は――――『一抹』と名乗る少年だった。
この出会いが果たして『風歌』に、どのような物をもたらすか。

>>371(御影)

『死』に由来する、地獄のような色の『調味料』を躊躇なく食らう。
『激辛』はまさしく『食べ物』界の『ホラージャンル』。
幸いにして会場には、他にも辛い料理は見当たるようだ。
『円谷』が来る様子もないし、あとは食事を楽しみつつ情報収集に励むのが良い……

379一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 05:23:28
>>377
「こういった時は『エクリプス』がスタンド発現の準備
 でも進めているのか、と疑うものですが『アリーナ』
 も対策を講じているはず」

「『ハンカチ』を用意した方の善意を信じます」

毒殺されたり数々の騙し打ちを受けてきたが臆病なだけでは生き残ることも出来ない。
大胆さと柔軟さのバランスを保てば、大抵の事態は何とかなる…気がする。たぶん。

「お姉さんのお名前は? 最近は若いホームレスさんも
 少なくありません。
 上手いことやりくりしてネカフェに泊まり様々な手法
 を使って稼ぐ貴方たちは逞しいですね」

『ハンカチ』を受け取りポケットに仕舞う。
そして、様々な『マーブルアート』の入ったビニール袋を背伸びしながら差し出す。
何も言わなければ高級アクセサリーと勘違いするクオリティの品々だ。

「売ってお金にしてください。最高傑作に及びませんが
 スタンドを使って様々な加工を施したものです。
 100均のビー玉ですがメルカ…ネットの闇市を利用し
 て売り捌けば多少の資金となるかもしれませよ?」

「定期的に開催されるフリーマーケットに出展するのも
 悪くありませんね」

>>378
遅れてきたせいか食事や固定の友人たちと話す人達も増えてきた気がする。
目の前の彼女と話が終わったら1ヶ月続きの徹夜で失った栄養を補うべく食事に集中するとしよう。

(それにしても朝山さんの明るさに匹敵する元気な方だ。
友人でもない私が話し掛けるのも…)

380夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/01/09(土) 09:59:20
>>378

「フフフ、初めまして」

「最初に『自己紹介』しておくわ。
 私は『アルカラ』。『アリーナ』の『ファイター』よ」

「――――って入る予定だったんだけど…………」

                    バサッ

            ガバッ

    スチャッ

勢いよく『ウィッグ』を取り、『白衣』の前を開け、
『サングラス』を付け替える。
ウィッグの下は『金髪』で、
白衣の下は『アリス風のファッション』。
サングラスのレンズは『黒』から『青』に変わった。

「ショージキそろそろ『ゲンカイ』だったし、もういいや!!
 コッソリ『せんにゅう』したらカッコいいんじゃない??
 とおもってやってみたけど、
 やっぱこういうエンギはむいてないな!!
 『アリス』は『こせいはジョユウ』なんだぞ!!
 『マジメなエンギ』をもとめるのがマチガイだったって、
 『メイブツひょうろんか』もいってたし。
 『カントク』!!でてこいよ!!」

「でも、こんごのために、
 『あたらしいヒキダシ』をふやしておくコトもダイジか……。
 カントクは、ソレをいいたかったのかもしれないな……。
 こんかいはおおめにみてやろう」

全ては昨日テレビで観た『映画』が原因だった。
裏社会を舞台に、
クールなヒロインが大活躍する華麗なスパイアクション。
それに影響された結果、
このような行動に出る事になったのだ。

「おッ、いいね〜〜〜。はいるはいる。
 いつまでもタチバナシもナンだし、どうぞどうぞ」

「『メル』、ひさしぶりじゃん。
 『カザミン』もゲンキ??
 しおんちゃんもゲンキだよねぇ??」

「あ、『ロブソンくん』もゲンキ??」

扉の中に踏み込みながら、『前に会った時』を思い出す。
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1511075107/755)
『またあおうね!!』っていって、バイバイしたっけ。
そのときは、またあえるかどうかなんて、
わかんなかったんだけど。

381風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 10:15:40
>>379

「なるほど、な。ちっと妙な事をしちまったみたいだ」

風歌は苦く笑った。少年――もとい、一抹の態度を見て、己の愚かを悟らぬ程に愚かではない。

(スタンド使いってのは、いつも差し出された手に画鋲が仕込まれてねぇか疑わねぇといけないってわけか)

何が起きるか解らないが故に、何が起きるかを常に警戒しなければいけない世界。
万が一の敵意を嗅ぎ損ねたら、ただの一刺しで致命を追う世界。
――その世界に生きながらなお、彼はハンカチを受け取った。
風歌はゴミである。しかし、信頼に対して不信で応える不義理は好まぬ。三寸の虫にも五分の魂があるのなら、ゴミにも仁義の魂はある。

「だが、そんな妙を受け取ったくれたんだ、名乗らねえ訳にはいかねぇな――アタシの名前は風歌、風歌鈴音――風歌で良いぜ」

そして、ビニール袋を受け取った風歌は、しげと眺める。
キレイである。少女らしい感性など死んで久しいと思っていた風歌であるが、物質に対して金になるかではなく、美醜を深く感じ入るのは久しぶりであった。
ネット環境を持ってはいないし、売れはせぬ――偶に眺めて置こうと思いながら、風歌は紙袋から『チョコレートの詰め合わせ』を一つ取り出した。

「プレゼント交換にはちと速いが、『お返し』だよ。旨いぜ、多分な」

382一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 20:44:35
>>381
「ちょ、チョコ…最後に食べたのはクラスの子から貰っ
 た義理チョコだけ…」

二人の差は家の有る無しでしかないのかもしれない。
瞳を輝かせてチョコの詰め合わせを見つめる無邪気な姿は年相応のものだ。
背伸びをして受け取り巾着袋に捩じ込む。

「そういえば、風歌お姉さんは路上生活を脱却する気は
 ありませんか?」

「こう見えて義理ですが牧師の息子なのでボランティア
 、法人団体などの方々と知り合いなのです。
 日雇いのお仕事を回し、寮を用意してくれますよ」

割とガチめな救いの手が風歌に差し伸べられる。
ネカフェ民より多少はマシな生き方も提示してきた。
『ゴミ』と言えど捨てる者あれば拾う者あり。
今まさに目の前の少年は風歌を拾おうとしている。

「近年、路上生活者はネカフェに行っちゃって捕まえ
 られないこと多いのですが…
 そもそも活動自体が知られていないのとスマホを持た
 ない方々は窓口にすらたどり着けませんからね」

炊き出し後に生活保護を申請させられた挙句、寮に監禁されて金を奪う輩に捕まるよりはマシかもしれない。

383風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 21:55:09
>>382

「ん……」

路上生活からの脱却――風歌がこの穴に『落っこちた』ならば、望む道である。
しかし、それ以外の選択肢が自発的な奇妙な果実になるしかなかったとはいえ、それでも『選んだ』道である。
差し出された『手』が――主には行政の手が、たまさかにはヤー公の魔手が、なかったわけでもない。
それを断固として拒絶し、逃げ続けているのは、ゴミであろうとも、ゴミを選んだという矜持があるが故である。
だから、断ることは、できる。
しかし――風歌はそうはしなかった。

「少し、考えておくよ」

ゴミとして野垂れ死ぬ覚悟は決めていた――しかし、ゴミには不釣り合いな『力』を風歌は手にしている。
スタンド――傍にあるもの、立ち向かう為の力。
『ダストデビル・ドライブ』。『ゴミ』を飛ばす風を起こす、風歌の魂。
――この風は、ゴミを、即ち風歌をも飛ばす。
ならば、この『スタンド』が導いた出会いは――今いる場所から己を吹き飛ばすための追い風なのかもしれない。
それでも、ここでは一歩を踏み出せない。『道』を変えるのは、決して簡単ではないのだ。

「どのみち、『ここ』で確約はできねーよ。夢見てーな場所だし、『夢』で終わるかもしれねーしな……続きは、外で会えて、覚えてたらにしようや」

384氷山『エド・サンズ』:2021/01/09(土) 22:43:16

「はぁ〜・・・・ 思ってたよりもずっと人が多いですね!」

感嘆の息を吐きながら清月学園の制服を着た少女が会場に入ってきた
アリーナの関係者に誘われて来たのだが、予想以上の人の多さに目が回りそうになる

「えぇっと・・・・まずはプレゼントを」

その直後に受付にいた黒服に『プレゼント用の品物』を渡す
とある大物芸人が監督・主演を務める映画『座頭市』・・・・・そのブルーレイディスクだ
会場に来る前にTSUTAYAで買って包装した一品

(私が時代劇にはまるきっかけ・・・・・なんですよねー
 物心がつく前に家に置いてあったDVD・・・・ あの頃は何度も見たなー)

昔の事を思い出し、少々ノスタルジィな感情に浸りながら周囲を見渡す
周りには何人かの知り合いがすでに来ているようだ
氷山は彼らの顔ぶれを眺め・・・・

>>382-383(一抹・風歌)

「一抹くん、君もここに来てたんですね
 あれ? この方は?」

どうやら歓談しているらしい二人のもとへと向かった

385一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 22:47:45
>>383
「ここが仮想の世界だったら今頃、私は死んでますよ。
 そういった状態ですからね」

「それに路上生活者のままだとスタンド使いとしての
 生活にも縛りが生まれます。スマホとか」

この町は繋がりもなく生きるには厳しい場所だ。
『アリーナ』で闘士の道を歩むか、『エクリプス』の残党に都合良く使われるか。
スタンド使いに平穏の道は無い。不思議な縁が様々なものを呼び込むからだ。

「先ずは『自尊心』を取り戻しましょうね、風歌さん。
 私に話し掛けた時の自信の無い姿は痛々しいものでした」

「日本の路上生活者は外国の路上生活者に比べると
 働き者なのです。野心がある。薬に手を染めるより
 生きようとする意志があるのです」

カレンダーをメモ帳代わりとしたものに教会の位置と住所、スマホの電話番号を書いて差し出す。

「スタンド使いになれたなら今に満足していないはず
 です。何を利用としてでも上を目指しましょう」

「『アリーナ』の闘士になる道もありますが…出来れば
 私の手を取っていただきたいです。では、また…」

風歌さんに別れを告げて近くの料理に向かう。
狙いはハムだ。お高級なハムを狙って食べ続ける。

386一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 22:50:35
>>384
「あっ、氷山先輩! あけましておめでとうございます!」

「この方は今さっき知り合ったスタンド使いさんです。
 風歌さんってお名前なんです。可愛い名前ですよ!」

387氷山『エド・サンズ』:2021/01/09(土) 22:58:44

>>383(風歌)

知り合いがいる場所へ向かった・・・・・のだが
人ごみに紛れて歩みが遅くなった隙に彼はいなくなってしまったようだ

「あ・・・・・・。」
     「ど、どうもー・・・・・。」

       ・・・・・・・・・・・。

その場に残っているのは初対面の女性(風歌)のみ
なかなか気まずい雰囲気になりながら挨拶をする

(い、一抹くん―――――ッ!
 と・・・・とりあえず会話を・・・・!会話を繋いで・・・・・!)

「いやあ・・・本日はお日柄もよく・・・・・」

    (って、違う! これじゃあ結婚式やお見合いですよ!)

  「皆様、たくさん集まって御盛況ですねぇ・・・」

ひとまず何か会話を繋ごうと焦った顔になりながら
周りを見渡して当たり障りのない事で話しかけた

388風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 23:30:36
>>387
初対面、女! 自分と違って真っ当そうな年下!
氷山――風歌が最も苦手とする類の生命体の一つである。

「こ、こんにちは……本当に、人が多くて……」

仲介役となりうる少年は、いつの間にか去った。信ずる者は救われると言うが、人間関係の手助けをしてはくれないらしい。

(初対面の相手にいきなりハンカチは渡せねぇ!)

即ち――会話をつなぐ必要がある。ならば。

「ところで――あの坊やとは顔見知りみたいだけど……アン……じゃない、あなたはどんな関係で?」

とりあえず、あの子との関係を聞く――取っ掛かりとしては、悪くないはずだ。

389『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/09(土) 23:35:18
>>379(一抹)

『円谷』の行動指針は分からないが、
『食事に集中している』『知り合いではない』
この二点を満たすなら、突撃しては来ないだろう。
栄養補給を存分に行う邪魔には、ならないはず。

>>380(夢見ヶ崎)

「あ〜〜〜らあらあらあら、そういう趣向?
 ごめんねェ、『しおんちゃん』はそうでもないけど、
 『アズミ』とあたしは知らない人とテーブルを囲むのは苦手ェ」

        「だから、種明かしを我慢できなかったわ」

『メルコ』はステッキを手元でくるりと回転させ、
廊下の床を突きながら、出て来た扉を大きく開く。

「アハ、アハ……
 相変わらず、ほんと『個性的』。
 それってきっと、とっても素敵な事だわぁ〜〜〜」

「『アズミ』もしおんちゃんもと〜〜〜っても元気よ。
 『ロブソン』――ああ、あのキャストもねェ。今日はいないけどネ」

             「ま、入りなさいなァ」

そうしてくぐった扉の中は、
『前回』とまるで変わらない部屋に、変わらない顔ぶれがあった。

        「ム」

                  「……ああ、キミでしたか」

視線が『夢見ヶ崎』であることを認めると、『歓迎』の意を富んだものとなる――――

>>384(氷山)

会場には既に多くのスタンド使いが詰めかけている。
そう、多くの、『スタンド使い』――――全員がそうだ。
以前『ラッコ』の話をしたあの怪しい顔もいれば、
先日共闘した、まぎれもない『戦友』の姿も認められる。

逆に『アリーナ』にも様々な『派閥』があるということか、
『セクションX』の試合や、『先日の一件』で、
氷山が見かけたことのあるような者の姿は無い。
あるいは、それこそ人が多くて見つからないのか――

自身の『記念碑』でもある大名作を『プレゼント』として渡し、社交へと向かう。

>全体

『プレゼント』は既に多くが集まっている。『出し忘れ』などは、ないだろうか。

390風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 23:48:31
>>386
その時である! 風歌は少年の存在に気付く! 去ったと思いきや、帰ってきていた。
ならば――祈る! 願う! 眼で、請う!

(どうにか、仲を取り持ってくれ……)

ゴミの如き女は、慣れぬ『助け』を求める眼差しを、少年へと投げかけた

391氷山『エド・サンズ』:2021/01/09(土) 23:49:03
>>386(一抹)

「一抹くん、あけましておm・・・・・・」

返事を返す間もなく、彼は去って行ってしまった
お高級なハムはそれ程までに人を魅了するのだろうか、恐ろしい求人力だ
肉は人を魔物に変える

>>388(風歌)

「え、えぇ・・・・本当に人が多いですね」

傍から見ればなんだこの会話は、と思う事だろう
情報量がない言葉のキャッチボールを交わしているが、
本人たちにとっては必死なのだ

「えっ・・・・一抹くんとの関係ですか?
 そうですね、どこから話せばいいか・・・・
『後輩』・・・・というのはちょっとそっけない感じですし
『友達』・・・・というのもなんだかふわふわした感じで
『元音痴カルテット』・・・・流石に意味不明すぎますね」

うんうんと、指先を頭に当てて悩むように目を瞑る
丁度いい関係性を示す言葉を探し・・・・そして

「『仲間』・・・・ああ、それが丁度いいですね
 ちょっとした『いざこざ』があって、一緒に戦った『仲間』です」

「愛くるしい少年に見えますけど、結構頼りになるんですよ、あの子
 ・・・・・まあ、無自覚に人の弱い所を抉る癖がたまに疵なんですけど」

392一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/09(土) 23:59:04
>>389
>>390
>>391
「風歌さん、さては路上生活者でない相手は苦手ですね?」

ハムを皿に移して一抹が帰って来た。
素は姉御肌だが初対面の相手にはトーンが下がるのは謎だ。

「この風歌さんって方は『ハンカチ』を配ってるようです。受け取ってあげてください」

モシャモシャと下の方でハムを食べる。
懐の『ハンカチ』を取り出して見せる。

393風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 00:20:23
>>391

「後輩、友達……同じ学校に通ってるんですね……カルテット……吹奏楽部にでもいたんですか?」

ぶっきらぼうを通り越して無頼に至った風歌の人間性を僅かでも知るものが聞いたら、失笑しかねぬ敬語であった。
しかしながら、オムレツを作るために卵は割ったのだ。スクランブルエッグになりつつあるが、投げたサイは戻らない。
同様と混乱の中で、風歌は言葉を続け用とする――瞬間!

>>392
救いの手が舞い降りた――かと思った瞬間に、路上生活者である事をバラされた。
まさしく、弱いところを刳りに来る、だ。

(このクソガキャ……)

僅かな努力を台無しにされた感覚に頬を引く付かせながらも、こうなったら演技は要らぬ。

「――と、まぁ、アンタの言葉通り、人を抉るの大好きなサドガキからご紹介頂いたように、アタシはホームレスをやっている」

風歌は皮肉げに笑いながら、紙袋の中から白いハンカチを取り出した。

「この衣装を用意してもらった相手との約束で、お近づきの印を会った相手に渡すことにしているんだ……いるかい? 見ての通り、アタシの汚れなんざ移ってないキレイなハンカチだよ」

394夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/01/10(日) 00:35:12
>>389

せっかくの『サプライズ』が……。
サプライズはサプライズだからサプライズっていうんだぞ。
サプライズがサプライズじゃなかったらナンていうんだよ??
『つぎのぎだい』はコレにしよう。
みんな、じかいまでにかんがえとくように。

「ロブソンくんいないのか〜〜〜。
 きょうはオヤスミかな??
 いまごろは、
 しゅみの『バルーンアート』にぼっとうしてるんだろうな〜〜〜。
 たぶん、『ギネスきろく』にちょうせんしてるんだろうな!!」

それも自分で付けた設定だけど。
『スタンド』なんだし、実際はどうか分からない。
でも、考えるくらいはしたっていい。

              「――――『きちゃった』」

      ドサッ

「いやぁ〜〜〜さいきんどう??
 『アリス』は、とりたててコレといったコトはないけど。
 あ、しおんちゃんにはチョットまえあったけどさぁ〜〜〜」

          キョロ キョロ キョロ

適当な席に腰を下ろし、テーブルの上を見る。
いまナンカすごい『モナカ』がたべたいキブンだ。
『クリいり』あるかな??

「あ!!『モナカ』といったらさぁ、『カンジ』でかくと、
 『モナカ』と『さいちゅう』っておんなじなんだよね。
 コレってフシギじゃない??」

お菓子に手を伸ばしながら、思い付いた話題を振る。
『モナカ』がなかったら『パイ』でもいいぞ。
『パイ』がなかったら『タルト』でてをうとう。

395氷山『エド・サンズ』:2021/01/10(日) 00:39:10
>>392

「あ、戻ってきた」

少年は片手にハムを抱えて戻ってきた
やはり肉は魔物・・・・一度、憑りついたら決して離れぬ

「なるほど、『ハンカチ配り』を?」

イベントの一環なのだろうか、と自分の中で理屈をつける
そう思いながら、無意識のうちに一抹の抱えるハムに片手を伸ばし、
皿に乗ったそれを一枚拝借して口の中に放り込む

そう・・・・氷山もまた肉の魔力に憑りつかれているのだ・・・・

>>393

「あ、あはは・・・・ 『吹奏楽』と言えるほど高尚なものではなくて・・・」

なんと無情な言葉か
『音痴』であった頃の彼ら(彼女ら)の歌など、
真っ当な吹奏楽と比べれば風に吹かれて消し飛ぶほどダメダメなものだというのに

「おっと、なるほどそんな理由が」

『路上生活者』という言葉に少しだけ驚いたような表情を浮かべる
だが、それ以上の反応は返さず、平静な様子で言葉を返す
だが・・・・

「一抹くん、人が嫌がる言葉はもう少し考えてから使った方が・・・」

まったく気にしないわけではなく、一抹の言葉を咎める様に言う
スタンド使い達が多く集まる空間だ
奇人変人の類は多く集まっているし、目の前の女性は自分よりも年上だ
ことさら騒ぎ立てる程の事柄ではないと思ったのだ

「それじゃあ、私も一枚いただきます
 今年の冬も寒いから気を付けないといけないですよね」

396一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/10(日) 01:00:14
>>393
「あっ、うっかり氷山先輩も知ってる前提で喋っちゃい
 ましたね。すみません」

「この方が氷山先輩です。優しさと強さを併せ持つ
 人です」

謝った後にデカいハムを風歌お姉さんに差し出す。
新年の交流会で出されるだけあって新鮮な肉の色をしている。

「そういえば、誰から『ハンカチ』を…?
 『アリーナ』関係者さんでしょうか。後のイベントの
 仕込み?」

「流石に敵の懐で大乱闘する強さの『エクリプス』残党
 なんかは居ないはず」

>>395
「生ハムも取って来ましたよ! 肉です!」

そう、あれは解除されたが覚えた満足感を求めて肉を見ると食べたなくなってしまう。
ここで食べたら脂肪になるが誘惑は…

「彼女の決意は硬いらしく日雇いと寮の話は後日に回さ
 れちゃいました」

「スタンド使いでもスマホがないと厳しいから持たせて
 あげたいです。いや、スタンド使いだからこそですね」

生ハムを氷山先輩に差し出す片手には熟成ハム。
残る片手には生ハムと燻製ウィンナー。
身体が肉を求めている

397風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 01:10:00
>>395
「正月の妖精から貰ったんだよ」

ハムを貪りながらクソガキに風歌は応える。
おそらく、あの女は何らかのスタンド使いではあろうが――風歌の中では正月の妖精になっている。本人が聞いたらどう思うかは知らないが、とりあえずは正月の妖精だ。

「そもそも、そのエリキシルだかエクリプスだかアタシは全くわかんねーよ」

あるいは『分かる』のかもしれないが、今は薄ぼんやりとしている。
夢のような場所だからだろうか――その言葉と関わったのが、過去か未来かも解らない。
ただ、クソガキの示唆した何かは、覚えて於いて損はない、気がする。


>>396

そして、ハムを嚥下した風歌は、氷山を見やる。
忌避感を浮かべるでもなく、侮蔑を浮かべるでもなく、クソガキを咎めた氷山。
人は、汚物を見た時、眼に性根が出るというのが風歌の自説の一つである。口先でいくら偽善をほざけても、眼に宿る感情ばかりは隠せない。
人は、人をゴミとして見ることが出来るという事を、風歌はまざまざと知っている。
――だが、氷山は風歌を『人』として見た。いい人間、なのだろう。
クソガキの言葉が正しければ、『優しさ』と『強さ』を併せ持つ、珍種にして貴種だ。
そのような相手に皮肉げな態度を取ったことに自己嫌悪を覚えた風歌は、この『負い目』を払うための行動に出た。

「ハンカチを受け取ってくれて、ありがとうな。おまけに、こいつも付けるぜ」

そう言うと、風歌は風歌の中から『チョコレートの詰め合わせ』を取り出し、氷山に突き出す。

「そこの陰険にも渡した真っ当なチョコだ、旨いぞ、多分……それと、一つ、忠告する」

風歌は、眼を細める――真っ当な人間であれば、忠告して損はないだろう。

「聞いた話なんだが、『ガキ』を襲うスタンド使いがいるらしい……アンタらはガキって言うにはちいとデカイが、まぁ、気をつけて損はないだろうさ」

398氷山『エド・サンズ』:2021/01/10(日) 02:19:34
>>396(一抹)

「うーん・・・・そういうデリケートな話はもう少し間を置いた方が・・・」

二人で何を話していたかは知らないが、
『ホームレス』、『日雇い』、『寮』などの単語で何となく想像がついた
想像が正しければ、風歌というこの女性に、何らかの『救済措置』を提案したのだろう

(一抹くんは・・・・決して悪い子じゃあないんですけど
 こう・・・・直情径行っていうか、勢いで余計な事を言っちゃうのが・・・まあ、でも)

「―――『タカさんの理想(爪弾き者達の居場所)』
 ちゃんと考えてるんですね」

今はまだ理想にも及ばない程小さな足取りかもしれないが、
それでもちゃんと一歩ずつ前に進もうとしている
その事実に少しだけ感心した


    もしゃっ

         「・・・・・あれ?」

「な、なぜ私は手に『ハム』を・・・・っ?
 これは一抹くんの『ハム』なのに・・・・はっ!?」

今頃になって、無意識のうちにハムを食べていたことに気づく
その時にはすでに口の中に咀嚼したハムの風味が広がっていた

「こ、これは・・・・!」 

   ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

    「一抹くん・・・・危険です・・・・・私たちは既に・・・・・ッ!」

掌中にあるのは熟成ハムだけではない
『生ハム』、『燻製ウィンナー』・・・・多種の肉類を既に『つまみ食い』していたッ!
普段の氷山であれば、年下の子から食べ物を奪うなんて事は(そんなに)しないはずなのに・・・!
常軌を逸したこの精神テンション・・・・・この状態を言葉で言うなら・・・・・!

「『肉の魔力』に憑りつかれている・・・・・・ッ!」

     もっしゃっ    もっしゃっ

>>397(風歌)

「ご紹介を受けました、氷山(ひやま)です
 氷山 あきはっていいます、よろしくお願いします」

もっしゃもっしゃと会場から集められた『肉料理』を食べながら言う
初対面の人の前でだいぶ失礼なふるまいかもしれないが、『肉の魔力』には抗えない
受け取った『ハンカチ』は肉の油汚れがつかないように折りたたんでポケットにしまっておく

「それは・・・・! ・・・・・はい!いただきます」

目の前に差し出された『チョコレート』に、最初は驚くような、戸惑いの声をあげる
だが、ちょっとした逡巡の後にその贈り物を受け取る事にした
生活が苦しいであろう人から物をもらう事に少しだけ罪悪感のようなものがあったが
率直な好意には応えなければならないと思ったためだ

「『子供を襲うスタンド使い』なんて・・・・物騒な話ですね
 私はともかく、一抹くんは・・・・」

視線で横にいる一抹と背丈を見比べる
氷山も学年の中では背が高い方ではないが、一抹はさらに低い
顔立ちを見ても子供らしい愛くるしさが残っているので『子供』で通ってしまうだろう

「まあ、一抹くんの能力ならそんな凶悪なスタンド使いに襲われても大丈夫だとは思いますが・・・
 でも、ご忠告ありがとうございます」

「私からも一言、ちょっとした注意なのですが・・・『エクリプス』という組織にはご注意を」

ふう、と一呼吸をおく
この先に話す事は、話す自分自身も心を整えないといけない
そんな内容であるからだ

「一抹くんも話したかもしれないですが、昔この街には『本物の悪の組織』が存在して・・・
 『アリーナ』の人達がその『組織』を壊滅させたらしいんですね」

「それでも、その『残滓』はこの街の裏側にあって・・・・
『復活』の可能性を今か今かと待ち望んでいる・・・・そんな話です」

聞く者によっては滑稽な『噂話』に聞こえるかもしれない
話した自身ですら、どことなく嘘くさい感じの話だなと思えてくる
だが、話した全ての内容は、自分が体験した『事実』なのだ

「・・・・・ちょっとだけわくわくする感じもありますけど
 危険なので、注意してください」

399一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/10(日) 06:10:41
>>397
「氷山先輩が説明する通り『エクリプス』は凶悪です。
 所属するスタンド使いは殺傷力の高いスタンド使いが
 多いようです」

「例えば、銃弾の雨を弾いて駆け抜け鉄塊をも穿つ槍使い
 投げキッスで他者を束縛し、接吻は他者を従わせ、
 最後は自分そのものに変えて複数のスタンドを使う
 自己愛の化身のごとき男」

「この場に居るスタンド使い全員と互角以上に渡り合っ
 て下手したら皆殺しにするかもしれません」

真剣な顔で『エクリプス』の脅威を語る。
同じスタンド使いであろうと天と地の差があるのだと。

「彼らが強引にスタンド使いにした者たちでさえ油断なら
 ない恐ろしい能力の使い手でした。
 取って付けた言葉や身に付いてない力を披露した者の
 肉体を内から斬り裂き、本体も『付け焼き刃』を発現
 し、接触した凶器を朽ちさせる落伍者」

「事前に飼い慣らしたバジリスクを介してヒ素を手当た
 り次第に散布し、大虐殺を行う女…あっ、男でした」

「落伍者は武器や魔法など夢幻の溢れる世界では無敵。
 オカマ…ホモ?は化物を従え攻守に於いて隙無し」

「出会わないという保証は無いです。
 寧ろ、スタンド使いになったからこそ遭遇するかもし
 れませんね」

笑い事ではない話をしながら『インダルジェンス』を発現してテーブルから『鶏ムネ肉の和風マリネ』を皿に取る。
あの日の『満足感』を求めて肉を喰らう。

「えぇっ…また『通り魔』のスタンド使いですか…
 襲われたら自首させなきゃいけませんね」

>>398
「実際に風歌お姉さんみたいになった彼等を蛇尾川が
 唆し、スタンド使いに仕立て上げ、都合良く使い
 捨てたのです」

「何とかしないと爪弾きにされた方々が罪人になっちゃ
 いますから。アダージョみたいに化物と成り果てたら
 可哀想です」

「『炊き出し』『衣服の配布』『無料診療所』などと
 関わりが深い私の家も人脈がありまして。
 下手な貧困ビジネスに引っ掛かる前に確保したいのが
 本音です。ネカフェ民は捕まえられませんので…」

ガチな活動と人脈を活かそうとする一抹は見る人次第では不気味さを覚えるだろう。
と、言いつつ『インダルジェンス』を発現して『鶏ムネ肉のステーキ』を取る。
一抹は無自覚だが次々と肉類を皿に取っている…

「お正月ですから多少は美味しいものを食べても罰は当たりませんよ。最初は脂の軽いお肉から食べましょう」

『インダルジェンス』の持つ皿で肉類が妖しく脂を滴らせる。
すっかり肉の申し子に変わり果てた一抹が肉料理を勧めてくる…

400風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 11:55:13
>>398

氷山の名乗りに、風歌の脳裏に『物々交換』の少女から聞いた名が蘇る。
あきは、アキハ――同名と思って捨てるには、風歌は既にスタンド使いが引き合う宿命のような者を知っている。スタンドに目覚めてから出会った人数は、決して『少ない』と呼べる数では無いのだ。
だが、児童暴行犯と目の前の少女は繋がらない――かと言って、繋がるコトが有り得ないわけでもない。ゴミ箱で拾って読んだコンビニの殺人鬼特集本では、子供に人気のピエロがアメリカにおけるシリアルキラーのレジェンドとして語られていた。
――少しばかり、カマを掛けてみるのも良いかも知れない。

「アリーナ、にエクリプスね……覚えておくよ」

>>399

そして、肉食恐竜と化したクソガキの話をも聞く――なかなかにイカれた能力の持ち主がいたようだ。
銃弾を弾いて鉄を穿つ? 投げキッスで洗脳する? 夢の世界では無敵? ただゴミを飛ばす自分の能力とは偉い違いだ。
出来ることは多いと思っていた『ダストデビル・ドライヴ』であるが、スタンドの世界でもまた風歌は『ゴミ』であるらしく――その事実に、どこか安堵を覚えた。
そして、微かな『警戒』を抱く。クソガキが伝聞を語っているのならば、良い。
だが、体験を語っていたのならば――クソガキは『それら』に勝った事になる。

「でも、そいつらにアンタらは勝ったか――勝った誰かを知ってるんだろ? それなら、夢見は悪くなさそうだ。万が一アタシがあったら、勝てる訳もねぇからな」

誰もが認めるだろう自己評価を口ずさみながら、風歌はアキハを見やる。

「そいつらの『能力』を教えてくれたんだ、アタシも『ガキを狙う』スタンド使いに付いて話しておく……これは聞いた話なんだが、そいつはアンタと同じ『アキハ』って名前で、『エド』って、和風らしいスタンドを持ってる。それで、ガキを追いかけて警察に追われたり、『ダイアナ』とか言う幼稚園児を襲ったんだとさ――おっかねぇ奴もいるもんだよな」

401『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/10(日) 12:23:27
>>394(夢見ヶ崎)

「ごめんごめん。
 『ノスタルジアトピア』にも色々あるのよォ〜。
 アリスが来るってわかってたら、
 また話は違ったかも――――
 なぁ〜〜〜んて話は、『夢』がないわよねぇ〜」

             ドサッ

席に着いた『夢見ヶ崎』に、
部屋に待機する着ぐるみが一体近付いてくる。
リスを模したようなそれは、『きゅうす』を差し出してきた。

「フン、相変わらず『遠慮』が無い事だッ。だが」

         「『平穏』」 「『無事』」 「『安穏』」

「オレ様たちにも何ら変わりはない。
 尤も『事件』は幾つか聴き及んでおるがな。
 ああ。ようこそ、とだけは言っておいてやろう。
 あくまで『来訪者』として、ではあるがな」

口を開いたのは、『風見』。
黒い半纏を着込んでこそいるが、
変わらず乱雑な姿勢で席に掛けている。

「アリスの事も色々『聴いてる』わ、
 しおんちゃんのおかげで、ねェ〜〜〜」

菓子の置かれたテーブルの上を視線が走り、
奥の席に座る、灰色の髪と緑がかった目の女に行きつく。

「エエ……まあ。その、プライベートは、
 特には聴いてませんから。そこはご安心下さい……ね」

――――『藤原しおん』だ。もはやおなじみの顔ではある。

「こんにちは。あ、いや……明けましておめでとうございます。
 キミが今年も来てくれて、私としては嬉しいのですケド、
 よかったのですか? 『外』には、友達もたくさん来ているでしょう」

               「……『栗入り』も、『餅入り』もありますよ」

         ス

その細い手が、『最中』がいくつか載った『お盆』を一つ、夢見ヶ崎の方に押し出してくる。

402氷山『エド・サンズ』:2021/01/10(日) 12:43:27
>>399(一抹)

バジリスク・・・? 付け焼刃・・・? ヒ素・・・?
目の前の少年との付き合いはまだ短いが、
これまでに『経験』したというそれらの『単語』は恐るべき戦いの歴史を示唆させる

(私なんかよりもよっぽど多くの修羅場を潜り抜けてきたんですよね、一抹くんは
 夢の世界での戦いもあれが初めてじゃあないみたいですし・・・)

普通の中学生が味わうことのない『経験』と、大人と同等の知識を持った『社会活動』
それらを語る少年の姿は相変わらず子供らしい愛らしさを備えており、
内面との剥離が、頼もしさを超えて、ときどき恐ろしく感じることもある

「本気なんですね」
(あとはこれで、あの『毒舌』が鳴りを潜めれば完璧なんですけど・・・)

「それにしても物騒ですよね、スタンド使いの『通り魔』なんて
 『さんずさん』だったら、絶対に許しておけないですよ、そんな卑劣な人」

語られている対象が『自分自身』であるとはつゆ知れず
率直な感想を口に出す
 
        もさ・・・・ もさ・・・・

流石にマリネを手で食べるわけにはいかないので
近くのテーブルから箸をとってきてむさぼる、むさぼる

>>400(風歌)

「『エド』・・・ 『アキハ』・・・・」

            「・・・・・・・・・・・・あっ!」

それまで、子供を狙うなんておそろしいなあ、といった表情で話を聞いていた氷山であったが
話が具体性を帯びてくると顔つきが一変する
何かに気づいたかのような声をあげると、青ざめた顔となり、目に怯えを湛える

(ま、まさか・・・・『ダイアナ』ってあの子・・・・・
 それに『警察』って・・・・! いや、でもあれは誤解で・・・・・・!)

    ぷ、ぷい〜〜〜〜〜♪

「い、いやあ・・・・知りませんねぇ、そんな人・・・・
 私と同じ名前なんて怖いなあ・・・・・は、ははは・・・・・」

へたくそな口笛を吹き、視線を上に逸らせながら言う

403風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 13:28:13
>>402
わざとらしい口笛――クロであろうか。
しかし、風歌の感覚はどうにも『クロ』とは断じきれていない。

(もしもこいつが節操なしのペドフェリアなら、まずガキに飛んで行くよなァ……)

無論、クソガキは顔だけは良いクソガキなので、この辺りが『上限』と考えれば飛んで行ったと考える事も出来るが……『物々交換』と『ダイアナ』の想定年齢を考慮するに、考えにくい。
誤解、の可能性もある。元は、子供の語った話、何らかの間違いが交じる事もあるだろう。

「全く、偶然って怖いよな……」

だから、これ以上踏み込もうとは思わない――ただし。

「まぁ、アタシがそういう現場に『出会う』偶然が無いことを天におわすだろう誰かに祈るぜ。ホームレスは、ゴミを見て見ぬ振りするのが苦手でね。思わず手を伸ばしちまうのさ」

仮にの可能性を考えて、少しだけ因果を含めて置くことにした。

404タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2021/01/10(日) 17:14:07
>>378
「盛況なようだね。お二人とも」

『スカラベのペンダント』をプレゼントとして受付に渡す。
藍色のジャケットにチャコールグレーのチノパンというカジュアルな格好で、
目に付く赤いスーツ姿の『桜島』と『漣』を見つけ、話しかける。

「急な出張が入ってしまってね。
 出来ればアタマから参加したかったが、間に合って何よりだ」

「とはいえ、そろそろ『宴もたけなわ』と言ったところか。
 私も、この有様では、今年も忙しなくなりそうだよ」

405一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/10(日) 19:50:11
>>400-403
「私は運良く味方が居て連携しながら生き残れました。
 強さという面では氷山先輩が上ですよ」

「あとは、意志の強さですね。氷山先輩は心の強さで
 自己愛の化物に打ち勝ち、彼の心を救いましたから」

目の前の彼女もスタンドに目覚めたということは強い精神を宿しているはず。
問題は通信機器を持てないことのみだが…

「『アキハ』…? 『エド』…?」

目の前の少年が隣の先輩を見上げている。
驚愕のあまりに口を開いて声も出せないようだ。
かぶりついたステーキを皿の上に落とし、呆然としている。

「う、嘘ですよね…氷山先輩…」

「『サンズ』さんは正義の味方。そんなことを許すはずが…あわわ…」

406夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/01/10(日) 20:27:29
>>401

「まぁ、『ソト』もイロイロあってたのしそうだったんだけどさ。
 だって、きになるじゃん??
 『オリバーくんのスキなたべもの』とか」

「『リリーホワイト』はアップルパイがスキなんだっけ??
 リリーは『コレクション』するのがシュミなんだよね。
 またナンかふえた??こんどみせてよ」

          スッ

『リスの着ぐるみ』にカップを差し出し、お茶をもらう。
リリーホワイトはリスの女の子で、
色々な所から物を拾い集めるのが好きらしい。
そういうコトもあって、アリスとは、
けっこうカオをあわせるきかいがおおいらしいぞ。

「おお、ジュンビいいな。
 しおんちゃんのそういうトコ、アリスはスキだぞ」

          ムッシャ ムッシャ

「あ、これ『モチいり』だ」

「ソレはおいといて、みんなナンか『もくひょう』とかある??
 アリスはねぇ〜〜〜こう……『ひきだし』をふやしたいな。
 さっきカントクもいってたし」

「それなりにイロイロやってきたつもりだけど、
 まだまだたりないかなっておもうんだよね〜〜〜。
 『ボウケンのはば』っていうの??
 それをもっともっとひろげていきたいワケよ」

「でも、『ジギョウカクダイ』にとらわれて、
 たちあげのころの『ココロザシ』をわすれちゃいけない。
 『ショシン』をわすれず『ひろいセカイ』をめざす!!」

「――――って、アリスはおもってる」

一通り『新年の抱負』を語り終え、一人で頷く。
こういうのは、ダレかにいっとくコトがジューヨーだ。
ほら、もしできなかったとしてもナニかがナニかになるから。

407氷山『エド・サンズ』:2021/01/10(日) 21:08:58
>>405(一抹)

「あはは・・・・買い被りですよ・・・」

実際のところ、一抹の評価には大分過分なものが含まれていると思っている
『あの男』に勝てたのは多くの者達の力があってこそだし、
自分の心に正直に動いただけで、彼の心を救えた自信なんてこれっぽっちもない

(でもまあ・・・・褒められて悪い気はしませんけど)

>「『アキハ』…? 『エド』…?」

「い、一抹くん・・・・それ以上余計な事を考えない方が」

>「う、嘘ですよね…氷山先輩…」
>「『サンズ』さんは正義の味方。そんなことを許すはずが…あわわ…」

   「・・・・・・・ッ!」

目の前で少年が『余計な事』に気づいてしまったと悟った刹那
少年の背後から抱きかかえるようにして口を手でふさぐ!
食べていたステーキのせいで手が汚れるが気にしている暇はない

>>403(風歌)

「い、いやぁ〜〜〜、ご立派なお考えですねぇ〜〜〜
 確かにそんなゴミみたいな犯罪者がいたら放ってはおけないですよねぇ」

風歌の目の前で氷山は、まるで口を塞ぐかのように一抹を『ハグ』した
視線はだいぶ泳いでいて真っすぐに風歌の目を見れていない

(よ、よく考えたらこんな風にしてたら余計に怪しまれる気が・・・
 なんだか色々と誤解してるみたいだし、ちゃんと誤解は解いた方が・・・・
 で、でも、ダイアナちゃんを湖に落としたり、警察に捕まったのは事実だし・・・・
 う〜〜〜〜〜ん・・・・!)

「で、でも、もしかしたらその人にも事情があるかもしれないですよね!
 例えば・・・そう・・・・なんだか過ちを犯してちゃったとか・・・・」

(うわああ!こんな言い方じゃあ余計に怪しまれる!
 本当は『何かの間違いなんじゃないか』って言いたかったのに―――――!)

408一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/10(日) 22:05:40
>>407
「はうっ!?」

「へんふぁい? ふぁにしふへんは!? まほいほ!」
(先輩? 何してるんですか!? 不味いですよ!)

何となく意味が分かるような分からないような声で喋る。
性別が逆なら危ない構図になるが一抹は男なので合法だ。

「はうふぁー! へんふぁいほひへふー!」
(『サンズ』さぁぁん! 先輩を助けてぇぇ!)

氷山先輩の兄貴分こと『サンズ』さんに助けを求める。
絶賛暴走中の氷山先輩の噂が本物になってしまう前に止めてもらわねばならない。

「はぐはぐ…」

ついでに手を甘噛みしながらステーキのソースを回収する。

409風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 22:29:47
>>405
>>406

クソガキ曰く、氷山は意思と実力を兼ね備えた女である。
自己愛の怪物とまで称した相手に、心にて打ち勝ち救ったと言わしめる女である。
だが――クソガキの口を抑えて抱きつく姿は、紛うことなき……眼を合わそうともしないのは、怪しく。
風歌は、腕を組んで唸った。

(信じるべきか、信じないべきか……)

クソガキはクソガキであるが、お世辞にも絶無に近い氷山の色香に惑わされるたまではないだろう。おそらく、クソガキはそちらの方面では捕食者であるとすら思う。
なので、見たまま、感じたままを述べている――先程の話を見るに、鉄火場で晒したであろう氷山の在り方を。

(氷山の言葉を信じるなら、『過ち』を犯したとしても『事情』があった。クソガキの言葉を信じるならそもそも『やらねぇ』……だが、あの物々交換の嬢ちゃんが嘘をついてるとも思えねぇ)

情報は錯綜、相互に矛盾、何を信じるべきか――もはや、理では測れない。

「……どんな事情があろうと、ガキぶっ飛ばす様なやつは、それが『過ち』だとしても、ゴミだろ。事情があって落っこちた所で、ホームレスが社会のゴミでしかねぇようにな」

風歌が氷山を見る目は、微かに険しい。

「だがな、人間には良い所もあれば悪い所もある。ゴミだろうと良いやつはいる、ゴミじゃなかろうと、クズはいる。仮にアンタが……その『アキハ』だとしても……そこのガキの評価も、考慮するべきだろう」

だから――そう前置いて、風歌は微笑んだ。

「アタシは、そのアキハがアンタなら『ゴミ』とは思う、だが何にもならねぇ、這い上がれねぇ場所に転げ落ちた『ゴミ』じゃねえ。過ちを繰り返さない、『リサイクル』して、ゴミじゃなくなるゴミなんだろう……アタシはアンタを、そう思うよ」

410風歌鈴音 『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 22:37:56
>>408
(もっとも……)

ぎゃあぎゃあと泣きわめくクソガキを見る限り――

(こうも助けを求めるんだ、ゴミって考え事態、杞憂なのかね……)

ダストデビル・ドライヴが生物を飛ばせるのであれば、まさに己の魂が答えを出してくれたろうが、それは叶わぬ仮定である。
愉快極まる光景を楽しみながら、風歌は氷山の反応を待つ

411氷山『エド・サンズ』:2021/01/10(日) 22:57:36
>>408
>>409

>……どんな事情があろうと、ガキぶっ飛ばす様なやつは、それが『過ち』だとしても、ゴミだろ。

「あ、はい・・・おっしゃる通りですね・・・・」

しゅん・・・とした面立ちで力なく両手を離し、一抹を開放する
話の後半部分の自嘲ともとれる発言には、少しだけ反論したい気持ちもあったが
なにぶん、まさに正論とも言える発言の後だ、言い返す力も残っていない

>アタシは、そのアキハがアンタなら『ゴミ』とは思う、
>だが何にもならねぇ、這い上がれねぇ場所に転げ落ちた『ゴミ』じゃねえ。
>過ちを繰り返さない、『リサイクル』して、ゴミじゃなくなるゴミなんだろう……

「う、うぅぅ・・・・風歌さん・・・・私は・・・・ 私は・・・・!」

   『ア〜〜・・・・悪イナ、チョットバカシ口ヲ挟マセテモラッテモイイカ?』

唐突に、その場に『男の声』が響いた
『声』は彼女らが集まる周囲からではなく、氷山の方から聞こえてくる

  ドドドドドドド・・・・
                     ヴィジョン
見ると、氷山の体から離れるように一つの『スタンド像』が出現した
和風の意匠を持つ人型のスタンドだ・・・・・彼の名は

『「エド・サンズ」・・・・コイツ(あきは)ノ「スタンド」ダ・・・・・ヨロシク頼ムゼ』

「『さんずさん』!」

スタンド能力の中には本体とは別の『意思』を持つスタンドも存在する
彼はそういった、『意思』を持つスタンドなのだ

『傍カラ聞カセテモラッタガヨォ〜〜
 あきはノ名誉ノタメニ言ワセテモラウガ、
 嬢ちゃん、アンタが言ッテイル「ガキをぶっ飛ばした」ッテェ話ハ・・・・誤解ダゼ』

『確カニ「警ら」ニ捕縛サレタケドヨォ、
 アレは物々交換ノ嬢ちゃんト話シテンノヲ見間違われたセイダシナァ
 ソレニ「ダイアナ」ノ嬢ちゃんニイタッテハ・・・・』

「ダイアナちゃんの方からスタンドを使って攻撃してきたんですよ
 ・・・・まあ、ちょっとテンションが上がってやりすぎちゃった事は確かなんですけど・・・・
 湖に落としちゃったのは確かに大人気なかったというか・・・・」

『オイオイオイオイ、ココハモット堂々トシテロヨ
 ソンナ後ろめたい感じデ言ッタラ、俺達ノ方ガ悪いミタイジャネーカ!
 幼子トハイエ、「スタンド」を使ッテ襲ッテキタ以上ハ、
 その程度ノ反撃、覚悟シテモラワネート!』

412一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/10(日) 23:22:54
>>409-411
「はむはむ…!」
【『サンズ』さん! あけましておめでとうございます!】

「はぐはぐ…?」
【警ら…? 警察ですか? 学校に話は伝わってないですか?】

スタンド会話で久しぶりの『サンズ』さんに挨拶する。
『ダイアナ』なる女の子は真っ正面から挑んで来るチャレンジャーらしい。
子供とは恐ろしい。子供ながらにそう思った。

「もぐもぐ…はむっ…」
【氷山先輩は無実なんですね! ぶっ飛ばしたみたいですけど…】

「ほむっ! ほむっほ…」
【斑鳩先輩ならボコボコにしてますよ、きっと!
 私なら全力で逃走しますね。弱いですから…】

「ほへぇほへぇ…!」
【氷山先輩は後ろめたいことが無いなら堂々としましょ
 う! 相変わらず『サンズ』さんは氷山先輩のお兄ちゃんみたいですね】

江戸っ子のような喋り方をする『サンズ』さんの兄貴っぷりを称賛する。
近接パワー型が手加減しなければ、人間の頭など軽く凹んでしまう。多少は手加減したのだろう。
しかし、幼いのに戦いを挑んで来るとはガッツのある子だ…

413風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 23:24:15
>>411

「それが、事情かい……」

警察に追われたという状況は背景が見えないが、『スタンド』の言葉を信じるならば、納得せざるを得ない『事情』だ。
子供と『物々交換』をしているところを見られたのならば、下手をすればカツアゲであるし、先に『スタンド』で仕掛けたのがダイアナであれば――子供相手だろうとも、防衛するなどとは言えない。
力を手にした子供の残虐性は、風歌もよく知っている。ホームレス狩りを見たことは、一度や二度ではない。

「……スタンド使い相手の『正当防衛』なら、確かに、ガキ相手だろうとするのが悪いとは言えねーな。『凶器で殴る』ガキに、躾はいるだろうしな……言い過ぎた、悪かったよ」

気まずげに頭を掻きながら、風歌は詫びを入れた。

414風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/10(日) 23:42:02



もごもごとしゃべるクソガキ――苦しそうである。

「おい、そいつがなんか窒息仕掛けてるぞ……そろそろ解いてやれよ」

かすか、呆れた風歌は氷山に呼び掛けた。

415氷山『エド・サンズ』:2021/01/10(日) 23:42:28
>>412

『オ、オウ・・・・「あけましておめでとう」
 お前モナカナカドウシテ、変ナトコロデ律儀ナ奴ダナ』

なんだか、凄く話しづらそうにしているが、既に手を放して開放している
恐らく、ハムか何かが口に詰まっていて話しにくいのだろう

「それなんですよねぇ・・・
 物々交換が好きな子がいて、話しかけてみたんですけど
 なんだか凄く嫌な予感がする子供というか・・・・」

「おかしな話し方で、家族もいないみたいで、
 風歌さんみたいにその日暮らしで暮らしてそうな子がいたんですよね
 それで、ちょっと気になったから家まで着いて行こうとしたら、
 誘拐か何かと勘違いされたみたいで警察に捕まってしまって・・・・」

今までに誤解に誤解を積み重ねてきた事情を説明した
この点については悪いことをしたわけじゃないので、説明もスムーズだ

「そうは言っても警察に任意同行されたのは事実ですし・・・」

>>413

「うぅ・・・・こちらこそ変な誤解をさせちゃったみたいでごめんなさい
 でも、ダイアナちゃんもそれ程悪い子じゃないみたいだから、
 ちゃんと話をしていれば戦わなくて済んだはずなんですよ・・・・」

『マア・・・・確カニ俺達モ変なテンションにナッチマッテタカラナァ・・・
 久シブリニ、血気盛んナ「武芸者」ガ来タナッテハシャイジマッタ事ハ確かダゼ・・・・』

「ところで・・・・今の話って誰に聞いたんですか?
 初対面の風歌さんが私の名前を知ってるって事は
 もうすでに変な形で噂が広まっていたり・・・・・とか?」

416『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/10(日) 23:58:48
>>404(タダヒト)

新米の『C級ファイター』や『職員』であれば、
派閥の差は『隔絶』と化し、知名度を損ねる。
だが――――『派閥の長』ともなれば、
他派閥からも当然軽視される存在ではない。

「おおッ……! 『タダヒト』氏じゃあないか!
 いや、『出張』帰りにも関わらず、
 駆け付けてくれたその『心意気』ッ!
 そこに感謝する事はあっても、『非難』などない!」

        「大した歓迎は出来ないが、
         是非楽しんで行ってほしい!」

ましてや『エクリプス』との戦いにおいて、
多大な貢献を果たしたその男ならば猶更だ。
赤いスーツの『桜島』は喜色を浮かべて応じる。

「タダヒトさん、明けましておめでとうございますぅ〜。
 いや〜〜〜、『大盛況』で何よりですわ。
 ……これだけの『スタンド使い』、しかも、
 うちらではまるで把握出来てへんかった顔も多い」

『漣』は会場を見渡す。
『斑鳩』『氷山』『キサンドリア』といったファイター達は別だが、
その多くは、少なくとも『自派閥』とは縁もゆかりもない顔ぶれ。

「ほんま、忙しくなりそうやけど――――『やる気』は湧いてきますわ」

その事が、今後の『ビジネス』の成長余地に感じられる。彼女もまた、笑う。

「タダヒトさんのトコとも、今年もよろしゅうやらせてもろたら嬉しいですゥ」

               「オレからも、今年もよろしく頼むッ!
                『興行』の在り方や『方針』が違えど、
                同じ『アリーナ』の名の下に集う同志なのだからッ!」

>>406(夢見ヶ崎)

「『オリバーくん』はネぇ、『バナナが好物』って言うと、
 きっと怒っちゃうと思うわぁ〜〜〜っ。
 『ゾウだからって偏見だゾウ』〜ってね、今度答えは聴いておいてあげる」

             ≪……≫

                   コポポポ

「『リリーホワイト』は何でも集めちゃ〜〜〜う。
 きっとそうよ、アリスが見る夢は、
 『夢と望郷の国(ノスタルジアトピア)』ではとっても大切なコト」

紅茶はホット、カップ越しに暖かさが伝わるが、熱すぎない。
正しい『淹れ方』なのかどうかは怪しいが、『飲みやすい』。

「『和菓子』が好きなので……エエ。
 『洋菓子』ももちろん……好きではありますケド」

「面と向かって好きと言われるのは、少し、照れますね」

『最中』を食べる夢見ヶ崎に、藤原しおんは温和な笑みを浮かべる。
それは意気揚々と語られる『抱負』を聴いてもなお同じ。

「アリスってばほ〜〜〜んと『夢』があってだ〜〜〜いすき!」

「フン、中々に立派な抱負であると褒めておく!
 メルコの言う事ではないが、そう望む限り、
 その者の『辿り着ける世界』は無限に拡がるッ!
 ――この『星見町』も、中々に『可能性』を秘めた町ゆえにな」

     「尤も、オレ様は『現状維持』を保つつもりだがッ!
       『維持し続ける』にも、常に前進をし続けねばならん」

『風見』も納得した様子で頷いた。
彼自身の『目標』は、決して『夢がある』物とは言えないが――――

「……そうですね、私たちは、どこかで『現状維持』の人間。
 結局はキミたちの奏でる『夢』のような物語こそ、
 『星見町』の『今』を作っている。今までも、そしてこれからも、ネ」

「だから、マア、望むなら……そうですね。
 ――――今年も皆が、広い世界へ。音を響かせられますように、と」

                     「そんな祈りは、私にも、ありますね」

417風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/11(月) 00:02:18
>>415

「アンタの事は『信じる』が、流石に誰に聞いたかは言えねーな」

悪意を持って『報復』するとは思えないが、元は自分の質問に答えて教えてくれた情報である。
万が一にも『物々交換』の子供に迷惑が掛かるような事があっては行けない。

>>341

まして――風歌の視線がちらりと見えた彼女を追った。
……当人がこの場にいるのだ。『誤解』を解くための説教だろうと、正月早々に子供にすることではない。
年始めから説教など、する方もされる方も嫌に決まっているのだ。

「まぁ、『悪意』でアンタのやった事を広めた相手じゃねーのは保証しておくよ」

418一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/11(月) 00:03:31
>>414-415
「『サンズ』さんは歳上ですからね。挨拶は大切です。」

「『物々交換』…? 家族も居ない…?
 この世の者じゃなかったりして…」

『悪霊』が存在するなら現世を彷徨う幽霊だって存在するかもしれない。
それにしても路上生活者が増えている気がする。
何処から来ているのだろうか…

「警察に連行されたのは事故みたいなものと思いましょう」

「『風評被害』の輪が拡大したら面倒ですね。
 朝山さんの目指す悪の首魁みたいな扱いに…」

419氷山『エド・サンズ』:2021/01/11(月) 00:15:16
>>418

『・・・・・俺ガ生マレタノッテ「何月」ダッケ?』
「確か・・・・去年の「5月」でしたよね」

『年上モ何モ、生後1年ニモ満タネエジャネーカ!』

などと、身も蓋もないことを言っている

>この世の者じゃなかったりして…

  ぞっ・・・・!

「い、一抹くん・・・・そんな恐ろしいことを急に言わないでくださいよ
 ああ!こんな所に幽霊なんているわけないじゃないですか!
 そういうのの相手は『悪霊』だけで十分ですよ!」

>>417

「あー・・・・ それはそうですよね・・・・
 うーん・・・・・ まあ、いっか、人の噂も七十五日って言いますし、
 きっとどうにかなりますよね」


「そうだ! 私もそろそろ肉以外の料理を食べに行かないと」

会場の雰囲気はそろそろ宴もたけなわではあるが・・・・といった感じだろうか
食事もまだ、『肉料理』しか食べていない

「それじゃあ、風歌さん、一抹くん
 今年もよろしくお願いします・・・・・では」
『ジャアナ、ご両人!』

それだけ最後に言葉を残して、料理の載ったテーブルへと向かっていった

420風歌鈴音 『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/11(月) 00:22:23
>>418-419

「悪の組織? 珍妙な輩もいるもんだな……」

この街にはけったいで奇妙な連中が本当に多い――恐ろしく、そしてどこか面白い街だと風歌は改めて思う。
そして、去りゆく氷山に、笑みを浮かべた。

「おう、縁があったら、今年どこかで会おうじゃねーか。じゃーな」

そして――クソガキを見やる。

「ガキ、テメーともな。アタシはまた、誰かにハンカチを手渡しに戻るぜ。なんせ、くれてやるほどあるからな!」


どこか、楽しそうに笑いながら、風歌もまた、その場を去っていった。

421一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/01/11(月) 00:32:12
>>419-420
「そうですね、私は食べ過ぎたので座って胃休めします」

「氷山先輩と『サンズ』さんもお元気で。
 風歌お姉さんも身体に気をつけて!」

と、言った端から美味しそうな『肉料理』を小さな口で味わう。
あの日の『満足感』を求めて喰らいつけるとしよう。

422タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2021/01/11(月) 00:49:50
>>416(GM)
『スパイロ・ジャイラ』によって会場中に『視線』を這わせ、
何人かの『顔見知り』が来場していると『把握』した。
『タダヒト派』のファイターは……来ていない。
『正月』ということもあり、ほとんどが本国に『帰省』している。

    「『桜島』君。相変わらず心地好い『気炎』だね。
     君を見ていると、現役の頃を思い出すようだ」

    「この活気も、君が主導しての開催であれば頷ける」

低くも朗々とした声色で、素直に『会場』の空気を賞賛する。
ちょっとした『騒ぎ』は起きてるようだが、それもまた当然のこと。

    「『漣』さんも。会場に見合った『ワイン』だね。
     歓談の場とはいえ、『秩序』に見合った『品揃え』が場を収める」

彼女が『調達』したであろう、『赤ワイン』のグラスを静かに摘まむ。
鼻腔で香りを楽しみながら、グラスを掌で指し示し、ワインを勧めた。

>「タダヒトさんのトコとも、今年もよろしゅうやらせてもろたら嬉しいですゥ」

>「オレからも、今年もよろしく頼むッ!

    「ああ、此方からも是非。
     耳に入れているかも知れないが、
     『タダヒト派』のほとんどが、『倉庫街』の一件で『治療』を受けている。

     『実況者』は『再起不能』。
     『設営担当』の『吉田』、『監視担当』の『山本』、『治療担当』の『佐上』、
     彼等は間もなく『退院』するが、今まで通りの『興行』とはならないだろう……」

『倉庫街』で起こった『ファイター』の率いる『反乱事件』は、
『首謀者』の『再起不能』で幕を閉ざしたと、『アリーナ』には報告されている。
それにより『タダヒト派』は半壊し、マトモな『興行』は起こせなくなった。

     「だが、これは新しい『風』を入れる絶好の機会とも考えている。
      無論、各々の目的あっての『アリーナ』とは承知の上で、
      お二方に『助力』を申し出る機会も出てくるかも知れない」

手にしたワイングラスを掲げる。

     「一人ひとりの『色』は異なり、混じり合うことはなくとも、
      空に掛かる『虹』のように、美しい『道』を目指そうじゃあないか」

423夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/01/11(月) 01:17:56
>>416

「『ヒト』のかずだけ『ユメ』がある!!」

     ムッシャ ムッシャ

             ズズズズズ

                    「うんうん、いいコトだ」

自分で自分の言葉に満足しつつ、お菓子をつまみながら、
お茶をすする。
アリスはアリスだから、『ボウケン』がスキだ。
でも、そればっかりあればイイってものでもない。
こういう『ノンビリしたジカン』があいだにはさまってると、
さらにたのしくなるようなカンジがする。
あらためて『メリハリ』ってだいじだなっておもうんだけど、
どう??

「アリスは『ダレカのユメ』をみるのもスキだからさ。
 メルやカザミンやしおんちゃんのユメも。
 『ヒトのかず』は『ユメのかず』で、
 『ユメのかず』は『セカイのかず』。
 『ユメのかずだけセカイがある』ってナンかよくない??
 ココロのそこから『パワー』がわいてくるようなきがしてさぁ〜〜〜」

「イマだったら『テーブルクロスひき』のギネスきろくいけるな!!」

やったコトないけど、『ドクター』だったらできるかもしれない。
でも、レンシュウしてないしな……。
つぎまでにシュギョウして、
『テーブルクロスひきジュン2きゅう』をシュトクしておこう。

「『テーブルクロスひき』はレンシュウしとくとして……。
 『まえのパーティー』のとき、
 『テブクロとマフラー』もらったんだけどさぁ。
 このまえ、『ソレをくれたヒト』にあったんだよねぇ〜〜〜。
 『ヤマト』っていうらしいよ。
 もらったときにはあえなかったから、
 あえたときはうれしかったな〜〜〜」

「いや、ナニがいいたいかっていうとさ。
 こんかいも『プレゼントこうかん』するじゃん。
 でさでさ、もし『くれたヒト』と『もらったヒト』が、
 グーゼンあったりしたらさ、
 スゲーたのしそうだなっておもって。
 だから、こんかいもそういうのあったらイイよね〜〜〜」

       ――――ドギュンッ

世間話に興じつつ、『ドクター』を出す。
『音』を聴き取り、外の様子を確かめよう。
フンイキてきに、ボチボチ『いいカンジ』っぽかったし、
プレゼントもらうタイミングのがしたらコマる。

424村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/11(月) 17:39:19
>>365

 「・・・『ゲンマ』が。『縁』というのはどこから芽が出るかわからないもんだな。」

殴り倒した後のことはさっぱり考えていなかったが・・・あの『ビビり』、どうやら命は拾ったらしい。
経緯はどうあれ『使えるものは使う』・・・予測でしかないが、そういうことなのかもしれない。

 サラ サラ
     ビッ!

 「おれの『連絡先』だ。・・・『今後ともよろしく』。」

学生証末尾のメモ帳部分を引きちぎり、一通りの連絡先を書いて渡す。

 「長々引き留めて悪かった。おかげさまで、『いい年』になりそうだ。
 おれの欲しい『情報』が来ないことを祈っているが・・・万が一の時には、くれぐれも『頼む』。」

それだけ言って『冬川』から離れ、その場を後にする。
周りの『スタンド使い』に興味がないわけではないが、いずれ『惹かれあう』のであれば・・・
『愉しみ』は後に取っておくほうがいい。

425『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/12(火) 18:14:15
>>422(タダヒト)

「身に余る賞賛、だが謙遜はせず有難く受け取ろう!
 それを原動力に、今後も更なる『活気』を作る事で『答え』としたい!」

無論、『客』の存在あってこその『催し』ではあるにせよ、
これが『派閥の長』から『派閥の長』の言葉である以上、
そうした『理屈』は、すでに『共通項』であり『前提』。
ゆえに、桜島は素直に賞賛の言葉を受け取り、笑みに目を輝かせる。

「うちもお褒めいただいて光栄です〜。
 こういうんは、『うちら』の得意分野ですんでね。
 『場』が整ってこそ、『人』は心置きなく楽しめますから」

会場にいる黒服やホールスタッフは勿論特定派閥の者ばかりではないが、
彼らや資材を集め、セッティングを行ったのは、事実として彼女の派閥だ。
ワインもまた、『VIP』ではなく一般大衆が中心である『来場客』に合わせ、
ごく『飲みやすく』――――然し『格式』を損ねない程度の『質』もある。
漣の何げない風の自賛にも、その事実への『自負』は漂っている。

「ええ、例の件については『概要』くらいは伺っとります。
 手ぇ貸せそうな事ありましたら、是非貸させてください。
 当然善意だけやのうて……『タダヒト』さんが相手でしたら、
 貸しっぱなしにはならんっちゅう打算もありますけどねぇ〜〜〜」

      オレタチ
「ああ! 『桜島派』は『実況』『解説』『マッチメイク』――表を担い、
 漣氏の派閥は『設営』『警備』『人事』――裏方を担う!
 故に、貸すことの出来る手の種類は多いと、そういう『自負』はある!
 然し……我々には、『花形』になる『B級以上のファイター』の手が足りない。
 タダヒト氏の派閥と組む機会があれば、実に『助かる』のは我々も同じだ!」

あけすけに事情を語る『桜島』だが、
裏方を自認し、戦力を自制している『漣派』は元より、
彼の派閥に『闘士』が足りていないのは『周知』の事実。
漣も、彼の発言を特に諫める様子は無く、頷いて見せた。

       ―― ス
                 スッ

二人もまた、タダヒトが勧めた『ワイングラス』を手に取る。

「まま、そういうワケですわ。
 『派閥』かて意味なく組んどるわけとはちゃうし、
 軽い気持ちで『枠を壊す』『形を変える』事は出来へんけど――――
 目的を『すり合わせる』機会が増えれば、うちらはもっとエエ組織になれますね」

「『完成』されていない事は無論、美徳ばかりではない。
 だが補い合う中で生まれる『色彩』もあると、オレも思っている!」
 
      「改めて――――『アリーナ』に。
         そして何より、この『星見町』に」

最後の言葉は、どちらからともなく。示し合わせた訳でもなく、それもまた『共通項』。

426『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/12(火) 18:14:30

>>423(夢見ヶ崎)

「『夢の数だけ世界がある』――――至言ねェ〜〜〜。
 『ノスタルジアトピア』の、というか『スタンド』の本質?
 本質が無いのが本質〜、みたいな話になっちゃいそうだけれど」

          「でも、『一つの答え』なんて〜、
           無いと思った方が楽しいものねぇ〜〜〜。
           あるとしたって、そんなの欲しくないわ」

メルコの言葉に、『藤原しおん』はゆっくりと頷く。

「『スタンド』と『心』にどこまでの繋がりがあるのか。
 少なくとも私の『ウィスパーズ』で目覚めさせた『能力』は、
 いずれもキミたちの『心』の中で育まれ、目覚めの時を待っていた『才能』」

「だから……目標を持ち、心に夢を抱く事は、
 『スタンド使い』としても好ましいと思います。
 使い手としての成長は、キミをもっと多くの『世界』に飛び込めるようにしてくれる。
 ああ、そしてそれ以上に、私はキミのそういうところを……好ましく思ってますが」

言葉の裏にある『心』に100点の回答を出せるのは、
彼女自身ですらなく、彼女自身の『スタンド能力』にだけだろう。
だが――――『音仙』は『夢見ヶ崎』を『好んでいる』。
その事実については、推し量るのは容易な声の色だった。

「『ヤマト』――――エエ、その名前は知っている。
 彼ならば、確かに『裁縫』はお手の物……いい出会いをしましたね」

「使い手同士の出会いは、『楽しい』だけではあるまい。
 『他のスタンド使い』を知る事は己を知る事に繋がり、
 それもまた、『強さ』に繋がる事だろう……
 『強さ』だけを追う者には得られん種類の『強さ』をだ」

         「『交流』」「『交友』」

「――――無論、『利』だけを追う物が人の交わりではあるまいがな」

彼らの言葉に混じり、『ドクター・ブラインド』の聴覚は、外の声を捉える。

――――『宴もたけなわ』と言った雰囲気だ。
そして、『廊下』方面からは黒服の声が聞こえる。

              ・・・もうすぐにでも、『交換』が始まるようだ。
                      
>>424(村田)

「ああ、私も同感だ。『スタンド使い』同士であれば、殊更に――
 奇縁、良縁、腐れ縁。『出会い』の形は、どんなものだっていい。
 重要なのはまさに『今後』。『頼み事』も、間違いなく承った」

    スッ

ちぎって渡したメモ帳は、丁重に受け取られた。
書かれているのがちぎり紙にだとしても、
そこに書かれている情報は『千金』に値する。

「私は『スタッフ』としての参加だが、
 仕事以上の価値はあったと思う。
 ――――それでは、『今後ともよろしく』」

冬川もまた、『村田』に一礼すると離れていった。
周囲のスタンド使い達もおおむね話す相手を決めているのか、話しかけては来ない。
宴もたけなわ。料理に舌鼓を打つのでなければ、会場自体を後にしても良い頃だろう――――

427アルカラ『ドクター・ブラインド』:2021/01/12(火) 23:11:51
>>426

「うんうん、いいカンジにまとまった。
 あの『アリス・イン・ノスタルジアトピア』のゾクヘン。
 『アリス・イン・ノスタルジアトピアpart2』!!
 にぎやかなパーティーのうらがわにひそむフカカイなナゾ……!!
 いきつくまもなくおそいかかるスリルとサスペンス……!!
 そして、ラストにまちうけるショウゲキのシンジツ!!」

ここからネタバレちゅうい。
かずかずのなんかんをくぐりぬけ、
ついにトビラのまえにたどりついた『アルカラ』。
しかし、ゆくえふめいの『アリス』は、
まだすがたをみせていなかった。
おもむろに『ウィッグ』をとり、『はくい』をぬぎさり、
『サングラス』をつけかえる『アルカラ』。
なんと、『アルカラ』のしょうたいは、
ヘンソウした『アリス』だったのだ!!

「いまマエウリケンをかうと、
 『プレゼントこうかんできるケンリ』がついてくる!!」

       ガタッ

「――――ってコトで、そろそろいかなきゃ。
 ひさびさに『メル』と『カザミン』にあえてよかった!!」

「『しおんちゃん』とは、ちょくちょくあうとおもうんで、
 そのときはまたサイキンのハナシとかしようぜ!!」

        バサッ

             グイッ

                  スチャッ

『ドクター』を消してウィッグを被り直し、
白衣の前を閉じ、サングラスを付け替える。
『こっち側』には『アルカラ』として入っているので、
アルカラで出て行くコトにしよう。
それに、ネタバレにハイリョするのがマナーだし。

「『リリーホワイト』も、
 『ロブソンくん』と『オリバーくん』にヨロシク!!」

「じゃ、『みんな』またね!!」

                    ザッ

全員に別れを告げ、『ノスタルジアトピア』を出る。
また会えるかどうかは分からないけど、会えたらいいなと思う。
『またね』という言葉には、そういう気持ちがあった。

428タダヒト『スパイロ・ジャイラ』:2021/01/13(水) 23:08:48
>>425
> 当然善意だけやのうて……『タダヒト』さんが相手でしたら、
> 貸しっぱなしにはならんっちゅう打算もありますけどねぇ〜〜〜」

    「『法務』や『会計』においても、君達の力になれるだろう。
     聊か『表』では計上しにくい『経費』も、多少は融通も利く」

    「――――無論、『合法』の範疇で」

襟に付いた『向日葵』のバッヂが鈍い輝きを見せる。
実際に『資金』を動かす『漣』に対しては、ファイター云々よりも、
より興味を惹ける話だろう、と想像しての言葉だ。

> 然し……我々には、『花形』になる『B級以上のファイター』の手が足りない。
> タダヒト氏の派閥と組む機会があれば、実に『助かる』のは我々も同じだ!」

    「此方こそ。いかなる『色』も『キャンバス』なしでは映えないもの。

     ――――幸い、出張先で面白い『スタンド使い』と知り合えてね。
     また一つ、観客を沸かせる『戦い』を見せられそうだ」

二人が『グラス』を手にするに合わせ、己も摘まんだ『グラス』を近付ける。
唱和の言葉に続くように、歓談の途切れぬ会場内であっても、朗とした声色を通す。

>      「改めて――――『アリーナ』に。
>         そして何より、この『星見町』に」

                  ファイター
    「そして、全ての『闘う者』達へ。

     ――――『乾杯』」

      チンッ

『ワイングラス』を鳴らし、しばしの歓談の後に場を離れる。
喉を通したワインのお陰で、仄かな高揚が肉体の芯から広がっていく。
スマートフォンが鳴る。物陰に身を滑らせ、電話を取った。

    「ああ。……いいや、構わない。
     挨拶も出来た。もう少し愉しんでいくよ」

    「――――『実況者』と接触できそうか?
     ……大丈夫だ。向こうの『場』に合わせるだけだ」

パーティーの幕引きも近づいている。
『モラトリアム』の後は、闘いが始まる。

429村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/01/14(木) 21:15:08
>>426

 「・・・フー・・・」

『冬川』が離れていくのを確認した後、軽く息をつく。
気を張ったままというのは、やはり疲れる。じきに会も終わる様子だし、ちょうどよい。

 「メシは美味かったし、得るものも多かった。年はじめとしては『上出来』だ。
 あとは『連絡』が来なけりゃいいんだが・・・何もないに越したことはないからな・・・」

帰りが混雑する前に、会場を後にする。
このまま初詣にでも行ってみようか・・・・

430『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/15(金) 23:14:24
>>427(アルカラ)

「ええ、またねェ〜〜〜アリス。
 『ノスタルジアトピア』は『望郷(ノスタルジィ)』で『夢の国(ユートピア)』
 あなたが再会を望む限り、またの機会は訪れるハズ」

「フン、オレ様は『望み』はしないが、
 会いに来るならば出迎えてやるッ」

          「息災にするがよい、『アリス』」

「ええ――――いつでも、遊びに来てください。
 私にはキミたちの物語を聴く事は出来ても、
 『音』だけですべてが分かると思っているほど傲慢ではない」

「『顔』を、見せに来てくださいね。時々でも……スタンドの話以外でも」

                 ギィィ ―――― ・・・

「―――――――――それじゃあ、『また』」

                                     バタン

『ノスタルジアトピア』を出て会場に戻ると、
薄暗く殺風景な廊下の向こうには、
きらびやかな祝宴が、そしてそこに集った星々が瞬く。

――――今日は『節目』の日。明日からもまた、『星』を見る物語は続く。

>>428(タダヒト)

「タダヒトさんの言う『合法』ほど、
 頼りになる事もありませんわ。
 『灰と黒』の『境界』を読み違えてまうほど、
 商売しとって恐ろしい事はありませんもの」

         クスクス

『着物』の袖をわざとらしく口元に当て、笑う『漣』。
『タダヒト』の想像はどうやら正解だったらしく、
目には、『期待』と『計算』が透けて見えた。

「おおっ、『スカウト』までもこなしたと!
 『アリーナ』の『運営者』としては勿論……
 実況という『特等席』で観戦させていただいている、
 いち『闘技愛好家(バトルフリーク)』としても期待大だ!」

『桜島』は敬意を滲ませ、
新たな『闘技』の予感に心を弾ませる。
『実況解説者』である彼にとっては、
その感情もまた、来客に熱を伝える原動力。

   「『乾杯』ッ」    「『乾杯』〜」

            ―――― チンッ

グラスの音は、賑わう会場の中ではささやかに響く。
絶大なる力はあれど、決して『主役』ではなく、それを支える者。

『アリーナ』がそう名乗る限り、迫真たる『闘い』の螺旋は――続いていく。

>>429(村田)

『得た』物はこれからの人生に、否が応でも絡みつく。
だが、どこか知らないところで蠢いているよりは、
その方が『村田』にとっては良い事なのかもしれない。
『当事者』故の苦しみと『部外者』故の苦しみは、
どちらか一つを選ばざるを得ず、選んだそれは『打破』できる。

――――『神社』は幸い、町に幾つもある。
出かけるにも悪くない時間。新しい一年の活動が、今日から始まるのだ。

431『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/16(土) 23:22:56
>百目鬼

プレゼントは――――『スカラベのペンダント』だった。
エジプトにおいては『太陽』を象徴する『最強』の『御守り』は、
贈り主の『知識』と『思慮』に満ちたエネルギーを伺わせる。

>ブリタニカ

プレゼントは――――『スターチップル』の『○○○味』だ。
人間界においては希少なフレーバーである、『底知れない』逸品だ。
鳥のブリタニカに『興味がある』品かは分からないが……何かに使えるかもしれない。

>八瀬

プレゼントは――――『四つの紅茶味のチョコ』が詰め合わせられたボックスだ。
バラエティがありながら『芯』のある美味しいプレゼントだが、
万人受けするからこそどこか贈り主の『顔の見えない』感もある。
とはいえ、たとえ贈り主がどんな者でも、その味には変わりはないだろう。

>ナイ

プレゼントは――――『万年筆』だ。入門用モデルで、銀色のシンプルなデザイン。
『インク』も付属しているようで、使い方の説明書も同梱されている。
使い込むほど『向上する』書き味が万年筆の魅力だが、十分に『交換』の種にもなるだろう。

>甘城

プレゼントは――――『マーブルリーフ』だ。
大胆な造形だが、繊細な技術が使われてもいる芸術的な逸品で、
どうやら一から作ったハンドメイドであることも、把握できる。
無償で参加できるプレゼント交換にこれを持ち込む辺り、
贈り主の『優しさ』は『強迫観念』めいてもいるが――――美しい品だ。

>ラフィーノ

プレゼントは――――『プレゼント交換用のブランドタオルセット』だ。
無難も無難なプレゼントだが、誰が貰っても嬉しい品なのは間違いない。
贈り主の『頭の良さ』と、『試行錯誤』が滑らかな布地から感じられる。

>斑鳩

プレゼントは――――『座頭市のBlu-ray』だ。
誰もが名を知るも、奥深い『時代劇』の名作。贈り主は相当『好き』なのだろう。
……もしかして『知り合い』ではないだろうか? 機会があれば、話の種にもなるか。

>アレックス

プレゼントは――――『ブサイクなブードゥー人形』だ。
愉快な見た目でも『呪術』で知られる品だが、『願いを叶える』『悪運を引き受ける』など、
『解釈次第』でその意味合いの変わって来る、オカルティックながら愉快な品と言える。

>石動

プレゼントは――――『白ウサギのぬいぐるみ』だ。
かわいらしすぎないデザインで、石動の好みにも合うかもしれない。
誰にでも喜ばれそうで、かつ個性豊かなプレゼント。贈り主は『よく見ている』のだろう。

>我孫子と三刀屋

プレゼントは――――『木彫りの山犬』だ。
クマではなく山犬が鮭を咥えたそれは、良い意味で市販品とは見えない造形。
芸術家の品と言うよりは、『野趣』に満ちた作りこみは贈り主の人柄がにじんでいる。

>ラッコ

プレゼントは――――『銀で出来た星のペンダント』だ。
ラッコにアクセサリーは無用かもしれないが、きらきら光って綺麗だ。
『衆目』を集めるラッコが、さらなる『人気者』になれるかもしれない・・・

432『牛に引かれて星羅の集い』:2021/01/16(土) 23:23:07
>風歌

プレゼントは――――『スカイモール』の包み紙がされた、『クッキーセット』だ。
本当に『フツー』なプレゼントだが、味は良さそうだし、腹も満たされる。
風歌も贈ったものだが、案外こういうフツーの食べ物こそ本当にいいプレゼントなのかもしれない。

>日下部 
プレゼントは――――『純米原酒・鬼ころし怒髪衝天』だ。
永遠の『17歳』を標榜する日下部は飲んではいけない『道理』があるが……
こうした事故が起きてしまうのも、プレゼント交換の楽しさと言えるだろう。

>今泉  
プレゼントは――――『ウニ・アワビ・イセエビ』だ。
見間違えでもなんでもなく、『海』から獲りたての『本物』の海の幸だ。
嬉しい物なのは間違いないが、これを持ってきた『珍客』はどんな『人』だろう?

>黒羽  
プレゼントは――――色とりどりのバスボムを含んだ『入浴剤』のセットだ。
『見た目』に綺麗なのは勿論の事、冬の湯船に沈めれば健康にも良い品である。
もっとも使えば消えてしまいはするのだが、飾っておくだけでも悪い物ではない。

>白町  
プレゼントは――――『ゴールデン・クロウのサイン入り単行本』だ。
白町に『漫画単行本』自体あまりなじみは無いかもしれないが、
その『作者』が刻んだサインは、いずれ超絶の売れっ子として名を馳せる――かもしれない。
そうでなくともこれも縁、一度読んでみて見分を広げておくのも、活動の中で意味はあるだろう。

>円谷  
プレゼントは――――『雪降るシャチのスノードーム』だ。
クールなデザインで美しい逸品だ。贈り主の『美観』は存分に伝わってくる。
常に動き続けるインテリアとして、部屋を彩るには十分すぎる原動力があるだろう。

>関   
プレゼントは――――『雑穀バー詰め合わせ』だ。
質素ながら滋味深い味わいで、多くの世代が楽しむことが出来る。あるいは人間以外さえも。
あまりよく見かける物ではないが、確かな良品。贈り主は広い『視野』の持ち主に違いない。

>比留間

プレゼントは―――― ……これは何だろうか? あえてありのままを言うならば、
『シルクのハンカチに包んだ腕時計(5千円相当)をラベンダーの香りが染みついた袋にいれたもの』だ。
謎が多い『価値』のごった煮のようなプレゼントだが、『童』の悪戯とするには、誠意らしきものが感じられた。

>アルカラ

プレゼントは――――カラフルな『ロリポップキャンディー』を詰め合わせたギフトセットだ。
多すぎる色や、棒付きの飴自体の持つ子供っぽいイメージに対し、それなりに高級そうな品にも見える。
贈り主もまた、この飴のように『賑やか』――――いや、『騒がしい』人柄なのかもしれない。

>御影

プレゼントは――――少しだけ高級な『最中』と『羊羹』を詰め合わせた贈答品だ。
もっとも、大学生の御影にも十二分に手が届く『価格帯』での贅沢に過ぎないが、
だからこそ手に取りやすく、気に入ればリピートも出来なくはない。ほんのり嬉しい品だった。

>一抹

プレゼントは――――『マジシャン』御用達の『トランプ』だ。
最高品質のそれは、100均やコンビニでも手に取れるそれらとは違う格調高さがある。
だが、畢竟これは遊び道具。『遊び心』あるプレゼントは、戦友や同志、新たな友との交友にも便利だろう。

>氷山

プレゼントは――――『スマートウォッチ』だ。『体温』『心拍数』『歩数』などを『管理』できる品だ。
純白の機種で、多機能なのもあって一見とっつきづらいが、値段は5桁にならない学生にも見合うモデルだ。
主に生活スタイルを『是正』するための品、しかも『もう持ってれば要らない』物なので、
やや『押しつけがましさ』もあるが……まだ持っていないなら、使ってみればありがたい品ではある。

>タダヒト

プレゼントは――――『リング』『リング2』『らせん』『リング0バースデイ』の4点セット。
ジャパニーズホラーを代表するシリーズを原点から網羅する、恐るべきプレゼントだ。
めでたい席にまでこれを持ち込んだあたり、贈り主は筋金入りの『ホラー好き』だろう。
とはいえパーティ参加は布教目的ではなく、何らかの目的があったはず。楽しむためか、それとも。

433『星見町七夕祭り実行委員会』:2021/06/30(水) 17:17:07

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

毎年この時期になると、星見町の広場には巨大な『笹』が飾られる。
思い思いの『願い事』を書いた『短冊』が、そこに吊るされるのだ。
様々な『想い』が一堂に会する光景は、見る者の心に『夜空に輝く星々』を想起させた。
『自分の願い』を書いても良し、『他の人の願い』を覗いてみるのも一興。
それでは、『今年の様子』を見てみよう――――――。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



*六回目の七夕イベントです*
*PCorNPCの書いた『短冊』として、ご自由にレスをどうぞ*
*開催期間は七夕の終わり頃くらいまでが目安です*

434小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/30(水) 17:25:42

夏の夜空を背景にして、静かに佇む笹。
その前で足を止め、ふと物思いに耽る。
脳裏に浮かぶのは、掛けがえのない『彼』の事。
この命を全うした先で、きっと待っていてくれると信じている。
だからこそ、私は『彼のいない世界』で生き続ける事を誓った。

          ソッ……

  『いつか、あなたに会えますように』

435風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/06/30(水) 19:03:43
『家』

436ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/06/30(水) 19:52:09
『収入』

437大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/06/30(水) 20:10:26
『みんなの願いが叶いますように』

438一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/06/30(水) 23:18:49
『五体満足』

439日下部『アット・セブンティーン』:2021/06/30(水) 23:23:25
『ぜんぶ』

440朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2021/06/30(水) 23:45:18
これでよしと…
『とにかく幸運になりたい』

441ナイ『ベター・ビリーブ・イット』:2021/07/01(木) 00:16:36
『おく万さょうじゃ』

442百目鬼小百合『ライトパス』:2021/07/01(木) 08:41:33

「あぁ――――そういえば、そんな時期だったね」

白いジャケットを肩に掛け、咥え煙草で笹を見上げる。
いつも忘れているのだが、これを見る度に思い出す。
願いというのは、あくまでも願い。
それが叶うとは限らないが、
お互いの内容を披露し合うのも案外楽しいものだ。
ついでに、自分も一つ加えておくとしよう。

「さて、何がいいか…………」

        サラサラサラ

『もう少し喫煙所が増えるように』

「ま、これくらいは許してもらえるんじゃないかねぇ」

443乃々『ポリシネル』:2021/07/01(木) 17:15:47

左右で長さの違うアシメショートの少女
透ける程に薄いシアーレースを多用したファッション
首と手首と足首に巻かれたリボン

「…ここは?」

いつの間にか失われていた記憶
糸が解けるように跡形もなく
理解できたのは『薬を飲んだ』ということだけ

「分からない…けど」

見上げる視線
その先にある多くの願い
誰かと過ごしたとしても、私の中から思い出は消える
でも、その誰かの中に『私』が残る
それが私の望むこと

【せめて誰かの中に残っていたい】

444小翠『タキシードムーン』:2021/07/01(木) 18:26:38
「そうだ! おじいちゃんの部屋にあったあの言葉!」

『シ酉 シ 也  肉 木ホ』

子供が書いたような拙い字でそんな文言が飾られる・・・・

445天之 月夜『レンブラント』:2021/07/01(木) 20:45:04
    オト    ガッキ
『いい悲鳴の鳴る人が見つかりますように』

446鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/07/01(木) 21:36:41
『星見町に生きる人々の、善き営みが守られますように』

447飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2021/07/03(土) 13:52:03
「七夕かぁ…。
 一年会えなかった二人が会える、ロマンチックな日…」

『お姉ちゃんに、会えますように』

448今泉『コール・イット・ラヴ』:2021/07/03(土) 13:55:17
『七夕当日はちゃんと晴れますように!』

449りん『フューネラル・リース』:2021/07/04(日) 18:38:20
鈴蘭の絵が描かれた、和紙で出来た白い短冊が下げられている
手作りだろうか?

『これはお願いじゃなくて決意表明です。
 いつか絶対、音のおねえさんやあやちゃん達に食べてもらえる
 美味しい鈴蘭料理を作れるようになります!
 織姫さん彦星さん、今年も2人の時間を楽しんでください』

その傍には鈴蘭団子が供えられている
お供え物をつまみ食いする不届き者が食べてしまったら恐ろしい事になるだろう

450扇原映華『シルバーダスト』:2021/07/04(日) 22:04:27
『不惑』

451更山 好陽『イルーシヴ・エデン』:2021/07/07(水) 04:55:08
『(およそ解読できない異国の文字)』

452<削除>:<削除>
<削除>

453七篠 譲葉『リルトランク』:2021/07/07(水) 07:23:42
「竹は…木でも草でもないから『リルトランク』では出せない…だったよね?」
「まだまだ勉強することがたくさんあるから、頑張らないと」

 そう呟きながら竹に願い事を飾る。

『遠くに行けますように』

454眠目倫『ノワール・デジール』:2021/07/07(水) 17:49:33
『<◎><◎>』

455甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/07/07(水) 20:03:47
『今年もお疲れ様でした
 宜しかったら、二人で召し上がってください』

短冊の傍には2人分の七夕ゼリーが供えられていた

456薄島漣『イカルス・ライン』:2021/07/07(水) 22:23:46
『交通安全 事故ゼロで行こうヨシ!』

457三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2021/07/07(水) 22:32:14
『次にくるマンガ大賞受賞!』

458関 寿々芽『ペイデイ』:2021/07/07(水) 22:51:53
『家族がおだやかに過ごせますように』

459星追うもの達:2021/07/07(水) 22:53:56

『今年も、いーっぱいニュー・エクリプス団員を増やすのを頑張るっス!」

『お料理の上達をするぞー! エッ子」

『PS5のソフトに、もう少しバリエーションが増えるといいな  ムーさん』

『早く流行の病気が収まって。みんなで楽しく旅行とか行けますように ノリ』



『ウィゴーちゃんと結婚式をあげれたらいいなーっと   芦田』

『本体と早く縁が切れて自立型になれますよーに   
 ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト』


『大切なものがあった筈 だから早めに思い出せるか、見つけれたら  小林』

『ジョーの夢が出来る限り数年か今年中にでも叶うように       ヤジ』

460宗像征爾『アヴィーチー』:2021/07/08(木) 00:53:07

出所して以来、この光景を見かけた事は何度かある。
しかし、『短冊』を書いた事は一度も無かった。
『願い事』の持ち合わせが無いからだ。
だが、一度ぐらいは書いてもいいだろう。
幸い、今回は書くべき内容を一つ思い付いた。

      『血が役に立った事を願う』

461『星見町七夕祭り実行委員会』:2022/07/02(土) 19:49:08

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

星見町の『七夕祭り』。
今年も『この季節』がやって来た。
ただし、今回は去年までとは少し違っている。
『夏のクリスマス』というイレギュラーなブームが挟まった事で、
『開催時期』がズレてしまったのだ。
しかし、毎年の恒例行事を途切れさせてしまうのも忍びない。
このような経緯から、例年と比べて、やや遅れて催される事になった。
急な変更こそあったものの、『内容』にまで影響を及ぼす事はなかったようだ。

    では――――遅ればせながら、『今年の様子』を見ていこう。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


*七回目の七夕イベントです*
*自由に短冊を書いたり、吊るされた短冊を眺めたり出来ます*
*開催期間は、およそ一週間くらいを目安とします*

462真白『ユキカゼ』:2022/07/02(土) 19:57:35
『剣を振るう相手に巡り会えますように』

463小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/07/02(土) 20:10:39

  「――……『8月6日』」

笹の前に『喪服の女』が佇んでいる。
その胸に去来するのは『最後の言葉』。
『争い』が『悲しみ』を生むのなら、自分に何が出来るだろう。

>>462

ふと、先に吊るされていた短冊が視界に入った。
『剣を振るう相手に巡り会いたい』という願い。
やがて静かに目を伏せ、短冊に『自分の願い』を綴る。

         スッ

まもなく、一枚の『短冊』を吊るし、その場を立ち去っていった。

  『悲しい争いが少しでもなくなりますように』

464朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2022/07/02(土) 20:16:39
>>461
「…今日も喰らった!
 いい加減私の不運もどうにかなれ!」
みぞおちを抑えながら涙音がやってくる。


なぐり書きするように短冊に願いというか要求が書かれた

『いい加減私の鳩尾にものがぶち当たるのをどうにかしろ』

465赤月『サクソン』:2022/07/02(土) 20:25:23

「『七夕』か・・・・」

短冊に願いを託すこの行事
赤月にとっては馴染みの薄いイベントであったが、趣旨は理解した
近くに置かれていた短冊に、手持ちのボールペンでさらさらと願いを書き始める

『咲良や御影たちと楽しく・・・・

「・・・・・・・。」

そこまで書いたところで、近くにあった短冊(>>463)が目に留まる
争いを憂う者の願い。それを見た時、赤月の目がひどく悲しそうに歪む

  グシャッ!
         ぐしゃぐしゃっ!

何を思ったのか、途中まで書いた自分の短冊をぐしゃぐしゃに丸める
そして、新たに獰猛な書体で別の願いを書き記す

『かたきうち 早く見つかりますように』

書き直した短冊をそっと笹につるすと、表情を消した顔でこの場を去っていった

466空井イエリ『ソラリス』:2022/07/04(月) 11:41:24

「七夕か……神さまみたいになるってのは大変だよな。
 こんなにたくさん背負う事になって。
 すげー重たくて、でも、すげー誇らしいだろうな」

        サラサラサラ


     『ペット全員の健康と成長』


「ついでに、こいつも背負ってってくれ。
 ……気持ち的な部分をな?
 実際の所は、おれが最後までちゃんと背負うからさ」

467りん『フューネラル・リース』:2022/07/04(月) 20:58:43
鈴蘭の押し花が張られた短冊が飾られている

『色んな人間達と出会えて、一緒に過ごせて
 今、すっごい幸せです。
 これからもずっと、この幸せが続けば良いと思います。
 だから、それを守るために頑張るから見守っていてください!
 今年の新作鈴蘭料理をお供えします!』

中心に鈴蘭が入った水饅頭が供えられている
涼やかで綺麗だが、お供え泥棒が食べれば命は無いだろう

468水宮アリア『ブラッディー・マリー』:2022/07/05(火) 23:03:40
『もっと強くなりたい。だから鍛え続けます、僕が自分を許せるまで。
 お姉ちゃんが目を覚ました時に胸を張って迎えに行けるように』

469夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/06(水) 15:42:55
>>462-468

「うんうん、ほうほう、なるほどなるほど」

笹の前にやって来ると、短冊の一つ一つに視線を向け、
その文面に目を通していく。
しかし、夢見ヶ崎の『漢字知識』は、
小学校低学年クラスにも手こずるレベルである。
短冊に書かれた内容も、大半は理解できなかった。

「――――わかんないけどわかった!!」

それでも、そこに込められた『気持ち』というのは、
何となく伝わるものだ。
それに、色とりどりの短冊が飾られている笹は、
純粋に見応えがあった。
言葉が分からなくとも、『通じるもの』はある。

>>467

  「おお〜〜!!キレイキレイ!!」
 
         「コレ、たべていいのかな??」

              キョロ キョロ キョロ

       「けど、『EAT ME』ってかいてないなぁ」

涼しげな『鈴蘭饅頭』を見つけて歓声を上げる。
うっかり手を出しかけたが、途中で思い止まった。
『自由に食べて下さい』って雰囲気でもないし。
もしくってたらアブなかったな!!
ウンがよかったぜ。

「せっかくだから、シャシンとっとこ!!」

         パシャッ

食べる代わりに、
お供えされた饅頭をスマホで撮影しておいた。
それがどんなものかは知る由もない。
期せずして、『証拠写真』が撮れてしまったぞ。

>>461

『この世界』は、数え切れない『色』と『光』で溢れている。
今日まで色々な場所に行って、沢山のものを見てきた。
『好奇心』という『ウサギ』に導かれて、
『不思議の国』に飛び込み、冒険の旅を歩んできた。
これからも変わらない。
だって、私は『アリス』なんだから。

  『ジブンのめでセカイのゼンブをみてみたい』

『光』を得た時に生まれた『夢』は、
ずっとずっと心の中で輝き続けている――――。

470真横田ニケ『エンジェル・ウィッチ』:2022/07/06(水) 17:29:32
✩࿐⋆*

  来
  年
 絶は
 対
全に
国!!!



  ^. ̫.^
✩࿐⋆*

471札付き『一般人』:2022/07/06(水) 18:15:40
『   』

白紙の短冊…のように見えて、すみっこに小さく書いてある

                                  『死に日和』

472吉田『カナディアン・スウィートハーツ』:2022/07/06(水) 20:57:50
「よし」

『成功しますように』

473ココ『ステラスター』:2022/07/06(水) 23:13:38
『ココの仇を討つ、それがギルドの誓い』

474妖狐『キン・コン・ユウ』:2022/07/07(木) 09:17:51
『そちら、人間換算で3秒に1回は会ってるのだろう?飽きぬのか…?』

正確には3.2秒に1 回、0.0086秒だけ会えるらしい

475宗像征爾『アヴィーチー』:2022/07/07(木) 12:52:18
>>467

『鈴蘭畑』の方角から歩いてきた。
そのまま笹の前を横切ろうとした時、
『鈴蘭の押し花』が視界に入った。
足を止め、短冊の内容を黙読する。

「『まさか』とは思うが、万一という事もある」

これを書いた者の素性は分からない。
しかし、このタイミングだ。
全くの無関係とも考えがたい。

「『この幸せが続けば良い』――か」

文面からは、後ろ暗さは少しも感じられない。
だが、外見と中身は、必ずしも一致するものではない。
やはり、実際に会ってみなければならない。

「俺も、そう願っておく」

その『幸福』が犠牲の上に成り立つものであったとすれば、
『この願い』も『俺の願い』も叶う事はないだろう。

476ソラ『ステインド・スカイ』:2022/07/07(木) 17:49:11
思った通りどいつも好き放題書いてやがる
叶えば自分の実力、叶わなかったらケチな七夕のせい
自分の願望ばかり押し付けられて七夕さんも気の毒な事だ
大体芸事の上達を祈る行事だろう

まぁ

『お疲れ』

477甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2022/07/07(木) 21:05:47
会いたくても、もう会えない人がいる
だから年に1度だけ会える2人を祝福したい

『今年も1年ありがとうございました』

短冊の下には天の川を表した羊羹が供えられている

478大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2022/07/07(木) 23:08:50
「うーん、願いねぇ……」(↓ハスキーボイス↓)

 …さらさら

  『たなぼた』

    75%

479美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/07/09(土) 22:45:42

「『リスナーが増えますように』――は前にも言ったし……」

        「そういうのじゃあないのよ」

              サラサラサラ

     『みんなに笑顔を』

「これに勝るものはないでしょうね」

480『星見町七夕祭り実行委員会』:2023/07/01(土) 05:04:53

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

恒例となった星見町の『七夕祭り』が、今年も開催されていた。
今回は予定の乱れもなく、例年通りのスケジュールだ。
広場に設置された巨大な『笹』には、既に幾つかの『短冊』が吊るされている。
『これまで』と比べると、数が増えているように感じられるかもしれない。
それらを眺めるも良し、自身の願いを加えるも良し。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


*八回目の七夕イベントです*
*自由に短冊を書いたり、吊るされた短冊を眺めたり出来ます*
*開催期間は一週間(七夕当日まで)を目安とします*

481小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/01(土) 06:51:07
>>480

喪服の女が『笹』を見上げ、『短冊』を見つめ、『自らの心』と向き合う。

      コツ……

            コツ……

                  コツ……

足音が徐々に遠ざかり、その後には一つの『願い』が加えられていた。

    『私が出会った人、私を支えてくれる人、
     この町の人達が穏やかに暮らせますように』

482斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2023/07/02(日) 05:17:34
>>480

ライダースジャケットを纏った少年が、短冊をその手に取って書きなぐると
去り際に笹に向かって放り投げる。

 「不思議な事に、毎年3人ともこれだけは意見が共通するんだよな。」

 「ところでさっき見た短冊、どれくらい心がキレイな人が書いたと思う?」

少年の影が不愉快そうに鼻を鳴らした。

 『知るかよ、オマエより心優しい暇人だろ。』

 「すべてに対して酷いな!だいたい君は何時も……」


笹に乗った短冊を背に、足音と共に少年は去る。
爪痕が刻まれてくしゃくしゃになった短冊には、乱雑な文字でこう書かれていた……

 「両親がはやくよくなりますように。』

483朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2023/07/02(日) 11:31:26
>>480
色んな人の短冊を見ながら、笑美は微笑んだ

「私は…」
少し考えてから短冊に願いを書いた。

『私の家族と友人の皆さまが無事に過ごせますように。』

484リゼ『サクラメント』:2023/07/04(火) 08:30:07
>>480
「七夕祭り……願いをこめる、ですか」

人混みをふらふらと歩いていると、
短冊を渡されてそのままに受け取り、呆けて人々の希望が書かれたそれを見上げる。

「願い………ねがい………」

しばらく考えて手元の短冊を眺めた後、
諦めたように白紙の短冊をその場に置いて去った。

485御子神『イン・ジャスティス』:2023/07/04(火) 08:48:53
>>480
>>484

「七夕祭りか・・・・」

がっしりとした体付きの男が人混みを歩く
鷲の様な視線は正面を睨みつけるように見据えており、
人々はその威容に気圧されたせいか男から距離を取っていた

「む・・・・」

男は何かに誘われるように卓上に置かれた短冊を目にする
誰かの書き損じだろうか・・・・白紙の短冊は所在なさげにその場に置かれていた
紙片を手に取り・・・・そして

「むぅん・・・・!!」

          ギュワッ!!

男は手に取った短冊を握り潰したッ!

「『願い』は・・・・既に己(おれ)の手の中に・・・・」

突然の出来事に怯える人々に関心を向ける事もなく、男はその場を立ち去っていく
あれはいったい・・・・何者なのだろうか・・・・?

486扇原映華『シルバーダスト』:2023/07/04(火) 22:33:44
>>480
「暑い、蒸し暑いと感じてはいたけど、
 今年も半分終わってしまったんだな……」

青白ストライプのシアーサッカースーツを彩る
オレンジ色のネクタイを緩めながら、数々の短冊が吊るされた笹を見上げた。

「だいぶブランクが出来てしまったし、
 そろそろ次に進まないと、いけないな」

水色の短冊を手に取り、一文字だけ書き記すと
なるべく高い所に吊るした。

『頂』

487白岸・N・トーリ『ダムゼル・イン・ディストレス』:2023/07/06(木) 10:05:19
>>480

自分の願いを自分で決めるというのは難しい。
しばらく笹の前に立ち尽くしていたが――

   『願いたいものを見つけられますように』

白い短冊に書いて吊るし、少しだけ眺め、立ち去った。

488鷲見 健治 『2NDハンド・ファイア』:2023/07/06(木) 19:00:56
>>480
「願い…願いなんて…あるわ!」

『熱い喧嘩ができますように』

短冊を吊るし満足気にすると帰って行った。

489一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2023/07/06(木) 19:07:54
>>480
「自分にはこの願いしかありませんね」

『より強くなり多くを救い悪にも手を差し伸べられますように』

世迷言かもしれないが救えるなら救いたい。
しかし、それには対等に物を言える力が必要だ…

490ノエ『ゼロ・モーメント』:2023/07/07(金) 00:55:57
>>484
>>485
>>489

 7月7日となった。短冊を飾る人も殆ど居ない人気の無くなった頃に
フードを被った人影が、幽鬼のように訪れる。

 「……」

一つの、短冊に手を添えると。慈しむように、そっと撫でる。

 「……。…………」

そして、握りつぶされゴミのように丸められた短冊が地面に転がってるのに気づき、拾う。

「……」スッ

 短冊を、元の様に広げ。そして上着の中から取り出した花びらを短冊の隅に貼り付け。
残る空白に、こう書き記す。

            『言はで思ふぞ』

 それを、多くの短冊の中に紛れるように飾り。フードの人物は静かに去っていく……。

491御子神『イン・ジャスティス』:2023/07/07(金) 06:59:33
>>490

一応補足なのですが、御子神が握りつぶした短冊は
持ち帰った後に最寄りのごみ箱に捨てています
(ポイ捨ては『悪』であり、そんな事を御子神がするはずがないので)

その上で、行動の修正などがありましたらよろしくお願いします

492ノエ『ゼロ・モーメント』:2023/07/07(金) 10:00:49
>>491

了解いたしました。では、行動の修正として
握りつぶした短冊でなく、湖畔などで手に入れた『藤花』に
490での願い事の一文を小さく記して、草むらに見分けつかぬように
そっと置いたと言う形にさせて頂きます。
 勝手な行動となってしまい申し訳ありません。

493ソラ『ステインド・スカイ』:2023/07/07(金) 18:28:28
>>480
どいつもこいつも、
相も変わらず勝手な願望ばかり書いている

どかっ

短冊が飾られた笹の木の前に座り込む
升を2つ取り出し、1つを笹の木の前に置く

トクトクトク

升に笹酒を注ぐ

「……」

誰と語らうでもなく、一人で静かに笹酒を飲む
一人くらい、七夕さんを労う奴がいても良いだろう


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