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【ミ】『コメットテイル、禍福の星巡り』

145『金融永久機関カーバンクル』:2018/07/17(火) 01:47:37
【フリー】

>>141(硯)

「そォですか? 『雑食』なんですねェ。
 お行儀の方は悪くないみたいですけども」

メニューを受け取り、机の隅に置き直すイラムシ。
彼にはもう飲み物でお茶を濁すつもりはないのだろう。
机に置かれたコップはとうに空で、氷だけ残っている。

「負傷する事が怖くはないのかしら? 強いのね。
 まあ物怖じしていないならありがたいけれど、
 『治らない傷』というのもある、かもしれないわ。
 貴方が良いなら良いけど、一応怪我には気を付けて」

         「貴重な戦力だもの」

案じるような言葉には多少の打算が滲むものの、嘘ではあるまい。

>>143(スミノフ)

「まァ〜骨は折れて治る度に頑丈になるとは言いますけども、
 折れる瞬間は普通にめちゃくちゃ痛いじゃないですかァ?」

        「治れば良いってモンでもないでしょ」

辟易するような顔でイラムシは眉根を潜めるが、嫌悪の色は薄い。
どちらかといえば、価値観の相違――というやつだろう。

「――これはここで明言しておくけど、『猫を捕まえると80万になる』のは、
 私がそういう取引先を持っているから。『そのルートだからその価格』。
 貴方達だけで猫を捕獲しても、私がいなければ儲けにはならない。
 だから……もし私が見ていない場で捕獲したなら、すぐに連絡して」

「……ああ、もし仮に『アリーナ』に売ったら、1人『30万』にもならないと思うわよ。
 どころかこっちには後ろ盾がないから、『捕獲に協力感謝!』で終わりかもしれない」

マナビはやや険しい顔で指を一本立てて、『諭す』ように語る。
個人的に動いても良さそうな雰囲気とはいえ、最終的な協力は必要だ。
逆に言えば『自分で高く売れるルートを用意する』とか『安くてもいい』なら、
猫さえ捕まえてしまえば『マナビの言う事を聞く』必要はない、という事になる。

                         ・・・それに意味がある状況ならば。

>二人

「他に質問はあるかしら。無ければ行動を始めたいけど、
 あとで条件やらなにやらで揉めるのはばかばかしいわ。
 今のうちに気になる事があったら何でも聞いてちょうだい」

          「途中で『欠員』が出た場合の報酬の分配は?」

「逃亡や裏切り、サボりでもしない限り、
 『リタイヤした者』にも公正に分配するわ。
 私が受け取る大本の報酬が『人数分』だから。
 その上で、集めて良い限度人数が4人なの」

イラムシも質問を飛ばす。80万――――
報酬額に変動は余程のことが無ければ無いようだ。マナビに着くなら、だが。


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