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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
73
:
『手に汗握る』
:2016/02/20(土) 03:16:50
>>72
【眼鏡の男】「あ……あ……」
姿を現す『ウェイト・アンティル・ダーク』。
細工を解かれた『男の手札』。
全てを理解した男が、呆けたように声を漏らし――――
【眼鏡の男】「ま……まだだぁッ!」
――――吠えるように、叫ぶ。
【眼鏡の男】「そう! 俺は『俺の手の中にそんなカードは無かった』と言おうとしたんだッ!」
【眼鏡の男】「証拠に、見ろッ!」
バッ
【眼鏡の男】「俺の手に、『トランプ』なんてどこにもありゃしないじゃないかッ!」
捲し立てるように叫びながら、両手を突き出す。
その手は汗と水で『びしょ濡れ』だが、確かに『トランプ』は見当たらない。
【眼鏡の男】「そうだ、俺は『イカサマ』なんかしちゃいないッ!」
最後の醜い『悪あがき』――――だが、確かに、カードはどこに?
びしょ濡れの『手』。
常にその『濡れた状態』を保っていた『男』。
途中でカードを『牡丹』がひったくったとき、ひどく焦っていたこと。
――――『牡丹』は一度答えにたどり着いているはずだ。
切り捨てたその答え。
『カードを濡らすことで何かをしている』のなら、その『解除条件』は?
たった今、『カードが消えた先』は? 男は先ほど何を言いかけた?
途中、『マーキング』したカードは一体どこに消えていた?
『何をすれば、男が隠したカードを表に出すことができるのか?』
男の手は、震えながらも『牡丹』の前に突き出されている。
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