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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

701Poaching Lakeside:2017/10/14(土) 23:25:58
>>698(七海)
 「…」    料理を運んできた男は黙っている

>>699(ジェイク)
干渉は不要だと店員に言い放つと、君は思考をめぐらす。
確か…噂は、『漁港』のそばの区域で聞いた気がする。
ちょうどここの近くの……さきほど湖を見たときに見えた、あの漁港。
そこから僅かに『内陸』の、人通りとかだった。

>全体
七海と小石川が、蓋をあけた瞬間


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          そこにいる皆、爆音を聞いた『気がした』



>全体
誤解を招き申し訳ない、『爆音』というのは比喩である。
むろん、君たちの周囲に変化はない。
実際に君たちが感じたのは、香り、いや『爆香』だった。
爆発にも例えたくなるような、猛烈に〈旨そうなニオイ〉。

蓋をとった者たちが壺の中に見たのは、〈深い琥珀色の、透き通ったスープ〉。
何かの肉のような小さなものが、いくつも入っている。


「40歳のおじさんスープじゃ無イヨ」
「『修行僧すら壁を乗り越えやってくるスープ』っテ意味ダヨ」
「たくさんのウマソーな材料を入れまくって蒸しまくったダケノ暴力的なスープネ」

「材料は、豚の各種部位、鴨の各種部位、海デとってきたナマコ、フカヒレ、
 鳥ガラ、ネギの青いところ、エビの殻、カニ、干しシイタケ他各種キノコ、
 杜王町で密りょ………合法的にとってきたアワビ、牛の挽肉からとったダシ、
 金華ハム、サンショウウオ、アユ、カツオ節、サバ節、隣の県で狩って来たシカの尻尾、
 朝鮮人参、ホンビノス等各種乾燥貝、クコの実他各種乾燥果実、それにそれに――」

       ペイ
  「―――『沛』、黙りなさい…店の裏事情や御託では、お腹は膨れません」

  男が、『ペイ』の発言を遮り、そのまま続ける。

  「お客様、まずはご賞味あれ」
   「それと、店員に料理を分ける必要はありません。
     料理はお客様だけのものです……賄いなら、十分出しておりますので。」

    「………ごゆっくり、どうぞ。」
 
   そこまで言うと、空いた茶ビンを回収し、料理人の男は厨房に去って行った。


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