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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

648『赤に 紅に 朱に 丹に舞え』:2017/08/26(土) 21:42:40
>>647

 

――その話、乗ったッ!!

 バァァァ―――――――z________ン!!


そう  君はアリス。まだまだ君の冒険は始まったばかり、いやスタート地点にすら
入ってないのかも知れない。

金にがめつい兎が、錆びついた懐中時計を血走った目で見つめて走るのを
追って、貴方はアンダーランド『アリーナ』へと行きついた。
 そして、出て来て最初に出会った不思議な生き物は、嘘が大嫌いで
嘘を喰ってしまおうと言うジャバウォックかスナークかブージャムか。

 光ある明日を目指し 貴方は道を歩き続けていくのだ。



 ―――――――――――――――――――……


 「ふむ、網膜は幸い傷ついてない。もっとも、損傷しても此処の医師は優秀だ。
今までの賞金で十分に完治は可能だと思うが、私からも幾らか手当が付くように言おう
そして、だ……ベリル 君のスタイルは重々承知してるが。今日のような試合を何度も
しないでくれ。私の心臓にも悪いし……君の痛々しい姿は、大切な人達に悪いだろう」

所は変わり、キング牧師のような雰囲気の大柄なスーツ姿の男性。
ベティのサポータ 『ロバート』は彼女の怪我に対し処置を済ませると
厳かに、きつくはない言い方だが釘をさしていた。

「わかってはいるさ、ロバート。だが、性分でね こればっかりは折れないよ。
私は、私のやり方を否定はしない。嘘をつかない生き方を選ぶと決めている」

その、向こう見ずな言い方に対し。彼は慣れてるのか小さく吐息をついてから軽く
彼方を見つめて、それにしてもと呟きつつ言った。

「しかし、アレは頂けなかったな。最後のあの行動は……」

「……アルカラの事か? 彼女の怒りに関しては正当なものだろう。
戦士として、手を抜かれたと屈辱を感じるのは当然だ」

「いや……あの少女の事ではない。……『彼ら』だよ
あの従業員達だ。……普通なら、君の怪我のほうが重たかったんだ。
先に応急処置を済ませても良かったのに。大人しく彼女に少し手当をして
煙のように消えてしまった……アリーナの配属としては良くないな」

「…………      まさか」

 ロバートの言葉に、ベティは少し逡巡するように顎に手をかけ考えたあと。

ハッとした顔つきで、ロバートと同じく遠くへ傷つき深紅となった目で
向こうに顔を向けた。


 ――――――――――――――――――――――――――……


 ザッ

       ザッ    ザッ
                          「……」
                          「……」
 清掃員のつなぎを着た、何処かの派遣会社の適当なロゴマークが付いた帽子を
被る複数の人影が、人気のない道を無言で進む。

  ……月が出て星が出てくる。

 「それで」       「どうよ? 実際に見て」

    「うーん……肩透かしって感じかな」   「あー やっぱぁ?」



    俺達  『エクリプス』に比べると  月とスッポン  てな


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