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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
595
:
夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』
:2017/07/29(土) 07:00:40
>>594
ブ ッ ゥ ゥ ゥ
シ ュ ッ ! !
空中に舞い散る『赤』の飛沫。
瞬きするほどのわずかな間、その『紅の雫』に目を奪われる。
まるでスローモーションのように、ゆっくりと視界を流れて散っていく血の飛沫。
ド
ク
ン
ッ
なんて――なんて『綺麗』なんだろう。
心から、そう感じていた。
自分の目で実際に『血』を見たのは、これが初めてだった。
「……そうか……。『血』って赤かったんだね……」
「――初めて、見たよ」
声のトーンを落とし、独り言のように小さく呟く。
「……じゃなくて――やったっ!先制点いただきっ!」
ハッと我に返り、意識を闘いの場へ引き戻す。
(でも……この『違和感』は何……?)
確かに、こちらの先制攻撃は成功した。
だが、それを素直に喜べない気持ちが、心の片隅にあった。
あまりにも『上手く行き過ぎている』からだ。
相手は経験豊富なベテランファイターのはず。
それなのに、こんなにあっさり攻撃が決まるというのが、逆に腑に落ちない。
まるで、こうなるように『誘導』されているような……。
「……え?」
「お――」
「『大きくなってる』ぅッ!?」
ドドド ドドドド
ドドドドド
ドドドド ドドド
(『きっかけ』は?私がベリルを攻撃したから?
もしベリルが傷付く度に大きくなるんだとしたら、中途半端な攻撃は逆にマズい……!)
「ふぅ、ん……。だけど、ピンチからの逆転こそショーブの華でしょ。
そっちこそ、私の能力にかかってるってこと忘れてるんじゃない?」
(とにかく、まずはこの一撃をやりすごす!
たぶん、ベリルはウソはついてない!それならっ!)
攻撃が来る前に、ベリルから見て左側――つまり私から見て右側に跳ぶ!
右から来るというなら、これで攻撃範囲から出られるはず!
成功したなら、『シンプリー・レッド』とベリルから少し距離をとりたい。
ついでに、余裕があるなら、『ドクター・ブラインド』を私の所へ戻しておく。
直前までベリルに切りかかっていたから、そんなに離れてはいないと思う。
(『疑問』はもう一つ。
どうしてベリルは、わざわざ攻撃する場所を言う必要があるの?
そして、さっき『シンプリー・レッド』が動かなかったのはどうして?
私の考えだと……)
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