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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

575『赤に 紅に 朱に 丹に舞え』:2017/07/20(木) 19:10:20
>>574
 pi pi pi pi pi pipipipipopi!!!

「よし、『アルカラ』だな!!? 登録しておいたから、数分過ぎたらもう撤回できねーから
そのつもりでいろよっっ。
連絡先かっっ。おーけーおーけー! この試合が一段落ついたら、幾らでも教えるぜっっっ!
 何時でも気が代わったら、俺の所属するアリーナ―ランカーとして来てくれよ!!
または、知人で腕の立つスタンド使いを紹介してくれも万々歳だ!!」

 調子の良い事を言いつつ、金一はスマホの画面を素早いスタンドも真っ青な指使いで操作する。
別にそう言う能力ではない。ただ、金が一番動く時間故に、彼の欲望が不可能を凌駕したのだろう。
 連絡先は試合が終われば送信してくれそうだ。

>さっき聞きそびれたんだけど『エクリプス』って?

pipopipipipopi……ッ

 その質問に、僅かに指はぶれ 彼の動きは一時停止する音が生じる。
だが、直ぐに気を取り直して何かしらの決定をコマンドして携帯を仕舞うと
着替えを終わった明日美こと、アルカラに向き直った。

 「おぅ、中々のミスマッチ、て感じだな。で……エクリプスなぁ…………。
あんまり大きな声で言うもんじゃないが。大雑把に言えば、この町に降り立った
悪風って所かねえ。新興宗教、殺人、失踪、麻薬売買……んな事は、この町でも
大抵何件かあるんだが。表沙汰になってねぇだけで、大体そう言う悪事の大本を引いてたのか
『エクリプス』って奴なのよ。言うなりゃ、悪の組織って奴だ……何かのコミックなら良かったんだがな。
此処、アリーナ―の精鋭なりが拠点と大体の首謀者を倒したって話だがなぁ。まだ幾らか配下もいるようだし
俺にゃあ、あれ程の拡大化してた奴らが。そう簡単に終わるとは思えねぇな……。
 ――まぁ、この控えてる試合にゃあ関係ねぇ話だ!! 行くぜ、アルカラ嬢ちゃん!!
目指せ!! 打倒 ベリル・ストック!! 完膚なきまでの完全勝利をもぎ取ろうぜ、おい!!!」


  「……そう、浮足立っていたら思わぬところで倒れるぞ? Mr.gold one……」

 「うぉおおおぅぅっっ!!?」  

    ドンッッ!!

 また全力疾走で走り出そうとする金一の出鼻を挫いたのは、曲がり角から
突如出てきた大柄な影であった。疾風の如く駆けようとした金一は面食らった感じで
大の字で廊下へと倒れた。ヌゥ と角から全身が貴方のほうに姿を現す……。

 「……初めまして Miss。エントリーするのは貴方で間違いありませんか?」

スーツを着こなす、長身の黒人の男性だ。大柄だが、威圧感は不思議とない。
しいて言うならば、キング牧師を連想させる落ち着いた抱擁感がある。
 彼がベリル・ストックだろうか? いや、違うと貴方はすぐ理解出来る。
米神に血管を浮かべて、起き上がりこぼしの如くスクッと立った金一ががなり声と
共に、その黒人を見上げつつ行儀悪く指を突きつけ怒鳴った内容が内容だったからだ。

「て めぇぇぇぇええっっ ロバーーーーーーート!!!
やぁぁぁっってくれるじゃねぇかぁ!!!?? 
 こちとら時間おして、そっちの対戦相手に会いに行こうとしてんだ。
邪魔するんじゃねぇぇぇっっ!!」

激昂する金は、『ロバート』と呼ばれた男性に何やら因縁を抱えてるようだが
落ち着き払って、言いがかりをつけられた男性は澄んだ目でゆっくりと
明日美へと話しかける。

 「……ベリル。彼女がお待ちしております どうぞ、こちらへ」

無視してんじゃねぇっ と、怒鳴る彼を他所に。男性は貴方を
一つの扉の前まで案内する。

 ……きっと、そこに。貴方が闘わなくてはならない相手が待ち受けている。


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