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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

1名無しは星を見ていたい:2016/01/31(日) 23:55:26
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

414常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』:2017/04/03(月) 23:07:47
>>413
「ぐえー !…! 苦しいです …!」

このお人は、いま『お嬢様』としての対応を拒否した。
なので俺は、お嬢様扱いを止め、一人の女性として扱わせていただこう。

「非礼をお詫びします、…… 『マダム・アリゼ』」
「しかし怒りに身を任せるのはいけません」
 「さてはお腹が空いているのですね !…!
  お夕飯のメニューは何にいたしましょう …!」

 「マダムも、後ろの御方も、いったん武器を収めて…」
 「そもそも、おふたりはなにゆえ争っておられるのですか …!!」

415小石川文子『スーサイド・ライフ』:2017/04/04(火) 00:11:50
>>413-414

  「――『人型実体化スタンド』……」

感慨深げに呟き、顔を俯かせる。
そういったタイプのスタンドには、自分にも覚えがあったからだ。
自分が左腕を負傷するきっかけになった事件――。

そこで出会った少女も、生身の人間と寸分違わぬ人型スタンドを持っていた。
もし、あれほどの精度を持っているとするなら、確かに区別することは困難だろう。
あの一件で重症を負った彼女は、今どうしているだろうか。

自分が心配したからといって、彼女の傷が癒える訳ではないことは分かっている。
それでも、せめて彼女が無事に治療を終えることを祈りたかった。
やがて、内心の思考を終えると共に、面を上げた。

  「名乗るのが遅れました。私は小石川文子です。……少し失礼します」

そう言ってからベディとアルキスの前から離れ、常原の傍らに立つ。
彼は誤解されやすい人。
でも、とても思いやりがある人でもある。
けれど、すぐに理解してもらうというのは難しいかもしれない。
だから、ともかく今は止めなければ。

  「はじめまして、アリゼさん。私は小石川文子という者です」

  「お気に障ったのなら、私からも謝ります。どうか気を静めて下さいませんか?」

  「――お願いします」

そう言って、アリゼに向かって深く頭を下げた。
彼女は血の気が多いタイプのようだ。
自分が間に入ることで、ひとまず彼女がスタンドを収めてくれればいいのだけど……。


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