したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

383『そらの異邦』:2016/11/22(火) 20:40:16
>>382

 貴方は彼女を見逃す事に決めた。

星の髪を靡かせ、女は貴方の決断に対して笑い声を奏でる。

 あははは

「貴方は 闇と闘い朽ちた衰者から金を取り上げる醜い真似はしなかった」

「貴方は 羅刹へと踏み入った者を淀みなく裁いた」

「貴方は最後まで、私の予想する正しき道を歩んでいます。
ただ ただ 貴方の織り成す輝きが流星より長く続く事を願いましょう」

 パッ と。女は宙へと何かを放り投げた。
ソレは蛇喰の視線には『腕輪』に見えた。

 そして、宙に向けて投げた物体を数秒 いや、それより短いかも知れぬものの
彼女から注意を逸らしたのと同時に、星の輝きを秘めた女は姿を忽然と消していた。
 腕輪は、香木らしきもので出来ている。何処かの大地の香りらしきものが仄かに漂い
象形文字が表面に一定の間隔を置いて彫られてるのが視認出来る。

 『最初から最後まで、妙な奴だったぜ……なぁ、相棒』

エイリアンの呟きが最後に耳へ木霊し。貴方は何事もなく家路へと着く事になる。


 ―――――――――――――――――――――――――――

貴方が今、世話になってる家人の住処が。もしくは仮宿とする建物か
 細かい部分はともかく貴方は安全な家内に戻ると共に
蓄えていたであろう疲れも幾らか押し寄せてくるのを感じるだろう。
 不運か幸運が、貴方の世話する人が居るかも知れないが今はいない。
もっとも頭の中のエイリアンが茶々を入れる事を想定すれば、居なかった
ほうがある程度本日は気楽に感じるであろう。
 風呂でも浴びるか、それとも貯蓄してる酒でも飲むか……
今のところ、貴方を蝕むものは唯一を除いて居ない。
 する事がなければ……やる事は一つだけになる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板