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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
366
:
『そらの異邦』
:2016/11/16(水) 20:02:11
>>365
貴方は淡々と電話の主である女の声に応答する。
疲労は当然ながら存在する、足の裂傷に脇腹の軽度の火傷。
命に支障はないものの、それのやりとりをした感覚はついさっきの事だ。
貴方はビル一階まで降りる。その時一つだけ奇妙な事があった。
『あれ? …あいつら、何処いったんだ』
……『死体が消えていた』
非常階段の下にあった筈の、全身火達磨になっていた死体。
通路にあった筈の、ドラゴノートで刺したボウガンの集団。
それが、忽然と夢か幻覚であったかのように無くなっていた。
非常階段付近などは、あの爆発的な延焼が起きた跡が見えたものの
それ以外で死者の残り香は感じ取れない……。
『変だな……血の跡やら、そう言うのも消えてる。
嫌な感じは、別にしないが ……うーん。
うんっ あんまり気にしないほうが良いなっ。どうせ、もう此処に
戻る事は無いんだしっ。嫌な事は忘れて外に出よう、相棒っ!』
エイリアンの声に導かれる訳でもないが、済し崩し的に言う通り外に出る。
眩しい光が、外に出ると貴方の頭上を襲い微かに眼底を圧迫する。
『 ――おぉ 相棒っ ……綺麗な風景だな』
気づけば、まだ陽は上にあったのが地平線まで下がり夕焼けを映し出していた。
常陽町にはコーラ工場と学校を除き、高所の建物はない。
美しい夕日が貴方の視界に広がる。
貴方の音声で 感嘆の溜息が漏れ出るのが耳に届いた。視界の端では
蛇喰の、貴方の虚像が貴方らしくない笑顔で夕日の方角を見てるのが視認出来る。
『素晴らしいもんだなぁ 相棒。
幾多の惑星の生物に寄生してさ、色んなものを見て賢くなってたつもりだけど。
この夕焼けって言うのは 今まで見たどんなものよりも 何て言えばいいのかな。
堪らないぐらい胸が満たされる。って表現をすれば良いのかな? そんな感じなんだ。
あぁ 嬉しいなぁ
俺は これから先 こんな美しいものを何回でも見る事が出来るんだ
変な台詞かも知れないが 有難うよ 相棒。
お前は俺を疎ましいと思ってるが 今 さ
この惑星の美しさの一面を見れて かなり幸せだよ 俺』
エイリアンが、そう貴方の反応構いなく感謝を唱えた。
……もう少しすれば、日は落ちて宵闇が訪れるだろう。
(※常陽町で何か未だする事があるなら、次レスで記してくれば反映する。
特に何もないのなら、次は『ビッグクランチ』のシーンに移る事になる)
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