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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
268
:
『そらの異邦』
:2016/09/24(土) 22:53:24
>>267
貴方の耳に聞こえてきた突然の貴方自身と思える声。
これがビルの『曰く』か? 若しくは新手のスタンド攻撃なのか?
判断材料はまだ少ないものの、蛇喰は恐慌する事なく落ち着いて
相手の間合いと槍のリーチを判断して、壁に動きを阻害されない位置取りをする。
「トリモドスンダ……トリモドストリモドストリモドストリモドス……」
相手は構えから移行しない。上半身のその体勢を維持して足だけを動かし
貴方へ近づく。その動きは捕食に移る前の昆虫の構えを何処となく幻視させる。
じりじりと貴方と男の距離が狭まっていく。そして謎の
貴方自身の声を模倣した何かがまた耳に聞こえてくる。何と言うか周囲の外から
でなく、貴方自身の内部から発信されてるかのような妙な感覚だ……。
≪≪一体全体どう言う状況なんだ、こりゃ? 目覚めた途端にやばそうだ≫≫
≪≪まぁ、こんな事も何度も寄生をし続ければ起こるのかな。おい、聞いてるか?
下がってるって事は聞こえてるんだよな? いいか。目の前の生命体は距離を
詰め寄ったら攻撃してくるだろうが……『防御』は駄目だ。『回避』しろ
その両手で構えてるもんでガードはしないほうがいい。碌な目に起こらない ぜ。多分な
今あんたに話しかけてる、あー……誰がさんが誰か? って質問には、目の前で起きてる事が
済んだらゆっくり答えるからさ。オッケー?≫≫
正体不明の声は貴方へと『警告』してきた。
ドラゴノートは強靭なるスタンド武具だ。並大抵な人間の腕力でものいわせた
攻撃などに負けるとは思えない。普通なら防いでも大した事はない筈だ……。
現在位置 簡易図
階段
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