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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

264『そらの異邦』:2016/09/24(土) 00:04:15
>>236
  
      ガリリリリリィ゛

                    ガリリリリィ゛

 ザッ   ザッ    ザッ…。

壁に背を付け、立ち止まり怪しい音の主が気取られず移動する事を
期待する貴方。だが、その貴方には『誤算』が二つあった。

まず最初に歩いた時(>>262)での足音の反響、そして錆びたドアの開放
いまドアが開放してるならば、その陽が生じてる事は音源の主の意識を
こちらの通路に向ける事になるし、何より老朽化したドアを普通に開閉すれば
幾らか大きな音が立つだろうと言うのは普通の現象だ。
 故に……音源は『こちらの通路に近づいてきた』  

 そして  姿を現した。

             「クソ    …… クソ」

小さく罵りを上げながら姿を現したのは…歳は20の前半かそこらか?
 服装は意外に小綺麗な服を纏った男性だが、その手に引きずる錆びた細長い
鉄材らしきものが、男の印象を全て悪いほうに包んでる。

 貴方との距離は大体現在『5〜6m』、通路から姿を現した事もあってか
その男の声を、蛇喰はしっかりと聞き取る事が出来る。

 「オレハオチコボレジャナイ トリモドスンダ…
 トリモドスンダトリモドスンダトリモドスンダトリモドスンダトリモドスンダ
 トリモドスンダトリモドスンダトリモドスンダトリモドスンダトリモドスンダ」

  ギロ゛ォ   ……グィィ

 「――トリモドス」

男は、鈍い眼光で貴方を直視したと思った瞬間鉄材を片手に構える。
 どうやら、いま現れた正体不明の男に交渉などは何も通じ無さそうだ。


 ※現在の簡易図  黒まる=貴方  黒三角=角材の男


 
    階段
  □□□□
  □□□□
  □□□□□□□
  □□□▲□□□
  □□□□
  □□□□
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