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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

215『忍んだケーキ』:2016/08/22(月) 19:25:35
>>214

 甲賀くノ一 ならぬ、好学乃一は。焦りに焦っていた。

 自身は、優秀なる忍びの草(隠密)である。
 自身は、有能なる忍びの草(斥候)である。

その修練の最中に培った、手の印の動作に関しては忍びの『技術』により
獣と同等の速さ、そして達人の域の精密さ(精スBB)を手に入れる事が出来た。

然しながら、これには弱点があった! 

 手がヌルっと滑ると、この手の印を組む動作は全く乱れてしまうのだ!! 
 故に花札を素早く取り出して構えるにしても、すっぽぬける危険がある。
ちゃんとした『役』を揃えずに能力を発動すれば、暴発して何が起きるのか
解らぬのが、この恐ろしき力と術を秘める『HANAHUDA』の力成り・・・

だが、ここで負ければどうなる?

ここで気絶したら、ケーキを食べた事が学校中に知れ渡るだろう。

そしたら拙者は     ――拙者はっ!

 「みとめる ものか…」

    「認めるものかぁーーーーー!!!
       忍びにとって、秘密を握られる事は死と同義!!
生徒のケーキを食べた事が知られる位なら、ここで辞表を出すついでに
お前にも無理やり忍びの禁術で退学届けを出させてやるぅ――!!」

 『せこいっΣ!!』

 生徒の突っ込みがさえわたる中、忍者は火事場の馬鹿力と共に
その場で跳躍した。だが、一直線に跳躍してるだけで着地する際が
かなり無防備である事は言うまでもない。

 「うおおおおぉぉぉ――!!  忍法 猪鹿蝶―――!!」

 破れかぶれとばかりに、ぬるっとした手で何とか花札を構えようとする。
だが……貴方のスピードに、いまの乱れた忍びの心で…太刀打ちできるのか。

 それは、次レスでの行動のみが知っている。


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