[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
152
:
『きらきら星を追え!』
:2016/07/14(木) 10:02:27
>>151
続き
〜〜〜♬
伴奏が流れている。曲はピアノのスローJジャズだ。
貴方はバーのカウンターの丁度手前に立っている。周囲は薄暗い中に
淡く輝くオレンジのライトを見るに時間帯は夜だろう。
「うわぁ……綺麗な場所」
「へぇ、大人の巨人達ってこんな洒落た場所に来るんだなぁ」
肩のほうから声がした。無論、貴方にずっと付き従ってるラポポにロポポだ。
真っ白な室内に居た筈が、貴方にとって思い出深い場所である
Heads or Tails(ヘッズ・オア・テイルズへと、小人と共に貴方はいる。
カウンターでは、丁度貴方の知り合いであるマスターが黙々とグラスを拭いている。
わざとか、それとも気づいてないのか。貴方に対して何か反応して干渉する様子はなかった。
これはスタンドによる幻覚なのか、それとも本当の瞬間転移なのか。そう言った
疑問も貴方には生まれてくるかもしれない。だが、それは次に後ろから聞こえた
言葉によって、全て芽吹こうとしていた疑問は終ぞ流されてしまう事であろう。
「――文子」
……それは、貴方がもっとも忘れずにいた人の声であった。
それは、貴方のことをきっと誰よりも知るものの声だった。
それは、貴方にとって、何モノにも替え難い、もう一度聞きたい声であった。
貴方が振り向けば、其処には。
右手の指は『六本』。身長は180程の長身ながらも全体的な雰囲気から優しさが滲み出ている。
たった一言の名前の呼びかけ。それだけにも関わらず慈愛と貴方を想う気持ちが
溢れ出ていて、そして其の顔と眼差しは全てを貴方に委ねる事を認知している。
貴方の愛する者 ――『小石川 治生』
その彼が……貴方へと微笑みかけ佇んでいた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板