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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

119『きらきら星を追え!』:2016/06/23(木) 22:37:52
>>118

「よしっ、わかったよ! ほらっラポポにロポポも
喧嘩は止めなよ。巨人が僕たちの居る場所まで来たいってさ!」

 ヨポロは貴方の言葉に鷹揚に頷くと、口喧嘩し続ける兄妹を小突き諫めた。
二人はその言葉に一旦悪口の応酬を止める。目をキラキラさせてロポポは
貴方を見て嬉しそうに叫んだ。

 「貴方も一緒に来てくれるの? 嬉しい!」

万歳して喜びを表現する妹の傍らで、兄のラポポはどちらかと言えば
難しい顔つきで鼻を擦り、ヨポロに目を遣りつつ呟く。

「でもさ、おいら達の場所までどうやって巨人を連れてくんだ?
 でっかすぎて、おいら達の通り道じゃ頭がつっかえちゃうぜ」

「そんなの簡単だろ? ちょーーーっと大き目に『広げて描くんだ』
三人でやれば直ぐさっ。そうすれば巨人だって入れる」

「あぁ! それもそうだなっ。それじゃさっさと取り掛かろう!」

 と、貴方には気になる会話を行った。疑問が頭にもたげる合間にも
彼ら小人は、その俊敏さに伴った素早さと共に行動しだした。

 三人の小人は一斉に素早い速さ(スB)で屈んでいた貴方を横切り駆ける。

『こっちだよー!』

 見失いそうな貴方だったが、心配する必要もないままロポポであるだろう
小さな影は飛び跳ねつつ誘導し……工場にあった>>96あのトタンで仕切られた
小型車が入れる程度の屋内へ案内した。

「別に此処でなくても通り道は出来るんだけど。おいら達が通り道を作る際には
頑丈な場所に描けて、それでいて、あんまり人目のない場所が良いんだ。
 あぁ、でも巨人は別だよ! おいら達と喋れる特別な巨人はね」

 ラポポが言葉と共にトタンの仕切りにある、本当に小さな小指程度の亀裂の穴へ
先に入った二人の仲間達と共に入り、そして数秒後ガチャッと中の
ドアノブのカギが解除された音が響いた……。


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