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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

108『きらきら星を追え!』:2016/06/16(木) 21:16:24
>>107(進行速度は気にしてませんので、お気になさらず)


 貴方は携帯を『右手』に持たせると、『耳』と共に銅鑼の隙間へと送り込み
浮遊し続ける目と同じ位置へと送り込んだ。

 
 ガリガリ♬ …? キョトン    ビクッΣ


 携帯から発される光もあってか、金平糖を咀嚼していた『小人』は
不思議そうに顔を上げて貴方の送り込んだ手達のほうへと顔を向け
 そして体全体を一瞬震わせ、まだ食べてた金平糖を落として凝視する。

ワタワタ! ワタワタ! ピョンッ……。

そして我に返ったとばかりに、座ってた錆部分から飛び降り。決してその
サイズでは低いとは言えない高さの地面に何事もなく着地すると、柱の陰に
急いで隠れ、恐々と顔だけ伺う。
 数秒だけ、貴方の手が掲げる携帯の画面を見つめ。そしてソロソロと小人は
全体像を再度柱の陰から出した。

 『小人』は絵本に出てくるような茶色っぽいブーツ。そして緑っぽい服を纏い
ナイトキャップを着ている。正しく外見は妖精だった。
 顔は普通の人間と大差なくも、つぶらな目と口元は男でなく年少の女の子
らしいと見受けられた。そして耳元は妖精らしく尖ってる。

 その『小人』はまじまじと貴方の手や傍に控えてる耳にも視線を向け。
少ししてから、澄んだ鈴のような音が混じったような声が唇から出た。

 『アナタ  ゴースト?』

そう、貴方の一部分である肉体を指さしつつ呟く。

『私 ゴーストって、工場にいる あの人以外いないと思ってた。
けど 他にもいるのね。
 お話し?
お話しは 大好きよ。でも お兄ちゃん達が帰ってくるまで
ここで待て って言ってるの。
 ちょっとの間だけなら、大丈夫かも知れないけど。けど ちょっとだけ だよ?
お兄ちゃん 怒ると ガウーって とっても怖い顔を するわ』

 そう、小人の少女は貴方へと鈴のように声を鳴らし告げてきた。
どうやら彼女以外にも仲間がいるらしい。

 そして、小石川の通常の視界の中でも。そろそろ業者達が車に
乗り込み帰り支度を行い始めてる。
 帰る時は閂だけかけてくれなぁと、貴方と興味へ告げる。

興味は、まだ取材しようと粘っているが。あとちょっとで、諦めて
貴方に対し自分達も帰ろうと誘うだろう。


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