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【ミ】『撃的』

1『運営者』:2016/01/25(月) 22:45:32


        血 脈 の 物 語
この物語は『BLOOD's HISTORY』ではなく、

         血 気 盛 ん
       『BLOOD THIRSTY』なのである。

【過】『武闘列伝』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453728318/

524氷山『エド・サンズ』:2021/05/10(月) 00:58:45
>>522-523

(そういえば・・・・)

あの映画館で、明智は日本史に詳しい所をひけらかしていた
それだけの知識のある彼なら、『エド・サンズ』の能力について
より効果的に煽る事が出来たのではないか?

「『捕具』に負けた・・・?」

「私以外に『捕具』を使うスタンド使いが・・・・・え?」

全身に生じた打撲痕、その中に混じる様に見覚えのある『傷』が存在していた
『首輪跡』、『荒縄の痕跡』、『特徴的なキスマーク』・・・・
それはかつて、氷山たちがやっとの事で打ち倒した『あの男』の・・・・

「『拘束具』・・・! まさか、あなたは!」

―――――『自己愛』の男、アダージョ
彼の能力は、拘束すればする程に『彼自身』へと近づけていく
だとすれば、これだけの『拘束』を受けた『明智』のアイデンティティは!

「はっ!」

『痕跡』に気を取られて、明智の手に握られた『銀貨』に気が付かなかった
彼はその『銀貨』を額に近づけて・・・・・

『オイ! 待テ、ヤメロ!』
「明智さん―――――――ッ!」

『銀貨』が明智の額を貫く!
蘇りが発生するのだろう・・・・だが、彼が自分自身にその能力を使って、本当に大丈夫なのか?
不安に思いつつも、続く『第2戦』に備えて、その身を構える

『あきはァッ! ワカッテルト思ウガ「10秒」ダ!』

「ええ・・・・『10秒間』、この凄まじい力に耐えろって事でしょう?
 人間の身体がここまで破壊される程の力に・・・・・・ ああもう!やってやりますよ!」

発現している『鉤縄』は『エド・サンズ』の左手に渡しておく
そして、明智の『復活』が発生する前に『エド・サンズ』の右手に『投卵子』を再度出現

『アンチクライスト・スーパースター』の蘇生タイミングはこれまでの戦いでだいたい把握した!
蘇生に伴う『銀色の輝き』、それを確認してすぐに、
『頭部』の発生地点に向けて、『投卵子』を握った手で殴打を繰り出す!

『超常の力』を得て蘇るとはいえ、人間の感覚器官は頭部に集中している
頭部の出現と同時に『投卵子』を使えば、相手が視覚を認識するよりも前にそれを塞げるはず!

525『最悪の相性』:2021/05/11(火) 00:51:07
>>524(氷山)
>「私以外に『捕具』を使うスタンド使いが・・・・・え?」

疑念を浮かべた『氷山』であったが、
『明智』に刻まれた『拘束痕』を目撃したことにより、
その正体がハッキリと想起された。

>『オイ! 待テ、ヤメロ!』     「明智さん―――――――ッ!」

    ド パ  ァ  ンッ

         ―――――シルルルルルル...

『銀貨』による自射が『致命傷』なのは明らかだった。
『茨』となって紐解かれていく『明智』を見下ろしながら、
頭蓋を砕く怪音が『第二ラウンド』のゴングであると自覚する。

     ≪あ、『明智』ちゃん!!
       なんで、え、 ――――ウソ、あれじゃあ……≫

     「な、あれじゃあ『自害』だろ!」

     「おい、バカ何やってるんだ! 黒服、早くしろ!」

     「わ、わいが……わいが、負けを認めろ、って言うたから……」

『観覧席』もざわめきを抑え切れず、周囲の動揺が『氷山』にも伝わって来る。
この事態に対し、『黒服』達も慌てて入場口から飛び出し、『網籠』の格子扉を掴む。

     「『解説』をする。
      まずは『黒服』達、――――『動くな』」

『タダヒト』がマイクのスイッチを入れ、その一言によって『黒服』の動きを止めた。
駆け付けた五人の『黒服』はその場に留まる。まるで『拘束』されたかのように。

    ズギャッ

『エド・サンズ』は右手に『投卵子』を発現した。
既に『鉤縄』は束ねられ、『エド・サンズ』の左手に巻き持たれている。

       シュカァァァァァ――――

離れた位置に散らばった『銀貨』が光り輝き、『明智』が姿を現した。
『銀色』のオーラを纏った立ち姿は、痛々しい『打撲痕』が表れている。
肋骨の解放骨折も、捻じ曲がった左腕も、腫れたコブも残っている。

そして、その『命』を絶った『額』の傷だけが存在しない。
――――だが、その目には依然として、『闘志』が宿っている。

>『あきはァッ! ワカッテルト思ウガ「10秒」ダ!』

>「ええ・・・・『10秒間』、この凄まじい力に耐えろって事でしょう?
> 人間の身体がここまで破壊される程の力に・・・・・・ ああもう!やってやりますよ!」

『明智』の下へ『エド・サンズ』を放ち、『投卵子』を握った右拳を唸らせる。
それを認めた『明智』は思いっきり身体を仰け反らせ、

      ガシィッ!!

突き出された『右拳』に合わせるように『バク宙』を披露し、右拳を蹴って背後へと跳んだ。
蹴りを受け止めた衝撃によって『投卵子』は割れるも、すぐに『解除』をすれば被害はないだろう。
ボロボロの肉体を駆使する『体幹能力』。『一流』ともいえる動体視力。
ダラリと垂れ下がった『左腕』を揺らしながら、『明智』は『氷山』に視線を向ける。

     「これが、――――俺の『最期』だ。
        『氷山あきは』、『エド・サンズ』……」

     「『アダージョ』を倒したテメェらに勝って、
      俺は、俺のまま死んでやる!」

見栄を切るような台詞に沸く『観客』は誰一人としていない。
拘束された『黒服』の一人、『氷山』を案内した『後藤』は悲痛な叫びを上げた。


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