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【個】『学生寮 清月館』

455一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/05/27(木) 23:33:19
>>453
「天然モノのスタンド使い確保と独り歩きスタンドの警戒
 そんなことまでしていたんですか…」

経済活動を重視する彼等にとっては『治安維持』も必要な活動らしい。
スタンドの見えないヤジさんの身が心配だ。
小林先輩と一緒でも近距離パワー型の護衛無しは厳しいものがあるはずだ。

「いや、私は運良く太門の首を落とせただけで…
 本当の意味で奴を救ったのは…」

それにしても明るい人である。この人なら信用して協力
しても大丈夫だ。
連絡先と自分のスタンドについて書いたメモをヤジさんに手渡す。

「何かしら人手が必要な時は使ってください。
 一回に付き十万からで! 小林先輩のことをよろしく
 お願いします!」

自室に帰るヤジさんにお辞儀をして見送る。
見た目はファンキーだが明るく優しい人だった…

>>454
「私は人の役に立つべくスタンドを使っています。
 だから過程で骨折しようが臓腑を抉られようが些細
 な事なんですよ? 分かってください」

「しかし、その悔しさは七篠先輩の強くすることでしょう」

「そのためなら傷を負ったのも無意味ではなかった。
 寧ろ、もっと私は傷つくべきでしたね」

デザートの山を仕舞い終えて七篠先輩に向き合う。
もっともっと七篠先輩は強くなれる。
そのためなら半死半生の状態になってもいい。

「……ところで七篠先輩のお部屋は何処ですか?
 お昼寝しましょう! 私は床で! 硬い床が好きです!」


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