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【個】『アポロン・クリニックセンター』
347
:
美作くるみ『プラン9・チャンネル7』
:2023/09/07(木) 17:32:09
>>346
美作は『不特定多数の人間と話す仕事』をしている。
それも失敗の許されない『公共の電波』を使って。
電話を通した『リスナー』との会話は、
たまに『とんでもない人間』から掛かってくる場合もある。
危うく『放送事故』になりかけたケースもあった。
無事に切り抜けられたのは、美作が『プロフェッショナル』だからだ。
「『私の知らない事情があった事』は理解しました。
もちろん『ルール』を破るつもりは毛頭ありません。
さっきも言った通り、すぐに帰ります」
そう――――『美作くるみ』は『会話のプロ』なのだ。
確かに『戦う力』を持たない。
『一般人の大学生達』にすら、手も足も出ずに好き放題され、
文字通り『酷い目』に遭わされる寸前だった。
しかし――――――
『しかし』だ。
目の前の女性が美作達を圧倒する『武力』を有しており、
まるで木っ端のように一捻りで潰してしまえるとしても、
『言葉のやり取り』で『美作から主導権を奪おう』などと考えるのは『悪手も悪手』。
この『星見町』において、『喋り』という分野で、
『美作くるみを上回るスタンド使い』は『存在しない』のだから。
『高圧的に迫る事しか芸がない』というなら、
ほんの『デモンストレーション』で、『格の違い』を証明してみせよう。
(無愛想だけど、ちゃんと『答えてくれた』わね)
女性は『戻る者』だと言った。
つまり『患者』だ。
やはり『関係者』ではない。
それなら何故『止めた』のだろうか?
そんな事をする『義務』も『権利』もないだろうに。
………………『逆に考えればいい』。
『関係者ではない』が『義務と権利がある』のだと。
そんな立場の人間は、そう多くはない。
そして、美作は『最も高い可能性』を知っている。
「ですが――――あなたの話を聞いて、
やはり『形式』は『必要』だと『確信』しました」
『旧病棟』で治療を受けられるのは、『スタンド使い』だけだと考えられる。
すなわち想定できる『可能性』は一つ。
『病院関係者ではないのに義務と権利が生じ得る』のは、
『アリーナ』くらいしか当てはまらないだろう。
「『アリーナの一員』として、改めて『挨拶』させて頂きます」
そして、他でもない『美作くるみ』も、今や『アリーナの構成員』なのだ。
「私は『門倉派』の美作くるみ。
規模は小さいですけど、きちんと『派閥』として『承認』されていますから、
無許可で名乗っている訳ではありませんよ。
近々『市井のスタンド使い』と『漣派』の『面談』が予定されていますが、
それを『仲介』したのが我々ですから」
ス ッ
「また何かしらの形で関わる機会があるかもしれませんので、以後『お見知りおき』を」
ニ コ リ
『完璧なスマイル』を崩さず、女性に向けて会釈を行い、その場で踵を返す。
「あぁ、それから――――」
「私、『細かい事は気にしないタチ』なんです」
背中越しに、それだけを言い残す。
遠回しな言い方だが、知恵の利く相手なら、『何を言わんとしているか』は察せるだろう。
『威圧的な態度を取った事は告げ口しない』という意味だ。
美作が『第五外科』の存在を知らなかったのが嘘ではない以上、こちらに大きな非はない。
客観的に見て不利なのは、確かな根拠もなく『脅し』とも言える言動に出た向こう側になる。
「――――さ、帰りましょうか。
せっかくですし、どこか寄っていきます?」
ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ
車のキーを玩びながら笑美に声を掛け、
振り返る事も立ち止まる事もせずに駐車場へ舞い戻る。
『旧病棟』に立ち寄ったのは、あくまでも『ついで』に過ぎない。
既に『頼まれた仕事』を果たした今、もう『ご用済み』だ。
この女性が何か知っていたとしても、無理に聞き出そうとは思わなかった。
無論、『こちらが掴んだ情報』を渡す気もない。
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