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Key Of The Twilight
839
:
ナディア他
:2018/05/20(日) 23:19:11
その様子を、窓の外から見つめるジル。
「流石だろ、うちの弟は。」
ジルのもとを訪れていたらしいナディアが隣で同じように外を見ながら笑う。
「・・・行くの?」
「まぁな。」
"その場所"へはあの変なピエロが案内してくれるらしい。
ジルはリトから目を逸らさずに、そう、とだけ言葉を紡いだ。
リトはこの事態を収束させる鍵を握っている。そして、その方法も知っているようだ。それは、あまりにも残酷な方法であるが。
「お姉さん、僕は世界を救うために犠牲になっていい命なんてないと思う。誰かの犠牲の上でしか成り立てない世界なら、いっそ無くなってしまえばいい。」
だから、止めて欲しい。あの子がその決断を下そうとした時は。
時折黄龍と意識が繋がることがある。これは彼が自分を模した姿をしていることにも関係しているのか、原因は分からないが、いつか自分の意識はなくなり黄龍に呑み込まれてしまうのではないかと恐怖があった。
しかし、そのおかげで知ることが出来たこともあった。
「あのユニって子。あの子さえ目覚めれば・・・」
「え、何?」
ジルの呟きはナディアには聞こえなかった。
聞き返すが、ジルは教える気はないらしい。
「君たちがこの世界に執着する意味は分からないけど、せいぜい頑張るといいよ。・・・死なない程度にね。」
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