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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

482修都:2023/12/13(水) 19:32:59 ID:Wvozer8s
野村真理「近代ヨーロッパとユダヤ人」
フランス革命後の1791年、ユダヤ教徒解放令が議決された→フランスに併合されたライン川左岸地方でもユダヤ教徒解放。プロイセンも1812年、ユダヤ人に自由と権利、市民的義務を認めた
国民国家においてユダヤ教徒が平等な国民となるには、ユダヤ教自身の近代化も必要があった→ユダヤ教徒は会派にわかれることとなる
一方でドイツ人からは、ユダヤ人はドイツ人になりうるかという不毛な議論が繰り返される→ナポレオン失脚後、ユダヤ人の解放は後退。市民権は地域によって撤回・制限された
ドイツ帝国成立時のユダヤ人は約51万人(総人口の1.25%)で70%以上が農村地帯に住んでいた→帝国成立後、大都市への移動が加速
→歴史的に商業に携わってきたユダヤ人は、自由主義経済の波に乗り、成功した者も少なくない。偏見や差別が残るドイツ社会でユダヤ人は弁護士、医師、ジャーナリストなど専門職を好んだ
→1873年の恐慌→経済的反ユダヤ主義。ユダヤ人が市場経済を腐敗させ、ドイツ人が犠牲者になっているとした
ポーランド会議王国では1862年、ユダヤ人の居住制限撤廃→農村地帯のユダヤ人は都市に向かって移動
ポーランドにはリトアニアやロシア帝国領ポーランドからの流入もあり、ユダヤ人人口は1816年の21万2944人から97年には127万575人(総人口の14.54%)に増加
19世紀の会議王国ユダヤ人にはハシディズムが受け入れられた→熱狂による神との直接的結合を志向
ドイツのユダヤ人はドイツ文化への同化を志向したが、ポーランドでは若いユダヤ人の間でユダヤ人の民族運動が支持を集めた
ポーランドの商業・金融・保険業のユダヤ人の割合は59%近く→異民族によるポーランドの経済支配と見なされ、排斥が唱えられる


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