したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

462修都:2023/10/20(金) 19:59:15 ID:Wvozer8s
戸邉秀明「沖縄と現代世界」
米軍にとっての沖縄→世界規模で展開した基地ネットワークの結節点。恒久的な軍事基地と基地コミュニティからなるリトルアメリカのひとつ。核戦略の要
米軍が沖縄を日本から切り離したのは、他国の主権による制約を全く受けない基地の自由な確保と使用の権限を確保するためだった
日本本土の米軍基地が60年代にかけて4分の1程度に急減するのに対して、沖縄の基地面積はほぼ倍増する
→沖縄は、日本が主権を部分的に委譲することで、米国に同盟国として認められるために支払うリスクを転嫁する集積地となった
法制度上、沖縄は日本国憲法も米国憲法も適用されない法の雑居状態だった。米兵による事件・事故のほとんどは起訴されなかった
米軍による土地接収は、沖縄にいながらにして難民同様となる人々を大量に生み出した→基地依存社会→混成社会化。離島の人々や華僑などが基地の街に集まった
沖縄戦後、数年のあいだ、日本を公然と批判する言論は少なくなかった。指導者たちも復帰論は少数派→日米いずれからも自立する
→1950年の秋から恒久的な基地の造成が始まるなかで、指導者たちは復帰を唱え始める。米軍との対抗を優先して、日本の差別や暴力の記憶は封印された
→立派な日本人になることが地域社会や子どもたちに激しく求められた。60年代からは運動の革新化が進むが、本土への集団就職のため言語指導の必要性は高かった
60年代後半、住民丸抱えの統治コストを日本政府に丸投げするため沖縄返還へ進む→返還が決まると復帰運動の日の丸はいっせいに消えていき反復帰論もあらわれる
沖縄は、観光業を主力として経済的な自立に取り組んできており、現在、観光収入は基地関連収入の倍以上→ただし、観光産業は非正規雇用率が高い
基地への抗議の声は4半世紀以上持続している


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板