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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ
456
:
修都
:2023/10/11(水) 20:02:39 ID:Wvozer8s
南塚信吾「さまざまな社会主義」
スターリン型社会主義→農業集団化、重工業化、計画経済、一党制、個人崇拝など。ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニアは複数政党制で社会主義を目指した
ユーゴスラヴィアは一党制の社会主義を目指した→結果的に、スターリンと対立したユーゴ以外は、スターリン型社会主義になる。ユーゴは個人農を基礎とし、共同化を図った(自主管理社会主義)
ベトナムではスターリン型社会主義の中国的変種が定着した→中国の人民公社をモデルとする。カンボジアは王制社会主義(仏教社会主義)を目指した
インドは社会主義型社会を目指した。エジプトも社会主義を導入。中ソが対立するとモンゴルはソ連を支持した。北朝鮮は朝鮮式社会主義を目指し、主体思想を打ち出した
ラオスはソ連にならったが、カンボジアは中国にならっていた→75年にポル・ポト政権になると性急な社会主義を目指した。市場経済を否定し、貨幣を廃止した
→混乱を招き、79年にポル・ポト政権は打倒される。ビルマは、軍制の仏教社会主義であった。キューバは、ソ連と歩調を合わせた
→ラテンアメリカではペルーとチリで社会主義の試みが短期に終わり、キューバだけが残った。アラブでは、イラクとシリアがアラブ社会主義を実現しようとした
→70年に実権を握ったイラクのフセインはソ連に接近した。リビアのカッザフィーは、イスラームとアラブ民族主義と社会主義を融合した体制(ジャマーヒリーヤ)を推進した
アフリカで社会主義を本格的に取り入れたのはタンザニアが最初→中国の影響。60~70年代、東欧各国では改革が試みられたが、順調には進まなかった
→89年にはポーランド、ハンガリー、東ドイツ、チェコ、ブルガリア、ルーマニアで共産党一党制終焉→新自由主義が導入される
→ソ連・東欧で社会主義が崩壊し、途上国社会主義は終焉。91年、アフリカの社会主義が消滅。ラテンアメリカでも社会主義はほぼ消滅したがキューバは市場社会主義を維持している
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