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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

440修都:2023/09/13(水) 19:16:39 ID:Wvozer8s
小俣ラポー日登美「17-18世紀ヨーロッパにおける日本情報と日本のイメージ」
ルネサンス期にいたるまで、ヨーロッパに存在した世界観の中では、アフリカ大陸の未知の部分、極東地域までもがインドであった
→日本が地図上の実態として認識されるようになったのは、イエズス会の宣教師が来日した後の1550年代以降
日本への宣教が積極的に展開されていた時期の刊行物は、日本人を好意的に語り、知的好奇心が強い、礼儀正しい、侮辱を我慢できないという日本人像はその後にも継承された
1717年、ケンペルの『日本誌』はザビエル以降のポジティヴな日本観の到達点で、ヨーロッパに劣らない日本像が普及した
一方で、過去の宣教師の情報に基づき刊行され続けた殉教伝的性格の強い布教史(キリスト教徒への磔刑、拷問)は、日本の為政者の残虐さを印象づけていた
→モンテスキューは専制主義の国の代表として日本を非難→マルクスのアジア的専制に連なっていく
『ロビンソン・クルーソー漂流記』では日本が残酷な土地して言及され、『ガリヴァー旅行記』では日本の踏み絵が登場する


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