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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

430修都:2023/08/02(水) 19:34:45 ID:Iwso9WKY
今泉裕美子「太平洋分割のなかの日本の南洋群島統治」
1898年の米西戦争後、スペインはグアム島をアメリカに売却、北マリアナ諸島とカロリン諸島をドイツに売却
スペインの統治はキリスト教の布教活動に重点を置いたことに比して、ドイツは産業開発に着手→日本人も生活の糧を求めて渡航し、植民地社会の一員となっている
→日本人移民たちの仕事ぶりは、仕事を奪われるのではないかとの不安を移民先の社会に生み、対日脅威論を強めることにもなる
第一次世界大戦は、日本が太平洋分割に初めて参加する機会となり、南進を実現する好機と捉えられた→日本は南洋群島の領有を強く希望した
日本の委任統治政策は、東南アジアへの経済的進出、対米軍事戦略上の要地としての活用を現地住民の福祉及発達の履行であると説明して行うもの
委任統治開始時、沖縄は困窮状況(ソテツ地獄)にあり、移民や出稼ぎを求める人々が急増していた→南洋群島は格好の移民先→現地住民が、開拓事業に従事する機会は、限定されていた
暗黙の序列:一等国民内地人、二等国民沖縄人・朝鮮人、三等国民島民→現在も、日本統治時代を経験した人びとはトーミンと呼ばれることに嫌悪感を示す
→賃金は内地、沖縄、中国人、チャモロの順に低い
現地住民は、成績優秀者の中のごく僅かに認められた児童のみが小学校での就学を許された


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