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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

420修都:2023/07/10(月) 19:48:28 ID:Iwso9WKY
田中ひかる「アナーキストによる国境を越えた連帯」
国境を越えてアナーキズムの理念を共有した最初の運動は、1870年代に形成される第一インターナショナルにおける反権威派
→マルクスらはインターナショナルを権威主義的に運営していると非難→運動を引き継ぎながらアナーキストを自認する人々が現れる
→1880年頃から提起されたのが、各人はその能力に応じて働き、その欲求に応じて消費する共産主義
1886年5月、シカゴでヘイマーケット事件。全米一斉ストライキで警官により労働者に死者が出ると、アナーキストが抗議集会開催→解散させようとした警官隊に爆弾が投げ込まれた
→4名のアナーキストが公開処刑→共通の記憶とシンボルとなり、国境を越えて共有されることとなる
幸徳秋水が1907年、直接行動を支持すると宣言した要因として、アメリカのアナーキストたちとの交流がある→処刑後、遺族支援の義援金がアメリカやヨーロッパから送られている
アナーキズムから影響を受けた労働運動サンディカリズム運動は、19世紀末からフランスで始まり、世界各地に広がる→労働者階級が政党と国家から自律し、直接行動を行う
アナーキズムとサンディカリズムの対立は世界各地で見られる→サンディカリストは特定の政治運動を否定する。アナーキストはサンディカリズムが労働条件改善だけにとどまっていると批判
アナーキストは国家が他の国々や地域の人々に支配を拡大する帝国主義戦争に反対した→反植民地闘争のナショナリストとの連帯
→しかし、第一次世界大戦が始まると、アナーキストに戦争を支持する人々が現れ、アナーキスト間での対立が生まれる
→クロポトキンは、ドイツによる勝利がリベラルな政治体制を破壊するという理由から、連合国の勝利が必要と主張した→多数のアナーキストは支持せず、戦争を肯定しなかった
ロシア革命以降、ロシアでは弾圧を受け、ヨーロッパでもアメリカでもアナーキズム運動は沈滞するが、1936年からのスペイン内戦で刺激を受け活性化する


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