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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

399修都:2023/03/03(金) 19:46:32 ID:I9ttHEEY
根本敬「東南アジアのナショナリズム」
20世紀前半、東南アジアでは、宗主国による国境線の画定によって生まれた領土を土着エリートたちが国土として認識し、国民としての同胞意識を形成しようとする過程が見られた
宗主国による人口調査と分類作業で民族という枠組みも創出された
独立を維持したタイでは、国王権力によって国家の合理化がすすめられた
1927年、スカルノらによって結成されたインドネシア国民党→インドネシア語を採用→多数派が使用していたジャワ語ではなく、誰にとっても母語ではないムラユ語をインドネシア語と名付けた
→インドネシアの一体性を可能にするため
タイのラーマ6世は、タイ民族の王、上座仏教を擁護する王であることを強調した。さらにタイ在住中国人を民族の敵とし、タイナショナリズムの強化を狙った。次のラーマ7世の1932年に立憲革命
第二次世界大戦期、イギリスは英領ビルマ政府に国防費の支出増を求め、見返りとしてドミニオン(英連邦に属するが主権を有する)と同等の地位を与えることを約束した
→ビルマのナショナリズム運動を和らげようとしたが、具体的な時期に触れていなかったので歓迎されず
ビルマで反英ナショナリズムが台頭するのは1910年代後半、多数派であるビルマ人がなぜ自分の国で主役になれないのかという反発
1948年の独立以降、ビルマは第一次英緬戦争前年の1823年以前からビルマ領土内に住んでいた人々の子孫を土着民族とした→インド人、中国人、英系ビルマ人などはビルマ国民の外側


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