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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

374修都:2022/12/17(土) 18:01:46 ID:QPJxpke.
寺嶋秀明「狩猟採集民の世界」
アフリカは地球上のどこよりも早く人類が登場し、今日まで生き抜いてきた大陸→多様性
現在のピグミー人口は、およそ20~30万人で、世界で最も多い狩猟採集民。今日では生活のあり方は一様ではない→小柄なのは森林に適応したからではないかという説
アフリカ狩猟採集民では、男は狩猟、女は採集といった分業が普通→ただし、女も参加する狩猟や女だけの漁もある。男も採取を手伝うし、子守する。ほとんどが一夫一婚
食物はバンド(生活集団)全体に分配される。バンド内は平等主義、個人や家族の自立が尊重される。元来リーダーはいないが、現在、行政上の理由で名目的に代表とされる人がいる
バンド内での争いの有効な解決方法は、バンドを離れること→ほとぼりがさめると戻ってくる。バンド間にも優劣はない
このようなあり方は、世界各地の狩猟採集社会で認められる
テレビで砂漠の狩猟民と紹介されてきたサン(ブッシュマン)は、実際は草や灌木におおわれた砂の大地に住んでいる→外来勢力の迫害によって極限的な環境に追いやられたが生き抜いてきた
→1970年代から始まったボツワナ政府の定住化政策で試練の時代→原野に分散して自由に暮らしていたのが、指定された地区に集住して暮らすことになった
数千年かかった熱帯雨林への農耕民進出→ピグミーとの混血。ピグミーは農耕民を通して鉄器やバナナを入手した→農作物と森の産物との交換→ピグミーの農耕民への隷属化には至らなかった


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