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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

367修都:2022/11/22(火) 21:02:14 ID:QPJxpke.
五十嵐大介「西アジアの軍人奴隷政権」
1000年から1500年頃まではアラブ系やイラン系ムスリム住人とは言語的にも民族的にも文化的にも遊離した外来の支配者集団が西アジアを支配
→支配の基盤はイクタ―制。徴税権を軍人に委ねる→イクター制で獲得した富をウラマー(イスラーム知識人)に寄進する
マムルーク朝(1250〜1517)はマムルーク(軍人奴隷)のみが支配層を占めていたわけでも、軍人奴隷という出自が重視されたわけでもなかった
有力軍人が実力でスルターン位を獲得した時代→カラーウーンの息子ナースィルが絶対的な権力を確立し、彼の血縁者が世襲した時代→ナースィル期を実力で変えようとした時代
→実力でスルターン位に就くことが確立した時代。これらの時代にマムルーク朝は分けられる
→ただ、実力で即位しても前任者と姻戚関係を結ぶことは地位に正当性を与える一つの手段だった
イスラーム法では、男性は4人まで妻を持てたが、15世紀のエジプト・シリアでは、一夫一婦制が主流→スルターンにもその波。妾を持たないスルターンもいた→ペストの流行もあり、少子化
→実力でスルターンになる背景には少子化があったのでは


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