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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

355修都:2022/10/31(月) 18:58:07 ID:f50dInU2
秋葉淳「オスマン帝国の諸改革」
19世紀、タンズィマート(改革)→課税の対象が地域ではなく個人に→免税特権を認めないことから有力者の反感、税負担が軽減されなかったことから農民層の不満
中央から地方に官吏を派遣し、評議会を組織してその協力のもと改革を進めた
1856年、官立学校が非ムスリムに開放される→オスマン国民の養成→しかし、非ムスリムには共同体の学校があり、外国の支援を受けた学校などもあったため政府の学校は魅力に乏しかった
1876年のオスマン帝国憲法公布と翌年の帝国議会開設はタンズィマート改革の一つの到達点→しかし、1878年ロシアとの対立で批判が高まると議会は閉鎖される
→スルタンのアブデュルハミトは専制体制→しかし、地方に官職が作り出され、在地の名望家や知識人が職に就いた→国家による統合と住民の国家制度への参入→地方社会のオスマン化
新しい教育→教育や儀礼などを通じて、また学校建築によっても地方社会もオスマン帝国の一部であるという事実を意識させる
マケドニアでは民族主義者の武装組織がゲリラ戦→オスマン政府は対処できず→この混乱の中でマケドニアに配属された将校の反乱から青年トルコ革命が始まる
19世紀の改革によりオスマン帝国の国家権力はかつてないほどに浸透した→しかし、マケドニアなどの農民が自らをオスマン国家の一員と意識したかどうかは疑わしい


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