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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

238 修都 ◆7VC/HIVqJE :2019/05/06(月) 23:45:39 ID:ddOzpFck
岡本隆司『腐敗と格差の中国史』を読みました。
おそらく、現在の中国近現代史研究者ではトップクラスの位置にいる著者の新たな一札。
今回は主に「腐敗」をテーマにしながら、中国の官僚について周の時代から現代までを論じています。

「腐敗」とは汚職などを指すわけですが、元来中国では「官吏」の「官」と「吏」が分かれていて、そこには大きな格差があったのだということが一番重要になってきます。
「官」は管理職みたいな人達の事で、正式な給料をもらってはいますが、ぎりぎり生活ができるかできないかの額しかもらっていませんでした。
「吏」は実務を担当する人たちなのですが、なんと彼らは給料を一切もらえない立場だった。しかし、彼らがいなければ当然支配は行えない、特に「吏」になるような人たちは地方のことをよく知っている人達だったりするので余計に重要な存在になっている。
しかし、給料はもらえない。何より「官」もたいした額はもらっていない。だから、賄賂というかたちで民衆からお金を取らなければいけなかった。というか、そうしなければまともに地方の行政は成り立たなかったとのことです。

著者は以前から中国社会は上と下が大きく分離した社会だということを論じていますが、それは今回の本でもそうで、中央と地方、官吏内部と官吏と民衆がいかに大きく分離していたかということを論じています。
そしてこれも著者が以前から論じていることですが、孫文も毛沢東も上下の分離状態を何とかして改革しようとしたが、いずれも失敗し、現在に至っているのだとしています。

とりあえず、紋切り型の嫌中本を読むぐらいなら、岡本先生の本を読もう


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