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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ

170 修都 ◆7VC/HIVqJE :2017/09/03(日) 22:51:35 ID:byLobR8.
保谷徹『幕末日本と対外戦争の危機』を読みました。
タイトル的には結構大きな話ですが、内容的には下関戦争オンリーで、しかもイギリス側の視点を主に調べたという結構面白い視点の本でした。
下関戦争には日本と外国の全面戦争になってしまう可能性もあったのだというのが、この本の主なテーマだと思いますが、
注目すべきは戦争を避けるために幕府がいかに頑張ったかということでしょうね。最近は幕府の役割が再評価されてきていますが、実際戦争を避けるために幕府が行った外交は優秀だったと言っていいと思いますね。
逆に外国から見て嫌な存在だったのが当然攘夷派で、外国は幕府に攘夷派の取締りをずっと要求してるんですね。
しかし、幕府には攘夷派を抑えられるだけの力がなかった。それどころか朝廷まで攘夷派だったから、譲歩して横浜鎖港の要求を外国に出してたりします。
その鎖港要求もあったし、長州藩の外国船砲撃もあったしで、下関戦争は全面戦争になる可能性もあったというわけで、イギリスは仮に幕府とも戦うことになった時の為の計画もちゃんと考えていたようです。
ただ、イギリス側も下関戦争が全面戦争になるのは避けたかった。全面戦争になってもなんの利益も得られないという計算がイギリスにはあったようで、
結果的に長州藩を倒しただけで自由貿易を続けることができたのでイギリスはそれ以上の戦争を望まなかったということですね。

とりあえずこの本を読んで思ったのは、幕府や外国は実に現実的な考え方をしているということで、攘夷派の方が非現実的なんですよね。
しかし、その非現実派だったはずの攘夷派によって幕府は倒され、その攘夷派が外国と同じ砲艦外交を行っていくというのも歴史の皮肉でしょうか


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