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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ
167
:
修都
◆7VC/HIVqJE
:2017/08/29(火) 22:57:47 ID:0zqMLFGQ
今年は沖縄戦を部隊としたアメリカ映画もあったりしましたが、林博史『沖縄戦が問うもの』を読みました。
この本を読んで思ったのは、当時の沖縄県民が生き残れたかどうかは、誰が一緒にいたかどうかが重要だったんだなということですね。
冷静に物事を考えられる人や移民帰りの人がいれば米軍に投降して生き残ることができたけれど、日本兵などが一緒にいた場合はなかなか投降できず死亡してしまったパターンが多いようですね。
はっきり言ってしまえば非国民と呼ばれるようなことをした人の方がちゃんと生き残れたわけです。
結局、日本兵は投降を基本的に許さないし、住民から食糧を勝手に持っていくし、差別的言動は行うし、スパイ容疑をふっかけて時には処刑も行ってしまうといった行為を実際にしていたようですね。
さらに、中国戦線帰りの日本兵が、自分が中国で何をやってきたかを具体的に話したために米軍も同じようなことをしてくれるのではないかと住民が恐怖して米軍に投降しなかったということもあったようですね。
逆に、話に聞いていた「素晴らしい日本軍人」とは実態があまりに違いすぎるから早々に米軍に投降したという住民もいたようですが。
ただ、そんな日本兵の中には当然沖縄出身の日本兵もいたわけで、沖縄出身の兵士が沖縄県民に無理強いをさせたという一面もあるわけですね。
あと、住民に投降を促した日本兵もいたわけですが、そんな日本兵は上官や他の日本兵がほとんどいなくなった段階でそういうことを言い出したわけで、それはつまり個人では何を思っていようと組織の中では個人の意見なんて言えないということでもあるわけですね。
結局、当時の日本軍には一般市民を守るという発想はなく、あったのは一般市民も一緒に戦って死ぬという発想だったし、日本兵自身も生き残ることを想定せず、戦って死ぬこと優先の想定しかしていなかったことが犠牲を増やした要因だったようですね。
また、当然米軍の作戦にも問題はあったわけで、米軍の攻撃は基本的に無差別砲撃でしたから、それが無ければ当然被害はもっと減っていたわけです。
沖縄の人たちは戦時中は日本軍にひどい目に合わされて、戦後は米軍にひどい目にあわされていくわけだから、軍隊というものに反感をもつ人が多くなってもしょうがないとは思いますね
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