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漫画・ライトノベル以外の書籍スレ
166
:
修都
◆7VC/HIVqJE
:2017/08/03(木) 23:03:30 ID:RCAef5U6
まさに今のタイミングで読むべきかなと思って、中北浩爾『自民党―「一強」の実像』を読みました。
主に細川政権以降の自民党についてかなり詳細に分析した一冊になっています。現在の自民党の入門書と言ってもいいかもしれません。
自民党というのはそもそも派閥連合政党だったようですが、それが小泉政権の時に破壊されて、今は派閥よりの右派の理念グループの方が力を持っていて、その中心がまさに安倍首相なんですよね。
そして理念が強くなっている要因として、一度政権をとられた民主党・民進党への強い対抗心があるというわけですね。
ちなみに自民党の勝利の典型的パターンというのは、低い投票率で固定票で勝つというパターンのようですが、その固定票も減ってきてはいるようです。
だからこそ、公明党とは手を切れない。公明党の組織票はポピュリストの才能が無い安倍首相らには絶対手放したくないもののようです。
逆に公明党側からしても、宗教団体が母体である以上、固定票を増やすことは難しい、信者の高齢化も進んでいるということで自民党とは手を切りたくないようです。
ちなみに、日本会議の票数は大したものではないとこの本では主張されています。
また、自民党議員にとって後援会も重要な存在ですが、これに関しては理念を地元で主張するのではなく、地元の有力者と仲良くするということをやってきたのが自民党のようですね。
そしてこの後援会があるからこそ、世襲議員も多い。なぜなら世襲議員なら後援会をそのまま引き継ぐことも可能だからです。ただ、この後援会も最近は衰退してきているようです。
地方に関していうと、地方議会では自民党が圧倒的に強いというのも重要なようで、実際一部の例外を除いて地方議会は自民党が多数を占めているところが多い。
市町村レベルになると無所属議員が多いですが、これは政党色を無くすためにそうしているだけであって、実質的には自民党系の議員が圧倒的多数を占めているようですね。
ただ、地方議員が党本部の言う事ばかり聞いているかといえば、そんなことは全く無くて、党本部の決定とは違う決定をする地方議員も数多いようです。
結論から言えば、著者は自民党の優位は簡単には覆らないとしていますが、それは当たっているでしょう。
ただ、この本が出版されたのは今年の4月で、まさかその3ヵ月後ぐらいに支持率が一気に下がるとも思っていなかったでしょうが。
まぁ結局のところ自民党はなんだかんだ上手くやってきたということなのでしょうが、固定票が今後ますます減っていったらどうなるのか?
公明党と完全に訣別したらどうなるのか?とは思いますね
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